コラム

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OC通信 #22
「ミーシャとレイチェルのお気に入りジーンズ」

南カリフォルニア発のスタイルと言えば、デザイナー・ジーンズを思いつく人も多いと思います。ブルー・カルト、セブン、トゥルー・レリジョン、ヤヌーク、ジューシー、セルフォンティーヌとまあ、数えあげたらきりがありません。ヨーロッパやブラジルあたりの海外ブランドがLAを通して、ジーンズを発表することが多いのは、ここに“セレブ”という最大の広告塔がいるからなんですかね~。
さて、今、最も注目されているデニム・ブランドの一つが、「チップ・アンド・ペッパー(Chip and Pepper)」(www.chipandpepper.jp)。カナダ出身の双子の兄弟、チップとペッパーのディテールにこだわった、色具合、ラインがセレブから絶大な人気を得ています。
このC&Pが、7月下旬、レイチェル・ビルソンをMCに迎え、盛大なパーティーを開きました。C&Pが、全米展開しているデパートメントストア、J.C.ペニーと独占契約を結び、オリジナル・ジーンズの販売を始めたのです。Kitson やフレッドシーガルなどのセレクトショップなら、当然150~280ドルするC&Pのジーンズが、J. C. ペニーでは39~55ドルの激安プライス! ちゃんとパッチに“CP”って入ってます、本物なんですよ。
「C&Pをはいてから、他のジーンズをはけなくなっちゃったの」というディープな愛用者のレイチェルはもちろん、ミーシャ・バートン、ユマ・サーマン、ブリトニー・スピアーズ、オーランド・ブルーム…、C&Pのクライアント名簿には、もう数え切れないセレブの名前が挙がっています。
セレブ御用達ジーンズに興味はあっても、ちょっとお小遣いが…というアナタ、アメリカ滞在中の家族やお友達にお願いして、C&Pのジーンズをお土産に、なんていかがでしょうか?

【橋本裕美子 2007/8/20】

OC通信 #21
「The OC」イチのモテ男?

私が「The OC」を見始めた理由。
第3位 「ギルモア・ガールズ」で気に入ってたアダム・ブロディが出てる
第2位 友人がミーシャ・バートンの映画「パップス」のAPだった
第1位 テイト・ドノバンのTVドラマはたいてい見る

私がアダムのファンだと言うことは、このコラムに書いたことがあると思いますけれど、実はテイト・ドノバンって、いつもチェックしてる俳優なんです。最初は主演したB級映画「ラブ・ポーションNo.9」を見たとき。ちっともハンサムじゃないんだけど、一気にその場を変えてしまうような力、しかも“陽”の力を持ってるテイトに強い印象を持つようになったんです。

「The OC」ではマリッサのよき理解者、お父さんのジミーを演じているテイトは、1963年9月25日生まれの43歳。1980年代の半ばからTVを中心に活躍し、アニメ映画「ヘラクレス」では声の主演をしたこともあります。「The OC」以外にもテレビ出演は数多く、「アリー my ラブ」「フレンズ」などにも出てますね。テイトは、この生き馬の目を抜くハリウッドで、一級とは言えなくても、ずっと脇役として活躍してきた俳優なのです。

正直、とりたてて演技が凄い役者とも思えません。彼の魅力はやっぱり、その“お人柄”じゃないかと思います。テイトは、誰もがうらやむジョージ・クルーニー一派。そして、サンドラ・ブロック、ジェニファー・アニストンという、二大人気女優の元婚約者だったことも有名です。サンドラはその昔、「いつもテイトの後をくっついて廻ってるのよ」とメロメロに告白したことがありましたっけ。
「The OC」でもミーシャやケリーとのシーンでは、すっかり信用を得た雰囲気です。2年前に一般の女性とやっと結婚したわけですが! 英語でいう“womanizer”(プレーボーイ)といったところでしょうね。

そんなテイトの最新作でグレン・クローズ主演のTVドラマ「Damages」の放送が始まりました。この夏の一番の話題作です。映画も好調で、エマ・ロバーツ(叔母さんはジュリア、次世代のスター候補)の映画「Nancy Drew」にも彼女のお父さん役で出てる。テイトの仕事量の多さは相変わらず。「The OC」の好演で、確かに出番も増えているよう、だけど人脈がモノ言うハリウッドです。「The OC」イチのモテ男は、やはりテイトに決まりでしょう。

【橋本裕美子 2007/7/20】

OC通信 #20
「メリンダとケリー、ニューポートのいい女たち」

 以前、「『The OC』のイケメンおやじ」について書いたことがありましたが、今回は、「イケてるおばちゃん」、Oops!『The OC』の「いい女」たち、メリンダ・クラークケリー・ローワンについて書いてみましょう。
マリッサの母、ジュリーを演じているメリンダ姐さんは南カリフォルニア・ダナポイント生まれの38歳。ダナポイントはニューポートビーチの近く、若いときは『The OC』さながらのにぎやかなビーチライフを過ごしてたと思います。『The OC』のあんまりにもイメージに合った役柄で、有名になったメリンダ姐さんですが、海外ドラマファンなら、『CSI:科学捜査班』(ラスベガス)のレディ・ヘザー役を思い出す人も多いでしょうね。レディ・ヘザーはSMクラブの経営者。“SM”って言葉、メリンダ姐さんに似合い過ぎてます、アンジェリーナ・ジョリーと同類の妖しさです。
どこにいても目立ってしまう、美しいメリンダ姐さん。「きれいでいいわね~」と周囲にひがまれるんでしょうか、こんな愚痴も言ってましたよ。
「私だって、朝はこんな顔で起きるわけじゃないのよ。努力してるんだから」。いい女でいるのも大変なんです。
さて、もう一人のいい女、ケリー夫人。カナダ・オタワ生まれの41歳は、サンディといい感じの夫婦役でしたから、プライベートでもまったりいい奥さんなのかと思いきや、実は未婚。それでもケリー“夫人”と書いたのは、つい最近、婚約をしたとのニュースが飛び込んできたからなんです!! しかもお相手は、カナダの大富豪デビッド・トムソン氏。なんでもトムソン氏はカナダのメディア王として知られ、最新のフォーブス誌によれば、世界で10番目のお金持ち。総資産220億ドルの他に、もれなく二人の元妻と三人の子どもたちが付いてきますが、そんなことはケリー夫人、気にしてません。メリンダ姐さんに負けず、ケリー夫人だって努力してきたんですから。1980年代からカナダのTV界でローカル中心に活躍、『The OC』に出演してからもピーター・ギャラガーのプロモに出てあげたり、メリンダ姐さんと一緒に映画を作ったり…。長年の地道な活動が実った?のが、この超セレブ婚なんでしょう。
それにしても凄い。ケリー夫人がケイレブ・ニコールの娘以上のお金持ちになるなんて、『The OC』クリエーターのジョシュ・シュワルツだって、決して想像してなかったでしょうね。

【橋本裕美子 2007/6/25】

OC通信 #19
「ビッグ・コリアに遭った!」

先日、ロサンゼルスで行われた「Asian Excellence Award」授賞式に行って来ました。映画、テレビを中心に、今年度最も優れた活躍をしたアジア系スターが表彰されるもので、司会は「LOST」のダニエル・デイ・キム、最優秀TV主演女優賞にパーミンダ・ナグラ(「ER」)、同映画賞には「M:i:Ⅲ」のマギー・Qはじめ、功績賞のチョウ・ユンファ、ゲストのクエンティン・タランティーノ、ジェフリー・ラッシュなど、なかなか豪華な顔ぶれで楽しめました。
さて、「The OC」と何の関係があるのかと、読んでくださる方は思っているかもしれませんね。「The OC」にはアジア系アクターは、ハーバー高校のキム校長くらいしか登場してませんから。またしても軽いネタばれなんですが、「The OC」にも徐々にアジア系ネタが盛り込まれてきます。さすがはサブカルチャーに敏感な「The OC」クリエーターたち、アメリカでも特にこのカリフォルニアではファッション、食を含めアジアン・カルチャーがホットなんです。
その流れで第3シーズンに1エピソードだけ登場するのが、K-Popスター“ビッグ・コリア”! アダムファンのみなさんは、ピンと来ましたね。これはアダムがプライベートで組んでいるバンド名“ビッグ・ジャパン”をもじって名付けたのでしょう。(ビッグ・ジャパンについてはアダムのキャストインタビューで) 私が「Asian Excellence Award」で会ったのは、その“ビッグ・コリア”役のジャスティン・チョン君。チョン君はハッキリ言って、まだちっとも売れてないので、レッドカーペットでもヒマそうでした。しかし「The OC」マニアの目はごまかせません。「もしかして、『The OC』に出てた?」と聞くと、チョン君「信じられない、気がついてくれるなんて!!」と大喜び。K-popのスーパースターを演じていたわけですが、本当はK-popとは全然縁のない韓国系アメリカ人俳優。ハングルよりも英語の方がうまいみたいです。ちっちゃなチョン君の次回作はハリソン・フォード、ショーン・ペンと共演の「Crossing Over」。いつの日か、本物の“ビッグ・コリア”となってくれることを願っています。

【橋本裕美子 2007/5/20】

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OC通信 #18
アダムの最新映画!

私のお気に入り、「The OC」セス・コーエン役ことアダム・ブロディ君の最新主演映画「In the Land of Women」を観てきました。いやー、これがいい映画でね。今回はその感想をちょっとだけネタばれで書いてみたいと思います。
「In the Land of Women」の監督・脚本はジョナサン・キャスダン。「ドーソンズ・クリーク」などTVドラマの脚本を担当していた人で、今回が彼の劇場作デビューとなります。キャスダン監督は、個人的な経験を基に書いたこの作品を映画化するにあたり、アダムのスケジュールが空くまで8ヶ月も待機しなければなりませんでした。キャスダン監督はその待ち時間も全く後悔はなかったと言います。「アダムはとてもピュアな存在。トム・ハンクスやケーリー・グラントの流れを汲む正統派の主役俳優なんだ」とべたぼれなのです。
映画は脚本家のカーター(アダム)が、ある人気若手女優に別れ話を切り出されるところから始まります。深く傷ついたカーターは、ミシガンに住むおばあちゃんの様子を見に行くことを口実に、ハリウッドを一時的に離れこの苦しみから逃げ出そうとします。ミシガンにやって来ておばあちゃんのお手伝いをするうち、カーターは向かいの家に住むサラ(メグ・ライアン)とその娘ルーシー(クリステン・スチュワート)たちと出会います。彼女らと会話を重ねていくにつれ、カーターの内部で何かが変わっていくのです…。
「The OC」のセスは困ったことがあると、ジョークを飛ばすのが癖ですが、この映画のカーターは言葉数が多いのはセスと同じでも、涙を流してまで向き合うことを恐れません。カーターが女性によくもてるのも納得。しかももてることを利用しようとしないんだから、素敵ですよね。私はカーターってすごく好き。お茶目なセスもいいけれど。
今回は「The OC」とまた違った一面を見せてくれているので、ファンの人にはおすすめ。だけど、それにしてもアダムは痩せている。アダムの元GF、レイチェル・ビルソン(「The OC」サマー役)は映画「The Last Kiss」で、後ろ姿ヌードを披露していますが、アダムはカメラの前でシャツを脱げないんじゃないかと思いました。恥ずかしくって。半分でいいからベンジャミン・マッケンジー君(「The OC」ライアン役)の肉体自慢を見習ってくれたらと願っています。

【橋本裕美子 2007/4/20】

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OC通信 #17
ハリウッド・セレブ御用達、サイドキックとは?

 先月のコラムでパリスのゲスト出演に絡んで、T-Mobileのことにも触れてたと思います。あれ、伏せ字になってましたよね、もう面倒なんでT-Mobileでいいです。今回は、パリスはじめ、ミーシャレイチェル、若いハリウッド・セレブの必須ツール、T-Mobileのサイドキックについてお届けしましょう。
日本でT-Mobileって、どれくらい知られてるか分かりませんが、アメリカでは7,8年前にキャサリン・ゼタ=ジョーンズがCMに起用され、一気に知名度を上げることになった携帯のサービスプロバイダーです。ドコモみたいなもんですかね。
T-Mobileは他社に比べると、割安なプランが多くて若い利用者層をつかんでます。さらにその人気を高めてるのが、T-Mobileの人気商品、サイドキック。PDAみたいな、スマートフォンっていうらしい。アメリカでは携帯電話でメールを打つのがあんまりはやらなくて、数年前に出たブラックベリー(PDA)から、ようやく若いビジネスマンたちがモバイルでメールを打ち始めたという感じ。サイドキックはブラックベリーよりもっとカジュアル感があります。
T-Mobileが上手だったのは、先のパリス・ヒルトンはじめ、ハリウッド・セレブを顧客につかんだこと。2年前にはパリスのサイドキックがハッキングされ、友達セレブの連絡先やプライベート写真などが流出、「サイドキック、危機一髪!」と思いましたが、あれもPRみたいなもんだった。去年の夏には新機種「サイドキック III」が発売され、ハリウッドが開かれたパーティーにはお騒がせセレブがわんさと訪れたとさ。
パリスもちろん、リンジー・ローエン、エヴァ・ロンゴリア、ジェシカ・シンプソン、ニコール・リッチー、そしてミーシャ・バートン…。ここまでメンツが一堂に集まったのは記憶にない。まあ、それくらいT-Mobileのパブリシストは力があるってこと。ブリトニーがいなくて意外なくらい。
今のところ、サイドキックをおびやかす強力なライバル機種は出てきていません。意外とアメリカ人って保守的ですね、i Podやプリウスなんかのブランドと同じ感覚なんでしょう。

【橋本裕美子 2007/3/20】

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OC通信 #16
新鮮ゲストを見逃さないで

ガクガクガク、ひざの震えが止まりません…。ヤバくかっこ良かったよね~と言っても、今回は「The OC」を見た後じゃありません。今年の「グラミー賞」でマイケル・ジャクソンばりのステップを見せてくれた、R&Bアーティスト&ダンサーの天才クリス・ブラウンのことなんです。
そのクリス様がなんと「The OC」シーズン4にゲスト出演しました。同じ時期に主演映画「Stomp the Yard」(全米2週第1位!)が公開されたんで、PR出演だったわけですが、アーティスト役じゃないのが凄い。ちゃんと数エピソードに渡って登場する役名付き、台詞付き。どんな役なのか書けないのは残念ですが、しっかり演技してるんで期待してください。「The OC」と、パフォーマンス中のクリス様を見比べてみると、ほんと“萌え”状態。17歳のスーパーアイドル、クリス様にあの役をやらせちゃうとは、全く「The OC」パワーって…罪。
クリス様に限らず、「The OC」のゲストって、話題性のある人が多いんですよね。第一シーズンにはパリス・ヒルトンが出てました。携帯電話をいじくりまわしてましたけど、パリスとは切っても切れない関係の携帯電話プロバイダー、○-○obilのタイアップだったんでしょうか(推測に過ぎず)。
今となってみれば、話題性もなにもないのですが、シーズン3には「アメリカン・アイドル」のリサ・タッカーもゲスト出演してました。これは同じFOXつながりだったんでしょうが、個人的に結構好きだったな。「AI」の毒舌男サイモン・コーウェル絡みのギャグを飛ばすわけですが、これがまた辛口。今やハリウッド有数のパワーパーソンのサイモンに絡むなんてね、度胸あるな~と思った次第。
クリス様や、シーズン3のニッキー・リード(ライアン・フィリップの新恋人(?)18歳の注目女優)はじめ、「The OC」には今見とかないと、もうTVでは演技しませんよ、みたいな人も時々出演します。第4シーズンにはSteve-O(MTV「ジャッカス」のゲテモノ特攻隊長)も登場したらしんですが、これは気づかなかった。ちゃんと演技できたのか、いまだに謎のまま、不覚。皆さんもこんな悔しい思いのないよう、オンエアはしっかりチェックしておいてくださいね。

【橋本裕美子 2007/2/22】

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OC通信 #15
カリフォルニアの男性にとってサーフィンは必須のスポーツ

サンディ・コーエンさんの趣味とは? 「The OC」ファンのみなさんには、朝飯前の質問ですね。実際サンディさんが、朝ご飯前に済ませちゃう日課こそ、サーフィンなのです。 “チョイ悪オヤジ”な趣味ですが、こちらでは若者に混じって、たしかにオヤジがサーフィンしてるんですよ。サーファーだけあって、オヤジといえども日焼けして、おなかもひっこんでる。一度、大学生くらいの息子と連れ立って、サーフボードを抱えてるオヤジを見たことがあって、「かっこいいなあ~」と思ったもんです。 さて、カリフォルニアの海というと、南国のあったかい海を想像するかもしれませんが、実はその逆。この辺りの海には寒流が通ってるらしく、一年中海水は冷たく、夏でも薄手のウエットスーツでサーフィンしてる人が多いんです。だけど、冬でも日中なら比較的暖かいので、厚めのウエットスーツを着てサーファーたちは海に出かけます。 週末、マリブやハンティントンビーチといったサーフスポットに出かけると、サーファーたちの車がずらり。彼らは車のそば、つまり道路沿いで堂々と着替えるんで、サーファーだとすぐに分かるんです。私はこの公衆の面前で着替えるというのが苦手。濡れたスウエットスーツは脱ぎ着しにくいですから。みなさんも道端で着替えてる女性サーファーを見かけることがあったら、軽~く素通りしてあげてくださいね。 日本でもサーフィンは人気があると聞きましたが、カリフォルニアとは比べ物にならないと思います。サーフィンはLA、OCの若い男性たちの必須スポーツといってよいでしょう。しかも完全に白人のスポーツであると言えます。アフリカ系の姿はほとんど皆無で、ヒスパニック系も少ない。日本人を中心にアジア系にも人気がありますが、絶対数は多くありません。そして若いサーファーの彼らが5年後、10年後にはクラブを抱えてゴルフ場に行く。ゴルフ場のクラブハウスは白人の社交場みたいなもんですから、サーフィン→ゴルフというのはカリフォルニアに住む白人男性の定番コースと言えるのかもしれませんね。 こう考えると、サーフィンオヤジのサンディ、サーフィンには興味なしのセス。やっぱりコーエン一家は変わったファミリーなんですね。

【橋本裕美子 2007/1/22】

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OC通信 #14
コーエン一家は半分ユダヤ系

アメリカではサンクスギビング(感謝祭)の11月23日ごろ(11月の第4木曜日)からニューイヤーまでがホリデーシーズン。一年で最もにぎやかに、街も人の心もときめく時期です。「The OC」でもセス君、“クリスマカー!”なんてはしゃいでましたね。
エピソードをご覧になった方は分かりますが、クリスマカーとは、クリスマスとハヌカの合体語。ハヌカはユダヤ教の儀式の一つで、クリスマス時期と重なることから、ユダヤ社会でも人気のあるホリデーなんです。クリスマカーを祝うのは、セス父・サンディがユダヤ教、セス母・キルスティンがキリスト教の家庭出身だから。両親思いのセス君は、両方の宗教のお祝いをしなくっちゃということなんでしょう。
クリスマカーという言葉はこれまでにも細々と存在していたようですが、「The OC」で一気にその存在を知られることとなりました。現代のアメリカではどっちかの親がユダヤという家庭も多いのですが、クリスマスは祝ってもハヌカは…、という家庭が増えていた。意外にもセス君のアイデアは、その風潮に一石を投じたってわけなのです。けれど、厳格なユダヤ教徒は決してクリスマスのお祝いをしませんけどね…。 コーエン一家では、この他にもユダヤ系ネタはしばしば登場しますね。たとえばコーエン家では、毎朝ベーグルを食べるのが習慣。ベーグルも、アメリカではユダヤ系の人々が広めた食べ物として有名です。ちなみにコーエンは、バリバリのユダヤ系苗字ですね。クリエーターのジョシュ・シュワルツ君も、ユダヤ系苗字。もしかしてセス・コーエンはジョシュ君の姿そのものだったりして(これは推測)。 このドラマには一見、白人以外の人種は出てきませんから、「ああ、白人ばっかりのドラマなんだ」と思うかもしれません。けれど、こうして“コーエン”など分かりやすい苗字を使って、ニューポートビーチで大部分を占めるWASP(白人)家庭から、ユダヤ系のコーエン一家を際立たせているわけ。サンディとジミーの価値観の違いも、こうした育った宗教観の違いがドラマのバッググランドにあるのです。あからさまに宗教を描くことが苦手なアメリカのTVドラマですが、アメリカ人にとっては常識と言える宗教観を知ることは、ドラマをもっと楽しむコツと言えるかもしれませんね。

【橋本裕美子 2006/12/20】

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OC通信 #13
「The OC」シーズン4、ついにスタート

アメリカでは、11月2日から「The OC」シーズン4が始まりました。毎シーズン、注目を浴びる「The OC」ですが、今回は特にそのスタートに熱い視線が注がれていたんです。なんといっても○○が××で▲▲しちゃうんですから。それに□□で全く★★な状態なわけです。もう、画面に釘付けになっちゃいますよ~。
ストーリーはバラせませんが、ビジュアル的な変化をお伝えしましょう。まず、一番驚いたのは、ライアン役のベンジの変貌ぶりです。すっかり“男”になりました。シーズン1の「捨てられた子犬」ルックスのライアンじゃありません。なんと主題歌がかかるタイトルロールの部分では、ライアンは砂浜を走ってるんですよ! 仲間とたわむれて無邪気に走ってるんじゃなく、もう「闘魂」Tシャツ着てる感じの“ランニング”ライアン。まあ、もともとベンジは体鍛えるの好きみたいですから、結構、素の姿なのかもしれません。アメリカの女性って、こんなワイルドなタイプに憧れるんですよ、モテてるんでしょうね~。
そしてもう一人は、サマーことレイチェル・ビルソン前回のコラムでもお伝えした映画「The Last Kiss」が好評だったこともあり、今シーズンはレイチェルの話題がメディアをにぎわしています。やっぱり最初のころのハツラツとしたイメージがだんだんと薄まり、今は大人の女に。シンディ・クロフォードを若く小柄にしたら、こんな感じになるんじゃないかな。“注目”を浴びることは人を美しくするいい例だと思います。
今シーズンはストーリー同様、出演者たちもそれぞれドラマチックに変化しているようです。他にも○○が■■になって、××が▲▲になって…。お気に入りドラマの出演者の成長を見守るのは、ファンにとってハッピーなことの一つ。これからも気長に応援したいですね。

【橋本裕美子 2006/11/10】

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OC通信 #12
レイチェル・ビルソン、心揺れる秋

秋ですねえ~。カリフォルニアと言えば、“年中常夏”みたいなイメージの人多いんですよね。一年中Tシャツみたいな。「The OC」とかじゃ、マリッサたちはいつも涼しそうな格好してますもんね。あんな人も中にはいますけど、たいていのカリフォルニアの人は、11月くらいになるとコート着たりして、無理して手袋はめたりして、冬らしいおしゃれも楽しんでみます。下はもちろん半袖ですが。
さて、過ぎ去った夏を惜しみ、今回は、「The OC」の“サマー”(かなり苦しい)こと、レイチェル・ビルソンの近況をお知らせします。
25歳になったレイチェル、今年の9月に公開された映画「The Last Kiss」で本格的にスクリーンデビューを果たしました。この映画、「クラッシュ」でオスカーを受賞した今一番の売れっ子ポール・ハギスの脚本によるもので、いたって評判が良い。レイチェルは主役のマイケル(ザック・ブラフ)と恋に落ちる大学生を演じています。
レイチェルもこの夏は映画のPRに大忙しだったのですが、実は気になるゴシップも流れていました。ザックと一緒だと楽しいと、レイチェルが周囲に漏らしたというのです。ザックといえば、全米で人気のシットコム(コメディ・シリーズ)「Scrubs」に出演中で、監督・脚本・主演した「終わりで始まりの4日間」(04)で高い評価を受けた俳優。才気あるお兄ちゃんのザックは、確かに刺激ある存在なのでしょう。
だけど…、付き合ってるアダム・ブロディ君はどうなったの??? アダムだって、結構才能あるんだから。来年には二本目となるプロデュース映画も公開予定。その名も「Revenge of the Nerds」(オタクの逆襲)、こりゃあかんわ…。
ほほえましいカップルだから、「The OC」のセットに戻った今、レイチェルの揺れる気持ちもアダムの元に戻ってくれると信じてます。それにしてもアダムとザックって、顔だちが似てる。キャラクターはもっと似てるかも。ダークヘアでハンサムで、頭が良くておもしろくて…。レイチェルって、ファッションのセンスだけじゃなく、男友達のセンスもかなりイイ。次回の映画出演作もヘイデン・クリスチャンセン、サミュエル・L・ジャクソン共演の「Jumper」に決定。夏は過ぎても、レイチェルの旬の季節はこれからが本番です。

【橋本裕美子 2006/10/16】

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OC通信 #11
アーロン・スペリング追悼
「ビバヒル」の崖っぷち精神に学べ!

今年6月23日、TVプロデューサーのアーロン・スペリングが亡くなりました。このスペリングさん、若い方には馴染み薄かもしれませんが、そりゃすごいお方。「チャーリーズ・エンジェル」や「ダイナスティ」など全世界で放送された人気アメリカン・ドラマの生みの親であり、TVで流行を作り出し、世界中にアメリカ文化を普及させた一人とも言えます。映画界では、スピルバーグ監督のようなもんですね、大げさではなく。  さて、そんなスペリングさんの私たち「The OC」ファンへ最大の功績は「ビバリーヒルズ高校(青春)白書」を誕生させたことでしょう。「ダイナスティ」でお金持ちのドロドロ・ライフを描いて成功したスペリングさんは、次に自分の住むお金持ち世界=ビバリーヒルズを舞台にすることを思いつきます。そして主役は、これから人生を始める高校生たち。何も新しくはなかったけれど、理想的な仲間たちに囲まれた青春ストーリーが、全世界の若者たちの共感を呼んだのです。 ドラマが大ヒットして喜んだのはスペリングさんだけじゃありません。バブルで景気が乱高下していた当時の日本では、ビバリーヒルズの持つゴージャスなイメージが憧れから親近感に。こうした現象は日本だけでなく、全世界的に起こり、ビバリーヒルズは、それまで以上にブランド力のある地名となったのです。 「ビバヒル」が終了して3年後に放送開始した「The OC」。当時26歳のクリエーターのジョシュ・シュワルツ君が、どれだけ「ビバヒル」を意識したか分かりませんが、「オレンジ・カウンティが“今”だろう」と思ったことは間違いないでしょう。 けれど、オレンジ・カウンティのニューポートビーチが、ビバリーヒルズと並ぶお金持ちの街なのは事実にしても、やっぱりドラマは中身で勝負です。「ビバヒル」は、開始当時、スランプに陥っていたといわれるスペリングさんが、かわいい娘(トリ)を出演させてまで、崖っぷちから起死回生を狙った渾身の一作。11月からシーズン4が始まる「The OC」は、高校生だったライアンらも卒業、新たなシチュエーションで展開します。シュワルツ君にとっては、ある意味“崖っぷち”。今こそ、「The OC」もスペリング精神を学ぶときなのです。
【橋本裕美子 2006/9/20】

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OC通信 #10
「The OC」とアパレル業界の密着な関係

「The OC」のマリッサ役 ミーシャ・バートン、来日おめでとうございます。生ミーシャにお目にかかれた関係者の皆さん、ラッキーですね。写真で見たあのクロエの白ドレスかわいかったな、ポコポコしててて。あれ、私が着たら“いくよ・くるよ”なんですよね。いいなあ、ああいうの、似合う人は。まあ、どうでもいいですか、自虐話は…。
アメリカでも、日本と同じく、10代の購買力というのが重要視されるこのごろ。その10代をターゲットにしたいアパレル業界が今、熱視線を送るのがティーン向けTVドラマです。TVという日常生活に密接したメディアは、子ども・ティーンに与える影響力が大。中でも、ミーシャやアダム・ブロディといったカリスマ・アイドルの出演する「The OC」のアパレル戦略が注目されています。
通常、ドラマのコスチュームといえば、番組のスタイリストがそのストーリーやキャラに合った衣装やアクセ、靴などをデパートやお店で手に入れます。「SEX AND THE CITY」などパワーのある番組や映画なんかだと、ブランドの仕込みが頻繁にありますね。広告業界では“ブランデッド・エンターテイメント”と呼ばれているもので、たとえば主役キャラがあるブランドの靴を履いたところがアップになったり、台詞にブランド名が組み込まれてたり。最近はこの手の仕込みが多くなりました。
「The OC」では、“ブランデッド・エンターテイメント”の一歩先を行く、ドラマからブランドを新しく生み出すという戦略を展開中なのです。 アパレル・ブランド“Necessary Objects”から誕生したライン“The O.C. Collection”は、元「The OC」のコスチューム担当がデザイナー。限りなく「The OC」のライフスタイルに近いものを提供するのがコンセプト。着るとマリッサやサマーたちの仲間入りって気分でしょうか。
「The OC」スタイルは、おしゃれでかわいいことこに加え、カリフォルニアらしいカジュアル感覚が重要なのです。だから、誰にでもなじみやすいのかもしれませんね。
“いくよ・くるよ”の私でもなじむかしら…。
Necessary Objects The O.C. Collection
【橋本裕美子 2006/8/15】

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OC通信 #9
「もしもライアンが“ベンジ”じゃなかったら…」

「The OC」の視聴者の皆さん、もしもライアン役が “ベンジ” ことベンジャミン・マッケンジー君じゃなかったら、どうしますか? 「冗談じゃない」「ありえない」「そんなもん、見るか」?はい、はい、激しいご意見ごもっとも。けれど、もうちょっとで、そんな事態もありえたんです。
実は、ニューポートビーチのはぐれ者、ライアン・アットウッド役第一候補だったのは、チャド・マイケル・マーレイ君。チャド君といえば、金髪に長身のフェロモン男。ちょうど「The OC」と同時期に始まったWBのTVシリーズ「One Tree Hill」に、現在も出演中です。そのチャド君、どうやら2つの番組から同時に出演依頼を受け、「The OC」の方をお断りしたらしいんです。
チャド君は、同じティーン向けドラマとしてもその人気は「The OC」の二番手とされている「One Tree Hill」を選んだということで、そのキャリア選択に“?”がついているわけなんですが、雑誌のインタビューでは「『One Tree Hill』を選んだことに後悔はないよ」ときっぱり。そりゃそうだ、チャド君は、この番組で最近離婚した奥さんで女優のソフィア・ブッシュと、やっぱり最近婚約した高校生の彼女(エキストラの一人だった!)と出会ったんですからね。「One Tree Hill」で仕事以外のことも、いっぱいいっぱい得た様子。 いつだか、アダム・ブロディ君も「ライアン役に、背が高くってかっこいい奴が来たら、どうしようって思ってたよ」と本音をポロってましたが、チャド君のことだったんですかね。隣でベンジ、「そう僕、背が低いんだ」と苦笑してました。すんごいハンサムなんだから、身長のことなんて気にしない気にしない、We Love You, Benji ?
【橋本裕美子 2006/7/10】

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OC通信 #8
ニューボートでは、オヤジだって、かっこいいんです。

日本で「The OC」の放送を心待ちにしている日本のOCファンの皆さん、5月の「The OC」先行プレミア放送はいかがでしたか?7月15日(土)からの放送スタートが楽しみですね。。。
「The OC」キャストの中でも私がセス君ファンなのは、すでに白状しておりますが、ライアン君のあの怒りを抑えたやるせない視線にも、クラっと来た方も多いんじゃないでしょうか。
さて、そんな若手の話はさておき、今回は「The OC」に登場する“オヤジ”の話。よく比較される「ビバヒル」のオヤジと言えば、ブランドンの父ジム(髪の相当薄い方でしたね)ですが、ビバリーヒルズからニューポートビーチに舞台を移すとこうも違うんですね。「The OC」のオヤジ連中は若くて、かっこいいんです。セスのオヤジ、サンディは毎朝のサーフィンが日課という、ビーチに近い住民らしき趣味。ライアンの人間性もすぐに見抜いちゃう、鋭さと優しさもあります。セスは時々サンディの言動をキモがるんですが(まゆ毛のことじゃありませんよ)、寛大なサンディは軽ーく流しますからね。マリッサのオヤジ、ジミーはおぼっちゃま気質がいつまでたっても抜けない弱さはあるものの、マリッサには「あなたのパパって何でも買ってくれるのね!」とお友達からうらやましがられる、甘い性格。アメリカのお金持ちらしく、NBA観戦が趣味っていうのも付け加えておきましょう。
「ビバヒル」は、子供たちが主役だったけれど、「The OC」では、オヤジはじめ親御さんたちのドラマも非常に重要なんです。だから、幅広い年代層に受けているんですけどね。あ、最後にキルスティンのオヤジ、つまりセスのおじいちゃんのケイレブも、おいおい登場しますよ。これがまたイイ“ちょい老けオヤジ”。「The OC」のイケてるオヤジたちの活躍で視聴者層がますます広がるかもです!お楽しみに!
【橋本裕美子 2006/6/20】

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OC通信 #7
「The OC現地取材敢行!? OCをさまよう…」(パート2)

「The OC」本編にも実際に何回か登場するのが「サウスコーストプラザ(SCP)」。LAに観光に来たことのある人なら、一度は訪れたことのあるかもしれない超ビッグなショッピングモールです。訪れた日は土曜日だったため、モールは大混雑。世界中から観光客が集まっているように見えました。LAの中心部にある「ビバリーセンター」も有名なモールですが、こんなには混んでない。さすがは、ワールド・フェイマスなSCP。実は、ここ、マリッサらの住むニューポートビーチからも車で推定15分とかなり近いんです。
さて、中をさまよってみると、ヴィトンにブルガリにシャネルだし、高級店ありすぎです。おーと、アバクロンビー&フィッチには生モデルがぁ。しかも服屋だけど、アバクロらしく、男子は上半身裸。写真撮る勇気はなかった、チキンなわが身。そんなこんなで、退屈しのぎに、エスカーダの前にあるコンシェルジュの兄ちゃんと雑談。

私 「『The OC』のロケってどこでやってるの?」。
コンシェルジュ 「知らないなあ…」。
私 「そういわずに、ねえねえ(媚びてみた)」。
コンシェルジュ 「ときどき撮影に来るんだけどさ。この前は1階と2階の中央のあたりでやってたよ」。

うーん、なんておおざっぱ。けれど、SCPで買い物してたら、たまたま撮影に会えた、なんてことがあれば、これって“プライスレス” ?
【橋本裕美子 2006/5/20】

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OC通信 #6
「The OC現地取材敢行!? OCをさまよう…」(パート1)

「The OC」 第1&2話 先行プレミア放送がいよいよ間近(5/27(土)22:00オンエア)に迫ってきましたね。
LAに住む私にとって、となりのカウンティ(日本で言えば、市と県の中間、○○地区といった感じ)のOC(オレンジ・カウンティ)ですが、車で1時間もかかるので、遊びの声がかかっても「遠いな~」と思ってしまいます。しかし、そんなデブショウもしばし中断。実際にOC現地取材に行って参りました!
まずはマリッサたちの住むニューポートビーチ。海岸沿いは、昼間から酔っぱらう白人の若者たちで大にぎわい。彼らはサーフィンを午前中に楽しんで暑くなる日中からはビールを飲みまくってるんですね。このエリアの若者たちのバカ騒ぎぶりはLAのベニスやサンセットをしのぐんじゃないか、と考えているうちに、沖に向かってかかる木の桟橋を発見。ははん、奥にあるあのお店が、マリッサたちがことあるごとに集うダイナーに違いない。てくてく歩いていくと、な、なんか違う、そのお店の名は「Newport Pier Grill & Sushi」!いくらミーシャがスシ好きでも、マリッサやサマーは、学校帰りにスシはつままないだろう。渋すぎます。
ちなみに、番組に登場するダイナーや砂浜に立つライフガード用の小屋(?)はセット。ロケで使われる桟橋はもっと西北のレドンドビーチにあるんだそうです。ここで張ってても会えないよん。
OCをさまよい続け、正確にはドライブし続け、気がつくと、目に入る光景がなにやら怪しくなっていた。白人ばっかりで、平均年齢20代、家もこぎれいなニューポートビーチから車で約20分走ると、突如現れる「99セントストア」(日本でいう100円ショップ、高級地にはまず、ない!)、やたら走っている公営バス(リッチな人々は車なので、全く不要。使うとしたらメイドか子守だけ)、屋根か壁がはがれた家、密談中(?)のタトゥー系若者たち…・。「こんなところで車が止まったらイヤだ」と半泣き状態になってしまいました。どうやら、ニューポートビーチから北に上がりすぎたらしい。幸いにも途中で気がついたため(かなり遅かったですが)良かったものの、このままじゃ、ライアンの出身地、チノに行っちゃうとこだったよ。デンジャー・ゾーンはLAで慣れてるはずが、見知らぬ土地だけに、やっぱり怖し。みなさんも、ロケ地探索の時は気をつけて。海の見える辺りを走ってるのがいいかもよ。
【橋本裕美子 2006/5/10】

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OC通信 #5
「“耳”でも注目?! 「The OC」でヒット・チューンを聞こう」

日本のテレビドラマと同様、アメリカでも人気ドラマの主題歌や劇中歌がヒットチャートをにぎわすことが増えてきました。「ドーソンズ・クリーク」の「I Don’t Want to Wait」(ポーラ・コール)や、日本未放送の「One Tree Hill」から、去年は「I Don’t Wanna Be」(ギャヴィン・デグロウ)が大ヒットしています。
「The OC」のテーマ「California」(ファントム・プラネット)はじめ、「The OC」にも、ロック、ポップス系アーティストの曲がたくさん登場します。U2やグウェン・ステファニ、コールド・プレイといったスーパースターの曲から、「End of the Road」(ボーイズIIメン)といった懐メロ(?)そしてユース・グループやサブウェイズなどカレッジ・チャート系のアーティストまで、タイプはさまざま。画面に集中していると「え、かかってた?」ってことも多いけれど、「The OC」のオフィシャルCD「The O.C. MIX」には、番組イメージに合った曲がピックアップされてるので、聞いてみてもいいかも。今のアメリカのヒットチャートはR&Bやラップに席巻されてる一方で、アメリカのティーン・学生の違った音楽志向の一面を知ることができると思います。
回が進んでくると、マリッサたちのたまり場となるクラブ「ベイト・ショップ」でアーティストたちがステージに登場することもしばしば。レイチェル・ヤマガタなんかもいい感じで歌ってたよ。お楽しみに!
【橋本裕美子 2006/4/15】

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OC通信 #4
「アダム! アダム! アダム!」

これまでミーシャのことばかり書いてきたけど、個人的に「The OC」の中で一番好きなのは、セスこと、アダム・ブロディ(ハートマーク)なんです。学校ではルークたちにいじめられ、片思いのサマーには視界さえ入れてもらえない地味男くんのセス。そんなセスが、のちの親友となるライアン登場で、少しずつ大胆になっていくところは「The OC」の中でも私のお気に入りの部分。ちょっとだけネタバレしてしまうと、現在アメリカで放送中の第3シーズンでは、セスが日本のヤクザ映画好きだったことが判明します。実生活のアダムも友達と組んでるバンドが「Big Japan」。こんなエピソードから「アダムは日本びいきなんだ」って勝手に決めつけちゃうんですね、ファンとしては…。
アダムのことは、最近出演したアンジー&ブラピの「Mr. & Mrs.スミス」でチェックした人も多いかも。次回作「In the Land of Women」では、共演のメグ・ライアンを差し置いて主役の座をゲット。この他にもNBCドラマのプロデュース、映画制作にも乗り出しています。仕事の幅が広がったせいなんでしょう、TVに出始めたころは隣のお兄ちゃんのようでしたが、今ではすっかり“いい男”。もういじめられっ子セスじゃない、これからはミーシャと並んで目が離せないアダムなのです。
【橋本裕美子 2006/3/20】

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OC通信 #3
「The OCでブレイクのミーシャ・バートン(その2)」

私が個人的に注目し始めた映画「パップス」(99年)のころから、すっかり女性らしく成長し、20歳前半の女優の中では、人気、実力、そして何より美しさが飛びぬけたミーシャ・バートン。「The OC」が始まってから、シーズンを重ねるごとにその注目度はますばかり、いろんなところで「ミーシャが、来る(今後ブレイク必至の注目スター!)」と聞きます。TVでは「The OC」という最高のパートナーにめぐり合えたから、あとは、ブロックバスター級の大作映画に出演する機会を待つばかり。ミーシャの未来は明るいのです。
ミーシャの話題といえば、彼女の年代の他のライバルセレブと同様、新しいボーイフレンドやパーティーシーンでの姿がしばしばパパラッチされています。けれど、彼女に憧れるファンが注目するのは、いつもおしゃれなミーシャのスタイルでしょう。「The OC」でも、プライベートでもシャネルを愛用しているようですが、ミーシャ自身は「ブランドばかりじゃないの、私っていろんなファッションにチャレンジするのが好きなのよ」。そういえば、西海岸のジーンズ・ブームにもミーシャは少なからず貢献したと思います。女の子らしいファッションのイメージが強いけれど、脚の長いミーシャのジーンズ・スタイルは、ほんと“Cool”だものね。
ときどき、“パーティーで大騒ぎ”なんて、ゴシップも聞こえてきますが、そこは楽しいことが大好きな20歳。ファンは、彼女のファッション、出演作、そしてライフスタイルそのものを支持してるのでしょう。ミーシャ・バートン、これから女性として最高の輝きを放つ年齢を迎えます。「The OC」で、映画で、どんなにみんなを驚嘆させてくれるのか、ファンの一人として、じっくり見守りたいですね。
【橋本裕美子 2006/2/20】

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OC通信 #2
「The OCでブレイクのミーシャ・バートン(その1)」

「The OC」の放送開始をたくさんの人が楽しみにしていると思いますが、やっぱりみんな“ミーシャ”が見たいんでしょ!今までミーシャ・バートンを雑誌のグラビアかインターネットで見たことのなかった人も、やっと“動くミーシャ”が見ることができますね。大人になったミーシャは、ヤバイくらいゴージャス。もう少しの辛抱です。
さて、今年の1月に誕生日を迎え、20歳になったばかりのミーシャ。アメリカではリンジー・ローハン、ジェシカ&アシュリー・シンプソン、シエラらと並んで、もはや“ディーヴァ”のような存在。ティーン系のコスモポリタンやエルはじめ、ファッション雑誌の表紙にはほぼ毎月登場、その影響力は絶大で、カリフォルニアの流行発信地のひとつ、サンフェルナンド・ヴァレーあたりに行けば、ブロンドでスレンダーな(“コギャル”ならぬ)“コ・ミーシャ”がうじゃうじゃしてるはずです。女の子なら、誰でもミーシャみたいになりたいものね。
ミーシャがこちらで本格的に注目され始めたのは、人気TVドラマ「Once & Again」に出演していた2002年ごろから。美少女のエヴァン・レイチェル・ウッドと恋に落ちる同級生という過激な役で大変な話題でした。そして「The OC」。キラー・キャストとアディクトするストーリーで、特に若い視聴者の間で大ヒット、ミーシャの人気も爆発したというわけなのです(次回に続く)。
【橋本裕美子 2006/2/5】

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OC通信 #1
「米国ではこんな人気のOC」

日本でもついに放送が決定しましたね、「The OC」。このドラマがこちらで始まってすぐに「このドラマは絶対日本でやるべきだ!」とひそかに訴え続けていたので、とっても嬉しい~です。というのも次世代のスーパースター、ミーシャ・バートンの出演、「チャーリーズ・エンジェル」でブレイクした監督のMcG(OCで大学時代を過ごす)プロデュースなど話題がいっぱい。現在3シーズン目を迎えミーシャやアダム、新人のベンジャミン、レイチェルの4人は今や全米のアイドル雑誌の常連に成長しました。舞台裏なども詰めこんだ雑誌「The O.C. Insider」も発行されてるほど、ファンの支持は熱く、全米のティーンの投票によって選ばれる「ティーン・チョイス・アワード」では、最優秀番組、同男優(アダム)、同女優(レイチェル)など2年連続でTV部門の主要賞を独占しているくらいなのです。そんな人気を見込んで、たくさんの音楽ゲストの他に、昨年はなんとジョージ・ルーカスまで登場しちゃいました。「スターウォーズ・エピソード3」PRのためでしたが、大物中の大物の出演は、いかに「The OC」パワーがハリウッドでも注目されているか、分かるってもんでしょうね。
今後のコラムでは、「The OC」の人気の理由、また正しい“見方”まで、詳しくご紹介していきます、みなさんお楽しみに!
【橋本裕美子 2006/1/20】

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