スパドラ!最新USレポート

March 15, 2018

NCIS_yr7_us600_0315.jpg先日アカデミー賞が華やかに終幕した。オスカーとはいかないが、誰しも賞の一つや二つもらった思い出があるもの。たとえそれが「頑張ったで賞」でもちょっぴり嬉しい。人気TVスターだって同じこと、彼らが「初めてもらった賞」について、その思い出を語っている。

 
「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のロッキー・キャロル: 初めてもらった賞「完璧な参加者賞」
 
「僕が賞を初めてもらったのは、小学校の時。『完璧な参加者賞』だった。生徒がぎゅうぎゅうに集まった全校集会で、僕はその賞を受け取るために、一番前に連れていかれた。そして、振り向いて皆にこう言ったんだ、『僕だって今日は来たくなかった』って。一同大笑いだったね。そこで僕は『将来何をするか決まったよ』って言ったのさ」
 
皆の視線をひとり占めした学校集会で、大うけ。人に注目される快感を小学生にして味わってしまったロッキー。初めてもらった賞が、運命を決めた賞になったのだ。
 
 
「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のウィルマー・バルデラマ: 初めてもらった賞「プラスティック製のオスカー像」
 
「僕にとって、最初に意味のある賞をもらったのは、9歳か10歳の時。2度目か3度目の舞台の後、父がプラスティック製のオスカー像をくれたんだ。僕にとっては、今でもそれが一番嬉しい賞だ。だって、父が僕の仕事を誉めてくれたことが、今も俳優を続けている原動力になっているんだからね。それに、そのオスカー像をもらったことで、僕の演技を最初に認めてくれたのは、父だったと思えるんだ」
 
子どもの頃から子役として数多くの舞台を経験し、演技力と度胸を積んだウィルマー。プラスティック製のオスカー像を通し、父が息子に与えたのは揺るぎない自信だった。
 
 
「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のジム・パーソンズ: 初めてもらった賞「かけっこでもらったリボン」
 
「最初にもらった賞は幼稚園の時だったと思う。その日、僕らは外でかけっこをしていた。僕は足が速くなかったけれど、(先生が)皆にリボンをくれて、僕も一つもらって帰った。そして(家族に)かけっこで一番になったとウソをついたんだ。なぜウソをついてしまったのか、よく分からない。5歳の子どものやることだからね」
 
かけっこで全員にリボン。まさか、ジムが“ゆとり”幼稚園に通っていたなんて!子どもにとって、特別な何かがもらえるというのは、思い出になるものらしい。
 
 
<「parade.com」 2018年3月3日付け>

 

March 14, 2018

CriminalMinds_yr10_us600_0314.jpg「クリミナル・マインド」のガルシアこと、カーステン・ヴァングスネスが米TV番組のインタビューに答え、いじめられっ子だった少女時代のことなど、率直に語っている。
 
カーステンが演技を始めたきっかけは、極度の恥ずかしがり屋を克服するためだったという。
 
「私が恥ずかしがり屋だったから、母が半ば強制的に始めさせたの。母は、私に演技をするか、作業場で働くかどちらかだと言ったのよ。私は物作りには興味がなかったから、仕方なく演技を取ったわけ」
 
とにかくカーステンは人前に立つのが苦手、そして外見にも自信がなかった。
 
「ちょっぴり変わったルックスだったの。(子どもの頃)私は酷いいじめられっ子だった。だから人前に立つなんてとんでもなかったわ」
 
TVを見ることを禁じられていた少女時代。「ナルニア国物語」などで知られる作家C・S・ルイスを愛し、デヴィッド・ボウイの音楽を聴いた。やがてカーステンのクリエイティブが目覚めだす。
 
「私は空想するのが大好きで、いつも変わった子だった。頭の中にあることをどう表現したらいいか、分からなかったの。そのうち少しずつ表現できるようになって、成績も良くなってきた。どんなに一生懸命勉強しても、いい成績を取ることは無かったけれど、表現することだけは好きだった。もっともっと巧く表現したいと、心から願うようになっていったの。その情熱だけは誰にも負けなかったわ」
 
表現者としてのカーステンの情熱はなかなか陽の目を見なかったけれど、2005年に「クリミナル・マインド」に出会い、一変。カーステンの“ルックス”が個性となり、ファンを引き付けたのだ。さらに、近年は脚本家として「クリミナル・マインド」の脚本にも参加している。
 
「もともと私は脚本を書いていたの。だけどTVの脚本は全然違うわね。(『クリミナル・マインド』では)私が脚本を半分書いて、残りは(製作総指揮の)エリカ・メッサーが書き加えて、さらに一緒に練り上げている。TVの脚本は本当に難しいと思うわ」
 
「クリミナル・マインド」個々のキャラクターを踏まえつつ、事件を発生・解決させる一本のエピソードを書くのは今も苦手だが、シーンごとの描写を膨らませるのは得意だとか。
 
「ガルシアが電話をするシーンでは、よく私が書き直しをするのよ。脚本家たちも期待してるみたい。それと、モーガン(シェマー・ムーア)が去る前には、ガルシアとのシーンを2つ任された。撮影当日に、私たちは一度だけ読み合わせをして、本番に臨んだのだけど、ちょっぴりパニックに陥っちゃったわ。読み合わせをした時、ガルシアとモーガンは恋に落ちることだってできたかもしれないのにと思ったの。誓って言うけれど、そんなこと、これまで一度も考えたこと無かったのよ!」
 
親友モーガンが去ってゆく寂しさのあまり、どこかに隠れていたガルシアの乙女心が一瞬だけ顔を出した。自身の気持ちを解き放つ表現力を身に着けたカーステン、いじめられっ子で恥ずかしがり屋の少女の姿はもうどこにもいない。
 
 
<「newyork.cbslocal.com」  3月7日>

 
 

March 8, 2018

supernatural_yr11_us600_0308.JPEG米ネットワークCWを代表する2つのTVドラマシリーズ「スーパーナチュラル」(2005年~)と「ヴァンパイア・ダイアリーズ」(2009年~2017年)との間で、過去にクロスオーバー・エピソードが作られる可能性があったことが分かった。
 
番組のクリエーターの一人、ジュリー・プレックが明かしたもので、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」シーズン1、2の頃に、すでにCWで人気シリーズとなっていた「スーパーナチュラル」の製作チームからクロスオーバーについて打診があったのだという。
 
しかし、プレックともう一人の「ヴァンパイア・ダイアリーズ」クリエーター、ケヴィン・ウィリアムソンの答えは「NO」。まったく考慮の余地のないくらい、即決でのお断りだったようだ。
 
「ケヴィンと私は、とんでもないと、すぐにお断りしました。私たちのドラマには、ヴァンパイと狼人間が出てきますが、悪霊や地獄は出てきません。悪魔だっていない、とにかくそういうのとは違うんです。私たちと『スーパーナチュラル』は全然違う、超自然現象ユニバースに住んでいるんです」
 
プレックたちが「?」と戸惑ったのも無理はない。普通、クロスオーバーといえば、オリジナルとスピンオフのシリーズ内で行われるもの。バットマンやスパイダーマンなどスーパーヒーローたちは、しばしばクロスオーバーするが、それはマーベルやDCコミックスという大きな枠内でのこと。生まれも育ちも違う「ヴァンパイア・ダイアリーズ」と「スーパーナチュラル」を同じユニバースに置くことが納得ゆかなかったのだ。
 
もちろん、それは自身の番組にプライドを持ち、しっかりストーリーを紡いでゆきたいというプロ意識ゆえ。
 
しかし、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」終了から一年。その気持ちに変化があった。
 
「番組から離れて、振り返ってみるとね、(やってみたら)おもしろかっただろうなって思ってるのよ」(プレック)
 
悪霊ハンターのウィンチェスター兄弟と、ヴァンパイアのエレナそしてサルバトーレ兄弟が出会ったら?今や幻となったクロスオーバー・エピソード。ファンにとっては、残念すぎるニュースだったかもしれない。
 
 
<「digitalspy.com」 2018年2月7日付け>
 
 

March 7, 2018

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February 28, 2018

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February 27, 2018

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February 14, 2018

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February 14, 2018

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January 18, 2018

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