LA発!海外ドラマ最新情報

ロサンゼルス在住ライターが現地から最新ニュースをレポート

Vol.307 デヴィッド・ジュントーリ主演の新作ドラマ

NUP_167338_column250_0331.jpg本国アメリカでは2011年10月に放映開始されて以来、ファンたちを楽しませてきた「GRIMM/グリム」だが、現在アメリカで放映されているシーズン6が最終シーズンで、3月末には最終回が放映されることになっている。

それを受けて、主役のニック・ブルクハルトを演じてきたデヴィッド・ジュントーリが、「Mission Control(原題)」という新たなドラマシリーズに主演するというニュースが入ってきた。「Mission Control(原題)」は、NASAの宇宙飛行士や航空科学者たちが主役のドラマで、少しのエラーも許されない重要な任務を担う彼らの活躍と私生活とを描いているとのこと。クリエイターは、映画『オデッセイ』の原作を書いたアンディ・ウィアーで脚本も執筆。監督は、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」や「シックス・フィート・アンダー」など多くのドラマシリーズの演出を手がけてきたベテラン、ジェレミー・ポデスワが担当することになっている。

デヴィッドが演じるのは、デュルガ・ミッションと呼ばれる宇宙計画の指揮官を務める宇宙飛行士、スティーヴンソン。対する女性フライト・ディレクター、ジュリーには「WITHOUT A TRACE」でサマンサ・スペードを演じていたポピー・モンゴメリーがキャストされている。

「GRIMM/グリム」が今年で放映終了することを悲しんでいるに違いないデヴィッドのファンたちにとって、「Mission Control(原題)」製作の話は嬉しいニュースだろう。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2017/03/31】

Vol.306 ライアン・エッゴールド、「The Blacklist: Redemption(原題)」について語る

blacklist_yr4_column250_0316.jpgブラックリスト」のトム・キーンと彼の母親スコティー・ハーグレイヴが活躍する同ドラマのスピンオフ・シリーズ「The Blacklist: Redemption(原題)」は、本国アメリカでは2月23日に放映開始されたが、主役のトムを演じているライアン・エッゴールドが、エンターテイメント・トゥナイトのインタビューで、スピンオフ・シリーズの主役を張ることになった心境を語った。

トムは当初、「ブラックリスト」のパイロット・エピソードで”殺される”役であっただけに、自分を主役にしたスピンオフ・シリーズの企画の話を聞いた時には懐疑的にならざるをえなかったという。「ショービジネスの世界では誰でも面白そうな企画を考えているけれど、それが実現しないのは当たり前だからね」と言うトムだが、自分の予測を裏切って「The Blacklist: Redemption(原題)」が実際に製作されることが決まるやいなや、「よし!やってやろうぜ!」と一気にテンションが上がったらしい。エッゴールドは、「トムはすごく好きなキャラクターなんだ。彼は孤児だった過去を持つスパイであるわけだけど、自分が人を愛せる能力があるということを初めて知り、純粋な愛情関係を育んでいくという、どんどん広げていけるキャラクターだから演じていて楽しんだよ」とトムについての解釈を語る。

「The Blacklist: Redemption(原題)」は、「ブラックリスト」のスピンオフ・シリーズゆえ、共通の”DNA”を持ってはいるが、「ブラックリスト」自体がシーズン1から随分と変貌を遂げていることを考えると、「The Blacklist: Redemption(原題)」も独自に進化していくことになりそう。そういう進化は俳優にとっては必要不可欠のものだとエッゴールドは指摘する。「僕らは歩き始めたばかりの幼児のようなもので、よろよろしながら歩き方のコツを学ぼうとしているんだ。その脚が成長して、やがて走り始められるようになるといいなと思っている」

「ブラックリスト」も「The Blacklist: Redemption(原題)」も、諜報活動や対ロシア問題、移民問題といったテーマが頻繁に出てくるという点で、現在、アメリカで展開している現実に奇しくも似通っていたりするが、エッゴールドは「The Blacklist: Redemption(原題)」が現実世界と重なり合う部分が出てきたことにワクワクしているそうで、「政治的な事への関心が強くなれば、このドラマはさらに面白く見られると思う」と語っている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2017/03/16】

Vol.305 J. J. エイブラムスとスティーヴン・キングのコラボ・ドラマ

FRINGE/フリンジ」の企画・製作総指揮などで知られるJ. J.エイブラムスが、ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングとコラボして心理ホラー・ドラマを製作することになった。「Castle Rock(原題)」と題された10話構成の同シリーズは、本国アメリカではエイブラムスとキングがコラボして製作した「11/22/63」同様、動画配信サービス会社Huluによって製作・ネット配信されることになっている。
 
タイトルのキャッスルロックというのは、「デッド・ゾーン」や「クージョ」、「スタンド・バイ・ミー」、「ニードフル・シングス」といったキングの小説に繰り返し登場する、キングが創造したメイン州の架空の街。「Castle Rock(原題)」は、キングがこれまで描いてきたテーマや世界観を再構築すると共に、キングの代表作や人気作が持つ壮大なスケールや細やかに描かれた登場人物たちを復活させることを目指した作品になりそうだとのこと。キング作品の登場人物や設定に基づいて脚本を書くことになっているのは、「マスターズ・オブ・セックス」などの脚本家サム・ショウと「ライ・トゥ・ミー」などの脚本家ダスティン・トーマソン。
 
撮影収録は2017年中に開始される予定。エイブラムスとキングのファンたちには待望の作品になることは間違いないだろう。


 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2017/02/23】

Vol.304 「GRIMM/グリム」のデヴィッド・ジュントーリ、監督に初挑戦

TV_GRM04_column250_0213.JPGGRIMM/グリム」のニック・ブルクハルトことデヴィッド・ジュントーリが、この1月、監督の仕事に初挑戦した。デヴィッドが監督したのは、「GRIMM/グリム」の最終シーズンとなるシーズン6の「Oh Captain, My Captain」というタイトルが付けられた第3話。本国アメリカでは1月20日に放映された。

2016年に友人で俳優のフルラ・ボーグと共に低予算映画「Buddymoon」の脚本を書いてプロデューサーも務めたデヴィッドだが、初めて監督の仕事をした経験を次のように語っている。

「僕が第3話を監督させてもらうことができたのは、その資格があったというよりは、そういう立場に居てラッキーだったからだと思う。それが解っていたから、このチャンスを無駄使いするような事はしてはいけないと思った。監督できる力量があるキャストやスタッフの人たちに敬意を払うためにも、とにかくベストを尽くさなくてはならないと考えたんだ。そういうわけで、事前にじっくり準備することも怠らなかった。それでも最初は、それぞれのシーンについてキャストがどう考えているかということを話す時には緊張したよ。俳優出身の監督が同業者であるキャストに指示することで嫌われるようになってしまうのは、いとも簡単なことだからね。でも、キャストの皆は『君の指示を出してくれよ。どんどん指示してくれ』などと言って、僕を温かく受け入れてくれた。そんな風にしてくれなくたって良いのにね。すごく感激した。これまでの人生の中でも最高の経験だった」

2016年の夏にデヴィッドとの婚約を発表したジュリエット役のビッツィー・トゥロックも、そんなデヴィッドの頑張りについて以下のようにコメントしている。

「デヴィッドは監督したいというリクエストを数シーズン前に出してはいたんだけれど、キャストの中では誰よりも出番が遥かに多いものだから、なかなか他の人たちが監督しているところを観察する機会が持てなかったの。それでも、たまに出番が無い時が1日とか半日とかあって、そんな時は撮影現場に居残って監督たちの仕事ぶりを見て学ぼうとしていたわ。去年の4月から8月にかけては私たちも休暇が取れたのだけれど、それを利用して彼はできるだけたくさんの監督たちと食事をして話を聞こうとしたの。『GRIMM/グリム』って監督を担当するのは1人だけじゃないでしょ。それまでの123話を監督した人たちはすごい数になるんだけど、デヴィッドと私はとにかく大勢の監督たちと食事をして、デヴィッドは彼らからとても真剣に話を聞いていたわ。彼はものすごくたくさんの本も読んでいたわね。デヴィッドとは、このドラマで6シーズン一緒に仕事をしてきたわけだけれど、あんなに熱心な彼を見たのはあれが初めてだったわ。まさに本領を発揮しているという感じで、朝、1日をスタートさせた時よりも就寝時の方がエネルギーに満ちていたほどよ。撮影も素晴らしかったわ。皆、とても協力的で、デヴィッドの仕事が確実に成功するように頑張ってくれたから、すごく楽しい経験でした」


 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2017/02/13】

Vol.303 「ブラックリスト」のプロデューサー、スピンオフ・シリーズ「The Blacklist: Redemption」について語る

blacklist_yr4_column250_0124.jpgアメリカのネットワーク局NBC放映の人気ドラマ「ブラックリスト」のヒロイン、エリザベス・キーンの夫トム・キーンとトムの母スコティー・ハーグレイヴを主役とした「ブラックリスト」のスピンオフ・シリーズ「The Blacklist: Redemprion(原題)」は、アメリカでの放映開始まであと1ヶ月を余すところとなり、「ブラックリスト」のファンたちの期待もいよいよ高まっている。そんな折、テレビ批評家協会のプレス・イベントにて、同シリーズのプロデューサーの1人であるジョン・アイゼンドレスが「The Blacklist: Redemprion(原題)」がどのようなシリーズになるかについて語った。

「『The Blacklist: Redemprion(原題)』は『ブラックリスト』とは無関係の世界で展開するドラマなんだ。トムやスコティーたちがダイナミックに活躍できる独自の世界を構築するのが重要なことだと考えたのでね。ジャンルの点でも、『ブラックリスト』は刑事ものドラマに近いのに対し、『The Blacklist: Redemprion(原題)』の登場人物たちは目的を果たすためには型破りな手段を取ることもあるというスパイ・スリラーなんだ。『ブラックリスト』のDNAを引き継いでいるのは確かだけれど、ドラマとしては別物だ。彼らは悪者を捕まえたりして、自分たちの仕事をやり遂げるけれど、誰も逮捕したりはしないから、ストーリーの語り方も『ブラックリスト』とは違ってくる。『ブラックリスト』のスピンオフだけれど、それとは全く違う独自のストーリーが展開するんだ」

「The Blacklist: Redemprion(原題)」ではライアン・エッゴールド演じるトムが主役の一人となるわけだが、「ブラックリスト」でもトムはまだまだ重要な役割を演じている。トム、あるいはライアンのファンたちは、「The Blacklist: Redemprion(原題)」が放映開始になり次第、「ブラックリスト」からトムが去ることを心配しているかもしれないが、アイゼンドレスはそのような心配は無用だと言う。

「トムはこれからもずっと『ブラックリスト』ファミリーの一員であり続ける予定だ。トムが『ブラックリスト』から抜けるとしても、“引退”ではなく“休業”的なものになるだろう。実際のところ、いかにして『ブラックリスト』のストーリーの邪魔にならないようにトムを抜け出させるかというのが、脚本家たちにとって最大の難問になっているんだ。トムには、妻のリズ、娘のアグネス、母のスコティーと、大事な女性が3人いる。その3人をいかにしてトムのストーリーに絡めていくか。トムには、娘を放ったらかしにして任務を遂行するような人間にはなってもらいたくないと考えている。トムは、囮捜査を得意とする若くてセクシーなエージェントなんだけど、同時に愛する娘アグネスを守る責任を感じている父親としての面も持ち合わせるキャラクターにしておくことがとても重要なんだ」

「ブラックリスト」ではヒロインのエリザベスにとって非常に大切な存在であり、スピンオフまで製作されることになったトムだが、驚いたことに当初の予定では「ブラックリスト」のパイロット・エピソードで死ぬ運命だったという。しかし、NBCが製作に乗り出す前にプロデューサーたちが企画を売り込んでいたケーブル局TNTの重役の1人がトムは生かせておいた方が良いと進言したとか。その後もシーズン1の最後でトムを「殺す」ことが検討されたとか。アイゼンドレス曰く「そうしなかった主な理由は、ライアンが『ブラックリスト』にとって大事なキャストになったから。殺すどころか、そのあと、どんどん彼の出番を増やしていって、遂には彼を主役にしてスピンオフまで作ることになってしまったんだからね!」


 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2017/01/24】

Vol.302 メーガン・ブーン、環境問題基金団体を立ち上げる

blacklist_yr4_column250_0111.jpgブラックリスト」のエリザベス・キーンこと、メーガン・ブーンが、去年の4月、女児を出産したことにインスパイアされて環境問題に取り組むための基金を作る団体を立ち上げたいという意向を明らかにした。

1月3日、トークショーの「Live! with Kelly」に出演したブーンは、CarolineAgnes.orgというNPO団体を設立する計画について以下のように語っている。

「母親になるって簡単には説明できないことだと思うわ。自分の人生がどれだけ大きく変わったかということをうまく表現することなんてできないもの。私の場合は、自分がすごく自己中心的だったというわけではないけれど、自分のキャリアを優先させて仕事に専念していたものでした。でも、娘の出産をきっかけにして今は自分がどのような先祖になれるかということに関心が移ったのよね。そこで、親になったことにインスパイアされて、CarolineAgnes.orgという基金を作るための団体を立ち上げることにしました。キャロラインは私の娘の名前で、アグネスは私が演じているエリザベス・キーンの娘の名前なんだけど、その2つの名前を合わせて、私の娘が生きていく将来の環境を守るための資金作りをしていきたいと思っています。自分たちがどのような未来を子供たちに残してあげられるのかということを考えていかねばならないから」

アグネスを出産したことで大きく人生が変わったエリザベスだったが、キャロラインちゃんの母親になったメーガンも人生観に大きな変化があったようである。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2017/01/11】

Vol.301 ジム・パーソンズ、新作映画の役について語る

BigBangTheory_yr7_column250_1227.JPEGビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のシェルドンことジム・パーソンズが、「Empire 成功の代償」のタラジ・P・ヘンソンがNASAに勤務する天才女性数学者キャサリン・ゴーブルを演じる新作映画『Hidden Figures』で、キャサリンの同僚の数学者ポール・スタフォードを演じている。『Hidden Figures』は、人種差別が横行していた1960年代に白人男性たちに勝るとも劣らない能力でアメリカの宇宙事業を支えた実在の黒人女性数学者たちを描く作品だが、ジムが演じているポールも自分の職場に入ってきたキャサリンの存在が気にくわない。ジムは、そんなキャラクターを演じた経験を、バラエティ紙とのインタビューで以下のように語っている。

「この話の中で僕の役が人種差別主義者で女性差別主義者でもあるという事を受け容れるには時間がかかった。誰だって歴史を振り返った時に間違った側に居たくはないだろう。それがたとえ映画の中であったとしてもね。だから、ちょっと変に聞こえるかもしれないけれど、僕はキルスティン・ダンストが演じている役に関わる部分の話に焦点を当てることにした。ポールと彼女は全く同じ立場にあるというわけではないけれど、2人ともキャサリンたちにとってのハードル的存在であり、あの時代の風潮を具現化しているキャラクターということでは共通しているんだ。彼女にまつわる話や彼女の役割を熟読することによって、僕は自分の役を理解することができたんだよ。それに、対立関係にある人間たちを演じるのはすごく楽しい。皆が笑っているシーンを演じるのも楽しいかもしれないけれど、俳優にとっては争いのシーンに取り組むのはとても楽しいものなんだ。特にタラジが相手だったからね。この映画での彼女はまったく素晴らしかった」

悪役を務めるポールだが、それでもアメリカの宇宙事業を担うNASAに勤務する数学者という、頭脳派キャラクターである。ジムは頭の良くない役なんて演じたことはあるの??と思いたくなるが、本人曰く「それはあるさ!実は、昔はよく頭の悪い役にキャストされたんだよ。頭が悪いか、特殊な才能を持つ知的障害者みたいな役が多かった。一体全体何が起きているのかさっぱりわかってない役を演じるのはすごく楽しかった」そうである。

今でもファンからは「シェルドン!」と声をかけられることの方がずっと多くて、逆に本名で呼ばれるとビックリしてしまうと語るほどシェルドンと同化しているジムだが、『Hidden Figures』のポール役でいよいよ頭が良いというイメージが定着したりして?



 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/12/26】

Vol.300 ウルリク・トムセン、スパイ物ドラマに出演

blacklist_yr4_column250_1213.jpgブラックリスト」で、ヒロイン、エリザベス・キーンの生みの親だと名乗るアレグザンダー・カーク役で強烈な印象を残したデンマーク人俳優ウルリク・トムセンが、スパイ物ドラマ「Counterpart」に出演することになった。

”形而上的なひねりを加えたスパイ・スリラー”と称されている「Counterpart」の主人公は、お役所仕事をする政府機関のしがない役人ハワード・シルク(「OZ/オズ」、「LAW & ORDER」のJ・K・シモンズ)。シルクは或る日、自分が勤務する政府機関が、実は並行して存在するパラレル・ワールドの出入り口を管理していることを知る。トムセンが演じることになっているのは、ハワードが勤める政府機関の対敵傍聴活動部の部長、アルドリッヒ。冷淡なところがある哲学者的なスパイという役どころだそうである。他には、「ドールハウス」のイギリス人女優オリヴィア・ウィリアムズや、同じくイギリス出身のハリー・ロイド(「ゲーム・オブ・スローンズ」)、「HOMELAND」のイラン人女優ナザニン・ボニアディ、英語のドラマはこれが初めてになるイタリア出身のサラ・セラヨッコなど、スパイ物ドラマに相応しい国際的なキャストが揃っている。

「Counterpart」の製作総指揮を務めるのは、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたモルテン・ティルドゥム。ティルドゥムは第1話を監督することにもなっている。

撮影は2017年にロサンゼルスで開始される予定で、その後、アメリカ国内の他の街やヨーロッパでも撮影されることになっている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/12/13】

Vol.299 「GRIMM/グリム」チームがアクション・アドベンチャー・ドラマを製作することに

grimm_yr3_column250_1124.jpg2011年10月に放映開始され、刑事ものの要素と御伽噺のファンタジー世界を融合させたユニークなドラマとして人気を博した「GRIMM/グリム」は、本国アメリカでは来年1月より放映される予定になっているシーズン6をもって終了することになっているが、「GRIMM/グリム」のクリエイター、デヴィッド・グリーンウォルトとジム・カウフが、同ドラマで製作総指揮を務めたショーン・ヘイズとトッド・ミルナーと共にアクション・アドベンチャー・ドラマを製作することになった。

「Treasure」というタイトルが付けられたこのアクション・アドベンチャー・ドラマの主人公は、ワシントンDCに住む大学院生のグループ。ひょんなことから40年前の秘密をあばくことになり、それをきっかけにして、未解決の殺人事件を解明しようとしたり、隠されていた殺人報酬を見つけ出したり、過去からの暗殺者に殺されそうになるところを逃れたりといったスリリングな体験を重ねていくといった内容だとのこと。

脚本はグリーンウォルトとカウフが執筆を担当し、「GRIMM/グリム」同様、NBC局とユニバーサルTVによって製作されることになっている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/11/24】

Vol.298 マイケル・ウェザリー、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」と「Bull」のクロスオーバー・エピソードを示唆

NCIS_yr6_column250_1118.jpgNCIS ネイビー犯罪捜査班」のトニー・ディノッゾことマイケル・ウェザリーが、TVガイドとのインタビューで、今年の9月から主演しているドラマ「Bull(原題)」と「NCIS ネイビー犯罪捜査班」とのクロスオーバー・エピソードの可能性を示唆した。

「Bull(原題)」でウェザリーが演じているドクター・ジェイソン・ブルは、トークショー司会者になる以前は裁判コンサルタント会社を経営していた心理学者のフィル・マグローをモデルとしたキャラクター。勝ち目が無さそうな裁判に臨む被告に、陪審員選択や弁護戦略、証言台での発言などについてアドバイスして、裁判を勝ち戦に導いていく。

ウェザリーが演じていた「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のトニーはレギュラー・キャストの中でも人気が高いキャラだったため、シーズン13を最後に降板したことが惜しまれていた。ファンからはカムバックを求める声も高いようだが、ウェザリーは「NCIS ネイビー犯罪捜査班」カムバックの代わりにトニーが「Bull(原題)」にゲスト出演するというアイディアを提案。ウエザリー曰く「『罠にかかったパパとママ』みたいにスプリット・スクリーンにして撮るんだ。で、メガネをかけているブルが『よお、俺たちすごくよく似てないか?』と言うと、トニーが『んー、いや、俺の方が強そうだな』と答えて、それに対しブルは『でも、俺の方が痩せてると思うよ』と返すとかさ。製作者たちには難しい課題を与えそうだから、実現するのは『Bull(原題)』のシーズン4とか5ぐらいとかになっちゃいそうだけど」

同じ俳優が違うキャラクターで出ている2つのドラマがクロスオーバーするなどという試みは前代未聞なので、実現したら大いに話題になりそうではある。


 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/11/18】

Vol.297 「スニーカーズ」がテレビドラマ化されることに

ブラックリスト」や「GRIMM/グリム」などの製作・放映局として知られるNBCが、1992年に公開された映画『スニーカーズ』をテレビドラマ化することになった。
 
映画『スニーカーズ』は1969年、2人の大学生ハッカーが侵入した政府機関や大統領の銀行口座からリベラルな団体に大金を寄付していたことが発覚し、1人は逮捕され、もう1人は逃亡するところから始まる。逃亡した大学生マーティン・ブライスは、その後、マーティン・ビショップ(ロバート・レッドフォード)と名を変え、天才ハイテク集団”スニーカーズ”を率いていた。そのビショップのところに、国家安全保障局から、高等数学者が開発した暗号解読器ブラックボックスを盗み出せという依頼が来る。首尾よくブラックボックスを盗み出したビショップらだったが、ブラックボックスはいかなる暗号も解読してしまうという驚くべき装置だった…
 
『スニーカーズ』は、『フィールド・オブ・ドリームス』のフィル・アルデン・ロビンソンが監督。レッドフォードのほか、「ブラックリスト」で結社に属する国家機密局長コツィオパロスを印象的に演じていたデヴィッド・ストラザーンやシドニー・ポワチエ、ダン・エイクロイド、リヴァー・フェニックス、ベン・キングズレーといったスターを揃え、映画評的にも商業的にも成功している。テレビドラマ化にあたっては、2010年から2015年にかけて「メンタリスト」の製作総指揮を務めたトム・センジョルジが映画版を基にして脚色を担当。映画版のプロデューサー兼脚本家を務めたウォルター・パーカーと共に製作総指揮も担当することになっている。
 
アメリカでは折しも、ウィキリークスが絡むハッキングの問題が大きく注目されており、ハッカーを主役としたドラマ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」がヒットしていることでも、非常にタイムリーなテレビドラマ化だと言えよう。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/10/31】

Vol.296 「メンタリスト」、ロシアでリメイクされることに

mentalist_yr7_column250_1014.jpeg本国アメリカでは2008年から2015年にかけて放映された人気ドラマ「メンタリスト」がロシアとウクライナの共同製作でリメイクされることになった。

オリジナル版「メンタリスト」は、ロシアのテレビ局TV−3で放映されたが、ロシアでは最も有名で人気のある海外テレビドラマのひとつだったとか。リメイク版は、民営放送局であるTV−3のほか、これまで「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」や「ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言」、「アグリー・ベティ」といったアメリカの人気ドラマを放映してきた国営放送局のチャンネル1でも放映される予定。

ロシア版「メンタリスト」で主役を演じることになっているのは、『ザ・デット ~ナチスと女暗殺者~』などの作品に出演し、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『戦場でワルツを』では声の出演を果たしたイスラエル出身で国際的に活躍している俳優イエズケル・ラザロフ。プロデューサーのヴラド・リャシンは、「メンタリスト」のロシア版リメイクを制作するにあたり、「オリジナル版『メンタリスト』のファンに配慮しながらも、ロシアの視聴者たちに広く受け入れられるよう当地の気風やテレビドラマの傾向に合わせるべく変更を加えることになると思う」とコメントしている。

ロシア版「メンタリスト」は、ウクライナの港湾都市オデッサとロシアで撮影されることになっているが、2014年のクリミア危機以来、緊張関係が続いているロシアとウクライナとの間で、映画やテレビ番組が共同製作されるのは非常に稀な事だそうである。

ロシア版「メンタリスト」は16話構成で、2017年の後半に放映が予定されている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/10/14】

Vol.295 マイケル・ウェザリー、マタ・ハリを主役にしたドラマをプロデュース

NCIS-weatherly_column250_0929.jpgNCIS ネイビー犯罪捜査班」のトニー・ディノッゾ役でおなじみのマイケル・ウェザリーが、女性二重スパイとして知られるマタ・ハリを主役にしたテレビドラマ「Mata Hari」の企画を進めている。

マタ・ハリは、1876年、オランダで、オランダ人の父親とジャワ人の母親との間に生まれる。18歳でインドネシアに赴任したオランダ人将校と結婚し、インドネシアに移住して現地の舞踊を習い、マタ・ハリというステージ・ネームを名乗り始める。家庭内暴力を振るう夫と離婚した後、1903年、パリに移り住み、エキゾチックさを売り物にしたダンサーとして活躍。ヨーロッパ中を旅行し、様々な国の将校たちと浮名を流したことで二重スパイの容疑をかけられて有罪判決を受け、1917年、パリで銃殺刑に処された。

ウェザリーが製作総指揮を務めることになっている「Mata Hari」は、婚約者を殺されたヒロインのマタ・ハリが復讐を誓って国際スパイ活動に巻き込まれていくというスパイ・スリラーものになりそうだとのこと。テレビドラマ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」の脚本を執筆したミカ・シュラフトが脚本を手がけると同時にウェザリーと共に製作総指揮を担当することになっている。

ウェザリーは、アメリカの心理学者でテレビの主演を務める新ドラマ「Bull」もアメリカで放映が始まったばかりなので、ますます多忙になりそうである。




 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/09/29】

Vol.294 「NCIS: ニューオーリンズ」のキャストとクルー、洪水の被害に遭ったルイジアナで救援活動を応援

NCISNO_yr1_column250_0913.jpg今年の8月中旬から下旬にかけてルイジアナ州を襲った洪水は、11人の死者を出し、14万6000戸の住宅に損害を与えるという大災害となったが、「NCIS: ニューオーリンズ」のキャストとクルーは、現地での撮影を一時休止。ルイジアナ州の首都、バトンルージュにおもむいて、洪水の被害に遭ったルイジアナの住民たちへの物資の配給を手伝うなど、救援活動に参加した。

「NCIS: ニューオーリンズ」でクリス役を演じているルーカス・ブラックは、「僕たちはここでテレビ・ドラマの撮影・収録をしているだけ。今起きている大災害の方がずっと大事だから、僕たちが手を貸すのは当たり前のことだ」と語っている。また、アメリカでは9月20日からCBSにて放映開始されるシーズン3からレギュラー・キャストの仲間入りをしたヴァネッサ・フェルリト(「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」)も、「洪水の被害に見舞われるということがどれだけ大変なことなのか、想像もできないわ。被害に遭われた方々には神の御加護がありますようにと祈るばかりよ。こんな状況の時には、とにかく私たちも出来る事をしなくちゃ。私たちが支援活動に参加している事が報じられることで、この災害の実態がもっと広く知られるようになるのを願っているわ」と語った。

「NCIS: ニューオーリンズ」では、舞台となるニューオーリンズやルイジアナ州が重要な役割を果たしており、現地撮影のために同地に滞在するキャストたちも一様にニューオーリンズに魅了されているゆえ、非常時にはそんなルイジアナに恩返ししたいという想いを強くしているのだろう。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/09/13】

Vol.293 サイモン・ヘルバーグ、ピアニスト役を演じた経験を語る

TBBT_Simon-ShowNormal_column250_0831.jpegビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のハワードことサイモン・ヘルバーグは10歳の頃からピアノを習い始め、プロ並みの腕前を誇るピアニストでもあるが、現在、アメリカで公開されている映画「Florence Foster Jenkins」では、その音楽的才能を活かして、メリル・ストリープ演じる主役のオペラ歌手の伴奏を担当したピアニスト、コスメ・マクムーン役を演じている。

「Florence Foster Jenkins」は、タイトルとなっている実在のオペラ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスの半生を描くコメディ・タッチの作品。ジェンキンスは絶望的な音痴だったが、その歌唱力ゼロの勘違いパフォーマンスを面白がった観衆のおかげでジェンキンスの演奏会は常に満員御礼で、本人は死ぬまで自分の音楽的才能を信じて疑わなかったとか。ジェンキンスを演じたストリープとヘルバーグが共に「チェーコフ作品とマルクス兄弟のコメディの中間に位置するような作品」と形容している「Florence Foster Jenkins」は、「グリフターズ/詐欺師たち」と「クィーン」でアカデミー賞監督賞にノミネートされたスティーヴン・フリアーズが監督しているが、そのフリアーズをどのように”口説いて”マクムーン役を勝ち取ったかについて、ヘルバーグは次のように語っている。

「僕はジェンキンスなどについての豊富な知識を披露してみせたんだけど、フリアーズ監督の関心は僕がピアノを弾けるかどうかということだけだったんだ。彼は宙を見つめながら僕の話を聞いていたんだけど、突然、『ピアノはどれぐらい上手く弾けるのかね?ショパンは弾けるかね?』と質問してきた。そこで僕は弾けるけど、僕が弾くのは主にジャズなんだと説明した。そうしたら『でも、モーツアルトも弾けるかね?』とか聞いてきたんだよ。だから最後には『スティーヴン、君が持ち込んでくる曲はなんでも弾けるよ。ラン・ランが警戒しなきゃいけないほどにね』なんて言っちゃった。ま、要は嘘をついちゃったんだ(笑)」

首尾よくマクムーン役にキャストされたヘルバーグは、ピアノ教師に付いて、プロのピアニストがどのように座り、どのように手を動かし、どのように呼吸するかなどということについて、4~5回の集中講座を受けたそうである。その成果については、ジェンキンスの夫でマネージャーも務めたセントクレア・ベイフィールド役を演じたヒュー・グラントが大いに感心して次のようなコメントを残していることからも推し量れるだろう。

「サイモンはマクムーン役には理想的なキャスティングだった。彼はコンサートも開けるようなピアニストだからね。この映画を観る人は、マクムーンがピアノを弾くシーンではサイモンが本当に弾いているということに是非、注目してもらいたいな」

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/08/31】

Vol.292 リーヴ・シュレイバー、パートナーのナオミ・ワッツとの出逢いについて語る

RayDonovan_yr3_column250_0815.jpgレイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のタイトル・ロールを演じて今年もエミー賞にノミネートされているリーヴ・シュレイバーが、アメリカの男性誌、エスクワイアの8月号の表紙を飾ると共に、インタビューを受けた記事が掲載されている。その中でシュレイバーは、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」をはじめとする仕事の話や、自分の生い立ちや母親のことなどを語っているが、冒頭、パートナーのナオミ・ワッツとの慣れそめを語っている箇所がなかなか微笑ましいので御紹介しよう。

シュレイバーは、2005年、メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートが主催するガラ・パーティの席でナオミ・ワッツと会う。シュレイバーとワッツは、その何年も前に、2人をデートさせようとした友人の紹介で会ったことはあったが、その時は「お義理で会っただけだった」とか。しかし、メトロポリタン美術館でのワッツは、シュレイバーには「一筋の光がさしたように」輝いて見えたとか。「彼女は僕に『この後は何をすることになってるの?踊りに行かない?』と聞いてきたので『うん』と答えて、或るクラブで落ち合うことにした。でも、クラブに行ってみたら彼女はショーン・ペンやベネチオ・デル・トロと一緒に居て、僕は自分の番が回ってくるのを待って手持ち無沙汰に突っ立っているだけだった。すごく居心地が悪くて自意識の塊みたいになっていた。だって、周りはすごい映画スターたちばかりだったから。僕は場違いで落ち着かない気持ちになっていた。こんなんじゃ僕は彼女に良い印象なんて与えられっこないと思ったから、『悪いけど、帰らなきゃいけないんで』と言ったんだ。そうしたら、彼女は外まで僕を追いかけてきて『私の電話番号、聞きたくないの?』って言ったんだよ」

そんなワッツの行動をシュレイバーは「すごく度胸がある行動だった」と評しているが、ワッツ自身も「ああいう言葉が最初に頭に浮かんだものだから。あんな事、それまでの人生で言ったことなんか無かったし、あれ以来、2度と言ってないのよ」と回想しているとか。

その翌日、シュレイバーとワッツはカップケーキを食べるデートに出かけたそうで、「すごくたわいのない、でもすごくロマンチックなデートだったよ。ちゃんとキスもしたんだ。大したキスじゃなかったけど、とても嬉しくなるようなキスだった。その後、彼女はロサンゼルスに戻って行ったから、僕は彼女にEメールを送りまくった。すごく沢山のEメールを送ったんだ。Eメールで誘惑したんだと思うよ」

シュレイバーは、ワッツとの出逢いが人生を変えたと述懐する。「この人と家庭を築いていくことに決めた。どんなことがあろうと誰かと末永くパートナーになることにしたんだ。一緒に子供をこの世に送り出して、相手を愛して敬意を表していこうと決めたんだよ」

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/08/15】

Vol.291 「LAW & ORDER」フランチャイズの新スピオンオフ・ドラマ

1990年9月からアメリカのネットワーク局NBCで放映開始され、高い人気をキープしながら20シーズンにわたるロングランを記録した「LAW & ORDER」から新たなスピンオフ・ドラマが生まれることになった。
 
「LAW & ORDER: True Crime - The Menendez Murders」と題された新スピンオフ・シリーズは、1989年に起きたメネンデス夫妻の殺人事件を6話構成のドラマにしたもの。被害者のメネンデス夫妻の夫ホゼ・メネンデスは、キューバ生まれ。16歳の時にアメリカに移民して以来、懸命に働いてエンターテイメント会社の代表取締役を務めるまでになったという立身出世の夢を実現した人物で、妻と当時21歳になるライルと18歳になるエリックという息子が2人居た。1989年8月20日、ライルとエリックがビバリーヒルズの自宅で両親が殺されていると警察に通報してきた。夫妻はマフィアに殺されていたかのように見せかけられていたが、間もなく警察は、夫妻の金を湯水のように浪費し始めたライルとエリックに疑いの目を向ける。

1990年3月、エリックが殺人を告白した精神分析医と別れたガールフレンドがエリックの告白について警察に通報。1990年3月8日、メネンデス兄弟は逮捕される。裁判では、被告人弁護士が兄弟は両親から虐待されていたためやむをえなく殺人に至ったという説を主張。有罪か無罪かについて陪審員たちの意見がまとまらず、評決不能裁判という結果に終わるが、2回目の裁判では陪審員たちは有罪の判決を言い渡し、メネンデス兄弟は仮釈放の可能性無しでの無期懲役の刑を受けて、現在も服役中である。
 
「LAW & ORDER: True Crime - The Menendez Murders」の製作総指揮は、「LAW & ORDER」フランチャイズ作品の脚本や製作総指揮を担当していたルネ・バルサーが務めることになっている。
 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/07/25】

Vol.290 「SCORPION/スコーピオン」のメンバーたちの相性度がわかる(?)連想ゲーム

SCORPION_yr2_column250_0715.jpgSCORPION/スコーピオン」の本国アメリカでの放映局であるCBSのウェブサイトが、「SCORPION/スコーピオン」のキャストたちの参加による「SCORPION/スコーピオンの相性度を測る実験」と題した連想ゲームの動画を載せていて、なかなか面白いのでその”実験結果”を御紹介しよう。

ゲームをプレイするのは「SCORPION/スコーピオン」のキャスト2人組。1人がカードに書かれた言葉を、その言葉自体を言うことなく他の言葉による定義や連想によるヒント、身振りなどで相手に当てさせるというゲームである。プレイ時間は1分。時間切れになったら、次には出題者と回答者の役割を交代して同様にプレイ。合計の制限時間2分の間にいくつ言葉を当てられるかで競うことになる。

最初のラウンドは、ウォルター役のエリス・ガベルペイジ役のキャサリン・マクフィー。IQ197を誇るウォルター、相手の気持ちを良く理解する対人関係スペシャリストのペイジをそれぞれ演じる2人だが、実生活でも恋人同士ということで息の合ったところを見せ、1分間でエリスが出したヒントにキャサリンが正答した言葉は8個。逆にキャサリンが出したヒントでエリスが言葉を当てたのは9個。2分間で17個の言葉を当てた。

次のラウンドは、ハッピー役のジェイディン・ウォンガロ役のロバート・パトリックのコンビ。興味深いことに、ロバートが出したヒントにジェイディンが正答したのは6問だったのに対し、ジェイディンが出したヒントでロバートは10個もの言葉を当てた。これは、ロバートがヒントを出すスピードがゆっくりだった上、ジェイディンが当てるたびに「サンキュー・ベリー・マッチ!君は素晴らしい!」などと合いの手を入れてペースが落ちてしまったから。逆に、ジェイディンは早口で次から次へと無駄無くヒントを出したゆえ、ロバートは容易に言葉を当てることができたようだった。連想ゲームは回答者以上にヒントを出す側の頭の回転の良さが必要だということを証明する良い例だった。

最後のラウンドは、トビー役のエディ・ケイ・トーマスシルヴェスター役のアリ・スティダムの天才デュオ。2人とも速いペースで的確なヒントを出して、アリの正答数は10個、エディの正答数は9個と、2分間で合計19個の言葉を当て、見事、最多正答数を獲得した。

ヒントの出し方、それに対してどのような言葉を連想するかという答え方で、キャストそれぞれの素顔もチラと垣間見られる楽しい動画だった。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/07/13】

Vol.289 「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」シーズン4第1話、一足先にネット配信公開へ

RayDonovan_yr3_column250_0623.jpg本国アメリカでは6月26日(日)に放映開始されることになっている「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」シーズン4だが、製作・放映会社のSHOWTIMEは、その前週の月曜日より自社のウェブサイトやYouTube、iTunesなどのデジタル・メディアにて、シーズン4第1話の無料配信を開始した。

ただし、この”無料お試し視聴”、有料ケーブル局SHOWTIMEで放映される「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」がTV-MA(17歳未満の子供の視聴に適さない暴力描写、性的描写、卑語が含まれている)のレーティングが付けられているのに対し、TV-14(14歳未満の子供の視聴に適さないとみなされる可能性がある内容が含まれている)のレーティングが付けられている。それゆえ、レイをはじめとする登場人物の過激な言動に慣れている「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」ファンには物足りなく思えるかもしれないが、新しいシーズンが始まるのが待てない!というハードコアなファンにとっては、少しでも早くレイたちに”再会”できるのは嬉しいに違いない。

シーズン4では、タイトル・ロールを演じるリーヴ・シュレイバージョン・ヴォイトら、レギュラー出演陣の面々に加え、テッド・レヴィン(「名探偵モンク」のストットルマイヤー警部)、リサ・ボネ(「ニューヨーク1973/LIFE ON MARS」ゲスト出演)、ステイシー・キーチ(「NCIS:ニューオーリンズ」ゲスト出演)、エンベス・デイヴィッツ(「MAD MEN マッドメン」ゲスト出演)、ガブリエル・マン(「リベンジ」のノーラン・ロス)、ビリー・ラッシュ(「NCIS ネイビー犯罪捜査班」ゲスト出演)など、ベテラン実力派俳優たちがゲスト出演する予定。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/06/22】

Vol.288 デヴィッド・ジュントーリ主演映画、間もなく全米公開

grimm_yr4_column250_0615.jpgGRIMM/グリム」のニック・ブルクハルトことデヴィッド・ジュントーリ主演のコメディ映画『Buddymoon』が、7月1日に全米で公開される。

ジュントーリ演じるデヴィッドは、結婚式を目前に控えた時にいきなり婚約者フランキーに振られてしまう。ヤケ酒を飲むデヴィッドだが、そこに花婿介添人を務めることになっていた親友のフルラ(フルラ・ボーグ)が励ましに来る。フランキーと一緒に行くはずだったオレゴンの山を巡るハネムーン・ハイキングのことを寂しそうに語るデヴィッドに、やたらと元気な性格のフルラはフランキーの代わりになるから一緒にハネムーン・ハイキングならぬ”バディムーン”・ハイキングに行こう!と提案。乗り気のしないデヴィッドを半ば無理やり誘い出して、男2人のバディムーンに出発する。オレゴンの山の中で、2人は、陰謀説を唱えるハイカーや、美人ハイカー(「GRIMM/グリム」のアダリンドことクレア・コフィー)、さらに狼にまで遭遇する冒険を経験する……。

監督は、TV界出身で映画監督は本作がデビューとなるアレックス・シモンズ。ジュントーリは、シモンズやボーグと共に脚本の執筆と製作総指揮も担当している。

「GRIMM/グリム」では、主にモンローことサイラス・ウェイア・ミッチェルが”お笑い担当”を務め、対するジュントーリは熱血漢ニックをシリアスに演じてきたゆえ、ジュントーリのコメディアンぶりが見られる『Buddymoon』は、「GRIMM/グリム」ファンには必見の映画になりそう。


< 公式サイト: http://buddymoonthemovie.com >

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/06/15】

Vol.287 ブライアン・クランストン、フィリップ・K・ディックのアンソロジー・ドラマで出演・製作総指揮を務めることに

BreakingBad_yr4_column250_0531.jpgブレイキング・バッド」のウォルター・ホワイトことブライアン・クランストンが、アメリカのSF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を基にしたアンソロジー・ドラマ・シリーズに出演すると共に製作総指揮を務めることになった。

「Electric Dreams: The World pf Philip K. Dick」と題された同シリーズは10話構成になっており、「バトルスター・ギャラクティカ」などの製作総指揮を務めたロナルド・D・ムーアをはじめとするアメリカ人脚本家とイギリス人脚本家から成るチームによって、ディックの作品が脚色される予定。(ムーアはクランストンと共に製作総指揮も兼任する。)

ディックの作品は、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化した「ブレードランナー」や「追憶売ります」を映画化した「トータル・リコール」、「少数報告」を映画化した「マイノリティ・レポート」などの映像化で知られているが、最近では第二次世界大戦で枢軸国が勝利してアメリカが東西に分断されているという設定で展開する「高い城の男」がアマゾンによってネット・ドラマ化されて話題になった。

「Electric Dreams: The World pf Philip K. Dick」の製作にあたって、クランストンは、「電気的な夢が叶ったという感じだね。文学の巨匠の作品が持つ不朽のテーマを探求してふくらませていけることになってすごくワクワクしている」と語っている。

「Electric Dreams: The World pf Philip K. Dick」は、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとイギリスの放送局、チャンネル4が共同制作することになっている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/06/01】

Vol.286 ファースト・レディ、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」でテレビドラマ出演デビュー

NCIS_yr2_column250_0510.JPGアメリカ合衆国大統領夫人、ミシェル・オバマが「NCIS ネイビー犯罪捜査班」にゲスト出演を果たした。

オバマ夫人が出演したのは、本国アメリカでは2016年5月3日に放映された「NCIS ネイビー犯罪捜査班」シーズン13の第22話「Homefront」というエピソード。海兵隊隊員の留守宅に押し入った強盗を14歳の息子ヘンリーが正当防衛で射殺するという事件の解決にあたったギブスらが、事件解決後、ヘンリーの母親アンが、カリフォルニア州の法曹資格がありながらも夫の赴任地となったバージニア州では弁護士の職に就けないという問題に着目。合衆国軍隊の隊員やその家族を支援するジョイニング・フォーシス・イニシアチブという取り組みを進めている機関に連絡して、アンの抱える問題の解決への助力を要請する。その過程で、ギブスとアンは、ジョイニング・フォーシスの発案者であるオバマ夫人からホワイトハウスに招かれて会うことになる、という展開になっている。

オバマ夫人は多忙なスケジュールをこなす毎日ゆえ、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」の撮影現場に行くことは不可能ということで、逆に「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のキャストとクルーがワシントンDCに出向き、実際のホワイトハウス内のブルー・ルームで撮影が行われた。過去にも「ザ・ホワイトハウス」などホワイトハウスを舞台にしたドラマはあったが、いずれも実物のホワイトハウスが使用されたのは外観のみ。「NCIS ネイビー犯罪捜査班」は、ニュース番組等の撮影を除いては、ホワイトハウス内で撮影を敢行した初のテレビ・プロダクションとなった。

オバマ夫人の方も、それまでシットコムやインタビュー番組などに出演した経験はあったが、1時間もののテレビ・ドラマで実際に俳優とやりとりする”演技”を披露したのはこれが初めて。しかし、さすが大統領夫人という大役を務めてきただけあって、登場シーンは1分ちょっとという短いものではあったが、アン役のレイコ・エイルスワースとギブス役のマーク・ハーモンを相手に「軍人の家族の皆さんや退役軍人の皆さんたちが多大なる犠牲を払っていることは私たちにはよくわかっていますし、それが注目されないまま終わることも無いようにします」とよどみなく堂々と話す様子に、「天性の女優だ」という声も上がっているようである。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/05/10】

Vol.285 メーガン・ブーン、ママになる

blacklist_yr3_column250_0428.jpgブラックリスト」のエリザベス・キーンことメーガン・ブーンが、4月15日、女児キャロラインちゃんを出産した。

ブーンは自分のインスタグラムに、フィアンセでベビーの父親であるアーティスト、ダン・エスタブルック氏の腕に抱かれたキャロラインちゃんの写真を載せ、「Welcome to the world, beautiful.(この世界にようこそ、かわいこちゃん)」とキャプション。さらに、花柄のおくるみに包まれたキャロラインちゃんの可愛らしい寝顔の一部が覗いた写真には「2016年4月15日、午前5時33分に生まれた私たちの娘、キャロライン・ブーン・エスタブルックの誕生という幸福に包まれて帰宅」というキャプションが付けられた写真も掲載。ファンからは1万以上に達する「いいね!」と700以上の祝福のコメントが寄せられている。

ブーンの妊娠は「ブラックリスト」のストーリーの中に書き込まれているが、ブーンがめでたくキャロラインちゃんを出産した一方で、エリザベス・キーンはどのような出産ドラマを迎えるのか、シーズン・フィナーレに向けての「ブラックリスト」のスリリングな展開がいよいよ楽しみである。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/04/27】

Vol.284 ジム・パーソンズがコメディ映画に主演

BigBangTheory_yr7_column250_0413.JPEGビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のシェルドンことジム・パーソンズが、忙しいスケジュールの合間をぬってコメディ映画に主演することになった。

パーソンズ主演のコメディは「Man-Witch」というタイトルで、パーソンズが演じるのは、或る日突然、自分が魔女のようなパワーを持っていることを知る学校教師。彼が魔女パワーを持っていることを知った魔女の集団に温かく迎え入れられて、“魔女学校”に送り込まれるが、魔女学校で学ぶ大人の生徒は彼一人だけ。魔女になるトレーニングを受ける小さな女の子たちに囲まれながら魔女修行をすることになるが……。

製作会社のワーナーブラザースが「Man-Witch」の企画を入手したのは2005年で、当初は「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」のトッド・フィリップスが監督し、ジャック・ブラックと「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」のアラン役で知られるザック・ガリフィナーキスが出演することになっていたとか。現時点での監督が誰になるのかは明らかにされていないが、パーソンズは主演を務めると共に、「プリズン・ブレイク」や映画「ワイルド・スピード」のプロデューサー、ニール・H・モリッツと共に製作を手がけることになっている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/04/14】

荻原順子
在ロサンゼルス映画/TVライター。キネマ旬報とTVタロウにハリウッド情報コラムを連載中。

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