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海外ドラマおすすめコラム vol.36 ロングランが続いてもチャレンジ精神を失わない 大ヒット作『クリミナル・マインド シーズン13』

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11月のスーパー!ドラマTVの目玉は『クリミナル・マインド シーズン13』のCSベーシック初放送開始と“特別企画『クリミナル・マインド祭り!』”(シーズン5・6の全話一挙放送など)だ。
 
高品質を保ち続ける長寿ドラマ『クリミナル・マインド』だが、これはもう発表されたので明かしていいだろうが、近々全米放送が始まるシーズン15で幕を下ろす。1990年代に始まった名作医療ドラマ『ER 緊急救命室』と同じ、シーズン15での終了は個人的に感無量だ。最終話の原題は“And in the End…(そして最後に……)”だとか。
 
それにしても、シーズン13に至ってもまだチャレンジ精神が旺盛な秀作だ。
 
まず第2のスピンオフ『クリミナル・マインド 国際捜査班』で活躍した、韓国系米国人ダニエル・ヘニーが演じるマシュー・シモンズが、同じFBIのIRT(国際捜査班)からBAU(行動分析課)に移籍する。ちなみにシモンズは『~国際捜査班』のバックドア・パイロット(ある番組の1エピソードを別の新番組の第1話にするもの)だったシーズン10第19話「国外捜査」と、シーズン12第13話「スペンサー」(シモンズはまだIRTにいた)で2回、BAUと合同捜査済み(ちなみに後者にはIRTのクララもいた)。
 
独身が多いBAUと4人の子どもがいるシモンズが生み出す化学反応など、本家のスタッフがいかにシモンズに期待しているかが分かる。
 
挑戦といえば、第6話「シェルター」でルイス役のアイシャ・タイラーが、第16話「最後の抵抗」でアルヴェス役のアダム・ロドリゲスが、本作での初監督に進出。またガルシア役のカーステン・ヴァングスネスは第11話「ある町の秘密」で番組4度目となる脚本への参加。一方、今や『S.W.A.T.』でおなじみのシェマー・ムーアが演じるモーガンが、前シーズンに続き、第5話「ラッキー・ストライク」で再登場するというサービスも。
 
この勢いで最終章=シーズン15まで突っ走りそうだ。
 
 
【アメリカTVライター 池田敏 2019/10/31】
 
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