LA発!海外ドラマ最新情報

ロサンゼルス在住ライターが現地から最新ニュースをレポート

Vol.283 名バイプレイヤー2人が、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」シーズン4にゲスト出演

RAY-cast_column250_0331.jpg本国アメリカでは、今年の夏から放映開始予定となっている「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」シーズン4に、脇をしっかり固める名バイプレイヤーとして知られる俳優2人が、ゲスト出演することになった。

1人は、テッド・レヴィン。日本の海外ドラマ・ファンには「名探偵モンク」のリーランド・ストットルマイヤー警部として最も良く知られている俳優だろう。最近では、スウェーデン=デンマーク合作の大ヒットドラマ「THE BRIDGE/ブリッジ」のアメリカ製リメイク「ブリッジ ~国境に潜む闇」のハンク・ウェイドを好演していた。レヴィンが「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で演じることになるのは、カリフォルニア州との州境に近いネバダ州プリムでカジノを経営しているリトル・ビル・プリムという人物。クセのあるキャラクターを演じるのが得意なレヴィンにはぴったりの役どころだろう。

もう1人は、リチャード・ブレイク。ウェールズ生まれ、アメリカ育ちの性格俳優で、出演作には『ブラック・ダリア』、『ハンニバル・ライジング』などの映画や、「GRIMM/グリム」(シーズン4)などがある。ブレイクが演じるのは、多大なる権力を持つ有力者たちに雇われている威圧的で危険な存在でヴラドという名のキャラクターだそうである。

これまでのシーズン同様、シーズン4でも、強烈な個性を持つ人間たちとレイがどのように渡り合っていくのかが見ものになりそう。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/03/31】

Vol.282 スティーヴン・バウアー、ブルース・グリーンウッド共演のドラマ

RayDonovan_yr2_#20(2-8)_column250_0315.jpgレイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で、レイの腹心の部下、アヴィを好演しているスティーヴン・バウアーが、「THE RIVER 呪いの川」でエメット・コール博士を演じたブルース・グリーンウッドと共演することになった。

存在感ある演技で定評のあるベテラン俳優2人が共演する新ドラマ「Four Stars(原題)」は、フロリダ州タンパの軍人コミュニティを舞台に、ライバル同士の大将とそれぞれの家族を描く。

バウアーが演じるのは、中東における軍事の最高責任者の1人、ロドリゲス大将。有能な指導者として知られる優れた軍人で、一男一女の父でもある。対するグリーンウッド演じるバックレイ大将は、世界全体の軍事を取り仕切る最高責任者の1人で、息子が1人居るという設定。フロリダ州は、ヒスパニック系、特にキューバ系アメリカ人のパワーが強い土地柄ということもあって、ヒスパニック系のロドリゲス一家と白人のバックレイ一家との人種的な力関係についても興味深い展開が期待できそう。

製作総指揮は、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」のエグゼクティヴ・プロデューサー、カール・ベヴァリーとサラ・ティンバーマンらが務める予定。

なお、バウアーは「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」にアヴィ役で引き続き出演することになっているが、「Four Stars(原題)」の製作・放映局は「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」を製作・放映しているケーブル局、Showtimeを所有するネットワーク局のCBSなので、バウアーのスケジュール調整にも問題は無いだろうと報じられている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/03/15】

Vol.281 「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のレギュラー・キャスト全員がトークショーに出演

TBBT7_column250_0229.jpg人気No.1シットコム「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」が間もなく放映200回を迎えることは、前回の「海外ドラマ最新情報」コラム(Vol. 280)でお伝えしたが、その放映200回を記念して、ジョニー・ガレッキジム・パーソンズケイリー・クオコサイモン・ヘルバーグクナル・ネイヤーメリッサ・ローチメイエム・ビアリックのレギュラー・キャスト全員が、コナン・オブライエンのトークショー「Conan(原題)」に出演することになった。

「Conan(原題)」は、2010年11月から米ケーブル局TBSで月曜日〜木曜日の夜の11時から放映されているトークショーで、過去にも「ブレイキング・バッド」や「ゲーム・オブ・スローンズ」といった人気ドラマや、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』といった大作映画のキャスト全員が出演する“イベント・エピソード”を放映してきた。

なお、「Conan(原題)」の放映局TBSでは、現在、月曜日〜金曜日の午後8時から11時にかけてのプライムタイムの3時間枠で「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」を6話ずつ再放映中である。


 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/02/29】

Vol.280 「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」に往年のバットマン俳優が出演

BB_group_column250_0212.JPG人気No.1シットコム「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は間もなく200回めの放映を迎えるが、その記念すべき第200話に、1960年代のテレビシリーズ「バットマン」で主役のバットマン/ブルース・ウェインを演じたアダム・ウエストがゲスト出演することになった。

ウエストは、1928年、米ワシントン州ワラワラ生まれ。大学卒業後、米軍の徴兵を受け、米軍の放映局AFNでテレビ番組のアナウンサーを務める。除隊後、1954年にテレビ俳優としてデビュー。西部劇ドラマや犯罪ドラマ、アクション・ドラマなどへの出演を重ね、1966年、DCコミックをテレビドラマ化した「バットマン」の主役に選ばれ、大成功をおさめる。

「バットマン」終了後も映画とテレビの仕事を続けるが、バットマン役や本人役での出演が多く、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」にも、アダム・ウエスト役で出演する予定。アメリカ本国では2月25日に放映が予定されている第200話には、ウエストの他、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のゲスト出演でエミー賞にノミネートされたクリスティン・バランスキー(レナードの母、ビバリー・ホフスタッター役)やサラ・ギルバート(レスリー・ウィンクル役)、ウィル・ウィートン(本人役)といったファンにはおなじみのゲスト出演スターたちも登場するとのこと。

「ビッグバン★セオリー」には、これまでも、ジョージ・タケイやケイティ・サッコフ、サマー・グロー、レナード・ニモイ(声の出演)といったオタクが夢中になるようなTVドラマのスターたちや、ボブ・ニューハートやスタン・リーといったポップカルチャーの伝説的存在、あるいは、スティーヴン・ホーキングのような科学者たちにとっては神様のような存在までがゲスト出演を果たしているが、ウエストもそのようなゲスト出演者リストに加わることになる。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/02/12】

Vol.279 「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」のシャロン・テート役、決定

aquarius_yr1_#10_column250_0129.jpg2015年5月に放映開始され、好評のうちにシーズン1が終了。シーズン2の製作・放映も決定している「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」だが、そのシーズン2に登場するシャロン・テート役を、アマンダ・ブルックスが演じることになった。ブルックスは、1981年、ニューヨーク生まれ。映画「D-WARS ディー・ウォーズ」や「ザ・ハリウッド」などの出演作がある。

シャロン・テートは、1943年、テキサス生まれ。1960年代の初めから映画・TVの端役の仕事を始め、1964年にホラー映画「Eye of the Devil」で本格的な映画デビューを果たす。1968年1月、出演作の「吸血鬼」を監督したロマン・ポランスキーと結婚。翌1969年の秋に第1子を出産する予定だったが、同年8月9日、友人たちと自宅に居たところをマンソン・ファミリーに襲われて友人たちと共に惨殺された。

「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」では、ゲシン・アンソニー演じるチャールズ・“チャーリー”・マンソンが強烈な印象を残しているが、テート殺害事件はマンソン・ファミリーの最も悪名高い事件ゆえ、テートの登場も必然的なものだと言えよう。なお、テートを実際に殺したのは、2009年に脳腫瘍のため獄死したスーザン・アトキンスで、「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」ではセディというアトキンスの実際の愛称で登場。「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」でアシュリー役を演じたアンバー・チルダーズが好演している。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/01/29】

Vol.278 アーロン・ポール、「ベター・コール・ソウル」にカメオ出演希望

BreakingBad_yr4_#46_column250_0113.jpgブレイキング・バッド」のジェシー・ピンクマンことアーロン・ポールが、同ドラマのスピンオフである「ベター・コール・ソウル」にカメオ出演することを心待ちにしているそうだ。

「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」に登場した弁護士、ソウル・グッドマンが本名ジミー・マクギルを名乗る売れない弁護士だった時代の物語で、「ブレイキング・バッド」にグッドマン役で出演していたボブ・オデンカーク主演。他にも、「ブレイキング・バッド」のキャラクター、マイク・エルマントラウト(ジョナサン・バンクス)やトゥコ・サラマンカ(レイモンド・クルス)らが登場しているので、ポールやウォルター・ホワイト役のブライアン・クランストンがカメオ出演しても不思議はないというわけである。

ポールは、「ベター・コール・ソウル」の大ファンだそうで、これまでのエピソードも全て観ているとか。ポールがカメオ出演するかどうか、出演するとしたらいつになるのかといった詳細については未定のようだが、ポールはジェシー役を再度演じることについて以下のように語っている:「ヴィンス(・ギリガン=エグゼクティブ・プロデューサー)とは、「ベター・コール・ソウル」の撮影が始まる前から既にカメオ出演の話をしているんだ。カメオ出演する気があるかと聞かれたから『もちろん!あなたが関わっているものだったら何でも出ますよ。脚本を送ってもらう必要も無いです。とにかくイエスと言います。今の僕があるのはあなたのおかげですからね』と答えた。彼のおかげで僕はキャリアを築くことができたんだからね。彼から頼まれたら何でもするだろう。カメオ出演については、まだ何も決まっていないから、これ以上話すことはできないけれど、是非、出演させてもらいたいと思っている。」

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2016/01/13】

Vol.277 ショーン・ペンが第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンを演じることに

「ミスティック・リバー」と「ミルク」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したショーン・ペンが、アメリカ合衆国第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンを演じることになった。
 
ペンがジャクソンを演じるのは、伝記書部門でピューリッツァー賞を受賞したジョン・ミーチャム著の「American Lion: Andrew Jackson in the White House」のミニシリーズ化作品。「ザ・ソプラノズ」や「THE WIRE/ザ・ワイヤー」などといった秀作ドラマを製作・放映してきた有料ケーブル局HBOと、映画「ハンガー・ゲーム」シリーズをヒットさせたことで知られる映画会社ライオンズゲートが共同製作することになっている。
 
ジャクソンは、庶民の出でリベラルな党風で知られる民主党初の大統領である一方、軍人時代にアメリカン・インディアンを虐殺した経験を持ち、奴隷制度に賛成していたという人種差別主義者でもあったというアクの強い人物だったようで、強烈な個性で知られるペンには適役だろう。
 
HBOは過去にも、合衆国第2代大統領のジョン・アダムズの伝記映画「John Adams」を製作・放映してエミー賞を13部門で受賞した実績があり、現在、「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンが第36代合衆国大統領リンドン・B・ジョンソンを演じてトニー賞主演男優賞を受賞した舞台劇「All The Way」の同名TVドラマ化作品を撮影中でもある。
 
ジャクソン大統領の伝記ミニシリーズは2016年に製作が開始されることになっている。

 
 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/12/25】

Vol.276 トニー・シャルーブ、"ブラックリスター"に

blacklist_yr3_column250_1214.jpg「名探偵モンク」の主演スター、トニー・シャルーブが、2016年2月に放映が予定されている「ブラックリスト」のエピソードにゲスト出演することになった。

シャルーブが演じることになっているのは、犯罪界の名交渉人として名を馳せているアリステア・テイトというキャラクター。テイトは、頭の回転の速さと大芝居をうつ才能とで狙った獲物を巧みに操って、自分の提案がどんなにとんでもないものでも相手に受け容れさせてしまう特技を持つ。彼が旅行をする際には、必ず名刺の束を持ち歩くと共に、こよなく愛する2匹のポメラニアン犬、マリリンとモンローを同伴する。

演じるシャルーブは、エキセントリックさではテイトに勝るとも劣らない探偵、エイドリアン・モンク役が最も知られているが、舞台で鍛えた演技力で30年近くTVと映画で活躍してきたベテラン性格俳優。本人はレバノン系アメリカ人だが、中近東系の登場人物だけでなく、イタリア系、ユダヤ系、ギリシャ系、ヒスパニック系、そして映画「メン・イン・ブラック」シリーズではエイリアンまで演じるという“多国籍”な役をこなしてきた。

シャルーブが出演予定の「ブラックリスト」シーズン3の第13話では、レッド役のジェームズ・スペイダーとの競演が大いに見ものになりそう。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/12/14】

Vol.275 「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」に出演したオマー・J・ドージー、「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」に出演することに

aquarius_column250_1130.jpgレイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で、レコード・プロデューサーであると同時に犯罪シンジケートのボスでもあるクッキー・ブラウンを演じたオマー・J・ドージーが、「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」のシーズン2に出演することになった。

ドージーが「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」で演じることになるのは、ラルフ・チャーチ。前科者だが頭が切れて相手を威嚇するような力強さを持ち、チャールズ・マンソンを圧倒する存在になるとのこと。ドージーは、1975年アトランタ生まれ。「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」の他に、「メンタリスト」、「CHUCK/チャック」、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」などのドラマへのゲスト出演や、『ジャンゴ 繋がれざる者』や『グローリー/明日への行進』などの映画出演がある。

「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」に主演すると同時にプロデューサーも務めているデヴィッド・ドゥカヴニーによると、「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」シーズン2では、アフリカ系アメリカ人公民運動の指導者として有名で『グローリー/明日への行進』の主役でもあるマーティン・ルーサー・キング・ジュニアも登場するそうで、シーズン1に引き続き、実際に存在した人物と架空の人物とが相まみえるエキサイティングなドラマが展開しそうで楽しみである。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/11/30】

Vol.274 ルーシー・リュー、愛息の写真をアップデート

Elementary_yr2_#32(2-8)_column250.jpgエレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」のジョーン・ワトソンことルーシー・リューは、今年の8月、代理出産にて息子のロックウェル・ロイド・リュー君が誕生したことを発表したが、先日の11月2日、画像共有ソーシャルメディアのインスタグラムにて生後2ヶ月のロックウェル君の写真を公開した。

「御機嫌ロックウェル」と題したこの写真、隣にテディベアらしき縫いぐるみに添い寝されて自動車の模様の付いたロンパスを着たロックウェル君が微笑んでいるという実に愛らしい写真で、12,000人以上のファンが「いいね!」をクリックしている。

私生活について多くを語らないリューは、ロックウェル君の父親が誰なのかについても明らかにしていないが、元々、昔ながらの家族の形態にこだわらない考えの持ち主のようで、2010年のUSAトゥデイ紙とのインタビューで母親になることについて以下のように答えている。

「何歳までに結婚して身を固めようなんてことは考えていないの。子供が産めるタイムリミットを教えてくれる時計も壊れちゃっているみたい。誰かが電池を抜いちゃったのね。(笑)何事をするにも早過ぎるとか遅過ぎるとか考えたりしないのよ。私は因習的な人生とは程遠い生き方をしてきたから、因習的なやり方をするなんて考えたことも無いわ」

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/11/16】

Vol.273 ジョニー・ガレッキ、ベストセラー書を基にしたシットコムをプロデュース

TBBT_Johnny_column250_1030.jpegビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のレナードこと、ジョニー・ガレッキが、ベストセラー書を基にしたシットコムの企画を進めている。

「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」が収録されるワーナー・ブラザースTVスタジオ内にオフィスを持つガレッキのプロダクション会社、アルシード・バヴァが製作することになるのは、A・J・ジェイコブス著のベストセラー「聖書男(バイブルマン)現代NYで『聖書の教え』を忠実に守ってみた1年間日記」を基にしたシットコム。エスクワイア誌の総合監修を手がけるジャーナリストであるジェイコブスは、1年間、聖書の教えを忠実に実践してみるという実験(罪を犯した者に石を投げてみる、暦上の儀式に動物の犠牲を捧げてみる、混紡の服は着ないようにしてみるなどなど)を試みると同時に、キリスト教のいろいろなセクトの指導者やユダヤ教のラビたちと会って聖書について語り合った経験を基に「聖書男」を執筆したとのこと。今の時代、聖書に書かれていることをそのまま全て実践するような人間は珍しいだろうから、シットコムでは、そんな実験を続ける主人公が遭遇する様々な珍体験を綴っていくのだと思われる。

19世紀のフランスの詩人アルチュール・ランボーの別名にちなんで付けられたというアルシード・バヴァを通してガレッキと共に「聖書男」のシットコム化番組を製作するのは、映画『グリーン・ランタン』や『トレジャー・ハンターズ』などの映画の製作総指揮を務めたアンドリュー・ハース。今年の3月に創立されたアルシード・バヴァは他にもう1本、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のアメリカでの放映局CBSのために、別のシットコム番組を製作することが決まっている。ガレッキは、アルシード・パヴァについて、「最初の7ヶ月間に僕たちが達成した事に誇りを感じる」とコメント。企画を進めるにあたっては、多様性を重んじる精神を拠り所にしていきたいと語っている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/10/30】

Vol.272 "血の伯爵夫人"を主人公にしたドラマ

バトルスター・ギャラクティカ」などのエグゼクティヴ・プロデューサーとして知られるデヴィッド・エイックと『リーサル・ウェポン』シリーズや『マトリックス』シリーズのような大作を手がけてきた大物プロデューサー、ジョエル・シルヴァーが、“血の伯爵夫人”の異名を持つ実在の連続殺人鬼バートリ・エルジェーベトを主人公にしたヴァンパイア・ドラマを製作することになった。
 
バートリ・エルジェーベトの英語の呼称エリザベス・バートリから採った「Bathory」というタイトルが付けられたこのドラマの舞台は16世紀のハンガリー。有力な貴族の家庭に生まれ、ナーダシュディ・フェレンツ2世伯爵と結婚したエルジェーベトは、召使に対して残虐行為を繰り返したり、領地内の農奴の娘など身分の低い女性たちを誘拐しては拷問した後に惨殺するなど残虐行為を繰り返し、その犠牲者の数は600人にのぼったと言われている。また、処女の血には若返り効果があると信じ込んで、犠牲者から搾り取った血で満たされた浴槽に浸かるという行為を繰り返したりしたため、吸血鬼伝説のモデルにもなった。
 
「Bathory」は、エイックとシルヴァーがプロデューサーを務め、ネットワーク局のCBSが製作、放映することになっているが、ネットワーク局による放映番組の場合は放映規制がケーブル局の番組より厳しいので、エルジェーベトの残虐行為の描写にあたっては話題になりそうである。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/10/22】

Vol.271 「LAW & ORDER」のライブ・リアリティ・スピンオフ

LO_logo_column250_0925.jpgアメリカ国内では4本、イギリスでさらに1本のスピンオフを生み出した刑事ドラマの名シリーズ「LAW & ORDER」から、新たに新番組が誕生することになった。

「Law & Order: You The Jury」というタイトルの付けられたこの新番組は、実際の事件を視聴者に裁いてもらおうというもの。番組はライブで進行し、視聴者は陪審員の役割を果たして、証人による証言の正確さや証拠の説得力の是非をインターアクティブ・メディアを通して投票、最終的には判決を下すという趣向になっているとのこと。

製作は、「LAW & ORDER」フランチャイズのクリエイター、ディック・ウルフとリアリティTV番組の製作を専門とするマジカル・エルヴスというプロダクション会社が担当する。ウルフは、「LAW & ORDER」の非公式なスピンオフ番組という形で、カリフォルニア州サンディエゴの検察局が実際の裁判に臨む過程を追ったリアリティTV番組「Crime & Punishment」を2002年に、陪審員制度にスポットライトを当てた法廷ドラマ「LAW & ORDER: 陪審評決」を2005年に、それぞれ製作総指揮しているが、「Law & Order: You The Jury」は、その2つを合わせたような番組になりそう。

「Law & Order: You The Jury」は、他の「LAW & ORDER」フランチャイズのドラマ同様、ネットワーク局NBCで放映される予定。


 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/09/25】

Vol.270 「ブレイキング・バッド」後も充実した仕事を続けるブライアン・クランストン

AMC-Breaking Bad-5_column250_0912.jpg本国アメリカでは2013年に放映が終了している「ブレイキング・バッド」で4回もエミー賞主演男優賞を受賞するという快挙を果たしたブライアン・クランストンだが、「ブレイキング・バッド」放映終了後も充実した仕事を続けている。

そんな“ポスト「ブレイキング・バッド」”の出演作の1つ、「Trumbo」がトロント国際映画祭でプレミア上映された。「Trumbo」でクランストンが演じているのはハリウッドで活躍した脚本家のダルトン・トランボ。トランボは、第二次世界大戦直後の赤狩りで標的になったハリウッドテンの1人で、非米活動委員会の聴聞会での証言を拒んだため議会侮辱罪のかどで禁固刑に処された。刑務所出所後もブラックリストに名前が載ったため映画界から事実上追放されて、その後、13年間は安い脚本料をもらいながら他人名義で脚本を書くという屈辱を経験。1960年、「スパルタカス」の脚本からようやく実名を出して脚本を書く状況になる。1975年、他人名義で書いた「黒い牝牛」(1956)の原案に対して贈られたアカデミー賞を受賞。翌年の1976年に亡くなるが、その後「ローマの休日」(1954)の原案もトランボによるものであることが判り、1993年に同作品の原案でアカデミー賞が贈られている。

「Trumbo」の他にも、舞台で演じたアメリカ合衆国第36代大統領リンドン・B・ジョンソンを再び演じるTV映画「All the Way」、コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルを逮捕するのに一役かった麻薬取締局の捜査官を演じる「The Infiltrator」など、話題作への出演が目白押し状態のクランストンだが、「Trumbo」のトロント国際映画祭上映に際してのハリウッド・レポーター紙のインタビューで、「ブレイキング・バッド」以後の仕事について以下のように語っている:

「仕事選びに関しては『ベストを尽くしてくれればいいよ』と言ってあるんだけど、僕のエージェントたちに出演料のことで相談される時は『その金額で満足できる?』と聞くようにしている。彼らが『もう少し上げさせることができると思うよ』と言う時には、「わかった。もう少し交渉してみてくれ』と言うんだ。偉そうに見えたくはないけど仕事に困っているわけではないからね。僕は貧乏になったこともある。家を差し押さえられるほど金に困ったこともあるんだ。裕福になったこともある。もちろん裕福でいるに越したことはないよ。でも、今は有名であることに慣れつつある段階なんだ。まだ騒がれることに落ち着いていられるほどにはなっていない。有名になるってことは、妊婦になったようなものだと思う。妊婦になると見ず知らずの人が勝手にこっちの腹に手を当ててきて『これは男の子ね!』なんて言ったりするだろう?有名になると、同じように見ず知らずの人が図々しく僕の近くに寄って来て『アンタの出てたあの映画ね、全然良くなかったよ』なんて平気で言ったりする。そんな事が日常茶飯事になる。ストーリーの語り方なんて知りもしないくせに、『君のキャラクターのアークがダメだったな』なんて業界専門用語をいっぱしに使ったりしてね。でも、そういう事にも僕は耳を傾けるようにしている。真の失敗作にはそういう感情さえ持ってもらえないものだからね。何らかの感情さえ持ってもらえるのなら、激怒してくれたってかまわない。たとえ僕が観ている人たちに感じてもらいたい方向とは別の方向に感情が向いてしまったとしても、少なくとも何かを感じてもらったことにはなるわけだから」

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/09/12】

Vol.269 サイモン・ヘルバーグ、テレビ番組2本を製作することに

TBBT_Simon-ShowFormal_column250_0831.jpegビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のハワード・ウォロウィッツことサイモン・ヘルバーグが、テレビ番組を2本、企画・製作することになった。

ヘルバーグは、女優で監督でもある妻、ジョスリン・タウンと共に最近、プロダクション会社ワイルドライン・エンターテイメントを設立。「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」の制作会社ワーナーブラザース・テレビジョンと組んで、30分枠のコメディ番組とティーン向けのファンタジー小説「Legacy Of Kings」のテレビドラマ化作品を製作する。

タイトル未定のコメディ番組は、ヘルバーグが脚本を執筆する予定。ヘルバーグは、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」でブレイクを果たす前に、「ブレキング・バッド」のソウル・グッドマン役で知られるボブ・オデンカークらと共にインターネット配信のコメディ・シリーズのクリエイターを務めた経験がある。

「Legacy Of Kings」は、「王たちのセックス—王に愛された女たちの歴史」などの著作で知られるエレノア・ハーマンが今年の8月18日に出版したばかりのティーン向けファンタジー小説。ティーンエージャー時代のアレキサンダー大王が、王室に根付く言語に絶する邪悪な存在を排斥できる唯一の力だとされているブラッド・マジックを獲得するための旅に出るというストーリーだとのこと。

2本のTV番組を製作するにあたってヘルバーグは、「僕たちはテレビと呼ばれる機器でテレビ番組を見る時代に育ってきたけれど、今やテレビ番組はすごく個人的な存在になって番組作りも大胆な試みに挑戦できる機会がとても増えてきた。僕たちは、そのような番組制作を実現させるにあたって、ワーナーブラザースと一緒に仕事ができることになってとても嬉しく思っている」とコメントしている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/08/31】

Vol.268 「ゴシップガール」のエグゼクティヴ・プロデューサーによるホラー・コメディ・ドラマ、製作へ

ゴシップガール」でエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージが、2人が「The OC」を製作した当時、放映局FOXの社長だったゲイル・バーマンと共に、ホラー・コメディ・ドラマを製作することになった。

グレイディ・ヘンドリックス著の超自然ミステリー小説「Horrorstör」にインスパイアされたという同名タイトルのドラマのヒロインは、26歳の女性、エイミー。アルコール依存症から立ち直ったばかりのエイミーは、ヨーロッパ資本の家具のスーパーストア、オースクに就職する。オースクでの仕事は、エイミーにとって人生をやり直す絶好の機会のように思われたが、彼女は間もなく、妙なことに気がつく。オースクは、狡猾に客の欲望につけこんで、彼らの願いや夢想を思いもかけない超自然的なやり方でかなえてやっていたのである…

「Horrorstör」の企画は、元々、オースクのモデルになったと思われるイケアのカタログそっくりな装丁になっている「Horrorstör」の原作を読んだ脚本家/映画監督のチャーリー・カウフマン(『マルコヴィッチの穴』、『エターナル・サンシャイン』)が、バーマンのところに持ち込んだものだった。バーマンは、原作のドラマ化権を取得すると共に、「The OC」で一緒に仕事をしたシュワルツとステファニー・サヴェージ(「ゴシップガール」に声をかけ、再びチームを組んで「Horrorstör」を共に製作することになった次第。シュワルツはプロデューサーを務めると同時に、新人ライターであるマイケル・ヴカディノヴィッチと共に原作の脚色を担当し、カウフマンは製作総指揮を務めることになっている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/08/26】

Vol.267 「ブレイキング・バッド」のハンクの相棒役俳優、政界進出へ

BreakingBad_yr5_#50(5-4)_column250_0723.jpgブレイキング・バッド」で、ウォルターの義弟ハンクの相棒、スティーヴン・ゴメスを演じていたスティーヴン・マイケル・ケサダが、「ブレイキング・バッド」の舞台でもあるニューメキシコ州アルバカーキが属する同州ベルナリオ郡の郡政委員選挙に出馬することになった。

ケサダは1963年、アルバカーキ生まれ。イースタン・ニューメキシコ大学で演劇を学ぶ。2005年、TV映画の脇役で俳優デビュー。2008年、「ブレイキング・バッド」でハンクの相棒の麻薬捜査官、ゴメスの役にキャストされ、注目される。2010年からは、地元アルバカーキで収録されるトークショー番組「The After After Party with Steven Michael Quezada」でホスト役を務め、同番組にはブライアン・クランストンアーロン・ポールも「ブレイキング・バッド」で共演したよしみで数回に渡ってゲスト出演を果たした。

生粋のアルバカーキ人であるケサダは、当地コミュニティの行政にも深く関わり、現在、アルバカーキ教育委員会の書記を務めている。2016年に行なわれる郡政委員選挙に出馬することについて、ケサダは「民主党に新風を吹き込めればと思っている。我々は、メキシコ系/ラテンアメリカ系の若者たちに、地元政治の大切さを説いて政治参加を呼びかける必要があるんだ」とコメントしている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/07/23】

Vol.266 アーロン・トゥヴェイト、「グリース」に主演

gossip_yr3_#54(3-11)_column250_0716.jpgゴシップガール」で、ネイト・アーチボルドの従兄、トリップ・ヴァンダービルトを演じたアーロン・トゥヴェイトが、アメリカのネットワーク局FOXのライブ・ミュージカル・ドラマ「Grease: Live」で主役のダニー・ズーコを演じることになった。

「Grease: Live」は、いうまでもなく、1971年にシカゴで初演されたジム・ジェイコブスとウォーレン・ケイシー作のミュージカル「グリース」と、1978年に公開された同名映画化作品を基にした生放映のミュージカル・ドラマ。映画化作品では、当時24歳のジョン・トラヴォルタがダニー役を演じている。

トゥヴェイトは、高校時代から演劇部で活躍し、イサカ大学在学中に大学を休学してミュージカル「レント」の全米ツアーに参加。2006年には「ヘアスプレー」のリンク役でブロードウェイ・デビューを果たした。2009年から2年間は、ロック・ミュージカル「Next To Normal」に出演し、ヘレン・ヘイズ賞とクラレンス・ダーウェント賞を受賞。さらにスティーヴン・スピルバーグ監督の同名映画をミュージカル化した「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に主演し、2012年には映画版「レ・ミゼラブル」で革命の闘士アンジョルラス役を演じている。

「Grease: Live」でトゥヴェイトと共演することになっているのは、ボーイズ・グループ、ビッグ・タイム・ラッシュのカルロス・ペナ(ケニッキー役)、「ロック・オブ・エイジズ」のジュリアン・ハフ(サンディ役)、「ハイスクール・ミュージカル」のヴァネッサ・ハジェンズ(リッゾ役)、「ジョイフル♪ノイズ」のキキ・パーマー(マーティ役)ら。

トゥヴェイトは「Grease: Live」に主演するにあたり、「素晴らしく才能のある俳優たちと共に、皆に愛されている有名ミュージカルのTVドラマ化作品に出演することになって、すごく嬉しく光栄に思っています。ダニー・ズーコは僕にとって是非演じたいと思っていた役でした。ライブ放映のドラマで演じる楽しさを味わうのが待ち遠しい気持ちです」とコメントしている。

「Grease: Live」は、2016年1月31日に全米でライブ放映される予定。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/07/16】

Vol.265 「THE BRIDGE/ブリッジ」のクリエイターの新ドラマ

bridge_yr2_#16_column250_0622.jpgTHE BRIDGE/ブリッジ」のクリエイター、ハンス・ローセンフェルトが、イギリス最大の民間放送局、ITVのために犯罪ドラマを製作することになった。

「Marcella」と題されたこのドラマの舞台は現代のロンドン。ヒロインのマルセラは、30代後半の女性刑事。子育てのために12年間勤めた職場を去ったが、突然離婚することになると同時に娘も寄宿者学校に入ったため、復職することになる。職場に戻ったマルセラは、早速、最近起きている連続殺人事件捜査の担当を命じられる。この殺人事件が、2003年にマルセラが初めて担当した未解決事件と同一犯の仕業と見られる特徴を備えていたからである。12年前の犯人が再び連続殺人を再スタートさせたのか?あるいは最近の事件は、過去の事件をまねた模倣犯による犯行なのか?マルセラは単独で殺人事件の捜査に挑んでいく・・・。

ローセンフェルトは、企画を担当すると共に脚本を執筆し、製作総指揮も手がける。撮影は今年の秋にロンドンとその周辺地域で開始される予定。

ローセンフェルトが企画した「THE BRIDGE/ブリッジ」や同じデンマーク発のミステリー・ドラマ「THE KILLING/キリング」など、北欧製ミステリー・ドラマはイギリスで高い人気を博してきており、ITVがローセンフェルトと組んで「Marcella(原題)」を製作することになったのもごく自然な成り行きだったのだろう。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/06/22】

Vol.264 「ビッグバン★セオリー奨学金」、設立される 

BIGBANG6_keyart_tate_column250_0610.jpg頭脳明晰なオタク男子たちの日常を描く「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のクリエイターで製作総指揮を務めるチャック・ロリーが、Chuck Lorre Family Foundation(チャック・ロリー家族基金)を通して、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学生を対象にした奨学金制度を設けることになった。

その名も「ビッグバン★セオリー奨学基金」と名付けられた同奨学金は、UCLAに通う科学系、技術系、工学系、数学系を専攻し、経済的援助を必要とする学生に授与されるもの。これまで、チャック・ロリー家族基金が集めた寄付金と共に、ジョニー・ガレッキジム・パーソンズケイリー・クオコサイモン・ヘルバーグクナル・ネイヤーメリッサ・ローチメイエム・ビアリックら「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のキャスト・メンバーや、エグゼクティヴ・プロデューサーのビル・プラディやスティーヴン・モラロ、製作会社のワーナーブラザース・テレビジョンや放映局のCBSからの寄付金で、計400万ドル(約5億円)が集まっており、2015年9月から始まる新年度に奨学金を受ける20人の学生も既に決められているとのこと。この20人に加え、今後は、毎年度5人ずつが同奨学金の対象者として選ばれることになっている。州立大学であるUCLAの学生を対象に、特定のTV番組の関係者によってその番組のタイトルを冠して設立された奨学金は「ビッグバン★セオリー奨学基金」が第1号になる。

「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」にとっては、レナードシェルドンが勤務しているカリフォルニア工科大学の方が縁が深いとも言えるが、同大学はUCLAよりも規模がずっと小さくて選り抜きのエリートが通う私立大学ということで、UCLAの方が助成金のニーズはずっと大きいとロリーは指摘。「学費面で苦労しているUCLAの優秀な科学・技術・工学・数学系の学生の方が助成金をより必要としていると考えた。僕たちは、奨学金を一番有意義な用途に使いたかったんだ」と語る。もっとも、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」が全くUCLAとは縁が無いというわけではない。同番組の監修には、UCLAで物理学と天文学の教鞭を取るデヴィッド・サルツバーグがあたっているし(奨学金のアイディアも元はと言えばサルツバーグの提案だったとか)、エイミー役のビアリックはUCLAで神経科学の博士号を取得した才媛でもある。

「ビッグバン★セオリー奨学基金」設立にあたり、ロリーは「よく考えてみると、今年の9月から大学に入学する子たちって、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』が始まった時には10歳だったんだよね。その中には、僕たちのシットコムを観て育った子も居ると思うんだ。さらにその中には、もしかしたら『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』を観て影響を受け、科学者の道を歩もうと思った子だって居るかもしれない。そういう子たちを僕たちが応援できたら素晴らしいと思わないかい?」と語っている。

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/06/10】

Vol.263 サイモン・ベイカー、映画監督デビューについて語る

11102-TheMentalist_column250_0527.jpgメンタリスト」のパトリック・ジェーン役でおなじみのサイモン・ベイカーが、映画監督デビュー作となる『Breath(原題)』の売り込みのために、カンヌ映画祭を訪れた。

ベイカーが、映画の監督に挑戦するのは、オーストラリア人作家ティム・ウィントン著の小説「Breath」の映画化作品。『Breath(原題)』は、1970年代のオーストラリア西部を舞台に、ベイカー演じる隠遁生活を送っていた中年サーファーと出逢うことによって、さらに命知らずのサーフィンにチャレンジしていく向こう見ずな2人のティーン・サーファーたちを描いているとのこと。

主人公たちと同じような青春時代をおくったベイカーは、原作小説を読んですぐに心に訴えかけるものを感じ、この小説の映画化作品で映画監督デビューを果たしたいと思ったと言う。俳優業から監督業へと移行することについて、ベイカーはハリウッド・レポーター紙のインタビューで次のように語っている:

「僕には支配欲を楽しんでいるようなところがあってね。影響力を持つということが嬉しいんだ。演技する側に居ると、往々にして自分の仕事をした後は他の人にその仕上げを委ねることになる。でも監督になればすべて自分がコントロールできるからね。『メンタリスト』への出演を決めた時はちょうど監督したい方向に向かっている頃だった。『堕ちた弁護士〜ニック・フォーリン〜』に出た後は、もう2度とTVには出るもんかと思っていた。あんな単調な仕事はやっていられないと思ったんだ。でも、『メンタリスト』に出演することにした際には、映画学校に通うつもりで仕事をしようと意識的に考えた。僕たちは151時間分のドラマを作ったんだけど、すべての事を映画製作より速いスピードでこなさなければならなかった。脚本を考え出して、キャスティングしてロケハンして。しかも、常にいろいろな人たちと仕事をしなければならない。僕は、そこから監督術を学ぼうと、できる限り多くのエピソードを監督しようと頑張ったんだよ」

ベイカーは、『Breath(原題)』の製作ではプロデューサー役も務めており(本人曰く、プロデューサー業は監督業よりも面白くはないそうだが)、撮影準備に余念の無い毎日をおくっているようである。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/05/27】

Vol.262 サム・ウォーターストン、「LAW & ORDER」の期間限定シリーズに期待

cast_Jack McCoy_column250_0512.JPG今年の2月、西部劇ドラマ「ガンスモーク」と並び、20シーズンに渡って放映されるというアメリカの長寿番組記録を保持している「LAW & ORDER」が、期間限定シリーズとして復活するというニュースが報道されたが、「LAW & ORDER」で検察官ジャック・マッコイを演じたサム・ウォーターストンが、自身の代表作である「LAW & ORDER」復活に期待を寄せるコメントを残している。

アニタ・ヴァン・ビューレン警部補ことS・エパサ・マーカーソンに次いで出演年数が長かった(16シーズン)ウォーターストンは、「LAW & ORDER」復活の可能性について楽観的に考えているとして次のように語った:「もし可能なら製作すると聞いたよ。うまく話がまとまれば、NBCもディック・ウルフも喜ぶことは確かだね。僕だって出演依頼の話があったら、もちろんすぐに快諾するよ。是非、出演したいね。『ガンスモーク』の記録を破らなきゃいけないしね。」

「LAW & ORDER」をアメリカで放映していたネットワーク局NBCは、先日、2006年から2010年にかけて放映していた「HEROES/ヒーローズ」を、通常の約半数である13話構成の短期間シリーズとして復活させたドラマ「Heroes Reborn(原題)」の製作・放映を発表したばかり。「LAW & ORDER」もそれと同じ形で製作されるとみられている。
 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/05/12】

Vol.261 ザッカリー・リーヴァイ、ゲーム番組のホストを務めることに

chuck_yr5_#82_column250_0422.jpgCHUCK/チャック」のチャック・バトウスキーこと、ザッカリー・リーヴァイが、最近流行りのトリビア・コンテストに基づいたゲーム番組を製作総指揮すると共にそのホスト役を務めることになった。

「Geeks Who Drink(酒を飲むオタクたち)」と題されたこのゲーム番組は、アメリカ国内の35州の約600軒のバーで催されている同名のトリビア・コンテストをTV番組に仕立て直したもの。今では全米で2万5000人以上の参加者が居るという「Geeks Who Drink」は、“トリビア・オタク”で構成される2つのチームが、ポップ・カルチャーやSFなどを含むトピックについて矢継ぎ早に出される質問を解答して競うというコンテスト。ゲーム番組「Geeks Who Drink」では、このコンテストが3ラウンドに渡って競われ、優勝チームはスコアボードにその名が書かれ、賞品もたっぷりもらえることになっている。

リーヴァイのプロダクション会社ナード・マシーン・プロダクションと共に「Geeks Who Drink」を製作して放映することになっているケーブル局、サイファイの企画開発部の上級副部長ヘザー・オランダーは、リーヴァイの起用について「ザッカリーはキャストとしてもスタッフとしても素晴らしい才能を備えている人であるだけでなく、オタク界に入れこんで、オタク・コミュニティをまとめる役割を果たしてきました。『Geeks Who Drink』のエグゼクティブ・プロデューサーとして、そしてホストとして、ザッカリーは、バーで人気を博しているゲームを家庭にも紹介して、その楽しさを伝えていくうえでは他に並ぶ者が無いぐらい適任だと思っています」とコメントしている。

「Geeks Who Drink」は、アメリカ本国では7月16日に放映開始が予定されている。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/04/22】

Vol.260 「クリミナル・マインド」新スピンオフのバックドア・パイロット・エピソード放映される

CriminalMinds_yr6_#124_column250_0410.jpg人気の犯罪捜査ミステリー・ドラマシリーズ「クリミナル・マインド」から、新たなスピンオフ・シリーズが製作されることになったというニュースは、2015年1月26日付けの本コラム(Vol.256)で御紹介したが、その“バックドア・パイロット・エピソード(既存のドラマシリーズのエピソードに、製作予定のスピンオフ・シリーズのキャラクターたちを登場させることによって、予告編的な形で視聴者に新シリーズを紹介する狙いを持ったエピソード)が、4月8日、本国アメリカで放映された。

「クリミナル・マインド」シーズン10の第19話にあたるこのバックドア・パイロット・エピソードは、ホッチらBAUが、休暇を過ごしていたバルバドスで誘拐されたアメリカ人一家を救出するにあたり、ジャック・ギャレット(ゲイリー・シニーズ)率いるBAU国際班に協力を要請するというストーリー。ちなみにこの第19話は「Beyond Boarders」というタイトルが付けられているが、新スピンオフのシリーズも「Criminal Minds: Beyond Boarders」と称される予定とのこと。

BAUとBAU国際班は、お互い存在は知っていたが、前者がアメリカ国内を捜査対象にしているのに対し、後者は活躍の場が世界中に広がっているという事情ゆえ、バルバドスの事件が起きるまでは一緒に仕事をしたことが無かったという設定になっている。したがって彼らの間にはライバル同士といった反目も無く、むしろ同志としての絆のような意識を互いに持っているようだが、実はBAUのメンバーであるデイヴ・ロッシことジョー・マンテーニャとシニーズはプライベートでも友人同士で、「Criminal Minds: Beyond Boarders」の主役にシニーズがキャストされたのも、元はと言えば、メモリアル・デー(戦没者記念日)のイベントでマンテーニャが「クリミナル・マインド」のクリエイター、エリカ・メッサーをシニーズに引き合わせたのがきっかけだったとか。シニーズとの共演について、ホッチ役のトーマス・ギブソンも「ゲイリーは素晴らしくてとても楽しい人なんだ。彼も舞台出身の俳優で、僕はずっと前に彼の出演作をニューヨークで観たこともある。僕たちは、舞台に出ていた頃の話をして盛り上がったよ。ゲイリーとの共演は最高に楽しかった。『クリミナル・マインド』のファンたちも彼のことをきっと気に入ると思うよ」とコメントしており、そのような撮影現場の空気も、息の合った2つのBAUチームが活躍するエピソードに反映されていたに違いない。

「Criminal Minds: Beyond Boarders」には、シニーズの他に、「ブレイキング・バッド」のスカイラー・ホワイトことアンナ・ガンや、「ウォーキング・デッド」などの出演作があるタイラー・ジェームズ・ウィリアムズ、アメリカと韓国で活躍してきたダニエル・ヘニーらがBAUのスタッフとして出演することになっている。

 

 

【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2015/04/14】

荻原順子
在ロサンゼルス映画/TVライター。キネマ旬報とTVタロウにハリウッド情報コラムを連載中。

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