見逃せないエピソードが満載の「NCIS」シーズン13。第1話「死の淵で」、第8話「思い出の人」、第16話「悲しい再会」では、12年間「ハーパー★ボーイズ」でチャーリー・シーンと共演したジョン・クライヤーが、3エピソードに渡ってギブスの命の恩人となったタフト医師としてゲストを務めている。そして、シーズン12第13話「名誉勲章の行方」で初めてメガホンを取ることになったレオン・ヴァンス役のロッキー・キャロルが、今回のシーズンでも第6話の「盗撮の代償」と第13話の「デジャヴ」で再び監督を務めた。彼の監督ぶりについてマーク・ハーモンは、「ロッキー・キャロルが俳優として出演していることは、この番組にとって大変重要なことだ。さらに彼が監督として参加したことで、私たちの作品はより良くなった。」と彼の仕事ぶりを高く評価している。ロッキー・キャロル自身も、「昨シーズンは、監督としてカメラの後ろに立つことが初めてだったが、今シーズンは、2エピソードを担当させてもらい、監督としても幅を広げながらクリエイティブな仕事をさせてもらえた」と、リラックスして監督業に挑むことができたことを覗かせた。その他の要チェックエピソードには、当時の大統領夫人であるミシェル・オバマがゲスト出演する第22話「軍人の家族」がある。ホワイトハウスを訪問したギブスがミシェル・オバマ本人と面会するシーンは、ファーストレディのあまりにナチュラルな演技に驚かされるはずだ。そして、ワシントンD.C.本部のNCISチームと「NCIS: ニューオーリンズ」のチームが合同捜査を行うクロスオーバーの第12話「姉弟都市 前編」も必見のエピソード。普段同じ画面では見られない豪華メンバーが勢揃いする話題のエピソードともあり、今シーズンで最も高い2,317万人の視聴者数を記録した。
そしてなんと2016年1月の第12話が放送された直後、CBSから今回のシーズンがアンソニー・ディノッゾ役のマイケル・ウェザリーが出演する最終シーズンとなることが発表された。最終シーズンが決まったマイケル・ウェザリーは、「今まで13年間も続けて何かを成し遂げたことはなかった。この最後の数ヶ月間の一瞬一瞬を、才能に溢れた人々と共に過ごせることを楽しもうと思っている。そもそも本作に参加する機会を与えてくれた(NCISのクリエーターであるドナルド・)ベリサリオ氏と(CBSの幹部であるレスリー・)ムンヴェス氏への感謝しかない。」と語った。マーク・ハーモンを始めとする同僚キャストやスタッフに惜しまれながらも円満にシリーズ卒業となったアンソニー・ディノッゾの感動的なラストエピソード、第24話「トニーの決断」は、涙なしには見られない。