クリミナル・マインドシーズン12

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FBIの最強プロファイラー・ユニット“BAU(行動分析課)”のメンバーが様々な凶悪犯罪に挑む。
ロングラン大ヒットの犯罪捜査ミステリー! エミリー・プレンティス率いる新生BAUに期待大のシーズン12、チャンネル初放送!!

作品解説

「クリミナル・マインド」とは、米CBSネットワークにて2005年秋より放送を開始し、本国ではシーズン15を放送中のロングラン犯罪捜査サスペンス。FBI(アメリカ連邦捜査局)に実在する機関“BAU”。そこに所属し、犯罪者の心理を知り尽くした一流のプロファイラーたちが本作の登場人物。彼らは全米各地でシリアル・キラー(連続殺人鬼)が事件を起こすと現地に飛び、犯行現場の様子から犯人像をプロファイリングし、一刻も早い犯人逮捕をめざす。

犯罪を繰り返すことで己の欲望を満たそうとするのがシリアル・キラー。膨大なデータに基づき、彼らを“秩序型”“無秩序型”などに分類し、それぞれの特徴を新たな犯罪者たちの足跡に照らし合わせることで次なる犯行を予測する、地上最強のプロフェッショナル・ユニットが“BAU”だ。しかし、時に現実の犯罪者は彼らの予想を上回る欲望の強さと残虐さをもって捜査を混乱に招く。一方、事件を調べる“BAU”のメンバーの側にも深い心の闇が……。罪なる心(クリミナル・マインド)を抱えた人々がおりなす、空前絶後かつ予測不可能な犯罪ドラマの最終進化形、それが「クリミナル・マインド」だ。

出演は映画『週末はマフィアと!』でヴェネチア国際映画祭の男優賞を受賞したジョー・マンテーニャ、2018年公開の 『68キル』で主演を務めたマシュー・グレイ・ギュブラーほか、製作総指揮は映画『スピード』『プライベート・ライアン』などのハリウッドの大物製作者マーク・ゴ-ドン、脚本家としても活躍しているエリカ・メッサーらが手がけている。

注)初回放送当時の情報となります

シーズン12 見どころ

“科学捜査”の次は犯罪者の心理を探る“プロファイリング”が熱い!

米TV界では「CSI」シリーズ、「BONES」など、最新の科学捜査テクニックを題材にした犯罪ミステリー・ドラマが流行したが、犯行の手口を調べる展開だけでは推理ドラマとしても人間ドラマとしても、どうしても限界がある。そんな声に応えるかのように現れたのが、犯罪者の心を分析してその闇を暴くというまったく異なる捜査方法、“プロファイリング”を取り上げた「クリミナル・マインド」だ。プロファイリング自体は小説や映画で注目された「羊たちの沈黙」や、元FBI行動科学課のロバート・K・レスラーが著者に名を連ねる実録ベストセラー「FBI心理分析官~異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記~」によって日本でもおなじみだが、ここまでリアルかつ詳細にプロファイリングを取り上げたTV・映画としては「クリミナル・マインド」が筆頭に挙げられるだろう。

モーガンが1話だけ帰ってくる! さらにプレンティスの復活や新メンバーが2名加入とキャストに期待大の今シーズン!!

前シーズンでシェマー・ムーア演じるデレク・モーガンがBAUを去り、“モーガン・ロス”で切ない思いをしている本作のファンも多いはず。でも落ち込むのはまだ早い! なんと今シーズン最終話の後半シーンにモーガンが帰ってくる! レギュラーキャストとして復帰というわけではないが、特別ゲストとして最終話のみに登場し、シーズンフィナーレを盛り上げる。前シーズンでモーガンが去り、今シーズンではこれまでリーダーを務めてきたアーロン・ホッチナーが特別任務のためチームから緊急離脱する急展開となり、新生BAUのリーダーに選ばれるのはエミリー・プレンティス。プレンティスを演じるパジェット・ブリュースターはシーズン7でレギュラーを降板したが、今シーズンにて完全復帰する。さらに、海外ドラマファンなら知る人の多い新キャストが加わる。その1人はこちらもロングラン大ヒット作品「CSI:マイアミ」のエリック・デルコ役でお馴染みのアダム・ロドリゲス。アダムはFBI逃亡者特捜班所属の捜査官ルーク・アルヴェスを演じる。アルヴェスは13人の脱獄した殺人犯を捕えるためにBAUに出向し、その捜査の過程でロッシに手腕を買われ、BAUの一員となる。「CSI:マイアミ」のみならず、「アグリー・ベティ」や最近では「ジェーン・ザ・ヴァージン」などにも出演する実力派俳優であるアダム・ロドリゲスの本作での活躍にも期待できる。また、シーズン中盤ではデイモン・ガプトン演じるベテランFBI特別捜査官スティーヴン・ウォーカーも登場。ガプトンは『セッション』や『ラ・ラ・ランド』、「ブラックライトニング」などの人気作に出演している。実力派俳優2人が加入し、懐かしのメンバーが帰ってくる今シーズンは、これまでとガラッと変わるBAUのメンバー達に注目!

本作お馴染みのキャストが監督・脚本を務めるエピソードに注目!

シーズン12でも、お馴染みキャスト陣が監督や脚本を務めるエピソードがいくつかある。リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーが第6話の監督、ロッシ役のジョー・マンテーニャが第7・19話で監督、ガルシア役のカーステン・ヴァングスネスが第13話の共同脚本を務める。前シーズンでモーガンがBAUを去るエピソードの監督を務めたギュブラーは、今シーズンではホッチナーが辞任し、プレンティスがその代わりとしてリーダーに指名される、これまた重要なエピソードを監督した。そして同じくモーガンが去るエピソードの脚本を手がけたガルシア役カーステン・ヴァングスネスは、今回はリードがメキシコで逮捕されるという衝撃的な展開の脚本をエリカ・メッサーと共同で書いた。3人とも本作ではシーズン当初からレギュラー出演している要となる人物だが、俳優業以外でも才能を開花させている。

スピンオフ作品「クリミナル・マインド 国際捜査班」とのクロスオーバー・エピソードが見どころ

シーズン12は、スピンオフ作品である「クリミナル・マインド 国際捜査班」シリーズとのクロスオーバー・エピソードも大きな見どころ。第13話では、FBI特別チームのIRT(International Response Team)からダニエル・へニー演じるイケメン捜査官マシュー・シモンズとアラナ・デ・ラ・ガーザ演じる、13か国の言語を操るクララ・シーガーが登場。IRTとはFBIの特別チームで、アメリカ国外で凶悪犯罪に巻き込まれたアメリカ人を現地まで出動し助け出すために作られた組織である。第13話では、ヒューストンに向かったはずのリードがメキシコで不可解な容疑で逮捕され、事件に巻き込まれる。そこでロッシはIRTのシモンズとクララに助けを求める。「クリミナル・マインド 国際捜査班」とのクロスオーバーは、シーズン10第19話が「クリミナル・マインド 国際捜査班」のバックドア・パイロット・エピソードとして放送されて以来のことである。シモンズを演じるダニエル・ヘニーは、「HAWAII FIVE-0」でコノの恋人アダム・ノシムリの弟マイケル・ノシムリ役を演じた他、『ベイマックス』タダシの声や『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のエージェント・ゼロ役等で知られるイケメン俳優。一方クララを演じるアラナ・デ・ラ・ガーザは、ロングランドラマ「LAW&ORDER」コニー検事補役や「CSI:マイアミ」エリック・デルコの姉マリソル・デルコ役、「クリミナル・マインド 国際捜査班」とのクロスオーバーは数々の大ヒットドラマに出演するキリっとした目が印象的な女優。アメリカを飛び出して展開するストーリーも、2人の有名キャストにも大注目のクロスオーバー・エピソードとなっている。

ストーリー

3つの刑務所から13人のシリアルキラーが脱獄するという大事件が起こった。そのうちの1人は、かつてホッチナーに薬物を吹き付けたシリアルキラー、“ひっかき男”ことピーター・ルイスだった。 彼らの追跡を必死に続けるFBIと、逃亡者特捜班からBAUに出向してきたルーク・アルヴェス捜査官の活躍により、そのうち8人が無事逮捕される。残りは5人。アルヴェスの手腕を見込んだロッシは、彼に正式にBAUに異動するよう招き入れるが、アルヴェス本人は自分はプロファイリングに不向きなのではと考えている。モーガンがいなくなったショックから抜け出せていないガルシアは、そんなアルヴェスに意味もなく厳しくあたってしまう。一方で、モーガンに続きホッチナーが特別任務でチームから緊急離脱することとなり、かつてメンバーだったエミリー・プレンティスが完全復帰、新生BAUを率いるリーダーになる。さらに、悩んだ末にアルヴェスがチームに加わることになり、その後ベテランFBI特別捜査官であるスティーヴン・ウォーカーも新メンバーとして迎え入れられ、一変するBAU。新体制のチームで難事件に挑むBAUだったが、ある日スペンサー・リードが謎の事件に巻き込まれ、逮捕されてしまうという、絶体絶命の大ピンチに!! リードはどうなってしまうのか、新生BAUはリードを救えるのか……?!

各話あらすじ

放送時間

キャスト

デヴィッド・“デイヴ”・ロッシ/David Rossi (声:菅生隆之)

BAU創立メンバーであり、過去数々の難事件を解決した伝説のプロファイラー。一度引退した後は著作や講演会、コンサルタント業で活躍していた成功者だったが、自ら志願し、ホッチナーの部下として現場に復帰する。3度の離婚歴があり、現在は2番目の元妻ヘイデンと復縁している。

ジョー・マンテーニャ Joe Mantegna

1947年11月13日、米イリノイ州シカゴ生まれ。映画『週末はマフィアと!』でヴェネチア国際映画祭の男優賞を受賞。その他『ゴッドファーザー PART III』『バグジー』など多数の映画に出演、大人気CGアニメ『カーズ2』では声優としても活躍。娘のジーア・マンテーニャも女優。「クリミナル・マインド」最新スピンオフ「クリミナル・マインド 国際捜査班」にも、ロッシ役でゲスト出演。本シーズンは第7話、第19話で監督を務めた。

ドクター・スペンサー・リード/Dr. Spencer Reid (声:森久保祥太郎)

IQ187の天才的頭脳を持つ若手捜査官。高校を12歳で卒業し、飛び級で入学した大学では数学、化学、工学、心理学、社会学、哲学という幅広い分野の学問を学んだ。文章を読むスピード、記憶力も常人離れしている。以前犯人に拉致・拷問された記憶から逃れるために麻薬中毒に陥りそうになったことがある。アルツハイマー病を患う母ダイアナを大切にしている一面も。

マシュー・グレイ・ギュブラー Matthew Gray Gubler

1980年3月9日、米ネバダ州ラスベガス生まれ。少年時代から映画監督をめざすが、高校では映画の授業がなく、演技を学んだ。ニューヨーク大学の芸術学部で映画製作を学びながら、トミー・ヒルフィガー、マーク・ジェイコブス、ルイ・ヴィトン、バーバリーなどのモデルとしても活動。ウェス・アンダーソン監督の映画『ライフ・アクアティック』でプロ俳優デビューし、映画『RV』にも出演。アニメ映画『アルビン/歌うシマリス3兄弟』の原語版では声優をつとめた。俳優活動のかたわら自主製作映画の監督・制作・脚本もこなし、当シリーズでも複数のエピソードで監督を務めている。2018年公開の 『68キル』では主演を務めた。今シーズンは第6話で監督を務める。

ペネロープ・ガルシア/Penelope Garcia (声:斉藤貴美子)

クワンティコにあるBAUの自室で多数のPCを操り、インターネット、FBI・各地警察など公的機関のデータベースから、捜査に必要な情報を天才的なスピードで収集し、BAUの捜査官たちを支える技術分析官。極めて陽気な性格。両親はヒッピーだったが彼女が18歳の時に交通事故で死亡。その後グレてカリフォルニア工科大を中退して引きこもっていた。暗号学は独自で続けていて、トップクラスのハッカーに。そのためFBIにリクルートされた。今は仕事以外でもボランティアで殺人被害者の遺族のカウンセリングをしている。いまだ“モーガン・ロス”に苦しんでいる。

カーステン・ヴァングスネス Kirsten Vangsness

1972年7月7日、米カリフォルニア州生まれ。舞台での活動で幾つかの賞を受賞。また文才もあり、ロサンゼルス・タイムズ紙に寄稿したこともある。俳優として生活費を稼げるようになるまでには、代理教員や子供のカウンセラーなど多数の仕事をした。本作のスピンオフである「クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル」にも同役で出演。2015年11月、俳優・脚本家のキース・ハンソンと婚約。今シーズンは第13話で共同脚本をつとめる。

ジェニファー・“JJ”・ジャロウ/Jennifer 'JJ' Jareau (声:園崎未恵)

ルックスはキュートで仕事もデキる女性捜査官。BAUでは当初、連絡調整及び渉外担当として活躍しており、その手腕を買われて、アメリカ国防総省の強い要請を受けて転任。その数年後に、プロファイラーとしてBAUに復活。ラモンテーン刑事との間にもうけた息子の子育てで悩んでいる。シーズン10で2人目の妊娠が発覚、産休に入るが復帰。ワーキングマザーとしての顔も持ち、その抜群なスタイルをキープしている。

A・J・クック A.J. Cook

1978年7月22日、カナダ・オンタリオ州生まれ。映画『ヴァージン・スーサイズ』『クールボーダー』『デッドコースター』などに出演。ヘイデン・クリステンセンと共演したTV「マウンテン・ウォーズ ホライズン高校物語」ではシェルビー役で、また、TV「トゥルー・コーリング」ではリンジー役で、それぞれレギュラー出演。シーズン4ではJJが臨月を迎えたという形で一時メタ・ゴールディング演じるジョーダン・トッドが広報担当を代行するが、それはクック本人が実際に出産を控えていたためで、2008年9月、夫との間に初めての子供が生まれ、現在は2児の母で、本シリーズの中でその子供たちが実際に息子役として出演している。『Back Fork(原題)』にも出演が予定されている。

タラ・ルイス/Tara Lewis (声:塩田朋子)

犯罪精神医学者。司法心理学を専門とするドクターで、刑務所に収監された連続殺人犯を自らインタビューして研究する。その冷静沈着な分析力が認められBAUの面接に合格し、シーズン11からBAUに参加することとなった。婚約中の相手がいたが、仕事にひたむきであるがゆえに溝が生じ、婚約は解消に……。

アイシャ・タイラー Aisha Tyler

1970年9月18日、米カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。トークショーのホスト、女優、コメディアン、プロデューサー、脚本家、監督等マルチに活躍する。「ゴースト~天国からのささやき」でアンドレア・モレノを演じたことで知られ、ミュージカルドラマ「Glee」のシーズン4ではジェイクの母親役で登場。大学在学中に出会い20年連れ添った夫とは2017年に離婚している。『Friendsgiving(原題)』『Judy Small(原題)』にも出演予定。

エミリー・プレンティス/Emily Prentiss (声:深見梨加)

ホッチが新人時代に警護についた大使の令嬢で、イェール大を卒業後FBIに入局し、キャリアを積んだ捜査官。BAUに異動になった直後は、親の七光りではないかとホッチが疑念を抱くが、たちまちその有能さを発揮し認められることに。アラビア語、スペイン語、ロシア語など語学に堪能で、リード並みの博識を誇る才女である。一度姿を消したが、ある事件をきっかけに再びBAUに復帰。その後インターポールに転職したが、ホッチ不在のBAUにリーダーとして再復帰。

パジェット・ブリュースター Paget Brewster

1969年3月10日、米マサチューセッツ州生まれ。TV「フレンズ」「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」などにゲスト出演後、「Huff~ドクターは中年症候群」にレギュラー出演。2006年、本作のプレンティス役を得た。「バットマン&ハーレイ・クイン」や「バットマン:ダークナイト リターンズ」で声優を務める。本作は一度降板したものの再登板、今シーズンより完全復帰となった。

ルーク・アルヴェス/Luke Alvez (声:阪口周平)

FBI逃亡者特捜班所属の捜査官。脱獄したシリアルキラー13人を捕らえるためにBAUに出向。その捜査中にロッシにその腕を買われ、悩んだ末BAUの正式メンバーとなる。

アダム・ロドリゲス Adam Rodriguez

1975年4月2日、米ニューヨーク州生まれ。「CSI:マイアミ」シリーズのエリック・デルコ役でお馴染み。『マジック・マイク』、『マジック・マイク XXL 』に出演していたことでも知られる。「Empire 成功の代償」シーズン2にゲスト出演。2018年『インクレディブル・ファミリー』では声優を務める。「SCOORPION/スコーピオン」シーズン2ではエピソードの監督を務めた。

スティーヴン・ウォーカー/Stephen Walker (声:乃村健次)

他部門からBAUに異動してきたFBI特別捜査官。インターポール時代のエミリーと合同捜査に当たった経験があり、その能力の高さはお墨付き。第8話から登場。

デイモン・ガプトン Damon Gupton

1973年1月4日、米ミシガン州生まれ。『セッション』や『ラ・ラ・ランド』、2015年には『ザ・プレイヤー 究極のゲーム』、2018年には「ブラックライトニング」シリーズ1・2に出演。交響楽団の指揮者として活躍する一面も。

作品基本情報

原題:CRIMINAL MINDS
データ:シーズン12・2016~2017年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/シーズン12・全22話/HD作品
製作総指揮:マーク・ゴ-ドン、エリカ・メッサー、ジャニーン・シャーマン・バロア
出演:ジョー・マンテーニャ、マシュー・グレイ・ギュブラー、A・J・クック、カーステン・ヴァングスネス、アイシャ・タイラー、パジェット・ブリュースター、アダム・ロドリゲス、デイモン・ガプトン
日本語吹き替え:菅生隆之、森久保祥太郎、斉藤貴美子、園崎未恵、塩田朋子、深見梨加、阪口周平、乃村健次