第1話＆第2話「ヒーローの条件（前後編）」

ONE RIOT, ONE RANGER Part1＆2

「テキサス・レンジャー」は、テキサス州独自の警察隊。その中で最も型破りで、しかし最も優秀なレンジャー、コーデル・ウォーカーは、制度やテリトリーを越えてでも悪を倒しに駆けつける。型破りではあっても、徹底して正義を貫くウォーカーはみんなから尊敬され愛されているヒーローで、州知事さえも彼には何かと甘い。
　ある日、街の銀行が強盗に襲撃される。巡回中のウォーカーの相棒、モブレーは現場へ直行、ちょうど銀行から出てきた犯人を一人で取り押さえようとして銃弾に倒れてしまう…。犯人グループは逃走し、パートナーを失ったウォーカーは、悲しみそして怒りとともに犯人逮捕への固い決意を誓う。しかし、そんなウォーカーに女性検事補のアレックスが別の事件調査を依頼してくる。それは16歳の少女のレイプ事件だった…。
　レンジャーにはモブレーの後任に新人ジミー・トリベットが配属される。トリベットはペンシルバニア州立大学フットボール・チームのスター・プレイヤーだった。しかしプロリーグ入りを果たしたその年に、肩に大けがをして選手生命を断たれてしまったのだ。その後人生を再出発、子供の頃からの夢であったテキサス・レンジャーへの入隊を果たしたのだった。長年のカンと経験を頼りに事件にあたるウォーカー、科学的な分析を得意とするトリベット、全く正反対の性格の二人だが、新たにコンビを組んで事件解決に執念を燃やす…。

第3話：「ボディ・ガード」

BORDERLINE

かつてアレックスの手によって逮捕、起訴され服役していた元保安官のベイカーが刑期を終えて街に戻ってきた。復讐心に燃えるベイカーは、執拗にアレックスにつきまとう。身の危険を案じたウォーカーとトリベットの2人は彼女のボディーガード役を買って出るのだが…。

第4話：「苦い再会」

A SHADOW IN THE NIGHT

ウォーカーは日本の暴力団に命を狙われる日本人代議士を保護することに。彼は組織の組長殺人事件の重要参考人であった。そんな中、ウォーカーは日本人の友人ヨシ・サカイと久しぶりに再会する。ウォーカーはかつて、彼の父親からマーシャル・アーツを教わったのだ。恩師の息子であり旧友との再会を喜ぶウォーカー。しかし、実はサカイは暴力団によって送り込まれた暗殺者であった。

第5話「デッド・ヒート」

BOUNTY

ウォーカーは逃走中の銀行強盗犯二人組の行方を追っていた。犯人には陰で高額の懸賞金がかけられ、「賞金稼ぎ」を生業とする地元の悪党ブーンよりも早く見つけない限り、彼らはブーンの手によって殺されてしまう危険があった。ウォーカーたちテキサス・レンジャーと「賞金稼ぎ」ブーンとの間で犯人探しのデッド・ヒートが繰り広げられることに…。

第6話「決死の潜入捜査」

STORM WARNING

トリベットが潜入捜査のために犯罪者として他の囚人たちと刑務所に送られることになった。その途中、最大級のハリケーンに遭い、護送車が事故を起こす。トリベットたちは近くのホテルに避難するが、囚人たちが経営者夫婦を人質に取ってしまう。

ゲスト：マイク・ノリス（チャックの息子）、リチャード・ノートン、ルイス・グスマン（共に格闘技チャンピオン）

第7話「カルト悪魔のささやき」

IN THE NAME OF GOD

カルトに走った娘を助けて欲しいと、友人がウォーカーを訪ねてきた。ウォーカーに法的措置を取るよう頼まれたアレックスが、調査のためにそのカルト教団「神の楽園」に出向く。しかし彼女は、厳重に武装した教団内に囚われの身となってしまう。

第8話「魔の黒波」

CRIME WAVE DAVE

以前ウォーカーが逮捕し、その後保証人をしている男ビリーが仮釈放になった。しかし彼の妻から家に戻ってこないとの連絡が入る。心配したウォーカーたちがビリーの家に駆けつけると、ビリーの保護観察士キルマーがビリーを追って家を荒らし、家族を脅していた。犯罪の匂いを嗅ぎ取るウォーカーとトリベット。

第9話「エンド・ラン」

END RUN

裁判所で発砲事件が起こる。武器密輸入の罪で公判中の男の助けに仲間が乗り込んできたのだった。駆けつけたウォーカーたちは、犯人グループの一人、キャットという女を捕らえるが、他のメンバーは取り逃がしてしまう。すると彼らはキャットを口封じのために襲ってくるのだった。

第10話「狙われた証人」

THE BOY FROM BAYONNE (Family Matters)

強盗事件が起き、銃弾を受けた一人が重傷となる。駆けつけたウォーカーとトリベットは容疑者2人組ミッキーとレオを逮捕するのだが検事局の強制的な命令で二人は釈放されてしまう。アレックスにミッキーをこれ以上追わないようにと説得を受けたウォーカーは、彼の姉がある事件の連邦証人保護プログラムの下にあることを知る。

第11話「真実の賭け」

SHE'LL DO TO RIDE THE RIVER WITH

ハイウェイを走行中の車が事故で炎上、運転者は死亡する。死亡したのは腕利きの獣医、スレート博士であった。現場検証の後、飲酒運転が事故の原因であると判断されたが、スレート博士の娘アリーは、父親は数年前からアルコール類を一切絶っていることから断固としてこれを否定する。彼女の真剣な訴えに心を動かされたウォーカーは捜査を開始、彼らの住む地域一帯の家畜が何らかの原因により死んでいることを知る。

第12話「偽りのバッジ」

UNFINISHED BUSINESS

ウォーカーの活躍ぶりに憧れるニセのテキサス・レンジャーが現れる。このニセレンジャーはウォーカーにライバル心を燃やすようになり、罪を免れた犯罪者達に勝手に制裁を加え始めるようになる。そしてたまたま居合わせた罪のない市民が巻き添えになってしまう事件が起こる。ウォーカーはこの男の正体を暴こうとするのだが…。

第13話「死刑を選んだ男」

AN INNOCENT MAN

近く処刑される予定の死刑囚ウッドロウの供述を不審に思ったウォーカー。事件の再捜査を開始するウォーカーに対してウッドロウは、「自分が殺人犯なので死刑はしかたがない。放っておいて欲しい」と言う。しかしウォーカーは、彼が誰かに脅迫されて有罪の供述をしたのだと思うようになる。

第14話「ストリート・ファイター」

NIGHT OF THE GLADIATOR

トリベットの昔の恋人ダイアンが突然オフィスを訪れ、彼女の兄のランディの助けを求めてきた。ランディは違法なストリート・ファイトのボクサーだったが、興行師の罠にはまって殺人の汚名を着せられていた。しばらくするとダイアンも興行師の一味に誘拐され、ウォーカーとトリベットは自らストリート・ファイターになりすまして一味に近づくことに。

第15話「イーグルの眼」

LEGEND OF RUNNING BEAR

ウォーカーのいとこのデイビッドは、将来保留地での開業を夢みる医学生。ある日彼は保留地の近くで瀕死のチ ャーリーに出会う。チャーリーは銃で撃たれており、謎の鍵をデイビッドに渡して息絶えてしまう。彼を撃ったの はＦＢＩ捜査官のサンダースとブロディであった。彼らは、今度はデイビッドを狙ってきた。

第16話「ブラック・ムーン（前編）」

SOMETHING IN THE SHADOWS（Part1)

アレックスが法律の授業の講師として通っているテキサス・ミッド大学の地下駐車場で、彼女の生徒の一人、ス ーザンが傍観に襲われる事件が発生。この大学では以前にも、同じ手口で二人の女子学生がレイプされていた。ウ ォーカーたちはスーザンの事件も同一犯の事件と考える。

第17話「ブラック・ムーン（後編）」

SOMETHING IN THE SHADOWS（Part2)

一方、ウォーカーが教える空手クラブにトニーという少年がやってきて、彼の人柄に惹かれ、やがて熱心に空手 を学び始める。しかしトニーの母親の婚約者はウォーカーたちが追っている、麻薬密売グループの一味だった。こ の男はトニーに運び屋をやらせていたのだ。連続レイプ事件と麻薬密売、二つの事件を同時に追跡するウォーカー たち…。悪の魔の手は次々と彼らに迫る。

第18話「メキシカンコネクション」

ON DEADLY GROUND

ウォーカーは、昔の友人で麻薬取締局の捜査員パコ・クルーズに協力して、テキサス州にある麻薬精製工場を手 入れする。起こったメキシコマフィアのボス、エミリオ・デュラソーはクルーズを誘拐してメキシコに連れ去って しまう。クルーズ救出のために手を打たない麻薬取締局に業を煮やしてメキシコに乗り込むウォーカーだが…。

第19話「ねじれた未練」

RIGHTMAN, WRONG TIME

有名な美人歌手メリリー・サマーズは別れた夫ウェインランド・ハミルトンがつきまとうのに悩んでいた。彼は金持ちで彼女を取り戻すためならどんなことでもするのだ。メリリーの護衛を託されたウォーカーは、やがて任務以上の感情を抱いている自分に気がつき…。

ゲスト：メアリー・エリザベス・マクグリン（メリリー役）

第20話「親子の絆」

THE PRODIGAL SON

コンビニエンスストアに強盗が入り、駆けつけたウォーカー達の目の前で人質の少年が撃たれてしまう。少年を助けられなかったことにショックを受けたウォーカーは一人でしばらくバッドランドの原野に行くことに。原野近くのレストランに立ち寄ったウォーカーはそこで無銭飲食をして逃げる少年と出会う。少年はドラッグを持っていた…。

第21話「闇の仕置人」

THE COMMITTEE

少女をレイプし殺害したが、違法捜査のため釈放されていたカード・ウッドレーがバーの駐車場で何者かに射殺された。この半年間で犯罪者ばかりが10人も殺されていることから、犯罪者だけを狙った自警団的な犯人がいると考えたウォーカー。さらにＦＢＩのグラントがウォーカーに組織的な自警団への潜入捜査を依頼してきた。

第22話「第六感」

DEADLY VISION

ある日、8歳の女の子レベッカが食料品店の駐車場で誘拐され、彼女の行方を探すために、よく当たると評判のタロット占いの心霊者に助けを求めることになる。占いなど全く信じず、科学的な捜査を重んじるトリベットは最初は反発するのだが…。

第23話「ハイジャック」

SKYJACKED

オハイオ州とテキサス州で殺人を犯した死刑囚ガスリーの死刑執行場所がようやくテキサス州に決定した。そこでガスリーを飛行機でテキサスへ移すことになり、ウォーカーとトリベットが護送することに。しかし飛行機にはガスリーの仲間が乗り込んでおり、乗客を人質に取り飛行機をジャックしてしまう。

第24話「トラック・レース／ハイウェイに潜む罠」

THE LONG HAUL

ハイウェイでトラック強盗事件が起きる。強盗グループはウェイトレスのニセ渋滞情報やニセ警官を使うなどかなり組織的に犯行を計画しており、連携プレイで金目の商品を積んだトラックを罠に落として行くのだった。ウォーカーたちは、Ｃ．Ｄを運転手にして囮捜査をはじめるが、彼がレンジャーであるとばれてしまい絶体絶命に…。

第25話「悪の三兄弟」

RAMPEGE

ガソリンスタンドを襲い、レジの金や女性客のサイフを盗んだ上ガソリンスタンドを爆破、さらに女性客に乱暴するという悪行の限りを尽くしたロイスとビーウィの兄弟を捕らえたウォーカー達。しかし被害者達は彼らの兄トロイに脅され告訴を取り下げてしまった。乱暴された女性パメラだけが一人闘おうとしたが、トロイ達に連れ去られる。

第26話「最後の闘い（前編）」

THE REUNION PART ONE

元レンジャーのボイドは引退後もある男を執念で探し続けていた。そのボイドも含め、元レンジャー達がダラスで開かれる全国射撃大会にあわせて集まり、同窓会が開かれる。再会を果たすＣ．Ｄやボイド達。一方、ウォーカーとトリベットは大会のプレゼンターとしてダラスに来た大統領候補のノックス上院議員の護衛に着くことに。

第27話「最後の闘い（後編）」

The Reunion Part Two

ボイドが追っている男ミッチェルは、ＦＢＩの証人とその護衛を務めていた若い警官が射殺された事件の容疑者であった。そしてその殺された警官とはボイドの息子だったのだ。ボイドとウォーカーは後少しでミッチェルを逮捕出来るところまで追いつめるが、取り逃がしてしまう。その後そのミッチェルが死体となって発見された。

第28話「盗まれた子守歌」

Stolen　Lullaby

市長候補ギャレット・カールソンは選挙スローガン「家族の絆」をアピールするために養子斡旋所を通じて赤ん坊を養子取ることに。しかしその斡旋所の所長、ステッドラーは誘拐した子供を売りつけて暴利をむさぼる悪徳業者だった。そしてカールソンが養子にした子供も若い母親から奪った子供だったのだ。