解説

やっぱりマイケルには「コメディ」「人助け」「ニューヨーク」が似合う!

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マイケル・J・フォックスを米国で有名にし、彼が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公マーティ役に抜擢されるきっかけになったのは、日本では米国から4年遅れで、『バック~』の日本公開から10か月後に日本上陸したTVコメディ『ファミリー・タイズ』だ。キートン家の茶目っ気あふれる長男アレックスを好演したマイケルは、まさにマーティ役にぴったり。そしてついにスーパーチャンネルで日本初登場する『スピン・シティ』は、ニューヨーク市長補佐官であり市長や市民の“人助け”に忙しいその後のアレックスというべきマイク・フラハティ役をマイケルが熱演し、全米で4年も継続中の最新TVコメディ・ドラマ。思い返せば『バック~』も、過去の世界で両親を“人助け”するマーティのひたむきな奮闘に観客は声援を送ったものだ。以後、映画界に活動の中心を移したマイケルの映画に、こんなキャッチ・コピーがついたことがある、“やっぱりマイケルはコメディが似合う!”と。しかし彼に似合うのは、それだけじゃない。“人助け”も似合うし、コミカルな映画『摩天楼はバラ色に』からシリアスな映画『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』まで、ニューヨークも似合う!
そんな“コメディ“人助け”“ニューヨーク”の三拍子揃った『スピン・シティ』を、やっと日本でも見られるのを吉報と呼ばずして何と呼ぼう。
Welcome Back、マイケル。みんなが君を待っていた。
(アメリカTVライター 池田敏)

マイケル・J・フォックスが「ファミリー・タイズ」以来、7年ぶりにテレビ界に帰ってきた!

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マイケル・J・フォックスがブラウン管に帰ってきた!大ヒットTVコメディ「ファミリー・タイズ」('82~'89)でキートン一家の長男アレックス役で人気者となり、シリーズ放送中の85年に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で映画スターへの仲間入りを果たしたマイケル。その後数々の作品に出演し、若手から中堅俳優へと成長した彼が演技のキャリアの最後に選んだのは、出身地とも言えるTVコメディだった。

マイケル・J・フォックスがこの「スピン・シティ」で演じるのは、ニューヨーク市長の補佐官。ちょっとのんきな市長の仕事をあの手この手でカバーしようと悪戦苦闘する姿はとてもこっけいで、チャーミング。95年の映画「アメリカン・プレジデント」では大統領の補佐官を演じ好評を得たマイケル。映画からさらに磨きがかかった当番組ではボキャブラリーが豊かで頭脳明晰、エネルギッシュで、私生活の方は少々問題がある…という、「ファミリー・タイズ」のアレックス・キートンがそのまま大人になったようなキャタクターを好演、全米が賞賛を贈った。

マイケルがゴールデングローブ賞主演男優賞を3年連続で受賞!

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物語の舞台、ニューヨークでのロケーションをふんだんに使った本作で、マイケルは裸馬にまたがってセントラルパークを駆け抜けたり、ハドソン川に飛び込んだりと、精力的に働く青年マイクをまさに体当たりで演じている。

そして彼は本作品で1998~2000年のゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を3年連続で受賞し、俳優協会賞(Screen Actor Guild Awards)では1999、2000年の2年連続でコメディ・シリーズ部門の主演男優賞を受賞。 またエミー賞は1997~1999年の3年連続でコメディ・シリーズ部門の主演男優賞にノミネートされている。
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この「スピン・シティ」の好調で今後のますますの活躍が期待されたマイケルだが、1998年12月に自らがパーキンソン病であることを発表し、全米とファンを驚かせた。その後も番組への出演は続けてきたが、今年2000年1月末のゴールデングローブ賞投票終了後に、現在全米放送中の第4シーズン(2000年5月末まで放送予定)をもって降板することを表明している(降板後もエグゼクティブ・プロデューサーとして番組制作に関わっていくとのこと)。2000年秋から始まる第5シーズンでは、後任としてチャーリー・シーンの出演が予定されている。

個性豊かなレギュラーキャスト陣と、豪華なゲストキャスト!

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マイケルも審査員を務めたオーディションにより選ばれたレギュラーキャストには、ベテランから新進の俳優まで、才気に溢れ個性豊かな面々が揃った。
ちょっとズレている市長のウィンストンを演じるのは、「ロッキー・ホラー・ショー」のブラッド・メジャーズ役からミニ・シリーズ『戦争と追憶』(シャロン・ストーンの愛人、アスター役でゴールデングローブ賞を受賞)、『ジョージ・ワシントン』(ジョージ・ワシントン役)といった大作ドラマまで幅広い演技が持ち味のバリー・ボストウィック。これまで人気コメディ『マッド・アバウト・ユー』(日本未放送・ヘレン・ハント主演作)などに出演しているリチャード・カインドはノイローゼ気味の報道官ポールを好演し、番組の人気キャラクターとなった。アレクサンダー・ゲイバーマンは、市長のスピーチ原稿代作を担当する若き理想主義者ジェームスを演じ、一躍若手スターに。彼は「スピン・シティ」以前に現在スーパーチャンネル放送中のバリー・レビンソン製作制作総指揮の刑事ドラマ『ホミサイド/殺人捜査課』に犯人役でゲスト出演しており、アンドレ・ブラウアー(「シティ・オブ・エンジェル」)演じるペンブルトン刑事と対決している。
この他、各話のゲストに登場するのが「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のウッディ・ハレルソンや、「Dear フレンズ」のロジー・オドネル。このほかTVスターのルーク・ペリー(『ビバリーヒルズ青春白書』)、コートニー・ソーン・スミス(『アリーmyラブ』)やCNN『ラリー・キング・ライブ』のラリー・キングなど。
第3シーズンにはスペシャル・ゲストとして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクことクリストファー・ロイドが登場、マイケルとの共演を果たしている!

「ファミリー・タイズ」のスタッフ、キャストが再結集!

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この番組の企画を立ち上げたのがマイケル自身(エグゼクティブ・プロデューサーとして番組製作に携わっている)と、「ファミリー・タイズ」のプロデューサー、ゲーリー・デビッド・ゴールドバーグの2人だった。
ゴールドバーグは、ドリームワークスSKG創立者の一人、ジェフリー・カッツェンバーグからマイケルがTV復帰作にぴったりな企画を探していることを聞かされていた。再びマイケルと組んで番組を始めたいと考えた彼は、ただちにマイケルに会いにニューヨークへ向かい、その飛行機の中でこの番組企画を思いついたという。
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マイケルとゴールドバーグが組むことによって、この他にも「ファミリー・タイズ」のメンバーが揃い話題となった。
たとえば「ファミリー~」でマイケル演じるアレックスの母親役を演じたメレディス・バクスターが再びマイクの母親役で登場。そしてマイケルの妻で女優のトレーシー・ポラン(「ファミリー~」ではアレックスのガール・フレンド役。「ファミリー~」での共演がきっかけで2人は結婚している)がマイクの元恋人役で出演、制作スタッフにも「ファミリ~」のメンバーが…と、「ファミリー・タイズ」ファンにはたまらないキャスト・スタッフ陣だ。

制作は今年アカデミー賞5部門を受賞した「アメリカン・ビューティ」のドリームワークス!

マイケル・J・フォックスとゲーリー・デビッド・ゴールドバーグという「ファミリー・タイズ」のゴールデン・コンビの再結成に加え、マイケルのTV復帰を働きかけていたジェフリー・カッツェンバーグ(ドリームワークスSKG創立者の一人)のお膳立てによって番組はスタート。
こうして「スピン・シティ」は現在の映画界で最もホットなプロダクション、ドリームワークス制作による初のTVシリーズとなった(今年アカデミー賞5部門を受賞した「アメリカン・ビューティ」もドリームワークス制作!!)。練り上げられた脚本や演出、ニューヨークの町中でのロケ撮影など、一流スタッフの仕事が番組をさらに盛り上げている。

マイケルの声は宮川一朗太さんが!「スピン・シティ」と「ファミリー・タイズ」を同時放送!

そして、今回の放送を日本語吹き替え版でお送りするスーパーチャンネルでは、マイク・フラハティ役に、やはり「ファミリ~」でアレックス役を演じた宮川一朗太さんを起用。
スーパーチャンネルでは「ファミリー・タイムズ」も毎週木曜日よる8時30分~他で好評放送中。マイケル・J・フォックスの最新作と出世作を一度に楽しんでいただこう、というスーパーチャンネルならではの企画だ!
(宮川一朗太さんのホームページは、 コチラ !!)
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