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エンジェルス・イン・アメリカ 豆知識

原作は、上演時間7時間に及ぶ二部構成の戯曲。ブロードウェイ初演は1993年。

本作は約1時間×6話の物語に、6000万ドルというTVのスケールをはるかに上回る制作費を投じられた。

原作者トニー・クシュナー*自身も、ラビ役でカメオ出演している。
*原作・脚本 トニー・クシュナー
1956年7月16日生まれ。コロンビア大学とNYUを卒業。
「エンジェルス・イン・アメリカ」で、ピューリッツァー賞、トニー賞、ドラマデスク・アワード、イヴニング・スタンダード賞、NY批評家協会賞、LAドラマ・サークル・アワードなど数々の賞を受賞。そのほかの作品はHydrotaphia" "A Bright Room Called Day" "Slavs!"(ミーシャ・バートンが子役として出演していた舞台) "Thinking About the Longstanding Problems of Virtue and Happiness" "Homebody/Kabul"など。ストレートプレイのほか、ミュージカル「Carolie or Change」の脚本も執筆、高い評価を受けている。本年のアカデミー賞にもノミネートされたスティーブン・スピルバーグ監督の「ミュンヘン」の脚本も執筆。本作のルイス役のように、クシュナー自身もユダヤ系アメリカ人で同性愛者。2003年に「Entertainment Weekly」誌のエディター、マーク・ハリス氏と結婚している。

プライアーの部屋の天井を突き破って天使が現れるシーンでは「Very Steven Spielberg!」というセリフをプライアーに言わせているクシュナー。これが暗示なのか、後に、クシュナーは映画「ミュンヘン」でスピルバーグと仕事をしている。

ジェフリー・ライトは、ブロードウェイ初演のオリジナルキャストの一人で、今回もベリーズ役・Mrライズ役を演じ、トニー賞に引き続き、エミー賞も受賞している。

アル・パチーノ演じる大物弁護士ロイ・コーンは実在の人物。メリル・ストリープ演じるエセル・ローゼンバーグもまた実在の人物である。

舞台版は8名もしくは9名のキャストですべてのキャラクターを演じることになっており、舞台版と同様、本作でも多くの俳優が複数の役どころを演じている。
メリル・ストリープ:ハンナ・ピット/死者・エセル・ローゼンバーグ
/ルイスの祖母の葬式に登場するラビ/オーストラリアの天使
エマ・トンプソン:アメリカの天使/プライアーを担当する看護士エミリー
/ホームレスの女
ジャスティン・カーク:プライアー・ウォルター/公園の男
ジェフリー・ライト:ベリーズ/旅行エージェントのミスター・ライズ
/ヨーロッパの天使
ベン・シェンクマン:ルイス・アイアンソン/オセアニアの天使

舞台「エンジェルス・イン・アメリカ」
戯曲「Angels in America: a Gay Fantasia on National Themes エンジェルス・イン・アメリカ〜国家的テーマに関するゲイの幻想曲」は、Millennium Approaches「至福千年紀が近づく」、Perestroika「ペレストロイカ」という2本からなる作品で、それぞれ3時間半、合計7時間という上演時間を要する大作。ブロードウェイ初演は第一部が1993年、第二部は翌年1994年に初演され、1994年からは第一部・第二部の通し上演も行われている。主な上演は次の通り。
<アメリカ>
ブロードウェイ初演のオリジナル・キャストは、TV「フレンズ」レイチェルの父親役や映画でおなじみのロン・リーブマン、現在では演出家として有名なジョー・マンテロ、個性派俳優スティーブン・スピネラ、アカデミー賞女優マーシャ・ゲイ・ハーデン、本作にも出演のジェフリー・ライト。第一部「至福千年紀が近づく」はトニー賞に9部門ノミネートされ、作品賞、演出(ジョージ・C・ウルフ)、主演男優(ロイ役ロン・リーブマン)、助演男優(プライアー役スティーブン・スピネラ)の計4部門、第二部「ペレストロイカ」は6部門ノミネートで、作品賞、主演男優(プライアー役スティーブン・スピネラ)、助演男優(ベリーズ役ジェフリー・ライト)の3部門を受賞、2年連続で作品賞を受賞するという快挙をなしとげている。
<イギリス>
1993年にナショナル・シアターが初演。オリジナル・キャストには、実力派の顔ぶれがそろっており、ロイ役にデビッド・スコフィールド(「グラディエーター」)、プライアー役をスティーブン・ディレン(「めぐりあう時間たち」)、ルイス役にジェイソン・アイザックス(「ハリー・ポッター」ルシウス・マルフォイ役)、ジョー役をダニエル・クレイグ(「トゥーム・レイダー」、「007/カジノ・ロワイヤル」)が熱演し非常に高い評価を得ている。
<日本>
日本では1994年に、ロバート・アラン・アッカーマン演出で初演。出演は、宝田明(ロイ・コーン)、堤真一(ジョー)、余貴美子(ハーパー)、高橋和也(プライアー)、小須田康人(ルイス)、天宮良(ベリーズ)、麻美れい(天使)、佐藤オリエ(ハンナ)。

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