新スタートレック HD版シーズン4

ニュース

イントロダクション

エミー賞2部門受賞!!
「宇宙大作戦/スタートレック」から始まった「スタートレック」伝説をさらに進化させ、全世界で最も多くの人々に愛された傑作SFシリーズ、シーズン4をHD・二カ国語&字幕版で日本初放送!

作品解説

SFドラマの金字塔である「宇宙大作戦/スタートレック」の放送終了から、実に18年の時を経て放送開始された、スタートレックTVシリーズ第2弾(アニメ作品である「まんが宇宙大作戦('73~'74)」を含めると第3弾)が「新スタートレック」である。本作はオリジナルである「宇宙大作戦」を超えるスケールと、個性あふれる魅力的な登場人物により、SFスピリット満載のアドベンチャーが展開、全世界で大ヒットを記録した。アメリカでは3大ネットワーク外で放送された番組としては初の高視聴率を獲得し、米テレビ史に名を残す傑作SFドラマシリーズである。本作の成功により、その後「スタートレック/ディープスペース・ナイン('93~'99)」「スタートレック/ヴォイジャー('95~'01)」「スタートレック エンタープライズ('01~'05)」といったシリーズが続々と製作されることとなった。

7シーズンの放送の間に、エミー賞において最優秀作品賞を含む延べ53部門でノミネートされ、視覚効果、音響やメイクアップなど16部門を受賞(今回お送りするシーズン4では8部門ノミネートされ、そのうち2部門で受賞)。また、シーズン1では、アメリカ放送界において非常に権威のあるピーボディ賞を受賞。さらに1993、1995年の2回、世界最大のSF賞であるヒューゴー賞に輝いたほか、同じくSF・ファンタジー・ホラー作品に送られるサターン賞も受賞という錚々たる受賞歴を持つ。

出演は、映画『X-MEN』シリーズのパトリック・スチュワート、実写版『サンダーバード('04)』はじめ監督作も多いジョナサン・フレイクス、映画『インデペンデンス・デイ』のブレント・スパイナー、TV「ルーツ」で主人公クンタ・キンテを演じたレヴァー・バートン、TV「白バイ野郎ジョン&パンチ」のマイケル・ドーン、映画『スタンド・バイ・ミー』のウィル・ウィートンほか。

注)初回放送当時の情報となります

シーズン4 見どころ

ゲストキャラクターが続々と再登場!! 多彩な魅力を誇るシーズン4

全3シーズンで終了したシリーズの原点「宇宙大作戦/スタートレック」を超えて、ついにシーズン4に突入した「新スタートレック」。シーズンをまたいだクリフハンガーの後編「浮遊機械都市ボーグ~パート2~」で幕を開けたシーズン4は、データの兄ローアに加え二人の生みの親であるスン博士の登場(ブレント・スパイナーが1人3役を演じた)、シーズン1からのレギュラー、ウェスリー役ウィル・ウィートンの退場、縁の下の力持ちキャラクター、オブライエンの結婚といった、レギュラー・準レギュラーにとっての一大イベントが頻発する一方、ウォーフの元恋人ケーラー、トロイの母ラクサナやバークレー、バッシュ、「旅人」、そしてシリーズ屈指の人気ゲストキャラクター「Q」といった、これまでに登場したゲストキャラクターが次々と再登場する、バラエティに富んだシーズンでもある。

また、「宇宙大作戦」のバルカンやクリンゴン、ロミュラン、「新スタートレック」のフェレンギに次いで、スタートレック世界の一翼を担う種族「カーデシア人」が初めて登場するのもこのシーズン4だ。カーデシア人は後の「スタートレック/ディープスペース・ナイン」において特に重要な役割を果たすことになる。

スタッフ面では、クリエーターのジーン・ロッデンベリーに替わり、「新スタートレック」最初期からロッデンベリーを支え続けたリック・バーマンが、シーズン4より実質的に製作総指揮を手掛け、番組エンディングのクレジットでもロッデンベリーと共に製作総指揮として名を連ねる。さらに、第7話「勇者の名の下に」において、ブラノン・ブラガが共同脚本の形で脚本家デビュー。後に「スタートレック/ディープスペース・ナイン」を立ち上げるバーマンと、そのバーマンと共に「スタートレック/ヴォイジャー」「スタートレック エンタープライズ」の製作総指揮を手掛けたブラガ。「ポスト・ロッデンベリー」として、後のスタートレック製作の中心人物となる二人による、新しいスタートレックの萌芽がみられるのがこのシーズン4である。

ストーリー

『宇宙――そこは最後のフロンティア。これは宇宙戦艦エンタープライズ号が、新世代のクルーのもとに24世紀において任務を続行し、未知の世界を探索して新しい生命と文明を求め、人類未到の宇宙に勇敢に航海した物語である』――オープニング・ナレーションより
カーク船長やミスター・スポックたちエンタープライズ号のクルーによる、伝説の調査航海から約1世紀後の24世紀。地球を中心とする150の文明圏で構成される惑星間同盟“惑星連邦”は宇宙艦隊を組織、未知宇宙の探査と連邦の防衛・パトロールに当たらせていた。そして今、誇り高き名前を受け継ぐ新造艦エンタープライズDが調査飛行に出航する。エンタープライズDは初代より大きく、全長は2倍以上に、内部スペースは8倍にもなっている。乗組員にはクルーの家族、子供も含まれており、総勢2000人を数える。

これらの乗組員や新しくなったD型エンタープライズ号を率いるのは宇宙艦隊のジャン・リュック・ピカード大佐。彼は常に冷静であり、困難に直面したときほど優れたリーダーシップを発揮する。そして、彼の下で指揮をとる副長のライカー中佐は、「宇宙大作戦」のカーク船長の性格を受け継ぐ熱血漢ぶりを発揮する。また生物の感情を読み取る能力を持つベタゾイド人と地球人との間に生まれたディアナ・トロイ、勇敢なクリンゴン人のウォーフ、人間を超える能力を持ちながら人間に憧れる、艦隊で唯一のアンドロイドであるデータ少佐など、個性的なクルーたちが素晴らしいチームワークを発揮し、未知なるものを求め広大な宇宙の旅を続けていくのだ。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ジャン・リュック・ピカード/Jean-Luc Picard (声:麦人)

U. S. S. エンタープライズD艦長。U. S. S. スターゲイザー艦長を経て現職。クルーからの信頼も非常に厚い。常に冷静沈着であるため、一見すると大変厳格な人物に見えるが、厳しいだけでなく人間的な温かみを心の奥に秘める理想の指揮官だ。

パトリック・スチュワート Patrick Stewart

1940年7月13日英国ヨークシャー生まれ。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属して数多くの舞台を経験。その後アメリカに移住、本作で絶大な人気を博した後は、『X-メン』シリーズなど映画にも多数出演。

ウィリアム・T・ライカー/William Thomas Riker (声:大塚明夫)

U. S. S. エンタープライズD副長。ピカード艦長からの絶大なる信頼を受け、最前線で指揮をとる。快活で行動力のある魅力的な人物。艦長からは「ナンバー・ワン」、元恋人のトロイからは「ウィル」と呼ばれる。ミドルネームのTはトーマス。

ジョナサン・フレイクス Jonathan Frakes

1952年8月19日米国ペンシルヴェニア生まれ。役者だけでなく監督としての腕も確かで、本作でもいくつかのエピソードで演出したほか、劇場版スター・トレック『ファースト・コンタクト』や『叛乱』、実写版でリメイクされた『サンダーバード('04)』でも監督を務めた。

データ/Data (声:大塚芳忠)

U. S. S. エンタープライズD主任ナビゲーター。天才的科学者ヌニアン・スン博士により造られたアンドロイド(人造人間)。データの前にはプロトタイプとして、データの兄とも言うべきローアも造り出されていた。知力・体力とも人間を遥かに凌駕するが、人間のような感情を持つことにあこがれている。

ブレント・スパイナー Brent Spiner

1949年2月2日米国テキサス州ヒューストン生まれ。本作ではデータ役のほか、生みの親のヌニアン・スン博士、データの兄のローアの3役を演じ分けている。TV「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」に本人役でゲスト出演。

ディアナ・トロイ/Deanna Troi (声:高島雅羅)

U. S. S. エンタープライズDカウンセラー。地球人の父とベタゾイド人の母ラクサナとの間に生まれた彼女は、ベタゾイド人の特性であるテレパス(人の心を読む)能力を持つ。ライカーは学生時代の恋人。

マリーナ・サーティス Marina Sirtis

1960年3月29日英国ロンドン生まれ。同じ英国生まれのパトリック・スチュワートとは話が合ったそうだ。ライカー役ジョナサン・フレイクスと共に、「スタートレック エンタープライズ」最終回にゲスト出演。

ビバリー・クラッシャー/Beverly Crusher (声:一城みゆ希)

U. S. S. エンタープライズD医療部長。1年間の本部勤務を終えエンタープライズに復帰した。夫ジャックはU. S. S. スターゲイザー配属中、フェレンギ人との戦闘で死亡する。そのときの艦長がピカードであったため、当初彼に対してわだかまりを持っていたが、現在では親友以上のつきあいがある。

ゲイツ・マクファーデン Gates McFadden

1949年3月2日米国オハイオ州生まれ。映画『レッド・オクトーバーを追え!』などに出演。本作ではシーズン2のみ出演していない。

ウォーフ/Worf (声:銀河万丈)

U. S. S. エンタープライズD保安部長。ロミュラン帝国の攻撃で両親を失うが、地球人科学者ロジェンコの養子として育てられ、宇宙艦隊アカデミーに入学した初のクリンゴン人となる。クリンゴン人らしく名誉を重んじる性格。

マイケル・ドーン Michael Dorn

1952年12月9日米国テキサス州生まれ。「白バイ野郎ジョン&パンチ」「白バイ野郎パンチ&ボビー」にレギュラー出演。本作の後も「スタートレック/ディープスペース・ナイン」シーズン4より同じウォーフ役でレギュラー出演、また映画『スター・トレック6/未知の世界』でもクリンゴン人役として出演している。

ジョーディ・ラフォージ/Geordi LaForge (声:星野充昭)

U. S. S. エンタープライズD主任機関士。生まれつき視力に障害を持っており、バイザーという視覚補助装置をつけている。22の学位を持つ秀才だが、シャイでなかなか彼女ができないのが悩み。

レヴァー・バートン LeVar Burton

1957年2月16日西ドイツ生まれ。傑作TVドラマ「ルーツ」で若き日のクンタ・キンテを演じて一躍有名に。映画「ALI」などに出演。TV「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」に本人役でゲスト出演。

ガイナン/Guinan (声:東美江)

U. S. S. エンタープライズD内バーラウンジのバーテンダー。非常に謎めいた存在。クルーたちの相談相手になることも多い。

ウーピー・ゴールドバーグ Whoopi Goldberg

1955年11年13日ニューヨーク生まれ。TV「宇宙大作戦/スタートレック」にレギュラー出演していたニシェル・ニコルズを見て女優を志す。スピルバーグ監督の『カラーパープル』で主役として映画デビュー、アカデミー主演女優賞にノミネートされる。『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー助演女優賞を獲得。『天使にラブ・ソングを…』の大ヒットにより女優としての地位を確固たるものとする。女性として初めてアカデミー賞授賞式の司会を務めた。