LAW & ORDER: 性犯罪特捜班シーズン14

ニュース

イントロダクション

記念すべき300話目を迎えるシーズン14!!
窮地に立たされたクレイゲン警部の運命はいかに?! 二カ国語版独占日本初放送&字幕版チャンネル初放送!!

シーズン14 見どころ

記念すべき300話目を迎え、前シーズン以上に多彩なゲストを揃えたシーズン14。議論が巻き起こったマイク・タイソン出演のエピソードも。

今シーズンの第5話「ここで待ってる」でついに記念すべき300話目を迎えた「LAW & ORDER: 性犯罪捜査班(SVU)」。このエピソードはクレイゲン警部、ジョン・マンチ、オリビア・ベンソンの3人の過去を辿りながら13年前の未解決事件を振り返るエピソードになっており、有名ゲストの登場はないものの、ぐいぐい引き込まれるような奥行きのあるエピソードに仕上がっているので必見だ。その他のエピソードでは、前回同様に豪華ゲストが目白押しで、1話も見逃せないシーズンとなっている。まず第1話・2話では、「クリミナル・マインド」のエミリー・プレンティス役でお馴染みのパジェット・ブリュースターがクレイゲン警部の事件を担当する検事局の監察班ポーラ・フォスターとして登場する。「ザ・ラストシップ」「CHUCK/チャック」のアダム・ボールドウィンもクレイゲン警部不在中の代理として煙たがられる役に扮し本エピソードに参加。また、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」のピーター・ジェイコブソンもキーパーソンとして登場する。前シーズンから引き続き、本作のシーズン1でジョン・マンチの相棒だったブライアン・キャシディ役のディーン・ウィンターズも潜入捜査官として事件に関わってくる。第3話「彼女の望み」では、映画『マイ・ガール』で一躍有名になり、「令嬢アンナの真実」「Veep/ヴィープ」でも活躍するアンナ・クラムスキーが出演。第4話「大義と犠牲」では、「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のアレクサンドラ・エイムズ役キャスリン・アーブが登場する。第7話の「無償の親心」では、「NCIS: ニューオーリンズ」「スタートレック エンタープライズ」のスコット・バクラが不倫相手との子供を養子に出す弁護士という意外な役を好演しており、第9話の「人生の支え」では、「セヴェランス」「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のパトリシア・アークエットが売春婦役としてベテランならではの演技を見せている。その他、70年代の『M★A★S★H マッシュ』で人気を博し、今日も現役として活躍を続けているエリオット・グールドや、「マルコム in the Middle」のジェーン・カツマレク、「エージェント・カーター」「NCIS: ハワイ」のエンヴェア・ジョカイ、『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』のニア・ヴァルダロス、「ブルックリン・ナイン-ナイン」「ホミサイド/殺人捜査課」のアンドレ・ブラウアー、元プロボクサーのマイク・タイソン、シーズン16から本シリーズのレギュラーとなるピーター・スカナヴィーノ、「コード・ブラック 生と死の間で」『ミスティック・リバー』のマーシャ・ゲイ・ハーデン、「グレイズ・アナトミー」のグレッグ・ジャーマン、「ウォーキング・デッド」のローレン・コーハン、「HOMELAND」のデヴィッド・マルシアーノ、「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」や本シリーズのシーズン12までレギュラーを務めたBD・ウォン、「HALO」「アメリカン・ゴッズ」のパブロ・シュレイバー、「サーヴァント ターナー家の子守」「シックス・フィート・アンダー」のローレン・アンブローズなど、枚挙にいとまがないほどの豪華キャストが毎回登場する。このように華やかなゲスト出演者を揃えた今シーズンだが、マイク・タイソンが登場するエピソードを巡っては一悶着あったようだ。1991年にレイプ事件で逮捕され、懲役6年の有罪判決を受けたマイク・タイソンは、3年後に仮釈放されていたのだが、彼の本作へのエピソード出演が明らかになり、「SVU」という番組のメッセージ性に対して偽善的だという声が寄せられていた。さらに署名活動サイト上で嘆願書が作成され、NBCにマイク・タイソン出演の差止要望が提出されたのだった。自身もレイプ被害者である「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のアビーことポーリー・ペレットも、このキャスティングに対して不服であることを表明し、活動に参加した。その後、ショーランナーのウォーレン・ライトはツイッターで、「マイク・タイソンのキャスティングが一部のSVUファンにとって不適切に思えることは理解しています。彼の過去の行動を許すわけではありませんが、MT(マイク・タイソン)は20年以上前に有罪判決を受け、刑期を終えています。近年、彼は断酒し、壊れた家庭の子供たちを支援するための財団も立ち上げました。(マイク・タイソンが出演する)このエピソードは、幼少期に受けた虐待の影響や更生の可能性、個人や司法制度が先入観で判断することの危険性など、多くの問題を扱っています。SVUのテーマであるからこそ、私たちは皆、深い責任を感じているのです。私たちの意図は、いつも通り議論と認識を喚起することです。広い心で見ていただきたいです」と火消しに回り、マイク・タイソン出演のエピソードは予定通り放送されたのだった。

ストーリー

「刑事司法制度において、性犯罪は特に重い罪としてみなされる。ニューヨークには、この悪しき犯罪と闘う精鋭集団「性犯罪特捜班」の刑事たちがいる。これはそんな彼らの物語だ」――オープニング・ナレーションより

ある朝クレイゲンが目を覚ますと、ベッドで接待嬢のカリッサが遺体となって死んでいた。前日の夜、クレイゲンはカリッサに呼び出され、店で話をしたのだが、どういった経緯で彼女が彼の部屋に来て、殺されてしまったのか全く記憶が無かった。クレイゲンは自ら通報し、すぐに勾留されることに。その後、この殺人事件の捜査は地区検事局監察班のポーラ・フォスターが担当することになり、クレイゲン警部不在中のSVUチームも、メンバーの自由裁量を認めないスティーブン・ハリスが警部代理として率いることになってしまう。

殺された接待嬢のカリッサは事件の夜、元知事の殺人事件について情報を持っているという目的でクレイゲンを呼び出したが、その場でアマーロ刑事から不適切な関係を迫られているとも語っていた。確かにカリッサは、クレイゲンへの接触を図る前にアマーロに近づき、「身の危険を感じているため助けて欲しい」と相談を持ちかけていた。この動きが不審に思われ、アマーロも聴取の対象に入れられることになってしまう。他のSVUのメンバーたちは、表立って捜査をすることはできないが、クレイゲン警部の窮地を救うため、各自密かに捜査を続けるのだった。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

オリビア・ベンソン/Olivia Benson (声:林真里花)

ニューヨーク市警の性犯罪特捜班の刑事。タフだが性犯罪被害者には深く共感して被害者側に寄り添いすぎる一面がある。12年間連れ添ったエリオット・ステイプラー刑事が銃撃事件の責任を取ってニューヨーク市警を退職してしまい精神的に打ちのめされてしまう。ステイブラー刑事以上のパートナーとは巡り合えないと思っているが、新しく配属されたニック・アマーロ刑事と徐々にパートナーとしての信頼関係を築いてゆく。シーズン13では地方検事補のデヴィッド・ヘイデンと深い関係になった。

マリスカ・ハージティ Mariska Hargitay

米カリフォルニア州サンタモニカ出身。俳優のミッキー・ハジティとジェーン・マンスフィールドの間に生まれる。UCLAで演劇を専攻したのち、カルト的人気のホラー映画『グーリーズ』(1984年)でスクリーンデビュー。1995年のニコラス・ケイジ主演の『リービング・ラスベガス』では、バーの娼婦役としてクレジットされている。1998年に人気テレビ番組「ER」にレギュラーとして抜擢されたことが転機となり本シリーズへの主演の座を掴む。2005年のゴールデングローブ賞受賞に続き、2006年のプライムタイム・エミー賞を受賞し、近年は監督・プロデューサー業もこなしている。また、性的虐待を経験したことのある番組のファンから手紙をもらうようになったことで、性的暴行、家庭内暴力、児童虐待の被害者を支援する非営利団体「ジョイフルハート財団」を設立し、活動家としての一面も見せている。「LAW & ORDER」フランチャイズの最新シリーズ「LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班」にも登場。

ニック・アマーロ/Nick Amaro (声:羽鳥佑)

麻薬課で潜入捜査を担当したのち、オリビアの新パートナーとして性犯罪特捜班に配属されてきたニューヨーク市警2年目の新米刑事。はじめはギクシャクしていたオリビアとの関係も、次第に尊敬し合うパートナー同士へと変化してゆく。妻のマリアと娘のザラと暮らしているが、夫婦関係には溝が生まれている。スペイン語が堪能。

ダニー・ピノ Danny Pino

1974年米フロリダ州でキューバ人の両親の元に生まれる。2001年のコメディシリーズ「Men, Women & Dogs(原題)」で役者デビュー。ゲスト出演したテレビシリーズは、「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」、「CSI: ニューヨーク」、「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」など。2003年から2010年まで出演した「コールドケース」シリーズでのスコッティ・ヴァレンズ役が最も広く知られており、同シリーズでは脚本執筆の才能も見せている。その他のテレビシリーズには「GONE/ゴーン」や「マヤンズ M.C. ~サンズ・オブ・アナーキー外伝~」もある。最新出演作は、ブロードウェイ・ミュージカル作品の映画化「ディア・エヴァン・ハンセン」。

アマンダ・ロリンズ/Amanda Rollins (声:京花優希)

アトランタ市警から異動してきた新人刑事。オリビアを慕っており、彼女の担当した事件について詳しい。初日から仕事に対する意欲を見せ、現場でも活躍する。未熟で熱心すぎる一面もあり、クレイゲン警部から釘を刺されることもある。シーズン13では父親譲りのギャンブル中毒であることが判明し、クレイゲンの助言でリハビリに通った。パートナーはフィン刑事。

ケリー・ギディッシュ Kelli Giddish

1980年米ジョージア州生まれ。幼い頃から演技に興味を持っており、大学でも演技を専攻した。デビュー作は、1970年から2011年までABCで放送された昼ドラシリーズの「オール・マイ・チルドレン」での、2005年から2007年まで演じたディ・ヘンリー役。「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」シーズン8、「グッド・ワイフ」などのテレビシリーズ作へのゲスト出演後、シーズン13から「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」のレギュラーの座につく。「シカゴP.D.」や「シカゴ・ファイア」でもアマンダ・ロリンズ役としてゲスト出演を果たしている。高校時代は、地元で優勝した強豪ソフトボールチームに所属していた。

ジョン・マンチ/John Munch (声:上田燿司)

ボルチモア警察の殺人課から異動してきたジョン・マンチ刑事は、辛辣でウィットの効いた切り返しとジョークがトレードマーク。陰謀論者でもあるが、現場で培ってきた豊富な経験と、鍛え抜かれた能力をフル活用しながらチームの捜査に貢献する。双極性障害だったという父親から身体的虐待を受けていたという不幸な子供時代を過ごした。シーズン13では現場よりも分隊室で捜査することが多い。

リチャード・ベルザー Richard Belzer

1944年米コネチカット州生まれ。ニューヨークに移住後、スタンダップ・コメディアンとして活動を始める。1975年から1980年に放送した「サタデー・ナイト・ライブ」で前座コメディアンを務め、同番組にも3度ゲスト出演を果たしている。その後、本格的に俳優業にも進出するようになり、『スカーフェイス』、『復讐のハイウェイ』、『マイアミ・ムーン』、『恋に落ちたら…』などの映画に脇役で起用される。テレビシリーズ「ホミサイド/殺人捜査課」でジョン・マンチ刑事を演じるようになり、それ以後は「ホミサイド」シリーズに続き、本シリーズでもマンチ刑事としてレギュラーの座を獲得。「X-ファイル」、「LAW & ORDER」、「ブル~ス一家は大暴走!」、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」などのテレビシリーズでもジョン・マンチ刑事役としてゲスト出演を果たし、すっかり「マンチ刑事」として自身のキャラクターを定着させた。2016年に71歳で俳優業から引退している。

オダフィン“フィン”チュツオーラ/Odafin "Fin" Tutuola (声:魚建)

ハーレム出身でアメリカ陸軍に所属していた経歴を持つ。シーズン2でモニーク・ジェフリーズの後任としてジョン・マンチ刑事のパートナーとなった。麻薬課での任務時に、自分に向けられた銃弾を相棒が受けて倒れたことがきっかけになり、性犯罪特捜班に移籍してきた。シーズン13ではアマンダ・ロリンズがパートナー。仕事でのストレス解消のためにシューティング・ゲームに熱中することも。

アイスーT Ice-T

本名はトレイシー・ローレン・マロウ。米ニュージャージー州生まれ。12歳の時に両親を亡くした後、叔母に引き取られてロサンゼルスに移り住む。ラッパー、ソングライター、俳優、プロデューサーの顔を持っている。1980年代にアンダーグラウンドのラッパーとしてキャリアをスタートさせ、1987年にサイアー・レコードと契約、デビューアルバム「Rhyme Pays」をリリース。翌年にはレコード会社「Rhyme $yndicate Records」を設立し、アルバム「Power」をリリースして100万枚のセールス(プラチナ・ディスク)を記録した。84年の映画『ブレイクダンス』で俳優としてデビューし、以後ウェズリー・スナイプス主演のギャング映画『ニュー・ジャック・シティ』にも出演して俳優として頭角を表し始める。同映画に提供したサウンドトラックの楽曲は自身の最高セールスを記録し、グラミー賞にもノミネートされた。ディック・ウルフが製作総指揮を務めた1998年のテレビ映画「LAW & ORDER 指紋が明かす真実」ではポン引き役を務めている。

ドナルド・クレイゲン/Donald Cragen (声:石住昭彦)

ニューヨーク市警の殺人課の警部を経て同市警の性犯罪特捜班の警部となった。時に部下に対して厳しく接する面も見られるが、部下からの信頼は厚く、彼らを常に支えようとする姿勢は理想の上司そのもの。タフなベテラン警部だが、アルコール依存症の経歴がある。

ダン・フロレク Dann Florek

1950年米ミシガン州生まれ。イースタン・ミシガン大学で数学と物理学を専攻したが、演劇で演技のキャリアを積むためにニューヨークに移住。ジュリアード音楽院での研修を経て、70年代後半から80年代前半にかけて古典から現代作まで幅広い舞台作品に参加。80年代にロサンゼルスに移住し、1988年から1993年まで「L.A. LAW/7人の弁護士」に準レギュラーのデビッド・メイヤー役を演じる。その後、ミッキー・ロークとロバート・デ・ニーロ主演の『エンゼル・ハート』、『イントルーダー/怒りの翼』、『フラッド』といった映画作品で助演を果たす。ドナルド・クレイゲン警部としてLAW & ORDERフランチャイズの本家「LAW & ORDER」にシーズン1からレギュラー出演するが、シーズン3終了時に、NBCが女性俳優を採用する方針をとったため解雇されてしまう。しかしシーズン4と5で、同シリーズのエピソード監督として「LAW & ORDER」の現場に復帰。「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」にはシーズン1から15まで出演した。

作品基本情報

原題:LAW & ORDER: SPECIAL VICTIMS UNIT Season 14
データ:今回シーズン14・2012~2013年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/今回シーズン14全24話/HD作品
製作総指揮:ディック・ウルフ、ピーター・ジャンコウスキー、ウォーレン・ライト
出演:マリスカ・ハージティ、ダニー・ピノ、ケリー・ギディッシュ、リチャード・ベルザー、アイス-T、ダン・フロレク
日本語吹き替え:林真里花、羽鳥佑、京花優希、上田燿司、魚建、石住昭彦