ストーリー
「刑事司法制度では、性犯罪を特に重罪と見なす。ニューヨークにはこの悪しき犯罪と闘うエリート集団がいる。性犯罪特捜班(SVU)の刑事たちだ」――オープニング・ナレーションより
ある夜、タクシー運転手が数十回に渡って執拗に刺殺されるという事件が発生。ニューヨーク市警の性犯罪特捜班の刑事、オリビア・ベンソンとエリオット・ステイブラーの2人が現場に到着してみると、被害者は刺殺されただけでなく、性器も切り取られていた。タクシー運転手の所持していた免許証から被害者はビクター・スパイサーという男だと判明したが、スパイサーの免許は11ヶ月前に停止されている上、殺害されたはずのスパイサーは現在ライカーズ島刑務所で服役中だということがわかった。刑務所でスパイサーから事情聴取したところ、ある男に100ドルで免許を売っていたことが判明する。その男についてさらに捜査を進めてみると、元セルビア軍人で戦争犯罪で起訴されているステファン・タンジクという男だったことがわかった。さらにタンジクは、民族浄化の一環で67人もの女性を強姦していたことが判明する。自身もレイプ被害によって生まれた子供であるベンソンは、被害者がレイプ犯であることを知った途端、個人的な感情が抑えられず、刑事の枠を超えた行動を取ってしまう。