ストーリー
「刑事司法制度において、性犯罪は特に重い罪としてみなされる。ニューヨークには、この悪しき犯罪と闘う精鋭集団「性犯罪特捜班」の刑事たちがいる。これはそんな彼らの物語だ」――オープニング・ナレーションより
数年前にスーダンから亡命してきたホテル従業員のメリアム・デンが、イタリアの次期首相候補とされる外交官のロベルト・ディスタチオから暴行されたという通報が入る。ショックで取り乱すメリアムからオリビアが事情を聞き出す一方、捜査チームは現場のホテルに急行する。アトランタ市警から異動してきたばかりのアマンダ・ロリンズ刑事も捜査に加わった。ホテルの部屋からは、有力な証拠となる血痕が発見される。すでにイタリア行きの飛行機に搭乗して出発を待つディスタチオを暴行容疑で逮捕するため、マンチとフィンは空港へと向かう。その後、ホテルの部屋から見つかった血痕はディスタチオから採取したDNAと一致したが、検察はメリアムがディスタチオに暴行を認めさせれば大金を手にできると知人に語っていた録音テープを入手。さらに、ディスタチオの弁護側も、メリアムが2年前にスーダンで売春の有罪判決を受けていたという証拠を掴む。そんな中、オリビアは分隊室での銃撃事件で休職処分となっているステイブラー刑事の行方を心配していた。