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オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケルシーズン1

イントロダクション

アメリカの刑事司法制度を熟知した元ロサンゼルス郡地方検事とシニアライターの二人が強力バックアップ!
完全リモートで撮影されたフィナーレのクオリティーも必見!! スタイリッシュで新しい法廷ドラマを独占日本初放送!!


注)初回放送当時の情報となります

シーズン1 見どころ

アメリカの法廷ドラマラインナップに新たに加わった、黒人女性が主人公のスタイリッシュな法廷ドラマ

アメリカのドラマシリーズにおける不動の人気ジャンルトップ2、それは法廷ものと医療ものだ。「ダメージ」、「LAW&ORDER: 性犯罪特捜班」、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」、「グッド・ワイフ」、「SUITS/スーツ」など(ちなみに、これらは米AdWeekが調査した弁護士一押しの法廷ドラマトップ5)、法廷ドラマをあげたら枚挙にいとまがない。そんな長いリストに新たに加わったのが、この「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル」。タイトルは、開廷の際に廷吏がかける号令「All Rise!(=起立!)」から来ている。舞台はロサンゼルスのダウンタウンに位置する、ロサンゼルス郡裁判所。地方検事代理から判事になったばかりの黒人女性が主人公だ。判事という役職は皆さん一目瞭然で分かると思うが、地方検事代理とは? と思う方もいるかもしれない。地方検事とは、各郡の検察組織のトップで、各郡に1人しか存在しない。このトップに君臨する地方検事の下にひしめている検察官たちが、地方検事代理と呼ばれる役職だ。英語では、地方検事はDA(District Attorney)、地方検事代理はDDA(Deputy District Attorney)と呼ばれる。アメリカ初のアフリカ系・アジア系女性副大統領となったカマラ・ハリスも、キャリアのスタートはカリフォルニア州アラメダ郡(オークランドのある郡)の地方検事局で、その後サンフランシスコ郡の地方検事局に移り、そこで地方検事にまでキャリアアップしていった。ロサンゼルス郡の地方検事局に務める地方検事代理の人数は約1,000人。それに加え、捜査官が約300人、事務官が約800人所属しており、全米最大の地方検事局となっている。地方検事代理から判事になったばかりの女性が主人公、という設定の他にも、本作は各話で2つの裁判が同時進行しており、スピーディーな法廷ドラマに輪をかけてスピーディーな仕上がりとなっている。また、主人公を始めとする各キャラクターのファッションも華やかで、ロサンゼルスという舞台も手伝って他の法廷ドラマとは一線を画した、色々な意味でスタイリッシュな法廷ドラマとなっている。

アメリカの刑事司法制度を熟知した元ロサンゼルス郡地方検事と、受賞歴のあるシニアライターの二人が強力バックアップ!

本作はスティーブ・ボギラが執筆した「Courtroom 302: A Year Behind the Scenes in an American Criminal Courthouse」という本にインスパイアされている。スティーブ・ボギラは、シカゴの新聞社The Chicago Readerに所属するシニアライター。全米一忙しいと言われる、シカゴの重罪を取り扱う裁判所の舞台裏1年に密着した本だ。2005年にSociety of Midland Authors Awardのノンフィクション部門で受賞、Los Angeles Times Book PrizeのCurrent Interest部門でもファイナリストに残った。スティーブ・ボギラは、本作のコンサルタントを務めており、第1話の脚本にも協力している。
そしてもう1人、コンサルティングプロデューサーを務めるのはギル・ガーセッティ。1992年から2000年まで、8年間にわたりロサンゼルス郡の地方検事を務めた人物。そして、現ロサンゼルス市長エリック・ガーセッティの父でもある。
アメリカの刑事司法制度を熟知した2人の強力なバックアップを受け、本作の企画・脚本を手がけるのは、製作総指揮も務めるグレッグ・スポティスウッド。カナダ出身のグレッグ・スポティスウッドは、17歳の時に俳優としてキャリアをスタートさせ、その後、脚本家・プロデューサーに転向した。製作サイドの代表作には、短編映画『Learning to Swim(原題)』や『Noise(原題)』、カナダのテレビシリーズ「シャッタード -多重人格捜査官-」、「King(原題)」、「Remedy(原題)」などがある。その他にも、ドラマシリーズ「L.A. LAW/7人の弁護士」と「NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署」でエミー賞を受賞したマイケル・M・ロビン、「CSI:マイアミ」や「レッドライン ~悲しみの向こうに」のサニル・ネイヤー、「ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記」や「MANIFEST/マニフェスト」のレン・ゴールドスタインが製作総指揮として脇を固めている。

プライムタイムのドラマシリーズ初の完全リモート撮影! 最終第21話の素晴らしい出来にご注目!

2020年3月、新型コロナウイルスによる撮影中断がハリウッドを襲ったのは、記憶に新しい。本作もその影響を被ったテレビシリーズの1つだった。しかし、チームの対応はとても素早かった。パンデミックを逆手に取って、パンデミックと司法制度への影響をテーマにし、プライムタイムのドラマシリーズとしては初めて、完全リモート撮影で1話分を製作することに成功したのだ。FaceTime、WebEx、Zoomを始めとする既存のソーシャルメディアやオンラインテクノロジーを駆使し、キャストは在宅で出演、背景は必要に応じてVFXで加工、さらには、撮影スタッフが単独で車から人気のないロサンゼルスの街を撮影し、すべてがソーシャル・ディスタンシングに反しない方法で作り上げられた。そして、この特別なエピソードが第1シーズンのフィナーレを飾ることになった。
今となってはリモート撮影も珍しくなくなり、完全リモート撮影で製作されたコンテンツはどれも同じに見えて、何かしら物足りなさを感じるようになったが、本作最終話の出来には目を見張るものがある。キャストたちの演技も素晴らしく、心なしか彼らがはしゃいでるようにも感じられ、この企画が、未体験の巣ごもり生活に訪れたワクワクだったに違いないと思えるほどだ。パンデミック下の制限ある生活はまだまだ続いているが、2020年3〜4月のような厳しいロックダウン状態は過去のものとなっており、人々はZoomに疲れ、ルールに則りながら外出し、道にも渋滞が戻ってきている。このエピソードにある、車1台、人1人いないロサンゼルスの街は、もはやノスタルジアさえ感じられ、Zoom疲れを感じさせないキャストたちの様子も、初々しささえ感じられるのが面白い点だ。
そして、このエピソードをうまくまとめているのは、DJテイルウィンド・ターナー。こちらもパンデミックの風物詩となったが、インスタライブ上でDJがバーチャルパーティーを開催するのが流行った。このエピソードもそれをうまく再現、そして利用しており、登場するDJテイルウィンド・ターナーは、なんと、主演を務めるシモーヌ・ミシックの実の夫ドリアン・ミシックだ。

ストーリー

ロサンゼルスに住む人々の正義のため、すべてを捧げる判事と地方検事代理たち。本作はそんな彼らの混乱と希望に満ちた、そして時に不条理な日常を切り取った、アメリカの裁判制度の内幕に迫るドラマ。地方検事代理から判事になったばかりのローラ・カーマイケル。判事としては新米だが、地方検事代理時代は手ごわくて、たまに衝動的な一面もある凄腕の地方検事代理として名を馳せてきた。そんな彼女は、新米判事になったからと言って尻込みするつもりはさらさらない。むしろ初日から前のめりで、判事としてできること、そして判事に求められていることの限界に挑戦していく。そんな彼女を取り巻くのは、地方検事代理時代からの同僚で親友のマーク、上司のベナー判事、アシスタントのシェリ、公選弁護人エミリー、廷吏ルーク、法廷速記者サラといった面々。法制度の欠点に直面しながら、正義という物差しのバランスを取り戻すため、彼らは今日も全身全霊で立ち向かう。

各話あらすじ

第1話「ローラ判事誕生」/Pilot

地方検事補ローラ・カーマイケルは、念願叶ってロサンゼルス郡上級裁判所判事に任命された。もうすぐ就任というある日、法廷で被告人の女性が下着姿なのを発見。そんな姿のまま法廷へ連れてきたことを廷吏に詰め寄ると、廷吏は怒って裁判官に銃を向け……。

脚本:グレッグ・スポティスウッド
監督:マイケル・M・ロビン

第2話「独創的な判事」/Long Day’s Journey Into ICE

ローラは食料品での重暴行の裁判を担当する。被告人はニカラグアからの不法移民レオ・ゲラ。審理中、傍聴席に移民税関捜査局(ICE)の捜査官が現れる。レオを捕らえ、強制送還するためだ。しかし州はICEに対し裁判所での令状なしの逮捕を禁じていた。それでも連邦の権力を行使しようとする捜査官にローラは毅然と立ち向かう。

脚本:グレゴリー・ネルソン
監督:マイケル・M・ロビン

第3話「法廷で鳥が鳴く時」/Sweet Bird of Truth

ゲーマーのジャニー・カートライトは、友人のアンドレアがオンラインゲームに不正アクセスし、自分の人気アバターであるアークを“殺した”と告発する。証言台で言葉に詰まるジャニーの様子を見たローラは、ジャニーにアークとして証言することを許可する。

ゲスト:ブリット・バロン
脚本:サニル・ネイヤー、イトゥリ・ソーサ
監督:アンソニー・ヘミングウェイ

第4話「陪審員の現場検証」/A View From The Bus

ローラは担当する裁判で、事実に基づく公正な判断を促すために陪審員による現場検証を許可する。被告人ディランは無実だったが前歴があり、弁護人であるエミリーは偏見を持つ検察官の主張によって陪審員が誤判することを恐れ、現場検証でディランの無実を証明しようとしていた。

ゲスト:スザンヌ・クライヤー
脚本:アーロン・カーター
監督:ブロンウェン・ヒューズ

第5話「結婚の日」/Devotees in the Courthouse of Love

年に一度の裁判所のイベント“結婚の日”に挙式を担当するベナー判事がなかなか現れず、多くのカップルが待たされる。するとローラの法廷に「子供が生まれそう」と新郎が飛び込んできて、ローラは急遽2人の式を執り行う。

脚本:シャーノルド・エドワーズ
監督:マイケル・M・ロビン

第6話「スター裁判」/Fool For Liv

ローラはリアリティー番組のスター、ヘイリーを殺害したとされる付き人オリヴィアの裁判を担当する。有名弁護士プライスがついたことも影響し、裁判所には多くのマスコミやファンが殺到する。

ゲスト:ジェレ・バーンズ 、コリン・フォード、アマンダ・ワイス
脚本:コンウェイ・プレストン
監督:ステイシー・K・ブラック

第7話「母と娘の正義」/Uncommon Women and Mothers

ローラの母親ロキシーが裁判所を訪れる。支援するホームレスの若者ジャックスが放火罪に問われており、公判でジャックスに有利な証言をするために来たのだ。以前から社会活動で急がしく、今回の件がなければ判事になった自分を訪ねても来なかった母親に、ローラは不満をつのらせる。

ゲスト:マイケル・ビーチ
脚本:サニル・ネイヤー
監督:ポール・マクレーン

第8話「親子の絆」/Maricela and the Desert

ローラは遺体なき殺人の裁判を担当する。被告人は失踪した女性リンダの恋人フェリックス。フェリックスはリンダの11歳の娘マリセラから実の父親のように慕われていた。しかしマリセラが検察側証人としてフェリックスに不利な証言をすることになり、ローラはマリセラが安心して証言できるよう心を配る。

ゲスト:マイケル・プロヴォスト
脚本:メロリ・ベラスケス
監督:シーリン・チョクシー

第9話「過去との対決」/How to Succeed in Law Without Really Re-trying

ローラが検察時代に担当した事件を、その時の弁護側で、ロースクールからの宿敵であるフェリースが控訴するという。それは極右の青年が起こした書店爆破事件で、若い女性が犠牲になっていた。

ゲスト:スザンヌ・クライヤー
脚本:グレゴリー・ネルソン
監督:シェリル・デュニエ

第10話「情けと正義」/Dripsy

ローラの法廷の天井が落ち、一時的に別の法廷を使うこととなる。新しい法廷で担当したのは武装強盗の案件。被告人カリッサには前歴があり、前回の担当弁護士はエミリーだった。

ゲスト:ディナ・メイヤー、ライアン・ドーシー、イリアナ・ダグラス
脚本:サニル・ネイヤー、アーロン・カーター
監督:パトリシア・カルドーゾ

第11話「裁かれるローラ」/The Joy from Oz

被告人寄りだとして検事補たちから委員会に訴状を出されたローラ。裁判官を罷免になる可能性もあり、補佐のシェリは情報を集めて対策を練る。

ゲスト:アリシア・ライナー
脚本:コンウェイ・プレストン
監督:クローディア・ヤーミー

第12話「法と倫理の狭間」/What the Constitution Greens to Me

ローラは下院議員の息子ジェレミーの非陪審審理を担当することとなり、被告人の母親の地位が判決に影響を及ぼさないよう神経をとがらせる。

ゲスト:グレアム・パトリック・マーティン
脚本:シャーノルド・エドワーズ、ジェームズ・ロジャーズIII
監督:スティーヴ・ロビン

第13話「ローラのジレンマ」/What the Bailiff Saw

エミリーはギャングを抜けた少年ディエゴの弁護をすることに。ディエゴは、彼が抜けたことをよく思わない他のギャングたちに呼び出され、ある男性の殺害に立ち会わされてしまっただけなのだが、検察は携帯電話の位置情報を証拠に彼を殺人罪で起訴する。

ゲスト:トニー・デニソン、レジー・リー
脚本:グレゴリー・ネルソン
監督:スコット・エリス

第14話「痛みの解放」/Bye Bye Bernie

ローラの母親ロキシーは、娘ローラについて取材を受けた際、ロサンゼルス司法の批判を述べてしまう。周囲はロキシーを絶賛するが、ローラはまた委員会に呼び出されるのではないかといら立つ。

ゲスト:トニー・デニソン
脚本:メロリ・べルスク
監督:マイケル・M・ロビン

第15話「疑惑の集団訴訟」/Prelude to a Fish

州検事総長選に出るベナーが自らの経歴調査をローラに依頼する。ベナーが勤めていた法律事務所の訴訟を調べたローラは、ある集団訴訟の和解に問題があったことに気づく。

ゲスト:ポール・マクレーン
脚本:アーロン・カーター
監督:スティーブ・ロビン

第16話「封鎖された裁判所」/My Fair Lockdown

裁判中、興奮した被告人エフライムが廷吏の銃を奪い、ローラ、エミリー、チョイたちを人質に取って法廷に立てこもる。裁判所には特殊部隊が到着、権力に強い不信感を抱くエフライムが逆上してチョイに銃を向けると、警察は突入準備を開始する。

脚本:コンウェイ・プレストン
監督:デヴィッド・ハープ

第17話「過ちの償い方」/I Love You, You're Perfect, I Think

マークは窃盗犯ミッチの裁判中、彼が過去の殺人事件の真犯人である可能性に気づく。それは担当検察官だった自分が無実の男性を刑務所に送ってしまった可能性でもあるのだが……。

ゲスト:スザンヌ・クライヤー、ピーター・マクニコル
脚本:グレゴリー・ネルソン
監督:ポール・マクレーン

第18話「3人の法の道」/The Tale of Three Arraignments

罪状認否法廷の担当を命じられたローラと、起訴審査ユニットでのデスクワークを命じられたマークは共に意気消沈していた。そんな折、ローラとマークのロースクール時代の友人レイチェルが、自分の法律事務所を開くためロスに戻ってくる。

ゲスト:スザンヌ・クライヤー、マイケル・ビーチ
脚本:デニトリア・ハリス=ローレンス
監督:クローディア・ヤーミー

第19話「消えない傷」/In the Fights

エミリーは若いカップルのDV裁判を担当。過去に夫からのDVを経験しているエミリーを周囲は心配するが、本人は平静を装う。

脚本:メロリ・べルスク
監督:ステイシー・K・ブラック

第20話「差し伸べる手」/Merrily We Ride Along

ローラは元被告人ダフネの姿を法廷で見つけ、再び逮捕されたのかと心配するが、ダフネはローラの言葉に励まされて生き方を変え、公選弁護人事務所の面接を受けにきていた。自分の仕事が報われたように感じたローラは、NPOに復帰を断られて引きこもっていた母親ロキシーにこの話をし、ロキシーが新たな道を見つける手助けをする。

脚本:グレゴリー・ネルソン、アーロン・カーター
監督:シェリル・デュニエ

第21話「初のリモート裁判」/Dancing at Los Angeles

新型コロナの流行で法廷が開けなくなったロサンゼルス。判事たちは協議し、オンラインでの裁判を試みることに。テストケースとしてローラが指名される。

ゲスト:レックス・スコット・デイヴィス、レジー・リー、エドウィン・ホッジ、ピーター・マクニコル
脚本:グレッグ・スポティスウッド、グレゴリー・ネルソン
監督:マイケル・M・ロビン

放送時間

    キャスト

    ローラ・カーマイケル/Lola Carmichael

    ロサンゼルス郡裁判所でバリバリの地方検事代理として活躍してきたローラ。そんなローラが判事へとキャリアアップし、判事としての初日を迎えたところからストーリーは始まる。出勤先の建物は同じと言えど、地方検事代理と判事は使うエレベーターも異なり、会う人会う人が「Your Honor! (=判事! )」と声をかけてくる。さすがのローラも初日は新しい環境に戸惑うが、一旦法廷に足を踏み入れたら本領発揮(判事席に着くまでにつまずいてコケたの以外は……)。新米判事だからと言って尻込みすることはなく、培われた経験と信念、そして持ち前の統率力で法廷を支配していく。すべては、ロサンゼルスに住む人々の正義のため。

    シモーヌ・ミシック Simone Missick

    1982年1月19日、米ミシガン州デトロイト生まれ。幼い頃から演技に興味があったが、当時は演技ではなく、バイオリンと歌を主に習っていた。好きなミュージシャンはプリンスで、11歳の頃までは本気で彼と結婚すると思っていたらしい。ワシントンDCのハワード大学に英文学専攻で入学するも、専攻外で演劇のコースを取ったことをきっかけに、彼女の芸術への探求が演技へも広がっていく。卒業後はイギリスのオックスフォードにあるBritish American Drama Academyに進学し、アメリカに戻ってきてからはミシガン州の地域劇場で経験を積み、ロサンゼルスへやって来た。ドラマシリーズ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」や「ウェイワード・パインズ 出口のない街」にゲスト出演し、「Marvel ルーク・ケイジ」でテレビシリーズ初の黒人女性スーパーヒーロー、ミスティ・ナイトをパワフルに演じてブレイクを果たす。2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査員特別賞を受賞した『Jinn(原題)』への出演を経て、本作ではNAACP(全米黒人地位向上協会)主催のイメージ・アワードで、ドラマシリーズ主演女優賞に2年連続ノミネートされている。夫は俳優兼DJのドリアン・ミシック(aka DJ Tailwind Turner)で、本作にも登場。

    マーク・キャラン/Mark Callan

    ロサンゼルス郡裁判所の地方検事代理。ローラの元同僚で親友でもあり、困った時は常に相談し合える仲。ローラが地方検事代理だった時も、そして判事になった今も、誰も来ない階段の最上階が2人の待ち合わせ場所。仕事で煮詰まってアドバイスが必要な時は、テキストで「階段集合! 」とさえ打てば、次の瞬間には2人は階段にいる。マークも地方検事代理として成功を収めており、自分の勘を信じて諦めないタイプ。ローラが判事になったことで、仕事上、そして仕事以外でも今までと同じように接するべきではないと分かっていながらも、変化に適応するのに苦労しているようだ。

    ウィルソン・ベセル Wilson Bethel

    1984年2月24日、米ニューハンプシャー州生まれ。父はアーティスト、母はJ.D.サリンジャーと同棲していたことがある小説家ジョイス・メイナードで、代表作「誘惑」や「とらわれて夏」などは映画化もされた(「誘惑」の映画化は『誘う女』)。1980年代にジョイス・メイナードが全米向けに執筆していた連載コラム「Domestic Affairs」は、夫や子供のことも書かれており、ウィルソン・ベセルは俳優としてテレビに登場する前から、全米に存在が知られていたことになる。ブレイクを果たしたのは、エミー賞ノミネートミニシリーズ「ジェネレーション・キル 兵士たちのイラク戦争」での海兵隊員役。その後、「ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記」で南部のバーテンダー、ウェイド・キンセラを演じ、キンセラという名字はJ.D.サリンジャーが実生活でよく使っていた名字と同じだが、これはまったくの偶然である。ドラマシリーズ「殺人を無罪にする方法」や「Marvel デアデビル」でのゲスト出演を経て、2017年秋にはニューヨークで舞台デビュー。現在は、ロサンゼルスとブルックリンを行き来する生活を送っている。

    エミリー・ロペス/Emily Lopez

    ロサンゼルス郡裁判所の公選弁護人。弁護を請け負う被告に対して常に親身に率直に対応する、内なる炎と強い信念の持ち主。仕事もプライベートも、大抵のことは自分1人で何でもこなせてしまうが、実は家庭内暴力をふるった夫と離婚調停中で、強そうに見えて心の底では助けを必要としている。廷吏ルークといい関係になるが、夫との過去が邪魔してなかなか前に進むことができない。

    ジェシカ・カマチョ Jessica Camacho

    1982年11月26日、米イリノイ州シカゴ生まれ。友達の勧めで演技のクラスに参加したことをきっかけに、他人の立場や人生に足を踏み入れるという行為に一目惚れし、西海岸へ移住することを決意する。まずはサンフランシスコで、ウェイトレスとして生活費を稼ぎながら、著名なAmerican Conservatory Theatreで夜のクラスに通い始めた。その後、シカゴの劇場やテレビ撮影で経験を積み、SAG(映画俳優組合)のメンバーシップを取得して、ロサンゼルスにフルタイムで移住することになる。代表作はドラマシリーズ「ラスト★リゾート 孤高の戦艦」や「スリーピー・ホロウ」、「THE FLASH/フラッシュ」、「96時間 ザ・シリーズ」、「ウォッチメン」などで、力強い女性キャラクターを演じるのが得意。映画では、『ヴェロニカ・マーズ [ザ・ムービー]』や『ローマンという名の男 -信念の行方-』などに出演している。

    ルーク・ワトキンス/ Luke Watkins

    ローラの法廷を担当する廷吏。日中は法廷で実体験を学びながら、夜は法学部の学生として勉学に励んでいる。ローラの法廷で「All Rise! (=起立! )」と号令をかけるのは、ルークの役目。誠実で心優しく、裁判所のカフェテリアで急いでいるエミリーを見かけて、レジの順番を譲ってあげたことがきっかけで、エミリーといい関係になる。私服でジョギングをしていた時、巡回中の同僚保安官に取り押さえられ、黒人としての理不尽さを目の当たりにする。

    J・アレックス・ブリンソン J. Alex Brinson

    米ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊生まれ。シングルマザーの母は、失読症の息子が可能な限り恵まれた人生を送れるよう、演技の道を追及することを勧める。そして母の教え通り、夢を追いかけてニューヨークの名門ジュリアード音楽院の演劇部門に入学。在学中にニューヨーク大学で学ぶ若いダンサーと出会い、後に2人は自由の女神の下で結婚。J・アレックス・ブリンソンの舞台出演に伴い、夫婦は各地を転々とし、舞台での成功の傍ら、「スーパーナチュラル」、「X-ファイル」、「プリズン・ブレイク」などドラマシリーズの端役の仕事も入ってくるようになる。その後の「トラベラーズ」では、3話だけの出演の予定が、プロデューサーに気に入られて3シーズンにわたり出演することになった。現在はロサンゼルス在住で、夫婦で教育・メディア会社や製作会社を立ち上げている。

    シェリ・カンスキー/Sherri Kansky

    ローラの司法補佐。司法補佐としての経験が豊富で、これまでも新米判事たちを“教育”してきた。法廷でシェリが2回くしゃみをしたら、それは、裁判官室での話し合いが必要という判事への合図。しかし、自由なローラがシェリの言うことを聞くわけがなく、ローラはくしゃみをしたシェリにティッシュ箱を差し出し、自分の方針で裁判を進めていく。有能で実用主義のシェリはそんなローラに手を焼くが、やがて2人の間にも絆が芽生えていく。

    ルーシー・アン・マイルズ Ruthie Ann Miles

    1983年4月21日、米アリゾナ州生まれ。韓国系アメリカ人。音楽教師の母に育てられ、2歳まで韓国で暮らし、その後ホノルルに移り住む。高校卒業後は南オレゴン大学へ進学し、学士号はフロリダ州のパームビーチアトランティック大学で取得。さらにニューヨークへ移り、ニューヨーク大学で音楽演奏の修士号を取得した。オフ・ブロードウェイの出演から始まり、デヴィッド・バーンとファットボーイ・スリムが書いた実験的ミュージカル「Here Lies Love(原題)」で、フィリピンの元大統領夫人イメルダ・マルコスを演じて複数の賞を受賞。そしてブロードウェイの出演が叶ってからは、「王様と私」でチャン夫人を演じ、トニー賞のミュージカル助演女優賞に輝いた。テレビシリーズのゲスト出演は、「ジ・アメリカンズ」や「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」。

    サラ・カスティーヨ/Sara Castillo

    ローラの法廷を担当する法廷速記者。ローラだけでなく、マークやエミリーたちにとっても、信頼のおける情報源であり相談役。

    リンゼイ・メンデス Lindsay Mendez

    1983年3月1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊生まれ。オフ・ブロードウェイや地域劇場での出演を経て、ブロードウェイの「ウィキッド」ではエルファバ役で出演を果たす。そして、ブロードウェイの「回転木馬」でキャリー・ピパーリッジを演じ、トニー賞のミュージカル助演女優賞を受賞。同時に、同作のキャストメンバーたちとともに、グラミー賞のミュージカル・ショー・アルバム賞にもノミネートされた。テレビシリーズのゲスト出演は、「SMASH」や「モダン・ファミリー」、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」など。

    リサ・ベナー/Lisa Benner

    ローラの上司判事。実力と影響力を兼ね備えた判事で、地方検事代理だったローラが一人前の判事へと生まれ変われるよう、監督する役割を担う。ローラが未だに階段の最上階でマークと緊急集合していることを密かに見抜いており、判事になったからには判事たちとネットワーキングするべきとアドバイスする。見ていないようで、すべてを見ている強者上司。

    マージ・ヘルゲンバーガー Marg Helgenberger

    1958年11月16日、米ネブラスカ州生まれ。イリノイ州のノースウエスタン大学で演劇の学位を取得後、タレントスカウトによりソープオペラ「Ryan's Hope(原題)」にスカウトされ、4年間にわたり出演。その後、1990年代は主にTV映画やテレビシリーズのゲスト出演で経験を積み、特にケーブルチャンネルLifetimeやプレミアムチャンネルShowtimeの作品に数多く出演した。初めてエミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされたのは、TV映画「チャイナ・ビーチ」。見事エミー賞のドラマシリーズ助演女優賞に輝く。その後も、ドラマシリーズ「CSI: 科学捜査班」でキャサリン・ウィロウズを12シーズンにわたって演じ続け、エミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞ノミネート常連となるが、惜しくも受賞はならなかった。映画の出演作は、『エリン・ブロコビッチ』、『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』、『僕のワンダフル・ジャーニー』など。2012年、ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムに、テレビスターとして星が刻まれた。

    作品基本情報

    原題:All Rise
    データ:シーズン1・2019~2020年/アメリカ/字幕/60分/今回シーズン1全21話/HD作品
    製作総指揮:グレッグ・スポティスウッド、マイケル・M・ロビン、レン・ゴールドスタイン、サニル・ネイヤー
    出演:シモーヌ・ミシック、ウィルソン・ベセル、ジェシカ・カマチョ、J・アレックス・ブリンソン

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