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スタートレック/ディープ・スペース・ナインシーズン2

イントロダクション

傑作SFドラマ『スタートレック』シリーズ第3弾!!
宇宙ステーション「ディープ・スペース・ナイン」を舞台に、テレビドラマ史上空前のスケールで宇宙戦争が繰り広げられるSF大河ドラマの決定版、シーズン2を放送開始!

作品解説

スタートレックシリーズ第3作(「まんが宇宙大作戦」を除く)。宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”を舞台に、星間戦争の危機を描く大河ドラマである本作は、『スタートレック』シリーズの中でも異色作で、シーズンを重ねるごとに熱心なファンを数多く獲得。全米で7年間にわたり放送され高視聴率を獲得した。TV界のアカデミー賞と言われる、エミー賞で、1993、1995年に特殊メイクアップ賞、1993年にメインテーマ曲賞、視覚効果賞を受賞。1996、1997年には2年連続でSF界で権威あるヒューゴー賞にノミネートされている。


「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」 受賞歴

★エミー賞/
●1993年(シーズン1)=7部門ノミネート & 3部門受賞(メインテーマ曲賞、視覚効果賞「聖なる神殿の謎」、メイクアップ賞「ワーム・ホールから来たエイリアン」)

●1994年(シーズン2)=2部門ノミネート

●1995年(シーズン3)=3部門ノミネート & 1部門受賞(メイクアップ賞「老化促進テレパシー」)
●1996年(シーズン4)=5部門ノミネート
●1997年(シーズン5)=5部門ノミネート
●1998年(シーズン6)=6部門ノミネート
●1999年(シーズン7)=4部門ノミネート

これだけ知っていれば楽しめる「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」の世界

惑星連邦…………西暦2161年設立。異星人同士の共存と平和、技術交換を目的に地球周辺領域の150の文明で結ばれた惑星間同盟。
宇宙艦隊…………惑星連邦の管理下、各分野のスペシャリストにより組織され、未知の宇宙の探査と『連邦』の防衛、パトロールを主な任務とする。
カーデシア連邦……惑星カーデシア・プライムを母星とする恒星間連邦国家。惑星連邦と敵対。母星の資源の枯渇後、他の星系で資源を得るため武力を使い、軍事国家に。宇宙ステーション“テロック・ノール”を拠点に惑星ベイジョーを侵略し、その資源を搾取し切った後、ベイジョーから撤退。しかしその後ワームホールの出現により、再びベイジョーとDS9(旧テロック・ノール)の奪還をもくろむ。
ベイジョー…………カーデシア連邦領土と惑星連邦の境界に位置する惑星。ベイジョー人は2万5千年以上の歴史を持ち、精神文化に優れる。かつては美しい自然と温和な民族で知られたが、カーデシアに占領され、資源を略奪される。激しいレジスタンス活動の後カーデシアを撃退するが、長い植民地支配と混乱の後に誕生した臨時政府は力が弱く、惑星連邦に援助を依頼する。
ワームホール……惑星ベイジョーの天空の小惑星帯に出現した宇宙の穴で、ベイジョーのある宇宙域と七万光年離れたガンマ宇宙域を瞬時につなぐトンネル状の近道。未踏の宇宙への入り口として注目され、その利権をめぐる争いが生じる。ベイジョーの宗教信仰と密接な関わりがある。
ディープ・スペース・ナイン…通称DS9。惑星ベイジョー衛星軌道上の宇宙ステーション。かつてカーデシア軍が惑星ベイジョー侵略の際に資源採掘用ステーションとして使用。カーデシア名は“テロック・ノール”。カーデシアの撤退により放棄される。惑星連邦はベイジョーの援助とともに連邦の9番目の中継ステーションとして管理を引き受ける。連邦下ではベイジョーの連邦加盟のための中継点であり、ワームホールの管理も行うと同時に、開放された宇宙ステーションとして、様々な宇宙人が行き交い、常時200~300人が居住している。司令官は宇宙艦隊ベンジャミン・シスコ。

スタートレックシリーズについて

シリーズの原点「宇宙大作戦」が1969年に終了した後も、スタートレックの熱狂的な人気はとどまるところを知らず、1979年の第1作目から現在までに13作製作された劇場版をはじめ、TVシリーズでも次々と続編が作られた。アニメ作品である「まんが宇宙大作戦(1973年~1974年)」をはさんで、「宇宙大作戦」から実に18年の時を経て放送開始された「新スタートレック」が全世界で大ヒットを記録、スタートレック世界の人気を決定的なものとした。その後、本作「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン(1993年~1999年)」や「スタートレック/ヴォイジャー(1995年~2001年)」「スタートレック エンタープライズ(2001年~2005年)」「スタートレック: ディスカバリー(2017年~)」といったシリーズが現在も製作され続けている。

スタートレックシリーズの年代設定

2063年(21世紀) 人類初のワープ飛行。バルカン人とのファースト・コンタクト
2151年(22世紀) 「エンタープライズ」アーチャー船長 (米制作年:2001~2005年)
2250年代(23世紀)「ディスカバリー」 (米制作年:2017年~)
2266年(23世紀) 「宇宙大作戦」カーク船長 (米制作年:1966~1969年)
2364年(24世紀) 「新スタートレック」ピカード艦長 (米制作年:1987~1994年)

2369年(24世紀) 「ディープ・スペース・ナイン」(本作)シスコ司令官・艦長 (米制作年:1993~1999年)

2371年(24世紀) 「ヴォイジャー」ジェインウェイ艦長 (米制作年:1995~2001年)

ストーリー

24世紀初頭。辺境の惑星ベイジョーは、近くでワーム・ホール(銀河系を結ぶトンネル状の近道)が発見されたため、銀河の果ての、未踏の地への入り口として戦略的重要拠点となった。30年あまりの間、カーデシア人の侵略を受けた惑星ベイジョーの人々は、壮絶な戦闘の末、彼らを撃退した。しかし、その美しかった国土は焦土と化し、資源は全て搾取され、惑星内の情勢は不安定であった。

また、カーデシア人の前線基地だった宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”は防衛機能などの最新設備が破壊されたまま放置された。地球を中心とする150の文明が同盟を組んだ『惑星連邦』は、惑星ベイジョーの連邦加盟のため地球人ベンジャミン・シスコを司令官に任命し、“DS9”に派遣する。ベイジョー奪還をもくろむカーデシア人に包囲され、宇宙探検家、商人、スパイなどさまざまな航行者が行き交う混沌とした宇宙ステーションを舞台に、シスコ司令官ほかクルーたちの活躍を描く。

各話あらすじ

第1話「帰って来た英雄~パート・1~」/THE HOMECOMING

クワークはボスリックの貨物船の船長から、ベイジョー人のイヤリングを託される。船長はそのイヤリングをカーデシア・フォーの修理工から言付かったのだという。そのイヤリングをクワークから見せられたキラは驚く。それはかつてベイジョーのレジスタンス運動の最高指導者と称されたリー・ナラスのものだったからだ。

ゲスト:リチャード・ベイマー『ウエスト・サイド物語』
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール(脚本&原案)、ジェリ・テイラー(原案)
監督:ウィンリック・コルベ

第2話「帰って来た英雄~パート・2~」/THE CIRCLE

ベイジョー安定のため、かつてのレジスタンスの英雄リー・ナラスをカーデシアから奪還したキラだったが、ジャロ大臣からDS9の副官としての地位を剥奪される。一方、ベイジョーの過激派、サークルは、着々と武器をたくわえクーデターを画策していた。

ゲスト:リチャード・ベイマー『ウエスト・サイド物語』、スティーブン・マクト、ルイーズ・フレッチャー
脚本:ピーター・アラン・フィールズ
監督:コーリイ・アレン

第3話「帰って来た英雄~パート・3~」/THE SIEGE

サークルから、非ベイジョー人のDS9よりの完全撤退を迫られたシスコだったが、一般市民を撤退させたあと司令部スタッフはステーションに残り徹底抗戦を決意する。一方、キラとダックスは、ジャロ大臣のクーデターにはカーデシアが武器を供給していた証拠をもって政府へと向かった。

ゲスト:スティーヴン・ウェバー、ルイーズ・フレッチャー、リチャード・ベイマー
脚本:マイケル・ピラー
監督:ウィンリック・コルベ

第4話「突然の侵入者」/INVASIVE PROCEDURES

DS9の近くでプラズマ嵐が発生、一般市民はステーションから避難し残っているのは数少ない司令部クルーのみ。そんなとき、プラズマ嵐に巻き込まれた船から救援を求める通信が入った。シスコはトラクター・ビームを使ってその船を救うが……。

ゲスト:ジョン・グローバー「ヤング・スーパーマン」、ミーガン・ギャラガー「ミレニアム」
脚本:ジョン・フェルプレイ(脚本&原案)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本)
監督:レス・ランドウ

第5話「戦慄のカーデシア星人」/CARDASSIANS

ベシアーが、DS9で仕立屋を開いているカーデシア人のガラックとお茶を飲んでいるところに、奇妙な親子連れが現われた。父親プロガはベイジョー人だが、息子のルーガルはカーデシア人。ルーガルは、カーデシア軍がベイジョーから撤退した時に取り残された戦争孤児の一人だった。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ヘル・レイザー』
脚本:ジェームズ・クロッカー(脚本)、ジーン・ウランディ(原案)、ジョン・ライト(原案)
監督:クリフ・ボール

第6話「エレージアン星人 メローラ・パズラー少尉」/MELORA

DS9へ連邦からメローラ・パズラー少尉が派遣されてきた。メローラはエレージアン人で、重力のほとんどない星に生まれ育っていた。そのためベシアーたちはメローラのため、車イスだの反重力装置だの、さまざまな装備を用意して到着を待ち受けていた。しかし勝気なメローラは特別扱いを嫌うあまり、人の好意を受け入れることが出来ない。

脚本:エヴァン・カルロス・ソマーズ、スティーブン・ボーム、マイケル・ピラー、ジェームズ・クロッカー
監督:ウィンリック・コルベ

第7話「フェレンギ星人の掟」/RULES OF ACQUISITION

久しぶりにグランド・ネーガスであるゼクからクワークに連絡が入り、フェレンギ人はガンマ宇宙域に進出する事が決まった。ついてはクワークを主任に任命するというのである。クワークは、ガンマ宇宙域からやってきたドサイ人と交渉に臨む。

ゲスト:ブライアン・トンプソン『コブラ』、ウォーレス・ショーン「ゴシップガール」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール(脚本)、ヒラリー・ベイダー(原案)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第8話「殺しの密告者」/NECESSARY EVIL

ベイジョー人の女性から仕事を頼まれたクワーク。彼女はカーデシア占領時代にステーションで薬局を開いていたバトリックの未亡人で、店の壁に箱が隠してあるからそれを取り出して持って来て欲しいというのである。クワークは承諾し、箱を見つけるが、中には8人のベイジョー人の名前が書かれた紙が一枚入っているだけだった。

脚本:ピーター・アラン・フィールズ
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第9話「愛の幻影」/SECOND SIGHT

DS9にテラフォーマー、セイエティク教授がやって来る。死んだ恒星を再び燃やし甦らせる実験をするためだ。セイエティクは非常に優秀な科学者だが常識も謙虚さもなく自己顕示欲が強いため、相手をするダックスはウンザリする。その頃、シスコはプロムナードで不思議な女性と出会う。

ゲスト:サリー・リチャードソン=ホイットフィールド「ユーリカ ~地図にない街~」
脚本:マーク・ギャレッド=オコネル、アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:アレクサンダー・シンガー

第10話「さまよえるスクリーア星人」/SANCTUARY

ある日、ワームホールから現われた船。シスコは生命維持装置が壊れたらしいその船から、ビーム転送で4人のスクリーア人を助け出す。4人のリーダーはハニークと名乗る女性。ハニークの話によれば、スクリーア人は今までテログラン人の支配を受けていたが、テログラン人がドミニオンに侵略を受けた隙に逃亡したという。

脚本:フレデリック・ラッパポート(脚本)、ゲイブ・エッソー(原案)、ケリー・マイルズ(原案)
監督:レス・ランドウ

第11話「詐欺師 エル・オーリアン星人」/RIVALS

DS9にエル・オーリアン人のマータスが現われる。エル・オーリアン人の特技として、マータスは人の話に耳を傾けるのがうまく、自分を信用させて人の秘密を聞き出し、その情報をもとに詐欺を働くのである。オドーはマータスを逮捕し、拘置所に入れるが……。

ゲスト:クリス・サランドン『狼たちの午後』
脚本:ジョー・メノスキー(脚本)、ジム・トロンベッタ(原案)、マイケル・ピラー(原案)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第12話「流動体生物の秘密」/THE ALTERNATE

ステーションにオドーを訪ねてモーラ博士が来る。モーラ博士はベイジョー人であり、オドーの発見後、研究に携わった人物だった。だが2人の間にはわだかまりがあった。現在もオドーのルーツを研究しているモーラ博士はガンマ宇宙域のある惑星に行き、そこから生命体の一部と文字の彫られた柱を発見する。しかし帰ろうとした時に地震が起き……。

脚本:ビル・ダイアル(脚本&原案)、ジム・トロンベッタ(原案)
監督:デヴィッド・カーソン

第13話「最終兵器解体の陰謀」/ARMAGEDDON GAME

チーフ・オブライエンとドクター・ベシアーは、タラニ人の船に出張中。タラニ族はケルラン族との長年の戦争に終止符をうち、遺伝子を破壊する最終兵器ハーベスターを解体するために、惑星連邦へ協力を頼んできた。ベシアーは首尾よくハーベスターの解体に成功。しかし最後のハーベスターを解体機に入れた時、2人のテロリストが現われ……。

脚本:モーガン・ジェンデル
監督:ウィンリック・コルベ

第14話「オブライエンの孤立」/WHISPERS

近いうちにDS9で、パラダ政府と過激派との和平交渉がもたれることになった。オブライエンがパラダ星系からの出張から戻ってみると、なんとなくスタッフの様子がおかしい。疑問をもったオブライエンは、自分が留守の間に何があったのか調べ始める。

脚本:ポール・ロバート・コイル
監督:レス・ランドウ

第15話「自然回帰」/PARADISE

シスコはオブライエンを連れて、ワームホールの近くで植民地を建設するのによさそうな惑星を調査に出かける。2人はオリエウス星系で良さそうな星を見つけ、ビーム転送で地表に降りるが、そこで先住民たちにとらえられてしまう。彼らは10年前、入植地へ向かう途中で不時着し、そのままこの星から出られなくなってしまった一行であった。

脚本:ジェフ・キング、リチャード・マニング、ハンス・バイムラー
監督:コーリイ・アレン

第16話「幻影の村」/SHADOWPLAY

ワームホールの向こう側に異常な分子界を発見し、ダックス科学仕官とオドーが調査に向かう。惑星に接近したダックスはこれが物質と反物質が反応して出来たオミクロン分子界であることを知り、オドーと共に上陸する。一見すると平和な村のようだったが、実は最近、理由もなく忽然と村人が蒸発する事件が続発していた。

脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ロバート・シアラー

第17話「宇宙の原型」/PLAYING GOD

ダックス大尉は、同胞トリル族の共生生物合体候補生アージンを迎える。アージンはダックスを教官として、これから実習に挑むのだ。ダックスはアージンとワームホールへ向かい、亜空間インターフェーズ・ポケットから出てきた何物かに衝突、その物体をDS9へ持ち帰る。

脚本:ジム・トロンベッタ(脚本&原案)、マイケル・ピラー(脚本)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第18話「クワークの愛」/PROFIT AND LOSS

DS9にナティマ教授と2人の教え子、ホーグとルケランがやって来た。3人は、現在のような軍部に支配されたカーデシアではなく、自由で開かれた社会を目指す反体制活動家であった。しかし、ナティマはかつてクワークと深く愛し合った仲だった。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ヘル・レイザー』
脚本:フリップ・コブラー、シンディー・マーカス
監督:ロバート・ウィーマー

第19話「血の誓い」/BLOOD OATH

DS9にカーンたち3人の年老いたクリンゴン人が現われる。彼らとクルゾン・ダックスは、かつて「血の誓い」を立てた仲だった。3人はかつて、クリンゴン帝国植民地を襲う略奪団を討伐する任務に就いていたが、略奪団の首領であったアルバイノ人は逃げおおせ、復讐としてカーンたち3人の最初の子供を殺したのである。

脚本:ピーター・アラン・フィールズ
監督:ウィンリック・コルベ

第20話「戦争回避 前編」/THE MAQUIS, PART I

DS9を発進したカーデシア船が突然、爆発した。調査の結果、サミュエルズという地球人が爆破装置を仕掛けたらしいことがわかる。実はカーデシアと連邦が和平協定を結んで以来、非武装化されたはずの地帯では、カーデシア植民地の入植者と、連邦の植民地の入植者の間で、争いが続いていたのだ。

ゲスト:トニー・プラナ「アグリー・ベティ」
脚本:ジェームズ・クロッカー
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第21話「戦争回避 後編」/THE MAQUIS, PART II

自殺したサミュエルズの報復のため、カーデシア人ガル・デュカットを誘拐した連邦の植民地の入植者たちは、自分たちのグループを「マキ」と名乗った。カーデシアとの戦争を避けるべく、シスコはキラとベシアーを連れ、容疑者を追跡するが……。

ゲスト:トニー・プラナ「アグリー・ベティ」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール
監督:コーリイ・アレン

第22話「義務と友情」/THE WIRE

週に一度、ランチを一緒にする習慣のベシアーとガラック。ところがベシアーの前でガラックが苦しみだした。どうやらガラックの脳に埋め込まれたインプラントの故障が原因らしい。ベシアーはガラックを救うため、自らカーデシアへ乗り込む。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ヘル・レイザー』
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:キム・フリードマン

第23話「二人のキラ」/CROSSOVER

キラとベシアーはガンマ宇宙域からの帰りにワームホールを通るが、シャトルがプラズマ漏れを起こし、そのせいで別の次元の世界へとクロスオーバーしてしまった。その世界では、クリンゴンとカーデシアが「同盟」を結んでおり、ベイジョーもその同盟の一員で、テラン(地球)は同盟に支配されていた。そして、DS9を支配していたのはキラ司令官だった。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ヘル・レイザー』、ジョン・コスラン「MURDER IN THE FIRST/第1級殺人」
脚本:ピーター・アラン・フィールズ(脚本&原案)、マイケル・ピラー(原案)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第24話「密告者」/THE COLLABORATOR

ベイジョー国民の精神的指導者であるカイを選ぶ選挙が、二日後にせまっていた。候補者の最右翼はキラの恋人でもあるヴェデク・バライルだった。しかし、同じヴェデクであり、かつてバライルの失脚を画策したウィンもまた、カイの地位を狙っていた。ウィンはバライルを追い落とすため、バライルの過去を探る。

ゲスト:ルイーズ・フレッチャー『カッコーの巣の上で』
脚本:ゲリー・ホーランド、アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:クリフ・ボール

第25話「疑惑の法廷」/TRIBUNAL

オブライエンは妻ケイコを連れて5年ぶりの休暇に出発するが、いきなりカーデシア船が現われ、オブライエンを逮捕、拉致する。シスコの調査の結果、DS9から光子魚雷の弾頭が24個盗まれていること、弾頭がしまってある武器ロッカーの扉を開けたのがオブライエンの声であったことがわかる。シスコ役エイヴリー・ブルックスのDS9初監督エピソード。

脚本:ビル・ダイアル
監督:エイヴリー・ブルックス(シスコ役)

第26話「新たなる脅威」/THE JEM'HADAR

シスコは息子ジェイクとノーグ、クワークと共にガンマ宇宙域での惑星の調査をすることに。しかし、ノーグとジェイクがそばを離れたときに、シスコとクワークの前に一人の女性が現われる。この女性エリスは、ジェム・ハダーに追われている身だった。シスコとクワークはエリスと共にジェム・ハダーにつかまってしまう。

ゲスト:クレス・ウィリアムズ「ブラックライトニング」、モリー・ヘイガン「iゾンビ」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール
監督:キム・フリードマン

放送時間

    キャスト

    ベンジャミン・シスコ司令官/Cmdr./Capt. Benjamin Sisko (声:玄田哲章)

    地球人。DS9の司令官。惑星連邦宇宙艦隊中佐。常に沈着冷静で、融通が利かないという一面も。ジャン=リュック・ピカード艦長が誘拐されたボーグ第1次太陽系侵攻の際(「新スタートレック」シーズン3第26話、シーズン4第1話)、妻を失っている。

    エイヴリー・ブルックス Avery Brooks

    1948年10月2日、米インディアナ州生まれ。黒人として初めてラトガース大学の演技・演出科を卒業する。シェイクスピアの舞台「オセロ」、オペラ「X:The Life And Times of MalcomX(マルコムXの伝記をオペラ化したもの)」で主演をつとめ、TVでは「私立探偵スペンサー」のホーク役など出演多数。また、いくつかの大学で演劇の教授として教鞭を執っている。

    キラ・ネリス少佐/Major Kira Nerys (声:小宮和枝)

    ベイジョー防衛軍少佐。連邦との連絡員でDS9副司令官も兼ね、ベイジョーと連邦の板挟みとなることも。勝気な性格で過激な行動も多い。当初は惑星連邦とシスコに反抗的であったが、次第にシスコを信頼するようになる。かつては対カーデシア反乱時の英雄だった。

    ナナ・ヴィジター Nana Visitor

    1957年7月26日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。母がダンススタジオを経営していたこともあり、7歳からバレエを始める。高校卒業後、舞台に立つようになり、昼のTVドラマにもレギュラーで出演、1977年には『センチネル』で映画デビュー。85年頃まではダンサーと両立していたが、この後は女優業に絞り込んでいく。その他のTV出演作には「ジェシカおばさんの事件簿」「L.A.ロー」など。1992年、DS9のオーディションによってベイジョー人士官キラ・ネリス役に決まり、これまでのレギュラー出演キャラクターの枠を打ち破るような強いものにしたいと考え、製作陣もそれに同意し、本作のキラのキャラクターが完成した。

    オド-保安主任/Constable Odo Ital (声:加藤精三)

    DS9保安主任。何にでも変身可能なシェイプシフター(流動体生物)で、過去の記憶がない。カーデシア管理下のころからDS9の保安主任を務めており、その公正中立な態度や知識から、連邦下でも保安業務を任されている。

    レネ・オーバジョノアー Rene Auberjonois

    1940年6月1日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。俳優のジョン・ハウスマンと家族ぐるみの交際があり、彼の指導を受けて16歳で舞台に立つ。70年に『M★A★S★H』で映画デビュー、その後「スパイダーマン」のサウンドトラック・アルバムやアニメ映画『リトル・マーメイド』(1989)へ声の出演をするなど、TVや映画で活躍。彼はオドー役についてこう語っている。「彼はつむじ曲がりなところがある。厳格で神経質なんだ。でもおもしろい面もある。だって彼は自分がどこから来たのか知らないうえ、自分の内面に踏み込もうと一生懸命なんだから」。

    ジャッジア・ダックス/Jadzia Dax (声:佐藤しのぶ)

    DS9科学士官で宇宙艦隊少佐。300歳を越す共生生命体ダックスを体に宿すトリル人女性。共生生命体とホスト(母体)は人格や記憶を共有し、ホストの寿命が尽きると記憶や人格と共に新しいホストに移る。ジャッジアは7人目のホスト。一代前のホスト・クルゾンは年配の男性でシスコの友人だった。

    テリー・ファレル Terry Farrell

    1963年11月19日、米アイオワ州生まれ。ニューヨークに移り、モデルとして活躍。1984年、TV「Paper Dolls(原題)」で役者としてデビューする。出演作にTV「ファミリータイズ」、「タイムマシーンにお願い」、映画『ヘルレイザー3』など。

    マイルズ・オブライエン技術主任/Chief Miles O'Brien (声:辻親八)

    地球のアイルランド出身。元U.S.S.エンタープライズD号(艦長:ジャン=リュック・ピカード)転送主任。2369年よりDS9へ転属、技術主任となる。DS9ではエンジニア不足のため常に忙しい。エンタープライズD号で知り合った植物学者ケイコ・イシカワと結婚、一人娘モリーがいる。

    コルム・ミーニイ Colm Meaney

    1953年5月30日、アイルランド・ダブリン生まれ。14歳で演技を始め、アイルランド国立劇場付属の演劇学校に入学後、ロサンゼルスに移り、TVドラマへの出演を開始。「新スタートレック」では当初、役名もないながらセミレギュラー的役割を果たし、次第に大きなポジションを占めるようになった。また、同時にブロードウェイでの舞台も経験、ゴールデン・グローブ賞へノミネートされたこともある。その他、主な出演作には映画『ダイ・ハード2』(1990)、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)、『コン・エアー』(1997)などがある。

    ジュリアン・ベシアー/Doctor Jules "Julian" Subatoi Bashir (声:藤原啓治)

    地球人。DS9医療主任。宇宙艦隊中尉。オープンで惚れっぽいが友人も多い。意外と努力家で、医者としての経験の若さを補う。

    アレクサンダー・シディグ Alexander Siddig

    1965年11月21日、スーダン生まれ。紳士洋服店に2年勤務後、演劇学校に入学、演出科を志すが俳優として舞台に立つことになる。いくつかの舞台に出演するうち、演技に退屈し、俳優をやめてマンチェスター・ライブラリー・シアターで舞台演出家として「ジュリアス・シーザー」の演出を担当する。その後、TVのミニシリーズ「The Big Battalions」のパレスチナ人役での依頼があり、俳優業に復帰。そのミニシリーズの演技が認められ、DS9のレギュラーとなった。ちなみに直接のきっかけは、イギリスで製作されたTVムービー「ロレンス1918」に出演しているのを、リック・バーマンが見ていたことであった。

    クワーク/Quark (声:稲葉実)

    フェレンギ人。DS9の唯一の飲食店「クワークのバー」の経営者でDS9に居住する民間人の代表的存在。カーデシア管理時代よりカジノとバーを営んでおり、ステーション内部には詳しい。フェレンギ社会では金儲けが美徳とされ、ラチナムという通貨を持つ。クワークもバーの経営にとどまらず、みやげものから兵器まであらゆるものを商売のタネとしている。

    アーミン・シャマーマン Armin Shimerman

    1949年11月5日、米ニュージャージー州生まれ。17歳でロサンゼルスに移住、弁護士を志すも母親の勧めにより地域劇団に通うことになる。UCLAを卒業後、ニューヨークの劇団に所属、主にシェイクスピア劇の舞台に立ち、やがてブロードウェイの舞台でも活躍。ロサンゼルスに戻ってからはTVドラマに多数出演、「新スタートレック」においては第1シーズン「謎の宇宙生命体」においてフェレンギ人のレテック役として初登場、次いで「夢の人」で“顔(顔のついた箱のようなもの)”役を務めた。

    ジェイク・シスコ/Jacob "Jake" Sisko (声:浪川大輔)

    シスコ司令官の息子。DS9で父と暮らす。亡くなった母ジェニファーも艦隊士官であった。

    シロック・ロフトン Cirroc Lofton

    1978年8月7日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。9歳の時に教育番組でTVデビューをした後、1992年、『ベートーベン』で映画デビューを果たす。

    作品基本情報

    原題:STAR TREK: DEEP SPACE NINE
    データ:シーズン2・1993~1994年/アメリカ/二カ国語/60分/シーズン2・全26話/SD作品
    製作総指揮:リック・バーマン
    出演:エイヴリー・ブルックス、ナナ・ヴィジター、コルム・ミーニイ、レネ・オーバジョノアー、アーミン・シャマーマン
    日本語吹き替え:玄田哲章、小宮和枝、加藤精三、佐藤しのぶ、辻親八、藤原啓治、稲葉実、浪川大輔

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