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スタートレック/ディープ・スペース・ナインシーズン1

イントロダクション

エミー賞3部門受賞! 傑作SFTVシリーズ『スタートレック』シリーズ第3弾!!
宇宙ステーション「ディープ・スペース・ナイン」を舞台に、テレビドラマ史上空前のスケールで宇宙戦争が繰り広げられるSF大河ドラマの決定版。

作品解説

スタートレックシリーズ第3作(「まんが宇宙大作戦」を除く)。宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”を舞台に、星間戦争の危機を描く大河ドラマである本作は、『スタートレック』シリーズの中でも異色作で、シーズンを重ねるごとに熱心なファンを数多く獲得。全米で7年間にわたり放送され高視聴率を獲得した。TV界のアカデミー賞と言われる、エミー賞で、1993、1995年に特殊メイクアップ賞、1993年にメインテーマ曲賞、視覚効果賞を受賞。1996、1997年には2年連続でSF界で権威あるヒューゴー賞にノミネートされている。


これだけ知っていれば楽しめる「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」の世界

惑星連邦…………西暦2161年設立。異星人同士の共存と平和、技術交換を目的に地球周辺領域の150の文明で結ばれた惑星間同盟。
宇宙艦隊…………惑星連邦の管理下、各分野のスペシャリストにより組織され、未知の宇宙の探査と『連邦』の防衛、パトロールを主な任務とする。
カーデシア連邦……惑星カーデシア・プライムを母星とする恒星間連邦国家。惑星連邦と敵対。母星の資源の枯渇後、他の星系で資源を得るため武力を使い、軍事国家に。宇宙ステーション“テロック・ノール”を拠点に惑星ベイジョーを侵略し、その資源を搾取し切った後、ベイジョーから撤退。しかしその後ワームホールの出現により、再びベイジョーとDS9(旧テロック・ノール)の奪還をもくろむ。
ベイジョー…………カーデシア連邦領土と惑星連邦の境界に位置する惑星。ベイジョー人は2万5千年以上の歴史を持ち、精神文化に優れる。かつては美しい自然と温和な民族で知られたが、カーデシアに占領され、資源を略奪される。激しいレジスタンス活動の後カーデシアを撃退するが、長い植民地支配と混乱の後に誕生した臨時政府は力が弱く、惑星連邦に援助を依頼する。
ワームホール……惑星ベイジョーの天空の小惑星帯に出現した宇宙の穴で、ベイジョーのある宇宙域と七万光年離れたガンマ宇宙域を瞬時につなぐトンネル状の近道。未踏の宇宙への入り口として注目され、その利権をめぐる争いが生じる。ベイジョーの宗教信仰と密接な関わりがある。
ディープ・スペース・ナイン…通称DS9。惑星ベイジョー衛星軌道上の宇宙ステーション。かつてカーデシア軍が惑星ベイジョー侵略の際に資源採掘用ステーションとして使用。カーデシア名は“テロック・ノール”。カーデシアの撤退により放棄される。惑星連邦はベイジョーの援助とともに連邦の9番目の中継ステーションとして管理を引き受ける。連邦下ではベイジョーの連邦加盟のための中継点であり、ワームホールの管理も行うと同時に、開放された宇宙ステーションとして、様々な宇宙人が行き交い、常時200~300人が居住している。司令官は宇宙艦隊ベンジャミン・シスコ。

スタートレックシリーズについて

シリーズの原点「宇宙大作戦」が1969年に終了した後も、スタートレックの熱狂的な人気はとどまるところを知らず、1979年の第1作目から現在までに13作製作された劇場版をはじめ、TVシリーズでも次々と続編が作られた。アニメ作品である「まんが宇宙大作戦(1973年~1974年)」をはさんで、「宇宙大作戦」から実に18年の時を経て放送開始された「新スタートレック」が全世界で大ヒットを記録、スタートレック世界の人気を決定的なものとした。その後、本作「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン(1993年~1999年)」や「スタートレック/ヴォイジャー(1995年~2001年)」「スタートレック エンタープライズ(2001年~2005年)」「スタートレック: ディスカバリー(2017年~)」といったシリーズが現在も製作され続けている。

スタートレックシリーズの年代設定

2063年(21世紀) 人類初のワープ飛行。バルカン人とのファースト・コンタクト
2151年(22世紀) 「エンタープライズ」アーチャー船長 (米制作年:2001~2005年)
2250年代(23世紀)「ディスカバリー」 (米制作年:2017年~)
2266年(23世紀) 「宇宙大作戦」カーク船長 (米制作年:1966~1969年)
2364年(24世紀) 「新スタートレック」ピカード艦長 (米制作年:1987~1994年)
2369年(24世紀) 「ディープ・スペース・ナイン」(本作)シスコ司令官・艦長 (米制作年:1993~1999年)
2371年(24世紀) 「ヴォイジャー」ジェインウェイ艦長 (米制作年:1995~2001年)

ストーリー

24世紀初頭。辺境の惑星ベイジョーは、近くでワーム・ホール(銀河系を結ぶトンネル状の近道)が発見されたため、銀河の果ての、未踏の地への入り口として戦略的重要拠点となった。30年あまりの間、カーデシア人の侵略を受けた惑星ベイジョーの人々は、壮絶な戦闘の末、彼らを撃退した。しかし、その美しかった国土は焦土と化し、資源は全て搾取され、惑星内の情勢は不安定であった。

また、カーデシア人の前線基地だった宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”は防衛機能などの最新設備が破壊されたまま放置された。地球を中心とする150の文明が同盟を組んだ『惑星連邦』は、惑星ベイジョーの連邦加盟のため地球人ベンジャミン・シスコを司令官に任命し、“DS9”に派遣する。ベイジョー奪還をもくろむカーデシア人に包囲され、宇宙探検家、商人、スパイなどさまざまな航行者が行き交う混沌とした宇宙ステーションを舞台に、シスコ司令官ほかクルーたちの活躍を描く。

各話あらすじ

第1話「聖なる神殿の謎~パート 1~」/EMISSARY, PART I

3年前のボーグとの戦いで妻を失ったベンジャミン・シスコ中佐は、息子のジェイクを連れて宇宙基地ディープ・スペース・ナインに赴任した。彼はベイジョー星の預言者カイ・オパカに不思議な発光体を渡され、それを手がかりに「テンプル」を探せと告げられる。

ゲスト:パトリック・スチュワート「新スタートレック」
脚本:マイケル・ピラー(原案&脚本)、リック・バーマン(原案)
監督:デヴィッド・カーソン

第2話「聖なる神殿の謎~パート 2~」/EMISSARY, PART II

テンプルを調査すべく現地へ行ったシスコとダックスは、その正体、ワームホールへ吸い込まれ奇妙な生命体に身体を拘束される。一方、DS9はカーデシアに占領される前にワームホールの所有権を得ようと現地へ。しかし、ワームホールは見当たらず……。

ゲスト:パトリック・スチュワート「新スタートレック」
脚本:マイケル・ピラー(原案&脚本)、リック・バーマン(原案)
監督:デヴィッド・カーソン

第3話「“スペース・テロリスト”ターナ・ロス」/PAST PROLOGUE

レジスタンスの元同志ターナをカーデシアの手から保護したキラは、テロ集団コー・マから足を洗ったという彼のために、特赦をとりつける。しかし、実際は脱退していないターナは……。一方、ベシアーはDS9にただ1人残っているカーデシア人ガラックと親しくなり、ターナの企みを知る。

ゲスト:ジェフリー・ノードリング、アンドリュー・ロビンソン
脚本:キャサリン・パワーズ
監督:ウィンリック・コルベ

第4話「宇宙ステーション殺人事件」/A MAN ALONE

保安主任オドーはクワークのバーで客の中に極悪人のイブダンを見つけ、追放しようとしてもみ合いになる。その後、ホロスイートでマッサージを受けていたイブダンが、何者かに刺し殺される事件が起こった。現場検証の結果、オドーのDNAが発見され、彼が重要参考人となる。

ゲスト:エドワード・アルバート『バタフライはフリー』
脚本:マイケル・ピラー(原案&脚本)、ジェラルド・サンフォード(原案)
監督:ポール・リンチ

第5話「恐怖のウイルス」/BABEL

DS9で伝染病が発生。オブライエンから始ったこの奇妙な病気は、神経の言語伝達経路に異常をきたし、自分が伝えようとする言葉を口に出すと全く違う言葉が出てきてしまう。あっという間にステーション中に蔓延したこの病気は、進行すると自律神経まで侵され、死が迫ってくるのだ。

脚本:マイケル・マクグリーヴィ、ナレン・シャンカル
監督:ポール・リンチ

第6話「ワーム・ホールから来たエイリアン」/CAPTIVE PURSUIT

ワームホールを通り抜け、ガンマ宇宙域から初めての来訪者が訪れた。名前はトスク。宇宙船が故障しているため、オブライエンが修理を申し出るが、トスクは自分の事情を何も語ろうとしない。そんなある日、トスクを追ってワームホールからエイリアンたちが現れる。

脚本:ジル・シャーマン・ドナー(原案&脚本)、マイケル・ピラー(脚本)
監督:コーリイ・アレン

第7話「超生命体“Q”」/Q-LESS

ワームホールから帰還したダックスのシャトルには、考古学者バッシュが乗っていた。彼女は2年間、ガンマ宇宙域を旅していたという。ワームホールを通らずにどうやってガンマ宇宙域へ出たのか、シスコは疑問に思うが……。

ゲスト:ジョン・デ・ランシー「新スタートレック」
脚本:ハンナ・ルイーズ・シアラー(原案)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本)
監督:ポール・リンチ

第8話「共生結合体生物“トリル族”」/DAX

ある日、3人のエイリアンがDS9に現れ、ダックスを連れ去ろうとする。3人はダックスを国家への反逆及び、彼らの母星の英雄アーデロン・タンドロ将軍を殺害した容疑で、自分たちに引き渡すよう要求する。3人のうちの1人は、タンドロ将軍の息子であるアイロン・タンドロだった。

ゲスト:グレゴリー・イッツェン「24」、フィオヌラ・フラナガン『アザーズ』
脚本:ピーター・アラン・フィールズ(原案&脚本)、D. C. フォンタナ(脚本)
監督:デヴィッド・カーソン

第9話「宇宙囚人バンディカ」/THE PASSENGER

キラとベシアーがシャトルで宇宙を航行中、カジャダからSOSが入る。駆けつけた2人はカジャダと、彼女が護送していた囚人バンディカをシャトルに収容する。カジャダたちはコブリアド人で、バンディカはDS9に運ばれてくるデューリディアムを奪おうと狙っていた。

脚本:モーガン・ジェンデル(原案&脚本)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本)、マイケル・ピラー(脚本)
監督:ポール・リンチ

第10話「死のゲーム」/MOVE ALONG HOME

ガンマ宇宙域からDS9にワディ族がやってきた。使節団を率いるファローは、すぐにクワークの店へと向かう。ワディ族はゲームに目のない一族だったのだ。ファローは、実際の人間をある虚構の世界へと閉じ込め、元の世界へ戻ってこられるかを見て楽しむゲーム「チュラ」を開始して……。

脚本:フレデリック・ラパポート、リサ・リッチ、ジャンヌ・キャリガン・ファウチ
監督:デヴィッド・カーソン

第11話「宇宙商人フェレンギ星人」/THE NAGUS

DS9のクワークのもとに、フェレンギ財界の長老“グランド・ネーガス”のゼクが訪れる。ゼクはフェレンギ財界の幹部を招集した会議で、自分の後継者にクワークを指名する。意外な指名に、フェレンギの幹部たちは不満たらたら。クワークを脅迫する者まで現れるが……。

ゲスト:ウォーレス・ショーン「ゴシップガール」
脚本:デヴィッド・リヴィングストン(原案)、アイラ・スティーヴン・ベール(脚本)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第12話「エイリアン殺人事件」/VORTEX

DS9で殺人事件が発生。ラカー人のクローデンがクワークと示し合わせて、ミラドーン人の双子ロウ・ケルとアー・ケルから美術品を奪おうとしたのだ。怒ったロウ・ケルに襲われたクローデンは反撃し、ロウ・ケルを殺してしまう。激怒したアー・ケルは、兄の仇を討とうとクローデルをつけねらう。

ゲスト:ゴードン・クラップ「NYPDブルー」
脚本:サム・ロルフ
監督:ウィンリック・コルベ

第13話「戦慄のガンマ宇宙域」/BATTLE LINES

ある日、ベイジョーの預言者カイ・オパカがDS9を訪れる。オパカの希望で、シスコはキラ、ベシアーを連れてワームホールへと小旅行へ出る。ガンマ宇宙域に出たシスコたちは奇妙な信号を受信、その発信源をたどっていくうちに、とある月を守る人工衛星から攻撃され墜落してしまう。

ゲスト:ジョナサン・バンクス「ブレイキング・バッド」
脚本:ヒラリー・J・ベイダー(原案)、リチャード・デーナス(脚本)、エヴァン・カルロス・ソマーズ(脚本)
監督:ポール・リンチ

第14話「混迷の惑星“ベイジョー”」/THE STORYTELLER

ベイジョーの2つの勢力、パク派とナボット派は領土を巡って対立しており、シスコが調停にあたることになった。パク派の指導者バリスはまだ少女、亡くなった父親の跡を継ぎ、頑固なまでに立場譲らず交渉は難航する。一方、オブライエンはベシアーに同行し、ベイジョーへ救難活動に行くが……。

ゲスト:ジーナ・フィリップス『ジーパーズ・クリーパーズ』
脚本:カート・マイケル・ベンスマイラー(原案&脚本)、アイラ・スティーヴン・ベール(脚本)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第15話「第五の月“ジェラドー”」/PROGRESS

ベイジョーは第五の月ジェラドーからエネルギーを取り出すプロジェクトに着手していた。しかし、調査飛行に出たキラは、ジェラドーに生命反応があることに気付く。ジェラドーに降り立ってみると、そこにはムリボクという老人が2人の仲間と共に住んでいた。

ゲスト:ブライアン・キース『風とライオン』
脚本:ピーター・アラン・フィールズ
監督:レス・ランドウ

第16話「夢幻の刻」/IF WISHES WERE HORSES

DS9近くの宇宙空間で、プラズマ・フィールドにおけるトロンの放出が増大していることが観測された。その頃、DS9では不思議なことが続けて起こる。どうやらプラズマ・フィールドにおける異常によって、人間が頭の中で想像したり願ったりしたことが現実に起きてしまうらしいのだ。

ゲスト:マイケル・ジョン・アンダーソン「ツイン・ピークス」
脚本:ネル・マッキュー・クロフォード、ウィリアム・L・クロフォード、マイケル・ピラー
監督:ロバート・レガト

第17話「機械じかけの命」/THE FORSAKEN

DS9に惑星連邦の使節団が派遣されてくる。大使のひとり、ラクサナ・トロイは、クワークの店で盗まれたブローチを取り戻してくれたオドーに一目ぼれし、積極的にオドーに迫る。そんな折、ワームホールから一機の探査船が現れた。

ゲスト:メイジェル・バレット「新スタートレック」
脚本:ドン・カルロス・ダナウェイ(脚本)、マイケル・ピラー(脚本)、ジム・トロンベッタ(原案)
監督:レス・ランドウ

第18話「反逆のテレパス・エネルギー」/DRAMATIS PERSONAE

ガンマ宇宙域へ生物調査に出かけたクリンゴン船がワームホールから出てきた。ところがDS9の司令室スタッフが見守る前で、そのクリンゴン船は爆発炎上する。またその頃、バレリアン人の輸送船がDS9にドッキング許可を求めてきた。バレリアン人を警戒するキラはドッキングに反対するが……。

脚本:ジョー・メノスキー
監督:クリフ・ボール

第19話「謎のカーデシア星人」/DUET

カラ・ノーラ症候群という病気にかかったカーデシア人が転送されてきた。カラ・ノーラ症候群は、カーデシアがベイジョー人を強制収容していたガリテップ・キャンプで起こった鉱山事故がもとで発生した病気であり、カラ・ノーラ症候群であるということは、当時ガリテップ・キャンプにいたということになるのだ。

ゲスト:ハリス・ユーリン『トレーニング デイ』
脚本:ピーター・アラン・フィールズ(脚本)、リサ・リッチ(原案)、ジャンヌ・キャリガン・ファウチ(原案)
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第20話「預言者の導き」/IN THE HANDS OF THE PROPHETS

DS9にベイジョーのウィン司教がやってきてケイコの授業に文句をつけた。彼女はワームホールの成り立ちを科学的に説明していたのだが、ベイジョーにとってワームホールは「聖なる神殿」のある神聖な場所であり、彼女の教え方は神への冒涜だというのだ。

ゲスト:ルイーズ・フレッチャー『カッコーの巣の上で』
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:デヴィッド・リヴィングストン

放送時間

    キャスト

    ベンジャミン・シスコ司令官/Cmdr./Capt. Benjamin Sisko (声:玄田哲章)

    地球人。DS9の司令官。惑星連邦宇宙艦隊中佐。常に沈着冷静で、融通が利かないという一面も。ジャン=リュック・ピカード艦長が誘拐されたボーグ第1次太陽系侵攻の際(「新スタートレック」シーズン3第26話、シーズン4第1話)、妻を失っている。

    エイヴリー・ブルックス Avery Brooks

    1948年10月2日、米インディアナ州生まれ。黒人として初めてラトガース大学の演技・演出科を卒業する。シェイクスピアの舞台「オセロ」、オペラ「X:The Life And Times of MalcomX(マルコムXの伝記をオペラ化したもの)」で主演をつとめ、TVでは「私立探偵スペンサー」のホーク役など出演多数。また、いくつかの大学で演劇の教授として教鞭を執っている。

    キラ・ネリス少佐/Major Kira Nerys (声:小宮和枝)

    ベイジョー防衛軍少佐。連邦との連絡員でDS9副司令官も兼ね、ベイジョーと連邦の板挟みとなることも。勝気な性格で過激な行動も多い。当初は惑星連邦とシスコに反抗的であったが、次第にシスコを信頼するようになる。かつては対カーデシア反乱時の英雄だった。

    ナナ・ヴィジター Nana Visitor

    1957年7月26日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。母がダンススタジオを経営していたこともあり、7歳からバレエを始める。高校卒業後、舞台に立つようになり、昼のTVドラマにもレギュラーで出演、1977年には『センチネル』で映画デビュー。85年頃まではダンサーと両立していたが、この後は女優業に絞り込んでいく。その他のTV出演作には「ジェシカおばさんの事件簿」「L.A.ロー」など。1992年、DS9のオーディションによってベイジョー人士官キラ・ネリス役に決まり、これまでのレギュラー出演キャラクターの枠を打ち破るような強いものにしたいと考え、製作陣もそれに同意し、本作のキラのキャラクターが完成した。

    オド-保安主任/Constable Odo Ital (声:加藤精三)

    DS9保安主任。何にでも変身可能なシェイプシフター(流動体生物)で、過去の記憶がない。カーデシア管理下のころからDS9の保安主任を務めており、その公正中立な態度や知識から、連邦下でも保安業務を任されている。

    レネ・オーバジョノアー Rene Auberjonois

    1940年6月1日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。俳優のジョン・ハウスマンと家族ぐるみの交際があり、彼の指導を受けて16歳で舞台に立つ。70年に『M★A★S★H』で映画デビュー、その後「スパイダーマン」のサウンドトラック・アルバムやアニメ映画『リトル・マーメイド』(1989)へ声の出演をするなど、TVや映画で活躍。彼はオドー役についてこう語っている。「彼はつむじ曲がりなところがある。厳格で神経質なんだ。でもおもしろい面もある。だって彼は自分がどこから来たのか知らないうえ、自分の内面に踏み込もうと一生懸命なんだから」。

    ジャッジア・ダックス/Jadzia Dax (声:佐藤しのぶ)

    DS9科学士官で宇宙艦隊少佐。300歳を越す共生生命体ダックスを体に宿すトリル人女性。共生生命体とホスト(母体)は人格や記憶を共有し、ホストの寿命が尽きると記憶や人格と共に新しいホストに移る。ジャッジアは7人目のホスト。一代前のホスト・クルゾンは年配の男性でシスコの友人だった。

    テリー・ファレル Terry Farrell

    1963年11月19日米アイオワ州生まれ。ニューヨークに移り、モデルとして活躍。1984年、TV「Paper Dolls(原題)」で役者としてデビューする。出演作にTV「ファミリータイズ」、「タイムマシーンにお願い」、映画『ヘルレイザー3』など。

    マイルズ・オブライエン技術主任/Chief Miles O'Brien (声:辻 親八)

    地球のアイルランド出身。元U.S.S.エンタープライズD号(艦長:ジャン=リュック・ピカード)転送主任。2369年よりDS9へ転属、技術主任となる。DS9ではエンジニア不足のため常に忙しい。エンタープライズD号で知り合った植物学者ケイコ・イシカワと結婚、一人娘モリーがいる。

    コルム・ミーニイ Colm Meaney

    1953年5月30日、アイルランド・ダブリン生まれ。14歳で演技を始め、アイルランド国立劇場付属の演劇学校に入学後、ロサンゼルスに移り、TVドラマへの出演を開始。「新スタートレック」では当初、役名もないながらセミレギュラー的役割を果たし、次第に大きなポジションを占めるようになった。また、同時にブロードウェイでの舞台も経験、ゴールデン・グローブ賞へノミネートされたこともある。その他、主な出演作には映画『ダイ・ハード2』(1990)、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)、『コン・エアー』(1997)などがある。

    ジュリアン・ベシアー/Doctor Jules "Julian" Subatoi Bashir (声:藤原啓治)

    地球人。DS9医療主任。宇宙艦隊中尉。オープンで惚れっぽいが友人も多い。意外と努力家で、医者としての経験の若さを補う。

    アレクサンダー・シディグ Alexander Siddig

    1965年11月21日、スーダン生まれ。紳士洋服店に2年勤務後、演劇学校に入学、演出科を志すが俳優として舞台に立つことになる。いくつかの舞台に出演するうち、演技に退屈し、俳優をやめてマンチェスター・ライブラリー・シアターで舞台演出家として「ジュリアス・シーザー」の演出を担当する。その後、TVのミニシリーズ「The Big Battalions」のパレスチナ人役での依頼があり、俳優業に復帰。そのミニシリーズの演技が認められ、DS9のレギュラーとなった。ちなみに直接のきっかけは、イギリスで製作されたTVムービー「ロレンス1918」に出演しているのを、リック・バーマンが見ていたことであった。

    クワーク/Quark (声:稲葉実)

    フェレンギ人。DS9の唯一の飲食店「クワークのバー」の経営者でDS9に居住する民間人の代表的存在。カーデシア管理時代よりカジノとバーを営んでおり、ステーション内部には詳しい。フェレンギ社会では金儲けが美徳とされ、ラチナムという通貨を持つ。クワークもバーの経営にとどまらず、みやげものから兵器まであらゆるものを商売のタネとしている。

    アーミン・シャマーマン Armin Shimerman

    1949年11月5日、米ニュージャージー州生まれ。17歳でロサンゼルスに移住、弁護士を志すも母親の勧めにより地域劇団に通うことになる。UCLAを卒業後、ニューヨークの劇団に所属、主にシェイクスピア劇の舞台に立ち、やがてブロードウェイの舞台でも活躍。ロサンゼルスに戻ってからはTVドラマに多数出演、「新スタートレック」においては第1シーズン「謎の宇宙生命体」においてフェレンギ人のレテック役として初登場、次いで「夢の人」で“顔(顔のついた箱のようなもの)”役を務めた。

    ジェイク・シスコ/Jacob "Jake" Sisko (声:浪川大輔)

    シスコ司令官の息子。DS9で父と暮らす。亡くなった母ジェニファーも艦隊士官であった。

    シロック・ロフトン Cirroc Lofton

    1978年8月7日米、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。9歳の時に教育番組でTVデビューをした後、1992年、『ベートーベン』で映画デビューを果たす。

    作品基本情報

    原題:STAR TREK: DEEP SPACE NINE
    データ:1993~1999年(今回シーズン1・1993年)/アメリカ/二カ国語/60分/全176話(今回シーズン1・全20話)/SD作品
    製作総指揮:リック・バーマン
    出演:エイヴリー・ブルックス、ナナ・ヴィジター、コルム・ミーニイ、レネ・オーバジョノアー、アーミン・シャマーマン
    日本語吹き替え:玄田哲章、小宮和枝、辻親八、加藤精三、稲葉実、藤原啓治、佐藤しのぶ、浪川大輔

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