ブラックリスト リデンプション: インタビュー

トム役ライアン・エッゴールド&映画『X-MEN』シリーズのファムケ・ヤンセン主演!
アクション・サスペンス超大作「ブラックリスト」の最新スピンオフ・シリーズ、日本初上陸!!

インタビュー

ファムケ・ヤンセン(スーザン・“スコティー”・ハーグレイヴ役)スーパー!ドラマTV 独占インタビュー

どのような経緯で「ブラックリスト リデンプション」出演の話が来たのですか?

去年の時点で、ショーランナー(制作総指揮者)たちと会って、「ブラックリスト」出演の可能性について話し合ったのだけれど、彼らは私をキャストするに足る役を考え出すことはできなかったの。でもその後、「ブラックリスト リデンプション」を企画することになって、最終的に私のところにやってきて「あなたに是非、スコティー・ハーグレイヴを演じてもらいたい。スコティーを『ブラックリスト』の最後の2話で登場させてみて、評判が良かったら『ブラックリスト リデンプション』を製作するつもりだ」と言われたのです。だから、スコティーが登場した時からスピンオフのアイディアはあったわけなのよ。スピンオフが実現したぐらい、視聴者がスコティーに興味を持ってくれたのはとても嬉しいわね。NBCでの放送の評判も良いようでとても満足してるわ。

「ブラックリスト リデンプション」のどのようなところに惹かれたのですか?

スコティー・ハーグレイヴという人物ね。彼女はすごく興味深い女性よ。彼女は、とても強い人なんだけれど、同時に傷つきやすいところもある。私は、そういう二面性を持つ彼女の性格に惹かれたの。強いと同時に傷つきやすいという人間を演じる機会なんて滅多に無いから、そういう人間をスクリーン上に投影させてみたいと思ったのよ。

スコティーというキャラクターは、どういう人物なのでしょうか?

「ブラックリスト リデンプション」を見てもらえばわかることもあるし、あまりネタバレさせたくないけれど、スコティー・ハーグレイヴはハルシオン・イージスという会社を持っていて、合衆国政府やFBI、CIAが関わり合いになれない仕事を引き受けているの。彼女には、傭兵の集団が居て、仕事の現場に送り出す役目もある。彼女は夫と共に会社を経営していたのだけれど、夫が死んだと思われてからは、自分ひとりで経営しなければならなくなるのよ。スコティーの夫が死んでいるのかどうかは、すぐに明らかになるわ。スコティーには、息子もいたのだけれど、3歳の時に行方不明になってしまって、彼女はすごく大きな打撃を受けるの。ところが、彼女の息子は実は生きていて、彼女の夫に雇われて、会社で働くスコティーを密かに監視するよう命じられているのよ。男性優位になっている仕事の世界で働くために、すごく頑張っているように描かれている女性を見るのはすごく嬉しいわ。彼女は、そのような世界で生き残るために或る種の強さを身につけねばならなかったのだけれど、同時に彼女はすごく複雑な私生活をおくっているの。彼女はとても深い心の傷を負っていて、それについて不適切な時に話したりするといったひねくれたところがあるのだけれど、それでいて情にほだされたり傷つきやすいという面も持ち合わせている。役作りをするのにとても良い組み合わせだと思うわ。

あなたは長年、映画界で活躍してきましたが、テレビドラマの仕事はどうでしたか?

この仕事の前にもテレビの仕事はした事があるのよ。3年間続いたネットフリックス配信の「ヘムロック・グローヴ」というドラマでは主役を演じたけれど、他にも「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」や「殺人を無罪にする方法」などにゲスト出演した。でも、スコティー・ハーグレイヴは素晴らしい役で、彼女のキャラはすごく気に入っているの。テレビの仕事は映画の仕事とはまったく違うのよ。自分が演じるキャラクターの全体像がわかっていないし、これからどのように成長していくのかもわからない。それは時として、難しく感じることもあるわね。彼女がどのような人間であるかという事の一部しか知らないまま、役作りをしていかねばならないから。自分の役について、他の人が知るのと同時に知ることになるのだもの。撮影のペースも映画よりはずっと速いし。映画とテレビとでは仕事の仕方が違うけれど、テレビの仕事をするのはとても好きよ。素晴らしい経験をしているわ。

テレビドラマの場合、ストーリー全体も明かされていないわけですから、渡された脚本を開いてみて驚くこともあったりしますか?

いつもそうよ。「あら、あれはこういう事だったのね」みたいな。でも、それは私たちキャストにはどうにもできない事だから。制作総指揮者たちには、長期計画があって、彼らにはつじつまが合っているのでしょうから、私たちは彼らを信じるしかないのよね。

スコティーとトム・キーンの関係にはとても興味深いものがあります。あなたは、今、これからのストーリー展開やキャラクターの変化などについて全く予想ができないとのことでしたが、スコティーとトムの関係がどのようになっていくのか、製作総指揮のボーケンキャンプ氏と話し合いましたか?

ええ、このドラマはどのような方向に進んでいくことになるのか、キャラクターはどのような人間なのか、そして、今後、どのような事が起きるのかについて、だいたいの感じをつかめればと思って、撮影が始まる前に、ジョン・ボーケンキャンプとジョン・アイゼンドレイスと話したわ。私たちは、スコティー・ハーグレイヴが、息子のトム・キーンが生きていることも夫が生きていることも知らないでいるという設定にしたの。視聴者は、最初から彼女の夫も息子も実は生きていいることがわかっているし、今や彼女が経営するようになっている会社での彼女のことを密かに監視するよう、夫が息子に頼んだことまで知っているのよ。話を始めるにはすごく興味深い設定で、このドラマは最初から最後までその設定を基準にして展開していくの。詳しい事は見てのお楽しみにしておくわ。

スコティーとトムには謎めいた過去があって、それが少しずつ明らかになっていくわけですが、スコティーとトムが共有する出来事のようなものを自分で創り出したりすることはありましたか?

あったわ。俳優として常に重要なことは、役作りをする際に出来るだけ自分の持っているものを注ぎ込むことだと思うの。だから、私はスコティーという役を創り出して、膨らませていったわけなのだけれど、さっきも言ったように、テレビの場合だと、私が予期しなかったような展開になったりするから、ちょっと難しいところがあるわね。自分が役に注ぎ込んだ事が功を奏することを願うのみだったりするから。

撮影収録はどうでしたか?特に印象に残っているような事はありますか?

たった1週間前に撮影収録を終えたばかりだから、全ての事をまだよく憶えているわよ。スコティーというキャラクターや「ブラックリスト リデンプション」に出演した経験全体から抜けきれない感じがするぐらい。撮影収録については良い思い出ばかりよ。関わっていたのは素晴らしい人たちの集まりだったし、共演した俳優たちとの仕事もとても楽しかったわ。撮影収録のペースはすごく速かったし、仕事する時間は長くて、憶えなければならない台詞もたくさんあったから、そういうペースにずっと遅れずに着いていかなければならなかったので、疲れたのは確かね。でも、概して言えば、私は撮影セットで仕事をするのは大好きなので、仕事に行くのは楽しかったわ。私はニューヨークに住んでいて、撮影収録はニューヨークで行われたから、私にはとても便利だったしね。

ライアン・エッゴールドとの共演はいかがでしたか?

ライアンとはすごく仲良くなれたから、一緒に仕事ができてとても嬉しかったわ。私たちは脚本について、互いの役について、他にもいろいろな事について話し合ったけれど、撮影のペースがすごく速かったという事をわかってもらいたいわね。なにしろ、1話を撮影収録している時に、もう次のエピソードの撮影収録が始まってしまうのよ。1話の撮影スケジュールの最後の2日間は、次のエピソードの最初の2日間でもある、2日間は2話の撮影が重なりながら同時進行していたというわけ。だから、概して、撮影中はおしゃべりをする時間も他の事をする時間もほとんど無かったわ。そんなふうに仕事のペースが速いドラマだったけれど、出来には満足しているし、キャストも素晴らしかった。ライアンも他のキャストも皆、素晴らしかったわ。私たちは、とても相性が良くて仕事も上手くいくグループなのよ。

その相性の良さはこのドラマを見ていても良くわかりますね。「ブラックリスト リデンプション」では、あなたがボスという役どころで、実際でもあなたが最も有名な俳優ということになると思うのですが、チームを率いての仕事はどうでしたか?

確かに私たちの相性は本当に良かったし、あのようなグループで仕事ができたのは嬉しいことだったし、仕事しに来るのが本当に楽しかったわ。でも、スクリーンの外では自分がリーダー格であるなどとは感じなかったわね。スコティー・ハーグレイヴは、あの集団のリーダーだというのはわかるけれど。彼らがそのように見ていたかどうかについては、私にはわからないけれど、私としては、彼らは私の同僚だという認識だったわ。彼らは、私がしている事と同じ事をしている同僚であって、私と全く同じ事をしている人たちであると考えているのよ。

サスペンス・アクション・ドラマに出演するにあたり、どのようなワークアウトをしていましたか?

私はワーウアウトをすることはするけれど、たいていはダンスかピラティスをしているわね。この2つが私のワークアウトの主体になっているの。仕事をするにあたっては、肉体的な事より精神的な事に注目するようにしているわ。ありがたいことに、それほど大変なワークアウトをこなさなくても体型を維持できる体質なのよね。生まれながらに、そういう遺伝子を持っているみたい。それってすごくラッキーよね。自分の両親や祖父母に感謝しないといけないわね。ただ、「ブラックリスト レデンプション」での私の役は、身体を駆使するようなものではないのよね。第7話と第8話ではちょっとしたアクション・シーンがあるけれど、スコティーは身体を張るキャラクターではないわ。現場を駆け回るんじゃなくて美しい服を着てオフィスの中を歩き回るだけでいいの。

それでは、スコティー・ハーグレイヴとしてあなたがこのドラマでしている事は、『X-MEN』シリーズのジーン・グレイだったら出来ないことなんですね。

あら、だってその2人はすごく違うキャラクターですもの。スコティーを演じるにあたっては、彼女を探求する時間がもっとたくさんあったわ。それに対して『X-MEN』シリーズでは、私は確かに出演していたけれど、あのシリーズは多数の他のキャラクターたちを描いていたから。スコティー・ハーグレイヴは、政府が関与できない個人所有の会社を経営し、自分の配下で働く傭兵たちも居るという、とてもユニークな人物なのよ。彼女は、私生活でも夫は死んだと思われているし、息子は3歳の時に行方不明になるしといった具合にとても込み入っている。そのうえ、夫と息子が関わる陰謀が進行中。だから、彼女は一方ではすごく強靭であるけれど、他方ではとてもとても脆弱な人間なのよ。

あなたは自分の演技に対して何を期待していましたか?また、他の人々からはどのようなフィードバックを予想していましたか?

私は何事も期待したことが無いのよ。もし、そういう事に期待をしたら、自分で失敗のお膳立てをしているようなものじゃない。私にとって最も重要なのは経験なのよ。「ブラックリスト リデンプション」の仕事は素晴らしい経験だったし、視聴者も気に入ってくれているようだから、とても嬉しいわ。視聴者がこのドラマのことを理解し、気に入ってくれて、見て楽しんでくれるということは私にとって大切なことなの。

あなたは、映画界とテレビ界両方で長いキャリアを積んできていますが、そんなキャリアを振り返ってみて、どう思いますか?

俳優としてのキャリアは概してうまくいってきたと思うわ。私はとても幅広いキャリアを積んできました。『007/ゴールデンアイ』や『X-MEN』シリーズといった大作や低予算の映画などで素晴らしい役を演じたわ。ウディ・アレンやロバート・アルトマンといった監督たちとも一緒に仕事をすることができた。映画でもテレビでも仕事をしてきた。だから、振り返ってみるととても刺激的な道程を歩んできたと思うわ。

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ライアン・エッゴールド(トム・キーン役)スーパー!ドラマTV 独占インタビュー

あなたが演じているキャラクターをより発展させていけるスピンオフに出演していることをどのように感じていますか?

心躍るような気持ちだよ。僕たちは4シーズンかけて最高なキャラクターを創り上げたわけだけど、トムの素姓や生い立ちまで掘り下げて、彼を新しい環境に置くことによって彼の新しい面を見せるということにすごくワクワクしている。

タイトルにある「リデンプション(贖罪)」という考えについてどう思いますか?

贖罪という考えは確かに大きな役割を果たしていると思う。というのは、トムは或る意味、親に捨てられた孤児のような素姓の持ち主だからね。そういう素姓が、埋めなきゃいけない穴みたいなものを作り出して、それを直す術を考え出さなければいけないように仕向けているのだと思う。そういう生い立ちが、トムのその後の人生につながっているんだよね。そういう意味で、トムの目から見ると、彼の両親と彼自身にとって贖罪の余地はあるということになるのだと思う。

トム・キーンは、当初、パイロット・エピソードのみの登場だったのが、生き延びて今やスピンオフの主役になったわけですが、そこに至るまでにはどのような経緯があったのですか?

この話はジョン・ボーケンキャンプとジョン・アイゼンドレイスからも聴けるのだろうけれど、彼らはパイロット・エピソードの最後でトムを殺すつもりだったんだ。でも、誰かが彼を生かしておくよう勧めて、じゃあ、シーズン1の最後で殺そうということになった。ところが、トムについて興味深いアングルが次々に出てきて、「ブラックリスト」に彩りを添えることができるのではないかということになっていったんだ。スピンオフについての話は、けっこう早い時期に出たことを憶えている。シーズン2の最後の方だったかな。とにかくそれぐらいの時に話が出て、それから実現するまでに1年ぐらいかかったんだよ。

その話が出てきた時には、ワクワクしたのでしょうね。

そりゃあ、もちろんだよ!トムは、いろいろな面を持っているキャラクターだから、演じていてすごく楽しい。彼は、すごくタフで暴力的なところがある一方で、すごく傷つきやすくて脆いところもある人間なんだよね。だから、演じていてとにかく楽しいんだ。

「ブラックリスト」でトムは、善玉なのか悪玉なのか簡単には判断できない二面性のある人物として登場しましたが、「ブラックリスト リデンプション」では、自分の両親のどちらが善でどちらが悪なのかわからないという逆の立場に置かれています。トムを演じる俳優として、あなたは、どれぐらい先の展開まで知らされているのですか?

時と場合によるけれど、だいたい2話ぐらい先の展開がわかっていることが多いかな。そこまで知らされる時もあれば、それ以上、知らされる時もあるけど。でも、面白いことに、先を知らない方がベターなんだということがわかったんだよね。次のエピソードについては何も知らずに、現段階のストーリーだけがわかっていた方が、演技しやすいんだ。その先で明らかにされる秘密や新事実を知ってしまうことで、現時点での演技に影響が出てしまったら嫌だからね。将来、起きる事を前提にして演技したくはないんだ。

長い間、同じキャラクターを演じるということについて、どう思いますか?

同じキャラクターを演じることには良い点と悪い点があるね。良い点は、自分が演じるキャラクターを本当に良く理解できるようになって、どう演じるかということがキャラクターに反映されるようになること。そして、4年間も自分が演じるキャラクターの身になっていたことで他の誰よりもそのキャラクターの本質を見抜くことができるようになったのは、すごく良かった。悪い点は、居心地が良くなりすぎてしまったり、のんきに構えてしまって、努力したり頑張ったりすることを忘れたり、キャラクターを成長させて、新しい状況や人間関係へと発展させることを怠ってしまうことだ。でも、長い間、同じキャラクターを演じることによって様々な変化を経験できて楽しいから、良い点の方が大きい。最初に登場した時から完全に違う人物になっているというのは、演じていてすごくワクワクするし、願わくば、見る方もワクワクしてもらえるといいなと思っている。

クリエイターのジョン・ボーケンキャンプは、このスピンオフでは、トムが身体能力を発揮するシーンがより多くなると話していましたが、実際、どうなのでしょうか?

うん、僕もそう思うよ。これからもっと撮影する機会があったら、さらにそうなるんじゃないかな。第4話だったように記憶しているけど、すごく良い格闘シーンがあって、ああいうシーンをもっと出来たらいいなと思っている。普通より長くて複雑な格闘シーンで、映画『ジェイソン・ボーン』シリーズにインスパイアされた感じの格闘シーンだったんだけれど、ああいうシーンは演じていてすごく楽しいね。ああいう格闘シーンをきっちり撮影するのは難しいことなのだけれど、うまくいくと素晴らしいシーンになるんだ。そういうシーンが今後も出てくると思う。僕たちには優れた格闘シーンの振付師、ジョニーとクリスが居て、素晴らしい仕事をしてくれているから、今後もああいうシーンがあるといいなと思っているよ。僕はスタントの多くもこなしている。得意ではない事とか危険すぎる事は他の人がするけれど、たいていは僕が自分でやっているんだ。

そういうアクション・シーンを演じるために、どのようなトレーニングで身体を鍛えているのですか?

いやあ、参ったな…「ブラックリスト リデンプション」の撮影収録が始まる前にはジムに行ってトレーニングをする時間が取れたから、少しばかりウォームアップ代わりにボクシングをやってみたり、ウエイトトレーニングをしてみたりと、そんな事をしていた。ところが、皮肉なことに、いったん撮影収録が始まったら、そんな事をする時間は完全にゼロになってしまったんだ。なにしろ毎日、15時間も撮影していたからね。月曜日の夜明け前から始まって、土曜日の午前中に撮影が無ければ金曜日に終わるまで、1週間ずっと疲れ果てていた。そんな調子で全く時間が無かったから、いったん撮影収録が始まったら、悲しいことに、いかなる形でのエクササイズも全くできなくなってしまった。でも次からは、週に2回ぐらい撮影現場にトレイナーに来てもらうとかして、何とか撮影収録中でもエクササイズができるような方法を考え出せたらいいなと思っているんだ。

でも、アクション・シーンなどを見ている限りでは、あなたは申し分の無いコンディションのように見えますが。そういうラッキーな体質ということなんですね。

そんな事を言ってくれてどうもありがとう。そうだね、撮影収録が始まる前にまずまず鍛えられていたら、数か月はそれが保ってくれるよう願うしか無いんだけどね。でも、シーズン後半になったら、シャツを脱ぐようなシーンとかはやるべきじゃなくなるね。何もかもがボロボロの状態になっちゃうから。そういうわけで、何らかの策を講じないといけない。こういうドラマに出演していると、エクササイズをする時間をみつけることはおろか、健康状態を良好に保って充分なエネルギーが持てるようにする時間を確保することさえ、すごく難しくなってしまうんだよね。

「ブラックリスト」と「ブラックリスト リデンプション」とは、どのように繋がりを持たせてあるのでしょうか?

何よりもまず、「ブラックリスト リデンプション」は「ブラックリスト」のクリエイター、ジョン・ボーケンキャンプとジョン・アイゼンドレイスがクリエイターだということがある。トム・キーンというキャラクターは、「ブラックリスト リデンプション」の誘発要因のようなもので、ストーリーの点からも全体のトーンの点からも「ブラックリスト」とは異なる方向性を持たせている。「ブラックリスト リデンプション」では、スパイとか諜報機関、政府とか政治家の裏世界といった領域の話になっているんだ。それと、「ブラックリスト リデンプション」の方は、もう少し楽しくて、軽く洗練されたトーンになっていて、ユーモアも多めに加えられている。「ブラックリスト」の要素は残しつつも、真新しい部分もあるから、演じていてとても楽しいよ。

「ブラックリスト」と「レデンプション」との仕事を並行してこなすのは難しくはありませんか?特にあなたは「レデンプション」では主役を演じているので尚更ではないかと思うのですが。

「ブラックリスト リデンプション」で主役を演じるのは、確かに多大な時間を必要とされるね。脚本の段階から編集の段階という全体を通して関与が深くなるのは楽しいけれど、より多くの時間が取られる。2つのドラマの間を行ったり来たりして出演するのは、間違いなく時間的に大変なんだけれど、最終的にはトムは主として「ブラックリスト リデンプション」の方に登場するという形になると思う。じゃないと、僕は眠る暇さえなくて演技するのが困難になっちゃうからね。

具体的には、どのような撮影スケジュールが組まれているのですか?

2つのドラマは、同時進行しながら撮影収録されていて、1つのドラマの撮影収録中に時間を見つけてもう1つの方の撮影収録に行くという形になっている。でも僕は、最近では「ブラックリスト」の方は少しだけ出演して、「ブラックリスト リデンプション」出演に集中している状態なんだ。でも、確かに大変だよ。トム役だと、ほとんど毎日、1日中「ブラックリスト リデンプション」の撮影にかかりきりだから、「ブラックリスト」の方に出演する時間を見つけるのは難しくなっている。

撮影現場はどんな雰囲気なのでしょうか?

マティアス・ソロモン役の)エディと僕はいつもお互いを大笑いさせ合っているし、(デュモント役の)アドリアンも仲間に加わったりして、僕たちはすごく撮影を楽しんでいる。「ブラックリスト リデンプション」では、トムとソロモンが互いに「殺してやるからな」ジョークでしょっちゅう言い合ったり、デュモントがコンピューターで女性をいやらしい目つきで見つめたりと、「ブラックリスト」より軽いトーンでユーモアが多いと思うんだけれど、僕たちもこのドラマのそういうところを採り入れて、楽しい撮影現場にしようとしているんだ。すごくドラマチックなシーンにちょっとしたユーモアを加えると、ドラマチックさがいっそう増すものだしね。

撮影中に笑いが止まらなくなって、撮影中断になってしまったなどということもありますか?

ああ、ある、ある。そういうこともあるよ。そうならないように努力するんだけどね。すごくプロにふさわしくない行為だという気がするから。でも、或る種のシーン、どんなシーンなのかは敢えて言わないけど、或る種のセットで或る種のシーンを演じる時に、長いセリフを言うのにとちったりして、誰かが笑い出してしまうと、もう皆が道連れになってしまうんだ。で、いったん、そのセリフに笑ってしまうと毎回それを言うたびに笑わないではいられなくなる。セリフじゃなくて何か他の事でも、いったんそうなると、もう後戻りできなくなってしまうんだよね。すごく楽しいけれど、時間の無駄になっていることは確かだから、あまり何度も繰り返したり、長い間繰り返したり、頻繁にそういう事になったりしてはダメだけれど、実際にそういう事になっている時にはかなり可笑しいものだよ。

ファムケ・ヤンセンとテリー・オクィンとの共演はどうでしたか?

素晴らしかったよ!2人とも素晴らしい人たちであり俳優であるけれど、役の演じ方はすごく違うんだよね。トムハワードとの関係、トムスコティーとの関係も、すごくすごく違う。その両方の関係を演じられるのがとても楽しいんだ。スコティーとは、母と息子という関係を持つことができないだろう?トムスコティーが会う際、彼女はトムが自分の息子だということを知らないのだからね。レディントントムに、彼が息子であることをスコティーには言わないよう指示したから、トムはその事実を彼女に隠しているんだ。つまり、2人の間には秘密がたくさん隠されていて、そこに親密さは無い。一方、テリーが演じるハワードについては、どういう理由だかはわからないけれど、トムは彼が父親であるということを真実としてすぐに受け入れるんだ。そういうトムの態度にはちょっと無邪気なところがあって、初めて父さんと会って父さんのことを知るようになっていくといった関係を演じるのは楽しいよ。

テレビ界でのこれまでのキャリアを振り返ってみて、どのように思いますか?

満足しているよ。テレビでの仕事は、何がうまくいって何がうまくいかないか、というのは全くわからないものなんだ。できる限りのベストを尽くした仕事をして、あとは時の運に任せて見守るしかないんだよ。でも、ドラマの主役を演じるのはすごく楽しいし、ワクワクすることだ。それを機にして、僕自身も、脚本を書いて、編集を担当して、製作現場全体に関与してみたんだけど、創造性の点でとても充実感があって刺激的な経験だった。是非、今後もそういう事を続けていきたいと考えている。

あなたは監督するスキルについてウディ・アレンから影響を受けたと話していましたが、どのような点で影響を受けたのでしょうか?そして、それは演技の面でも影響しているのでしょうか?

そうだね。監督の点でいえば、ウディ・アレンは僕が影響を受けた多くの監督の1人である事は確かだ。特に彼の脚本は、人間のありように対する思慮に富んだ洞察と、滑稽で不条理なユーモアという素晴らしい組み合わせの要素を持っているのがすごい。撮影の仕方も、シンプルなロングショットやツーショット、それに登場人物たちが長い間歩いているところをワンテイクで撮ったショットなど、素晴らしいと思う。俳優としても、影響を受けた人たちはたくさん居るけれど、特に1970年代に活躍していたアル・パチーノやダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロなどから強く影響を受けけた。マーロン・ブランドやジェームズ・ディーンといった往年の名優たちも素晴らしいと思うし、現在活躍している俳優たちでは、エドワード・ノートン、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jrなどが好きだ。優れた俳優たちはまだまだ他にもたくさん居て、挙げきれないけれどね。

将来的には、犯罪ものの作品だけでなく、他のジャンルの作品にも出演していきたいと思っていますか?

もちろん、思っているよ。とても多様なジャンルの作品に出演していきたい。ずっと1つの事しかしないなんてことはやりたくない。僕は、『Literally, Right Before Aaron』という映画の脚本を書いて監督したばかりで、この映画はトライベッカ映画祭で上映されたのだけれど、本当に素晴らしい経験だったから、そういう事をもっとやっていきたい。この映画はロマンチック・コメディなので、「レデンプション」などとは全然違う作品なんだ。俳優としては、今後、何が待ち受けているかまったくわからないけれど、いろいろな事を開拓していけたらいいなと思っている。個性的な役とか、型にはまらない脇役を演じたりすることにも、すごく興味があるんだ。

あなたはミュージシャンでもあるわけですよね。最近「ラ・ラ・ランド」の大ヒットでミュージカルの復活の可能性も出てきていますが、ミュージカルなどには出演したいと思わないのですか?

もちろん、興味はあるけれど、僕に合っている類のミュージカルじゃないとダメだと思う。すごく好きな種類のミュージカルもあれば、それほど好きではない種類のミュージカルもあるからね。僕の好みに合ったミュージカルだったら、是非、やってみたいな。『ラ・ラ・ランド』は素晴らしい作品だったし、ああいう映画に出られたらとても楽しいと思う。『ONCE ダブリンの街角で』なども好きなミュージカルだよ。

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