ブラックリストファイナル・シーズン

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10年間ファンを魅了し続けた「ブラックリスト」がいよいよ大詰めのラストシーズンを迎える!
シリーズ最大の謎、レイモンド・“レッド”・レディントンの正体は明かされるのか?! 本国アメリカで絶賛放送中のファイナル・シーズンをどこよりも早く独占日本初放送!! シーズン9のアンコール放送も!!

作品解説

2013年秋、全米ネットワークNBCにて放送スタートし、新作ドラマ“ナンバーワン※※”の視聴率を獲得、NBCから生み出された会心のヒット作として人気を博している最新ドラマ「ブラックリスト」。シーズン1でエミー賞スタントコーディネート部門を受賞したハードなアクションと緊迫した心理戦を織り込み、若者だけでなく大人の心をもつかむ本格派の超大型アクション・サスペンスである。

“ブラックリスト”とは、主人公の“犯罪コンシェルジュ”ことレイモンド・“レッド”・レディントンが、これまで関わってきた世界中の凶悪犯罪者たちのリストのこと。レディントン自身も最重要指名手配犯の1人でありながら、大胆不敵にもFBI本部に出頭し、その犯罪者たちの逮捕に協力すると持ちかける。 凶悪な犯罪者としての凄みとインテリジェンスを兼ね備えたレディントンを演じるのは、今や稀代の超個性派俳優と絶賛されるジェームズ・スペイダー。映画『セックスと嘘とビデオテープ』、TV「ボストン・リーガル」などで知られる彼は、シリアスからコメディまで演じ分け、これまでエミー賞を3度受賞している。

注)初回放送当時の情報となります

ファイナル・シーズン 見どころ

記念すべき200話到達――。そして「ブラックリスト」は10年間の歴史に幕を閉じる。

今シーズンで記念すべき200話目を迎え、いよいよラストシーズンとなる「ブラックリスト」。2013年9月に放送が始まってから、最重要指名手配犯がFBIに協力して悪を裁くという意外性のある設定で人気を集め続けてきた本作だが、シーズン10で幕を閉じることとなった。本シーズンでは、レディントンがFBIの情報提供者として秘密裏に活動していることが露見し、ブラックリスターたちが一致団結してレディントンへの復讐を企て、レディントンにかつてない危機が襲いかかる!

シーズン8以降、FBI捜査官エリザベス・キーンを演じてきたメーガン・ブーンが番組を去るという大きな転機を迎えていた本シリーズだが、ディレイ・ビューイングや配信視聴の根強い人気に支えられながら、視聴者数を獲得し続けた。放送局のNBCによれば、シーズン9の18-49歳層の視聴率と番組放送当日を含めた35日間の総視聴者数は2,910万人に達し、同日視聴者数の2倍以上だったそうだ。さらに、本作は海外でのセールスが好調であるだけでなく、ネットフリックスとの契約も抱えており、制作スタジオの中心であるSony Pictures Televisionの主要な稼ぎ頭であり続けている。現在ネットフリックスで配信中の「ブラックリスト」過去作においては、ニールセンの週間ストリーミング視聴率チャートのトップ10に頻繁に登場するなど、そこでのパフォーマンスもトップクラスに位置している。

これだけの人気と成功を手にした本シリーズだが、主人公レイモンド・“レッド”・レディントンを演じたジェームズ・スペイダーはシリーズ終了について、「この先さらに続けてゆくと、全く異なった番組になってしまっていただろう。この番組の良いところは、パラダイムが明確でないところ。トーンもエピソードごとに大きく変化してきたし、予期せぬ展開になることもあった。だが、この先も番組を続けてしまったら、もはや何の番組か判別不能になってしまっていたかもしれない」と、番組が有終の美を飾るときが来たことを語っている。NBCUniversal Television and Streamingのスクリプト・コンテンツ担当であるリサ・カッツ氏は、「10シーズンに渡って視聴者の心を掴み続けられるシリーズ作というものはそうそう出会えるものではない。本作は才能あるプロデューサーや優れた脚本、期待を裏切らないキャストたち、そして常に困難に立ち向かってくれたクルーが完璧に融合したことの証」とコメントし、本作の成功がキャストやスタッフ全員の努力の賜物であることを語り、「パートナーであるSonyや、過去10年間この番組を、NBCに欠かせない歴史の一部にしてくれた皆さん、そしてもちろん、その演技が素晴らしいの一言に尽きるジェームズ・スペイダーに特別な敬意を表します」とも語っている。

Sony Pictures Television Studiosの共同プレジデント、ジェイソン・クロッドフェルター氏は、「ジェームズ(・スペイダー)は、伝説的なゲストや多才で多様なキャストを率いてきました。何百人ものブラックリスターを登場させ、このアンチ・ヒーローを応援したいと思わせてくれました。私たちは、献身的な制作スタッフや才能あふれる脚本家たちに心から感謝を捧げます。本作の予測不能で捻りの利いたプロットは、世界中の視聴者を魅了してきました。最終シーズンで、レイモンド・“レッド”・レディントンがどのように幕を下ろすのか、視聴者の皆さんは待ち遠しいことでしょう」と語った。

ストーリー

NYに越したアラムは街で髪もひげもボーボーのレッドを見かけて声をかけるが無視される。その直後、中国領事館の別館で爆発があり、中で元ブラックリストの人物、ジェニファー・モールスが死んでいた。アラムの知らせでNYへ向かっていたデンベとレスラーが、モールスが持っていたPCを押収するが、ウージンと通じている領事館職員チン・ヤオはアメリカの捜査を違法だと裁判所に訴える。

デンベはタダシに、爆発と放水で壊れたPCのハードディスクを復元させる。フォルダが5つあり、3つが読めたところで裁判所から停止命令がかかる。 その3つの情報によるとモールスはカリブ海のイギリス領、モンセラトの美術品の保管・輸送会社に届く“夜のフクロウ”を狙っていたことが判明。デンベとレスラーはその会社へ向かったが、責任者のディーヴァーに門前払いされそうになってしまう。だが、そこにクーパーの元部下だったミーラ・マリクの娘シーヤがおり、「クーパーがCIAに電話をすれば中を案内できる」と暗に言う。実はこの場所は美術品倉庫を装った国際的な秘密収容所で、職員は主にCIAで構成され、シーヤはMI6の人物であった。そして“夜のフクロウ”とは、囚人のコードネームで実際は“フリーランサー”ことアルバン・ヴェセリだったことがわかる。

各話あらすじ

放送時間

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キャスト

レイモンド・“レッド”・レディントン/Raymond “Red” Reddington (声:大塚芳忠)
元海軍のエリートで1990年のクリスマスに妻と娘を捨てて失踪、犯罪者の支援事業を立ち上げFBIの10大指名手配者となるが、突然FBIに出頭。新米捜査官エリザベス・キーンとのみ話すという条件で自身が関わってきた凶悪犯罪者たち「ブラックリスター」の逮捕に協力すると持ちかける。“結社”からエリザベスを守るため破産までしたが、驚くべきことに晴れやかな気分でシーズン5に戻ってきた。再び「犯罪コンシェルジュ」として活躍するため、体制の立て直しを図る。また、シーズン4ではエリザベスと親子関係であることが明らかになったが、本物のレディントンは既に亡くなっており、彼はなりすましだった。しかし、そのなりすまし説も真実ではないようで、現在、正体は不明。ウージンの脱獄から半年後、グアテマラにいるはずのレディントンがマンハッタンで目撃される。さらに、彼がFBIの情報屋であることをマーヴィンからリークされ、ブラックリスターの標的に。

ジェームズ・スペイダー James Spader

1960年2月7日、米マサチューセッツ州ボストン生まれ。代表作は、カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞した『セックスと嘘とビデオテープ』、『クラッシュ』、『セクレタリー』など。その他の出演作に『ぼくの美しい人だから』、『2 days トゥー・デイズ』、『ウルフ』、『レス・ザン・ゼロ』など。TV「ザ・プラクティス」と「ボストン・リーガル」の演技でエミー賞最優秀主演男優賞を3回受賞。これにより、彼は同じキャラクターを違うドラマシリーズで演じ、両方でエミー賞を受賞した唯一の俳優となった。本作でも、ゴールデン・グローブ賞主演男優部門に2度ノミネートされている。2015年公開『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ではウルトロン役で出演。

ハロルド・クーパー/Harold Cooper (声:山野井仁)

FBIテロリズム対策本部の本部長。部下からの信頼は厚く、エリザベスからも深く慕われており、エリザベスとレディントンとの関係性を新たに知り複雑な心境ではありながらも、救いの手を差し伸べてきた。レディントンとも信頼関係を築いており、彼のために法廷で証言台に立った。エリザベスの遺言により、彼女の娘アグネスを引き取っていたことが分かる。妻の元恋人殺害の濡れ衣を着せられており、投獄の危機に面していたが免責となってチームのリーダーに復職した。

ハリー・レニックス Harry Lennix

1964年11月16日、米イリノイ州シカゴ生まれ。映画『Ray/レイ』や、『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』、『マン・オブ・スティール』、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』などに出演。TVシリーズでは「ER 緊急救命室」、「ドールハウス」、「24 TWENTY FOUR」、「LAW & ORDER: LA」に出演。一方、舞台での活躍も盛んで、全米の舞台に出演したり監督を務めたりしている。最近では、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』にも出演した。

ドナルド・レスラー/Donald Ressler (声:宮内敦士)
熱血漢かつ身体能力にも優れるFBI捜査官。以前よりレディントンが関係した事件を担当しており、新人ながら大役を任されたエリザベスを支える良き先輩として徐々に信頼関係を築いてきた。NSAチーフのヒッチンを殺してしまい、事態を収束させるために「ブラックリスター」に片付けを依頼してからは不安定なポジションに。エリザベスの死後、彼女の死と薬物依存症に苦しんでいたが、自助グループのミーティングに通いながら310日以上も薬物を絶つことに成功している。

ディエゴ・クラテンホフ Diego Klattenhoff

1979年11月30日、カナダ生まれ。映画『ミーン・ガールズ』のシェーン・オマーン役で注目を集める。TVシリーズでは「HOMELAND」にマイク・フェーバー役として出演したほか、「ER緊急救命室」、「24 TWENTY FOUR」、「ヤング・スーパーマン」、「スーパーナチュラル」、「フォーリング スカイズ」などにゲスト出演。その後、ギレルモ・デル・トロ監督の映画『パシフィック・リム』に出演。また、映画『(r)adius ラディウス』では主演だけでなく製作総指揮も務めた。

デンベ/Dembe (声:竹田雅則)

レディントンの忠実なボディーガード。レディントンが唯一心情を吐露できる相手でもある。普段は無口だが、4言語を流暢に操り、他にも6言語に精通。レディントンの腹心として、その命令には必ず従うが、レディントンに唯一意見する人物でもある。紆余曲折あったが、レディントンとの友情は変わらない。現在はFBI捜査官になっており、潜入捜査先で爆破に巻き込まれて重傷を負ったが、回復して無事チームに復帰した。

ヒシャム・タウフィーク Hisham Tawfiq

1970年5月17日、米ニューヨーク州ハーレム生まれ。生粋のニューヨーカー。95年からはシンシン刑務所に刑務官として勤務する一方、ニューヨークの消防士として働いていたことも。舞台出演を経て、TVシリーズ「Kings(原題)」に出演。TV「30 ROCK/サーティー・ロック」、コリン・ファレル主演『デッドマン・ダウン』などにも出演している。

シーヤ・マリク/Siya Malik (声:種市桃子)

MI6の諜報員。母親は、かつて米高官の指名によりクーパーのチームで不可欠なメンバーとして活躍し、シーズン1で悲劇の死を遂げた元CIAエージェントのミーラ・マリク。美術品の収蔵と配送が専門の会社を隠れ蓑にした秘密収容所でクーパーのチームと出会い、対策本部の門を叩き自身を売り込む。

アーニャ・バナジー Anya Banerjee

1993年4月24日米ウィスコンシン州生まれ、ニュージーランド育ちのインド系女優。オークランド大学で英文学の修士号を取得した後、コロンビア大学のMFA演技プログラムを卒業。自身が脚本を手がけ、出演も果たした「Apologies to the Bengali Lady(原題)」は、ワシントン州にあるジョージタウン大学やニューヨークのオフ・ブロードウェイ、スコットランドの首都エディンバラで開催される世界最大の芸術祭、エディンバラ・フェスティバル・フリンジで上演されて好評を得た。今回の「ブラックリスト」での起用が初のレギュラー出演デビューとなる。

作品基本情報

原題:THE BLACKLIST
データ:今回シーズン10・2023年~/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/今回シーズン10全22話/HD作品
製作総指揮:ローラ・ベンソン、ジョン・ボーケンキャンプ、ダニエル・セローン、T・クーパー、ジョン・アイゼンドレイス、ジョン・デイヴィス、ジョン・フォックス、アリソン・グロック=クーパー、ショーン・ヘネン、ルーカス・ライター、ジェームズ・スペイダー
出演:ジェームズ・スペイダー、ディエゴ・クラテンホフ、ヒシャム・タウフィーク、ハリー・レニックス、アーニャ・バナジー
日本語吹き替え:大塚芳忠、山野井仁、宮内敦士、竹田雅則、種市桃子