ゾーイの超イケてるプレイリストシーズン1

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ガールズドラマを生み出してきた豪華なクリエーターたちが贈る、笑って泣ける新しいミュージカルコメディ、独占日本初放送!
日本語吹替に人気声優・花澤香菜を迎えた本作、贅沢に使われるヒット曲の数々、実力を兼ね備えたキャストによる華やかな歌とダンス、そしてハートウォーミングなストーリーに、あなたのココロもきっと奪われてしまうはず。

シーズン1 見どころ

原案は製作総指揮、オースティン・ウィンズバーグの家族に起きた実体験。「人の心の動きを感じ取れたら」という大きなテーマが物語を支える。

ある日突然他人の心の内を聞くことができる能力を持つことになる主人公ゾーイ。周囲の人々は内に秘めた心情をただのセリフではなく、ダンスと共に有名ヒットソングの歌詞に乗せてゾーイに歌いかける。オフィスでも、家でも、街の中でも、場所を選ばず突然それは始まるのだ! 底抜けに明るく陽気なミュージカルコメディという印象を持たれるかもしれない本作だが、実はプロデューサーと製作総指揮を務めるオースティン・ウィンズバーグの家族に起きた辛い体験が元になっている。ウィンズバーグの父親は、劇中のゾーイの父親と同じPSPという難病で数年前に亡くなった。ウィンズバーグは、「わずか1年間で父は、バイタリティに溢れた外向的な人から植物人間に近い状態になってしまいました。体を動かす能力を失い、右手だけしか動かすことができませんでした。急速に体重も減り、話すこともできなくなりました。父が生きた最後の6ヶ月間、彼の脳の中ではどれだけのことが理解されていたのか、情報を処理できていたのかさえも分かりませんでした。」と辛い過去を語っている。彼はその時から、いつかこの体験を物語として書くことになるだろうと思っていたそうだ。そして今回、ウィンズバーグは父親との体験を振り返りながら、人の心の悲しみや喜びを感じ取れたらどんなにいいだろうと考え始め、家族が直面した苦難を、美しくて楽観的で、希望に満ちたストーリーへと見事に昇華させたのだった。そんな彼の体験が、人の心に寄り添うという大きなテーマに深みを与え、バックボーンとしてこの作品を支えている。

本作でマンディ・ムーアがプライムタイム・エミー賞スクリプテッド作品振付賞を受賞! ガールズドラマを牽引してきた豪華なクリエーターチームと才能に溢れるキャスト陣が織りなすミュージカル! 日本語吹替版も豪華声優陣をキャスティング!!

「サウンド・オブ・ミュージック・ライブ!」や「ゴシップガール」などのプロジェクトに脚本家として参加し、本作の第1話と最終話を含む全4話の脚本を担当した製作総指揮オースティン・ウィンズバーグの見事な経歴もさることながら、その他の参加スタッフも実力者ばかりが勢揃い! 初回パイロット版は、ゴールデングローブ賞を受賞したHBOシリーズ「GIRLS/ガールズ」の12エピソードを担当し、2007年「アグリー・ベティー」でプライムタイムエミー賞のコメディ・シリーズ部門の監督賞受賞の経歴を持っている実力派リチャード・シェパードが監督とエグゼクティブ・プロデューサーを担当した。そしてアナ・ケンドリックを起用したHBO Maxオリジナルのラブコメドラマ「LOVE LIFE」で製作総指揮を務めたポール・フェイグが、本作でも製作総指揮を執っている。フェイグは、監督を務めたテレビシリーズ「ジ・オフィス」で、2008年の米監督組合賞コメディ・シリーズ部門を受賞しており、ガールズドラマやロマコメだけでなくコメディをも知り尽くしたスペシャリストと言っていいだろう。さらに2008年から7回もプライムタイム・エミー賞にノミネートされ、2020年のスクリプテッド作品振付賞を見事に獲得したマンディ・ムーアが、第1話〜3話と最終話の振付を担当している。マンディ・ムーアといえば、2016年でアカデミー賞6部門に輝いた『ラ・ラ・ランド』の振付師。誰もがあの印象的なオープニングのフリーウェイのダンスシーンを思い出すであろう。本作でも彼女の最高な振り付けセンスが炸裂し、圧巻のダンスシーンが次々に登場してシリーズ全体に華やかさと彩りを添えている。曲名を知らなくても、見ているときっとワクワク楽しくなってしまうだろう。さらに今回レギュラーで登場する役者たちの歌とダンスも見どころだ。これまで舞台でキャリアを積んできた歌やダンスを得意とするキャストが多く起用されているため、劇中で展開される歌や踊りも俳優本人によるものだ。各エピソードで流れるヒット曲とともに繰り広げられる、彼らの表現力豊かな歌と踊りは一見の価値アリ! また、ゾーイの声に花澤香菜、マックスの声に福山潤をはじめ、人気声優陣がキャスティングされた日本語吹替版にも注目!!

製作者たちも想定外で驚いた、デジタル視聴者層からの大反響!

実は本作の放送にあたっては非常に珍しい現象が起きた。ニールセンによると、本作のシーズン1の放送日から7日間の平均視聴率は成人18-49歳で0.7%、総視聴者数は310万人とパッとしない結果だったのだが、放送後の録画視聴やデジタルプラットフォームでの視聴者数まで加味してみると、視聴率は3.3%、総視聴者数は790万人という見事な数値を獲得した。地上波テレビを観ない若い視聴者層にリーチするマーケティング戦略が奏功し、オンラインやソーシャルメディアでの盛り上がりに繋げることができた結果だったようだ。これはNBCの中でもかつてない強力なデジタルでのパフォーマンスで、製作者たちに驚きを与えた。デジタルプラットフォームにおいてここまで爆発的に伸びる現象はNBCでも特異なことのようで、製作に携わったNBC、ライオンズゲートTVやユニバーサルTVは、引き続き放送シーズンの更新を目指しながら、シーズンの全エピソードのストリーミングも実現できるようなビジネスの枠組みを模索したそうだ。また、毎年恒例でUSA Todayが行っている、視聴者が新番組の中から「キャンセル」か「更新(キープ)」かを選ぶアンケートの「Save Our Shows」という投票において、62,000人以上の投票者数のうちの67パーセントから「更新(キープ作品)」として選ばれ、ぶっちぎりの第1位に輝いた。次点が獲得した支持率が38%ということを考えると、本作がいかにファンから絶大な支持を得ていたかが分かるだろう。NBCエンタテインメントの番組編成統括を務めるリサ・カッツ氏とトレイシー・パコスタ氏は、「ゾーイに心を奪われた人の多さと、ゾーイが人々に与えた喜びの大きさに圧倒されました」と語り、「これからのゾーイのさらなる活躍を見守れるのはとても楽しみです」とシーズン更新に際し、喜びのコメントを寄せている。

ストーリー

サンフランシスコに拠点を置くIT技術開発会社SPRQ Pointで、コーダーとして勤めているゾーイ・クラーク。社内の他の同僚たちは上司のジョーンを除いては全員が男性社員。そんな紅一点のチームの中でも才能を発揮しながら仕事に邁進する日々を送っている。ゾーイの父親ミッチは、PSP(進行性核上性麻痺)という神経難病を患っており、日常生活はほぼ座ったまま、自ら食べることも話すこともできない状態に陥っている。そんなミッチの日常生活の介護は、ゾーイの母マギーが一手に引き受け、辛い顔ひとつ見せることなく献身的に愛する夫を支えている。ゾーイや近所に住む兄のデヴィッドは、頻繁に実家を訪れては両親の様子を心配しながら見守っている。

ハードな仕事の疲れからなのか、しばらく頭痛が続いているゾーイは、心配する母親に勧められて病院でMRI 検査を受けることになった。閉所恐怖症の彼女は不安な気持ちを抱えつつ装置の中へと通される。ドクターは、ゾーイをリラックスさせるために装置内で音楽を掛けてくれるのだが、そこから流れてきた曲は「♪何てことだ、地震から始まって……」という歌詞で始まるロックの楽曲。ついにゾーイの不安が頂点に達した瞬間、突然大きな地震が発生。地震はすぐに収まったのだが、ゾーイが病院からの帰り道に母親と安否確認の電話をしていると、なんと隣を歩いていた見ず知らずの女性が、「♪ひとりぼっちになりたくない」といきなり彼女に向かって歌い出す。戸惑ったゾーイは、思わず「私に向かって歌っていますか?」とその女性に聞いてみるが、相手は何のことがさっぱり分からない様子。その後、前からやってきた歩行者も突然ゾーイに向かって歌い出し、ついに周囲の人々までもがミュージカルのように派手に踊り出す始末。突然訪れた異変に困惑しながらも足早に自宅へと戻ろうとするが、やはりあらゆる人が彼女の周りで歌を歌い踊っている。大混乱状態のまま、ゾーイは隣人で音楽に詳しいモーのもとに駆け込み、相談してみることに。モーは、ゾーイが他人の頭の中を垣間見る不思議な能力を得たのではないかと仮説を立てる。結論には至らぬまま翌日を迎えたゾーイだったが、やはり翌日も状況は同じ。今度は陽気で明るいはずの新入社員が、胸の詰まるような悲しげな歌を一人で歌っている姿を目にしてしまう。思いがけず人の心の声が歌や踊りとなって見えるという特殊能力を得てしまったゾーイは、前向きに事態を受け入れることで、周囲に影響を与えながら彼女の人生も好転させ始めるのだった。

各話あらすじ

放送時間

特集

キャスト

ゾーイ・クラーク/Zoey Clarke (声:花澤香菜)

サンフランシスコに拠点を置くスマートデバイスとアプリを専門とするIT会社SPRQ Pointの社員。これまでの人生では音楽を楽しむことはあまりなく、ヘッドフォンで聴くコンテンツはもっぱらトークのポッドキャストだった。頭痛が気になりMRI 検査を受けることになったのだが、装置の稼働中に地震が発生したことで、突然周囲の人々の心の声が歌と踊りとなって見えるようになってしまい、新しく身に付いた能力に戸惑う。実は天文学が好きである。

ジェーン・レヴィ  Jane Levy

1989年12月29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。2012年のライ・ルッソ=ヤング監督による『Nobody Walks(原題)』でスクリーンデビューし、以後テレビや映画作に多数出演を果たす。代表的なシリーズ作に、ネットフリックスの「WHAT/IF 選択の連鎖」やテッサ役を演じたTVドラマシットコム「Suburgatory(原題)」、スティーヴン・キングとJ・J・エイブラムスが製作総指揮を務めた「キャッスルロック」などがある。代表的な映画作は、フェデ・アルバレス監督によるホラー作『死霊のはらわた』のリメイク版や『ドント・ブリーズ』など。

マックス/Max (声:福山潤)

IT会社SPRQ Pointの社員で、入社以来ゾーイと共に歩んできた同期。密かにゾーイに想いを寄せているが、ゾーイからは大切な友達としか思われていない。ゾーイとの友人関係を重んじているため、このことは秘密にしている。披露する機会はあまりないが、実は隠れマッチョで見事に鍛え上げた上半身の持ち主。

スカイラー・アスティン  Skylar Astin

1987年9月23日、米ニューヨーク生まれ。テレビアニメシリーズ「トロールズ:シング・ダンス・ハグ!」で48話にわたりブランチ役の声を担当。また「Glee/グリー」や「GIRLS/ガールズ」などへのゲスト出演の他、多くのテレビ作品にも出演。舞台でも「Spring Awakening」、「RENT」、「ウエスト・サイド・ストーリー」をはじめとする有名作に参加し、歌や演技に磨きをかけ活躍の場を広げた。映画では 『ピッチ・パーフェクト』シリーズのジェシー役が有名。

モー/Mo (声:田村睦心)

ゾーイのアパートの隣人でDJを生業としている。音楽を心から愛しており、音楽に関する知識が半端なく豊富。夜型でよく大音量の音楽をかけるため、ゾーイからはうんざりされているが、ゾーイの身に起こり始めた奇妙な現象を理解するための心強いサポート役となってゆく。秀逸な切り返しと抜群のファッションセンスが光っている。

アレックス・ニューウェル  Alex Newell

1992年8月20日、米マサチューセッツ州生まれ。パワフルな歌唱力を持ち、「Glee/グリー」のキャスト選考リアリティ番組、「Glee プロジェクト 〜主役は君だ!」に2011年に応募し、見事34,000人の中から選ばれた。トランスジェンダーキャラクター、ユニークことウェイド役でシーズン3から最終シーズンまで出演を果たし、一躍脚光を浴びる。アダム・ランバートと共にツアーに同行するなど、シンガーとしても活躍中。

サイモン/Simon (声:中井和哉)

IT会社SPRQ Pointに新しく入ってきたマーケティング部の社員。表向きは明るく振る舞っているが、実は家族に起きた悲劇的な出来事について悩み苦しんでいる。難病を患う父親を持つゾーイと悲しみを共有することができ、良き相談相手となってゆく。ゾーイにとって気になる相手ではあるが、婚約者がいる。

ジョン・クラレンス・スチュワート  John Clarence Stewart

1988年8月16日、米ジョージア州生まれ。デビュー作は2015年の「GOTHAM/ゴッサム」シーズン1の最終話「街の存亡(All Happy Families Are Alike)」。これまでのシリーズ出演作には「Marvel ルーク・ケイジ」、「The Good Fight/ザ・グッド・ファイト」、ネットフリックスの「WHAT/IF 選択の連鎖」などがある。24歳の時にニューヨークに移住し、その後ロサンゼルスに拠点を移す。

ミッチ・クラーク/Mitch Clarke (声:楠大典)

ゾーイの父。難病のPSP(進行性核上性麻痺)を患っており、筋力を失っている。話をすることは出来なくなってしまったものの、手を握ったり、短いフレーズはパソコンへの入力で意志を伝えることができる。かつては妻のマギーと共に庭園や空間などを設計するランドスケープ・デザイナーとして活躍していた。

ピーター・ギャラガー  Peter Gallagher

1955年8月19日、米ニューヨーク生まれ。イギリスの劇作家トム・ストッパードによる「The Real Thing」でグレン・クローズと共演しブロードウェイからキャリアをスタートした後、映画やTVドラマに多数出演し活躍を続けている。テレビシリーズの主な代表作は、サンディ・コーエン役を演じた「The OC」や、アーサー・キャンベル役を演じた「コバート・アフェア」、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」など。出演映画の代表作には『バーレスク』、『アメリカン・ビューティー』、『セックスと嘘とビデオテープ』などがあり、これまでの出演映画数は50本以上に及ぶ。

マギー・クラーク/Maggie Clarke (声:冬馬由美)

ゾーイの母でありミッチの妻。ミッチの病気の進行に不安を感じながらも、ゾーイやゾーイの兄デヴィッドと共に家族の絆の中で献身的にミッチの介護をしている。娘のゾーイとは異なり芸術家肌で空間デザインが得意。ミッチの介護に専念する前はミッチと共にランドスケープ・デザイナーとして働いていた。

メアリー・スティーンバージェン   Mary Steenburgen

1953年2月8日、米アーカンソー州ニューポート生まれ。1978年のジャック・ニコルソン監督作『ゴーイング・サウス』でスクリーンデビュー。1980年『メルビンとハワード』では、リンダ役でアカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』のクララ役でも有名。多くの映画・テレビ作品で活躍を続けている。私生活では、元夫マルコム・マクダウェルとの間に子供が二人いる。離婚後、1995年にテッド・ダンソンと再婚。

ジョーン・ベネット/Joan Bennett (声:渡辺美佐)

ゾーイの上司。社内ではゾーイと唯一の女性社員だが、チーム全体を率いるキャリアウーマン。主張が強く物言いもはっきりしており、仕事に対する要求も高いことからゾーイたちにとっては厳しい上司だが、姉御肌で率直な意見を言い合える面もある。自分の直属の部下となるチームの新しいマネージャー候補を探している。夫は有名ゲーム会社RockOut GamesのCEO。

ローレン・グレアム   Lauren Graham

1967年3月16日、米ハワイ州ホノルル生まれ。NBCのシットコム「Caroline in the City」で1995年にデビュー。7シーズン出演した「ギルモア・ガールズ」でのローレライ役が最もよく知られている。2005年・2006年には、同作の役でFOXネットワーク主催のティーン・チョイス・アワードを受賞。私生活では「9-1-1:LA救命最前線」のボビー・ナッシュ役のピーター・クラウスと2010年に結婚。

作品基本情報

原題:ZOEY’S EXTRAORDINARY PLAYLIST
データ:2020年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/全12話/HD作品
製作総指揮:ダニエル・インクルズ、デヴィッド・ブラックマン、ジェシー・ヘンダーソン、オースティン・ウィンズバーグ
出演:ジェーン・レヴィ、スカイラー・アスティン、アレックス・ニューウェル、ジョン・クラレンス・スチュワート
日本語吹き替え:花澤香菜、福山潤、田村睦心、中井和哉、楠大典、冬馬由美、渡辺美佐