3年B組金八先生 第6シリーズ

坂本金八(武田鉄矢)が担任を務める桜中学3年B組は1学期末に2人の転校生を出し､2学期になって2人の転入生を迎えることになった｡成迫政則(東新良和)と鶴本直(上戸彩)である｡新しい仲間に3Bの生徒は早速話しかけ､仲良くなろうする｡しかし男子の何人かが直をからかい､相手にしない直と険悪な雰囲気になる｡

引用元：Paravi

転校早々何かにつけて物議を醸している直(上戸彩)が校長室に呼び出された｡千田新校長(木場勝己)は和を乱すとしてスカートの長さを注意するが､金八(武田鉄矢)はそれ以前に､担任を介さず生徒を呼び出すのはルール違反だと反論する｡

引用元：Paravi

3年B組の信太宏文(辻本祐樹)の遅刻が続いた｡金八(武田鉄矢)は単なる朝寝坊だと思い叱咤するが､実は別の原因があった｡小さな町工場を経営している信太の両親(松澤一之･金久美子)は､不景気で金策に走る毎日だった｡そのせいで夫婦ゲンカが絶えず､信太はそのとばっちりを受けていたのだ｡
引用元：Paravi

自分の病気が悪性リンパ腫だと知った幸作(佐野泰臣)は､薬の副作用で髪が抜け始めたこともあって､自暴自棄になる｡金八(武田鉄矢)は自分も乙女(星野真里)も健次郎(風間俊介)も一緒に闘っていると励ますが…｡一方､3年B組では菅俊大(途中慎吾)や山越崇行(中尾明慶)がふざけて押した非常ベルの音に驚いた山田哲郎(太田佑一)がパニック状態になってしまう｡

引用元：Paravi

桜中学では文化祭が迫ってきたが､3年B組の出し物は未だに決まっていなかった｡木村美紀(森田このみ)らが阿波踊りを､俊大(途中慎吾)らが太鼓をやるとそれぞれ譲らず､話し合いでも平行線をたどる｡そんな時､幸作(佐野泰臣)の同級生たちが病気と闘っている幸作のためにも､ソーラン節を踊ってほしいともちかける｡

引用元：Paravi

3年B組が卒業証書の原料になるケナフの刈り入れをしていた時､ふとした弾みに崇行(中尾明慶)がナイフで指を切ってしまった｡そのことで金八(武田鉄矢)は千田校長(木場勝己)から叱責を受けるが…｡一方､崇行の血を見て震え出し保健室に運ばれた政則(東新良和)は､金八に服役中の父親･政之(佐戸井けん太)の面会に行こうと誘われる｡

引用元：Paravi

3年B組の教室では､江藤直美(鈴田林沙)が同性の直(上戸彩)のことを好きなのではないかというウワサが広まっていた｡授業中もその話題が手紙で行き交う｡回っていく手紙を途中で取り上げた金八(武田鉄矢)は､そのウワサを知りびっくりする｡授業が終わっても3Bは直美の話で持ちきり｡そんな中､直美がかばんを教室に置いたままいなくなってしまう｡

引用元：Paravi

最近多発しているひったくり対策のため､和田政伸教育長(長谷川哲夫)や大森巡査(鈴木正幸)を中心とした防犯会議が開かれ､卒業生の発案で夜回りを始めることになった｡そのことを知った3年B組の今井儀(斉藤祥太)は､バイクで暴走行為や引ったくりを繰り返している兄･武(白川峻)にもう止めるよう懇願し､逆に激しく殴られる｡一方､幸作(佐野泰臣)は治療が成功して､無菌室から一般病棟に移れることになり…｡

引用元：Paravi

受験シーズンも近づき､桜中学では三者面談が行われた｡3年B組の面談も進むが､生徒たちは誰も金八(武田鉄矢)の意見を聞かずに自分の夢や考えを語る｡そんな生徒に頭を悩ませる金八だが､最近欠席を続ける儀(斉藤祥太)のことが心配になる｡様子を見に行きたいが用事がある金八は､自分の代わりとして遠藤達也先生(山崎銀之丞)に家庭訪問を依頼する｡

引用元：Paravi

儀(斉藤祥太)とその家庭は､金八(武田鉄矢)の助言の効果があってか､両親が儀の食事を気にするようになった｡食事を作ってくれるようになった両親を､迷惑そうにしながらも嬉しく思う儀｡そんな状況をほほ笑ましく思っていた金八だが…｡一方､乾先生(森田順平)は妻･英子(原日出子)の出産のことで職員室全体を巻き込んで悩んでいる｡

引用元：Paravi

儀(斉藤祥太)は登校途中に､お腹を押さえて苦しそうにしている乾先生(森田順平)の妻･英子(原日出子)を見つける｡3年B組でも英子の出産が話題に上るが､男勝りの直(上戸彩)は女性のような話しぶりをする北村充宏(川嶋義一)に怒りをあらわにする｡直の言動に悩む金八(武田鉄矢)は養護の本田先生(高畑淳子)に相談する｡

引用元：Paravi

行方不明だった儀(斉藤祥太)の兄･武(白川峻)が突然帰ってきた｡儀は何も言わずにいなくなった兄を責め､また大ゲンカが始まる｡逃亡先でクスリを常用していた武は見境なく儀を殴り続ける｡そして乱闘の最中に倒れたストーブから引火して儀の家が火事に!その一報を聞いた金八(武田鉄矢)はすぐに儀の家に駆け付ける｡

引用元：Paravi

合併症の肺炎を克服した幸作(佐野泰臣)は､白血球を増やすために強化療法を受けることになり､再び無菌室に入った｡幸作を心配する金八(武田鉄矢)だが､逆に推薦入試を控えた3年B組のことを気に掛けるよう助言され､共に頑張ろうと固い握手を交わす｡そんな中､美紀(森田このみ)の父親が自殺を図った｡面接の当日にもかかわらず､美紀は病院を離れず受験会場に向かおうとしない｡

引用元：Paravi

美紀(森田このみ)と和解した直美(鈴田林沙)が3年B組に帰ってきた｡3B一同は喜んで不登校だった直美を迎え入れる｡その一方で､美紀は父親が一命を取り留めたにも関わらず､推薦入試には行かないと言って金八(武田鉄矢)を困らせる｡美紀の父親と同じ安井病院に入院している幸作(佐野泰臣)は､強化療法がつらいにもかかわらず倉田正子(伊藤麻里也)に対して平気だと見栄を張る｡

引用元：Paravi

都立推薦入試の結果が発表された｡3年B組では合格組と不合格組が入り乱れて悲喜こもごも｡風見陽子(中分舞)は楽勝のはずの青嵐高校に落ちて､金八(武田鉄矢)の推薦書が手抜きだったなどと八つ当たりする｡お互い同じ高校を目指していた嘉代正臣(佐々木和徳)と本田奈津美(谷口響子)は片方しか合格せず､もう恋人ではないと大ゲンカを始める｡

引用元：Paravi

ついに私立高校一般入試が訪れた｡試験は無事に終わったのだが､ふとしたことで崇行(中尾明慶)と他校の生徒の間で小競り合いが起き､そこに俊大(途中慎吾)も加わって大騒動になってしまう｡一方､信太(辻本祐樹)は相変わらず実家の居心地が悪く､離婚した母･町代(金久美子)のパート先を訪れ､そのまま町代のアパートに泊まる｡

引用元：Paravi

高校にも落ち､正臣(佐々木和徳)に振られて傷心の奈津美(谷口響子)は､当てつけに長谷川奈美(中村友美)と出会い系サイトに伝言を残した｡すぐに返事があり､2人は高校生だとウソをついて相手に会いに行く｡向こうも高校生のはずが､実際に来たのは中年の男だった｡斉田(野添義弘)というその男に頼み込まれてイヤイヤながら食事をした2人は翌日学校でそのことを自慢し､さらに正臣との確執を深めてしまう｡

引用元：Paravi

高校入試が全て終わり､3年B組の生徒たちはやっと受験から解放された｡充宏(川嶋義一)と榛葉里佳(住吉玲奈)は金八(武田鉄矢)の教え子･麗子(三原じゅん子)が経営する美容院に立ち寄り､そこでとある週刊誌の記事に目を留める｡”成迫”という教師が犯した殺人事件についてだった｡

引用元：Paravi

政則(東新良和)の父親のことで､激しいケンカを始めた直(上戸彩)と充宏(川嶋義一)｡金八(武田鉄矢)たち教師が仲裁に入っても2人の勢いは収まらず大事件に発展｡直はそこで｢私は男だ｣と言い､教室から出て行ってしまう…｡そんな中､政則は週刊誌の一方的な記事に対し怒りを募らせるばかり｡

引用元：Paravi

順調な回復を続けている幸作(佐野泰臣)が検査結果次第で退院できることになり､金八(武田鉄矢)と乙女(星野真里)は涙ながらに喜ぶ｡そんな金八は政則(東新良和)が週刊誌で報道された問題について､3年B組全員で考えるべく授業参観でのディベートを提案する｡嫌がる生徒たちだったが､独自の調査をした上で真剣に討論を行う｡

引用元：Paravi

教室で｢自分は男である｣と告白し､その場を立ち去った直(上戸彩)を心配して､金八(武田鉄矢)は直と共にカウンセラーの立石(利重剛)のもとを訪れる｡そこで学校に行くのを恐がる直に､金八は再びクラスに戻るように呼びかける｡そして直が戻ってきた3年B組では､本田先生(高畑淳子)､遠藤先生(山崎銀之丞)と金八による総合学習授業が行われる｡

引用元：Paravi

特別授業から数日後､直(上戸彩)は都立ひかり高校定時制を受験し､合格した｡3年B組の皆も”男”である直を受け入れつつあり､壁はもうなくなったかと思われた｡しかし､充宏(川嶋義一)だけは直を受け入れようとしない｡大乱闘を演じた後も充宏は直の存在が許せず､密かにもう一度決着をつけようと機会をうかがっていた｡

引用元：Paravi

名誉毀損で雑誌社と争うことを自らの口から報告するため､政則(東新良和)は金八(武田鉄矢)と共に服役中の父･政之(佐戸井けん太)のもとを訪れた｡そこで政則は家族の名誉のためにも立派に闘い抜くことを誓う｡

引用元：Paravi