3年B組金八先生 第5シリーズ

桜中学では､校内の空き教室を利用して地域の老人たちの介護をする”デイサービスセンター”がオープンすることになった｡生徒たちに正しい知識と心構えを教えるのは､生徒指導主任の坂本金八(武田鉄矢)｡そんな時､3年B組の担任･中野明(ラサール石井)が生徒たちから暴行を受け､救急車で病院に運ばれた｡同行した金八に対し､中野はちょっとすべって机にぶつかっただけとウソをついた｡

引用元：Paravi

桜中学に老人介護施設がオープンする前夜､校舎の窓ガラスが大量に割られた｡たまたま現場に居合わせた大森巡査(鈴木正幸)が犯人を追いかけ､捕まったのは3年B組の入船力也(西原幸男)だった｡金八(武田鉄矢)は力也から事情を聞くが､本人は｢ただなんとなくムシャクシャしたから｣としか言わない｡一方､介護センターと3Bでは別の問題が持ち上がっていた｡

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中間試験が終わった直後､真っ青な顔をした3年B組の秀才･市村篤(内田祐介)が保健室に連れていかれた｡別に病気というわけでもなく､試験の出来が悪かったというわけでもない｡小田切先生(深江卓次)のバイクで家まで送ってもらった篤を､兼末健次郎(風間俊介)が訪ねてきた｡見舞いを装う健次郎だが､実は旧担任の中野先生(ラサール石井)リンチ事件の口止めをするためだった｡

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学校の窓ガラスを割って大目玉を食らった力也(西原幸男)が母親からガラス代を預かってきた｡力也はあとで金八(武田鉄矢)に渡そうとするが､教室の中で現金の入った封筒を落としてしまう｡金がなくなっていることに気づいた力也は大慌て｡席の近くをくまなく探すが､封筒は見つからなかった｡力也は唯一封筒のことを知っている田口三郎(佐々木仁)に食ってかかり､取っ組み合いを始めた｡

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文化祭の季節がやってきた｡3年B組でもクラスの出し物を考えなければならないが､まとまりのない3Bがひとつのことを決め､一致団結することなど到底無理なことだった｡慌てた3Bの学級委員は金八(武田鉄矢)に助けを求めるが､金八はクラスの問題だと冷たくあしらう｡

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3年B組の文化祭の出し物が｢ソーラン節｣に決まった直後､遠藤先生(山崎銀之丞)が金八(武田鉄矢)を訪ねてきた｡以前からロック調のソーラン節に憧れていた遠藤は､生徒たちの指導をぜひやらせてほしいと言う｡翌日から遠藤が指導にあたることを知って､渡辺花子先生(小西美帆)がどうして自分ではだめなのと反発し出した｡それ以上に生徒たちは遠藤に拒絶反応を示した｡

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三者面談の季節がやってきた｡金八(武田鉄矢)は希望や目標を書くアンケート用紙を配ったが､3年B組の生徒たちが書いたアンケートに金八は頭を抱えた｡その中で､太田アスミ(森下加奈)は｢進路は芸能界､スターになります｣とはっきり言い切っていて…｡そんなある日､3Bのバーバラ(大山千穂)の写真が雑誌に載った｡教室の中はその写真の話題で持ちきりになった｡

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三者面談が始まったが､不登校を続けている篤(内田祐介)だけは面談にも顔を出さず､金八(武田鉄矢)を心配させる｡篤の母親･友恵(木村理恵)が不登校の原因を改めて金八に問いただしたが､さすがの金八もはっきりとしたことは言えなかった｡その頃､当の篤は自宅療養している前担任の中野(ラサール石井)を訪ねていた｡

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不登校を続けている篤(内田祐介)のことを聞くため､金八(武田鉄矢)が健次郎(風間俊介)を自宅に呼んだ｡篤は以前､中野先生(ラサール石井)へのリンチをあおり､自分をパシリに使っている生徒の名前は健次郎の口から聞いてほしいと訴えていたのだ｡しかし､名前はどうしても言えないと健次郎はうつむき､もし先生にチクッたら､自分も学校に行けなくなると怯え出したのだった｡
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以前､桜中学で教師をしていた服部肇(上條恒彦)が金八(武田鉄矢)を訪ねてきた｡今はフリースクールで不登校児たちの面倒を見ている服部に､金八は中野先生(ラサール石井)のことを頼んだのだ｡3年B組生徒たちによるリンチ事件以来､職場に復帰できなかった中野のリハビリにと､金八はフリースクールの教師を勧めていた｡金八がフリースクールに顔を出すと､中野が複雑な表情で子どもの相手をしていた｡

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年が明けた坂本家には､金八(武田鉄矢)の計らいで独り暮らしの大西豊元校長(織本順吉)が招かれた｡何年ぶりかで､にぎやかな正月を過ごしているところへ麗子(三原じゅん子)､雪乃(杉田かおる)､八重子(川上麻衣子)､近子(伊藤つかさ)ら3年B組の先輩たちも駆けつけ､現役3Bとの楽しい新年会が開かれる｡
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金八(武田鉄矢)が3年B組の生徒代表6人を殴って辞表を提出したことで､桜中学は大騒ぎ｡国井美代子教頭(茅島成美)が生徒たちを落ち着かせ､金八は殴った生徒たちの家庭を訪ねることになった｡しかし､子どもたちの報告を聞いて体罰だと騒ぎ出す親もいて､事態は大きくなるばかり｡

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金八(武田鉄矢)は､翌日に私立高校の推薦入学試験を控えた生徒たちに細かく注意を与えるが､さすがに皆緊張を隠せない｡そして試験の直前､金八の長男･幸作(佐野泰臣)は大好きな安井ちはる(岡あゆみ)に､最近元気がない健次郎(風間俊介)を助けてやってほしいと頼まれる｡

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高校受験に突入した3年B組は､ちょっとしたことでも言い合いになるほどナーバスになっていた｡そんな時､好太(森雄介)が職員室に飛び込んできた｡クラスメートの落合加奈恵(中島由香里)がつきまとって気持ち悪いと嘆く好太｡金八(坂本金八)はモテているのにぜいたくだとからかうが､本人はいたって真剣｡

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私立と都立高校の推薦入学結果が発表された｡合格者の喜びの声が響く中､青嵐高校を受験した幸作(佐野泰臣)は掲示板の前で肩を落とした｡意外にもガリ勉の森山慶貴(桑原朋宏)､そして健次郎(風間俊介)も同じだった｡花子先生(小西美帆)になら､心を開くと考えた金八(武田鉄矢)と本田先生(高畑淳子)は､花子に健次郎の家まで行ってもらうことにする｡

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私立高校入試の結果が続々と発表された｡推薦では涙を飲んだ健次郎(風間俊介)や篤(内田祐介)は名門の開栄に合格したが､慶貴(桑原朋宏)はまさかの不合格｡すると､慶貴と母親の綾子(うつみ宮土理)が桜中学に乗り込んできた｡慶貴が開栄に失敗したのは本人のせいではなく､教師たちが作った内申書が原因だと決めつけ､2人は金八(武田鉄矢)に内申書を見せるよう要求する｡

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自信満々で臨んだ高校入試に失敗し､学校に顔を見せない慶貴(桑原朋宏)を金八(武田鉄矢)が訪ねた｡もう高校には行かず大検を受けると言う慶貴に､金八は定時制高校を薦める｡慶貴とのやりとりの中で､金八は健次郎(風間俊介)が名門･開栄高校の入学を辞退したと聞かされる｡驚いた金八はその足で健次郎の家に向かった｡

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都立高校一般入試合格発表の日､職員室には続々と合否の連絡が入った｡そんな時､荒川土手にはリュックサックを背負って歩く深川明彦(亀梨和也)の姿があった｡明彦の様子が変だと気づいた大森巡査(鈴木正幸)が声をかける｡目的がはっきりしない明彦の返事に大森は｢家出｣と判断し､早速金八(武田鉄矢)に電話を入れた｡

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受験も終わり､3年B組では体験学習が行われることになった｡実際の社会に出て働いてみようというのだ｡金八(武田鉄矢)は生徒たちを連れて3Bの卒業生･修一(佐々木卓馬)の家に向かった｡修一の家はラーメン屋で､健次郎(風間俊介)たちのグループは店で一杯のラーメンができ､客に出されるまでを学んだ｡いよいよ店が開き､実際に客がやってきたが､しばらくして病院にいるはずの健次郎の兄･雄一郎(須藤公一)が現れ､健次郎と金八の表情が変わる｡

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健次郎(風間俊介)の兄･雄一郎(須藤公一)が退院することになった｡母親の麻美(田島令子)は雄一郎の再出発に大喜びだが､院長の安井(柴俊夫)は何も変わっていない麻美の考え方に不安を抱いていた｡退院したら雄一郎と2人だけでマンション暮らしをすると､はしゃぐ麻美｡そんな過干渉の母親に､当の雄一郎が猛烈に反発｡

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母親の麻美(田島令子)をナイフで刺した健次郎(風間俊介)の事件が新聞記事になった｡｢いい気味だ｣と大喜びする3年B組の日野敬太(片山雅彦)たちに対し金八(武田鉄矢)は､健次郎は少年鑑別所に送られて卒業式に出られないかも知れないと静かに言った｡

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卒業式を目前に控え､3年B組では中学生最後の特別授業が始まっていた｡そんな中で傷害事件を起こした健次郎(風間俊介)だけは授業に参加できない｡ある日､健次郎が金八(武田鉄矢)に連れられ､中野先生(ラサール石井)を訪ねる｡半年前､健次郎はクラスを裏で操り､当時担任だった中野に重症を負わせ､精神的にも追い込んだ｡

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3年B組が卒業式に向かって最後の授業を受けている頃､健次郎(風間俊介)にナイフで刺されて入院していた麻美(田島令子)が退院する｡そんな折､健次郎の弁護士･田辺(高林由紀子)が桜中学にやってきた｡健次郎の家裁審判が出るのが卒業式の3日後になるという報告に､金八(武田鉄矢)たちは身を乗り出した｡

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