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海外ドラマ最新レポート Vol.755  「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」のルーシー・リュー、独高級車メーカーのブランド・ボイスに

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エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」のルーシー・リューが、独の高級車メ-カー、メルセデス・ベンツのブランド・ボイスに就任した。前任は「マッドメン」のジョン・ハム。
ルーシーのお披露目に当たり、同社の広報担当は「新たな公式ブランド・ボイスとしてルーシー・リューの就任は、メルセデス・ベンツにとって新たな時代の始まりであります。ルーシーの洗練された声のトーンはブランドが持つ歴史と未来を表す現代的なエレガンスを表現します。また女性のボイスへの移行は、顧客の皆様にフレッシュで画期的なメッセージとなり、新たなるブランド評価につながるでしょう」とコメントを発表した。
「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」以降も映画『シャザム!~神々の怒り~』『プレゼンス 存在』『レッド・ワン』など出演がひきもきらないルーシー。ハリウッドではアジア系俳優の存在感が増しているが、ルーシーは間違いなくその先頭ランナーの一人だ。


今回、メルセデス・ベンツのブランド・ボイスに就任した名誉について、ルーシーが米メディアのインタビューに答えている。
「一年ほど前に、声のボイスオーバーのオーディションを受けました」
始まりは映画やTVと同じく、オーディション。諦めかけた頃、嬉しい知らせは飛び込んだ。
「(合格の)連絡をもらった時、びっくりしました。きっと他の誰かが選ばれたのだと思っていましたから。嬉しいサプライズでしたね」
前任のジョン・ハムとの比較はルーシーも覚悟している。だからこそ、「私は男性と競うつもりはありません。自分を他人と比較することはないのです」ときっぱり。


今さらジョンの偉大さを語るつもりはない。ジョンは15年もの間、同社のブランド・ボイスを務めた。その年月こそが最上級の誉め言葉だからだ。
「ハリウッドで仕事を始めた時、私のような(アジア系)俳優はほとんど活躍していませんでした。だから自分を誰かと比較する必要がなかったんです。どんなオーディションを受ける時も、新しいカンバスを前にしたときも、他人や他の作品を意識することはありません」
アーティストとしても知られるルーシー。真新しいカンバスを前に描くのは自分の絵、自分だけの世界、自分だけの個性。
ブランド・ボイスとして、メルセデス・ベンツにどんなプレゼンテーションを加えるのだろうか。誰でもないルーシーの新たなる挑戦は始まったばかりだ。



<「robbreport.com」 9月10日>