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海外ドラマ最新レポート Vol.733  全海外ドラマファン必見!「Dr. HOUSE」のベストエピソードは?

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米で2004年からスタートした「Dr. HOUSE」は、英俳優ヒュー・ローリー演じる人間嫌いの天才医師グレゴリー・ハウスが、優秀な若手医師のチームを率い、原因不明の難病に挑む医療ミステリー。視聴者からの厚い支持に加え、賞レースの常連でもあった。そのうちエミー賞ドラマ部門脚本賞を受賞したのが、シーズン1第21話で放送された「3つの寓話」(原題:Three Stories)。
「3つの寓話」は他の「Dr. HOUSE」スタイルとは異なり、ハウスが医学生にある類似した3つの症状について講義を行う。ハウスの視点によるストーリー展開が独創的かつ劇的なエピソードだ。
かつてクリエーターのデイヴィッド・ショアは、一番好きなエピソードとして「3つの寓話」を挙げ、「悲しいけれど、僕のキャリアにおいてこのエピソードを超える作品を製作するのは難しいかもしれない」と謙遜しつつも誇らしげに語っていた。


ファンからの評価も高く、SNSでは「TVで見たエピソードの中でベストの一つ。話の流れが自然でハウス医師について多くを知ることができた。すごくいい出来」「まるで自分が医学生のような気持ちになった。ハウス医師の一言一言に衝撃を受けた」など絶賛のコメントが見受けられる。
中には他の人気作に影響を与えたとのコメントも。「(2010年に放送開始した)『SHERLOCK(シャーロック)』はこのエピソードに編集と脚本において大きな影響を受けているはずだ。シャーロック・ホームズ物の中で『SHERLOCK(シャーロック)』の出来が素晴らしい理由の一つもそこにあると思う」と鋭い批評も見られた。
逆にエピソード全体のダークさを敬遠する声もあるが、好みはさておき、「3つの寓話」 は海外ドラマファンなら抑えておきたいエピソードであるには違いない。


「Dr. HOUSE」シーズン1第21話「3つの寓話」 は一流の脚本と最高の演技、そして技巧溢れる演出及び編集によって、海外ドラマファンには必見の傑作エピソードなのだ。



<「screenrant.com」 5月23日>