Super! drama Tv

エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NYシーズン4

イントロダクション

現代のニューヨークを舞台に、シャーロック・ホームズがワトソン女史と難事件に挑む!
話題の大ヒット犯罪捜査ミステリー、待望のシーズン4をチャンネル初放送!!

作品解説

シャーロック・ホームズが現代のニューヨークに現れたら……。そんな大胆な設定で展開するドラマが、現在全米で大ヒット中の犯罪捜査ミステリー「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」である。本作は、全米CBSネットワークで2012年9月27日より放送開始。第1話は1,340万人という高い視聴者数を獲得。その後も、シーズン1を通して1,100万人前後の安定した視聴者数をキープ。第3話の放送後にシーズン1 フルシーズンの放送が決定し、2013年1月には早くもシーズン2の製作決定が発表されるなど、全米で多くの話題を集めた。

名コンビ、ホームズとワトソンを演じるのはジョニー・リー・ミラーとルーシー・リュー。表情豊かなルックスのミラーは、変な事にこだわったりするあたりがオタクっぽい現代版ホームズにピッタリ。一方、リューは、姉のようにホームズのことを心配したり世話を焼いたりするが、時として探偵業の“師匠”であるホームズを驚かせるような頭脳力を見せるという、凛とした知性と優しさとを併せ持つワトソンを好演。息の合った演技を見せるミラーとリューの完璧なる相性と、単なる謎解きミステリーに終わらない良質な脚本、エイダン・クインら脇を固める実力派の出演陣などが、視聴者に大きくアピールし、「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は「2012-2013年TVシーズン最大のヒット新番組※」と評された。

タイトルとなっている「エレメンタリー(ELEMENTARY)」は、コナン・ドイルの創造したシャーロック・ホームズを最初に舞台で演じた俳優ウィリアム・ジレットの名台詞「Elementary, my dear Watson. (初歩的なことだよ、ワトソン君)」から来ている。鋭い観察眼を駆使して皆が見落としてしまうような「初歩的な」手がかりで難事件を解決してしまうホームズの推理力はニューヨークでも健在だ。

注)初回放送当時の情報となります
※米ニールセン調査: 2012-2013年 新作視聴率ランキング第1位

シーズン4 見どころ

ホームズの父親がいよいよ登場!

薬物依存症だったシャーロック・ホームズのためにリハビリの付添人としてジョーン・ワトソンを雇ったのは、ホームズの父親ということになっており、そのせいもあって、ジョーンのところに連絡してくるなど、これまでストーリー上で名前が出されてきたホームズの父親だったが、シーズン4では、その父親、モーランド・ホームズがいよいよ登場する。ホームズはかねてから、父親についてはネガティブな事しか話しておらず、父親からのサポートもやむをえなく受けているといった様子を見せる。ホームズがそこまで疎ましく考えているモーランドとはどのような人物なのか、実際に再会した親子は相手に対してどのように接するのか、一筋縄ではいきそうもないホームズ親子の関係は、シーズン4最大の見どころである。

モーランド・ホームズには、「FRINGE/フリンジ」のジョン・ノーブル

その登場が大きな期待を集めたモーランド・ホームズを演じるのは、TV「FRINGE/フリンジ」のドクター・ウォルター・ビショップ役で知られるジョン・ノーブル。ウォルターがエキセントリックで子供っぽいところもあるマッド・サイエンティスト・タイプだったのに対し、モーランドは冷徹な判断力で常に全てをコントロールしなければ気が済まないという正反対のタイプだが、息子を持つ父親という共通項もある。対照的な2人の父親を演じたことについてノーブルは以下のように語っている。「私たちには皆家族が居る。親子のつながりは時として悲惨なものであるかのように感じることもあるが、結局のところは、この世で一番強いつながりなんだ。何があっても、結局はそこに行き着くんだよ。父親役を演じる際には、自分にも息子が居るから父親としての感情や葛藤が理解できた。或る意味では、父親である自分自身を基にして演じたんだ」

シーズン4のゲストスターたち

シーズン4では、モーランド・ホームズ役のジョン・ノーブルの他にも、映画やTVファンにはおなじみの実力派俳優たちがゲスト出演している。まず、モーランドのビジネス・ライバルの女性には、アカデミー助演女優賞候補にもなったショーレ・アグダシュルーがキャストされ、短い出番ながら「GRIMM/グリム」のステファニアと同様、強い印象を残す。父親が登場するのはホームズだけではない。シーズン4では、ジョーンの継父が初登場するが、演じているのは2017年7月に心臓発作で急逝したジョン・ハード。悪気は無いのだが少しばかり困ったちゃんな父親を好演している。そして、恋バナを咲かせるホームズに対抗しているわけでもないのだろうが、グレッグソン警部にも恋人ができる。演じているのは、『サイドウェイ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたヴァージニア・マドセン。バツイチのグレッグソンが夢中になるのも納得の熟年女性を魅力的に演じている。

ストーリー

かつてロンドン警視庁で顧問を務めていたが、薬物依存症となり、リハビリのためにニューヨークに住み始めたシャーロック・ホームズ。そんなホームズのところへ、リハビリ付添人としてホームズの父に雇われたというジョーン・ワトソンなる女性が訪ねて来る。ワトソンは優秀な外科医だったが、手術の失敗によって患者を死なせたことを苦にして医者を辞め、違った形で病める人を助けたいという思いで依存症患者のリハビリ付添人になったのだった。しかし、ホームズは自分自身で考えたリハビリ・プログラムとして、ロンドンで難事件を次々と解決していった天才的な探偵能力を活かしてニューヨーク市警の顧問に志願しようとしていた。ロンドンで知り合ったというニューヨーク市警の警部グレッグソンのコネを得たホームズは、戸惑いながらも同行するワトソンを連れて、早速、殺人現場に乗り込んで行く。エキセントリックで行動すべてが型破りだが易々と難事件を解決するホームズに、ワトソンは感心し、一方のホームズもワトソンの探偵としての素質を見抜く。ホームズはパートナーとなるよう彼女を説得。こうしてワトソンはホームズのもとで、探偵修行を始め、2人は最強のパートナーシップを発揮して数々の事件を解決していく。

ヘロイン中毒のオスカー・ランキンのせいで一時は薬物依存症に逆戻りしたホームズだが、すぐに立ち直る。しかし、重傷を負わせるほどランキンを殴ったことで、刑事責任は免れたものの、ニューヨーク市警顧問の任務からは解任されてしまう。その頃、ホームズの前に、妻殺しの容疑をかけられた上、行方不明になった女性2人も殺害したという容疑をかけられているジョナサン・ブルームが姿を現わす。ブルームは、行方不明の女性2人を殺したことを認めながらも、妻は殺していないと主張。ホームズに妻殺しの真犯人を探す依頼をした直後に、ホームズの眼の前で拳銃自殺してしまう。ホームズとワトソンは、ブルームの妻が南米出身であり、一連の事件の背後には犯罪組織の存在があったことを突き止め、ブルームの妻と友人を殺した犯人を突き止める。事件は無事解決。ホームズが帰宅すると、父モーランドが息子を待ち受けていた……。

各話あらすじ

第1話「過去との遭遇」/The Past Is Parent

ホームズは失敗を反省しサポートグループにも毎日通っていた。そんな中、資産家のジョナサン・ブルームが訪ねてくる。彼は妻を含む3人の女の失踪に関わっていると言われていた。ブルームは2人の女の殺害を認めたが、妻は殺していないので真犯人を見つけてくれとホームズに頼み、その直後、驚くべき行動に出る。

ゲスト:デヴィッド・ザヤス「デクスター」
脚本:ロバート・ドハティ
監督:ジョン・ポルソン

第2話「洗脳プログラムの秘密」/Evidence of Things Not Seen

ワトソンがFBIに協力する仕事を取り付けてくる。国防高等研究計画局が出資している研究所で、ネットでのプロパガンダプログラム実現のため実験をしていたサーキジアン博士、ウェラー博士、被験者の大学院生が殺された事件だ。ホームズは鋭い観察力を発揮するが、FBIのルールで自由に捜査することが出来ず苛立つ。

脚本:ジェイソン・トレイシー
監督:ロン・フォーチュナト

第3話「ドッペルゲンガー殺人事件」/Tag, You're Me

奇妙な事件を捜査することになったホームズとワトソン。被害者ふたりが瓜二つだが、双子ではなかった。2人の携帯から1人だけ共通の人物ドリアン・モールが見つかり調べに行くと、ドリアンは顔に色とりどりのペイントをしており異様な姿。彼によると、ペイントは顔認証かく乱のためで、自分はある企業に狙われていると言う。

ゲスト:ショーレ・アグダシュルー「24」
脚本:ボブ・グッドマン
監督:クリスティーン・ムーア

第4話「血と骨」/All My Exes Live in Essex

ワトソンの元職場の病院から、行方不明のスタッフ、アビー・キャンベルを探して欲しいとの連絡が入る。不妊治療センターの検査技師だったアビーは、残業すると言った夜、家に帰らずそのまま行方知れずになっていた。ホームズたちがアビーの職場を調べると、床にストレッチャーの跡があり、辿っていくとそこは、人体標本の準備室で……。

ゲスト:キャロリン・マコーミック「LAW & ORDER」
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:マイケル・プレスマン

第5話「ビデオゲームの墓場」/The Games Underfoot

シカゴで療養していたアルフレードが戻ってきていたが、ホームズはアルフレードと一度も会っていなかった。そんな時、エディ・ロスという男の焼死体が発見される。凶器が考古学者の使うコテで、持ち主はエディの元カノだったが、コテはエディが彼女から借りていた物だった。元カノの話では、エディは何か「デカイもの」を発掘していたらしい。

脚本:アリカ・リサンヌ・ミットマン
監督:アレックス・チャップル

第6話「摩天楼のスナイパー」/The Cost of Doing Business

マンハッタンのど真ん中で無差別狙撃事件が発生、4名が死亡、5名が重傷を負う。するとホームズのもとへ父モーランドが。犯人は元フランス特殊部隊のガニエというスナイパーだというのだ。ガニエは以前、モーランドが関係していたインドの事業絡みで、地元役人の暗殺に使われた男だった。ホームズとモーランドの2人で調査を進めることになった。

ゲスト:リード・ダイアモンド「ホミサイド/殺人捜査課」、ジョン・シェア「ゴシップガール」
脚本:ジェイソン・トレイシー
監督:アーロン・リップスタッド

第7話「ライアーゲーム」/Miss Taken

元FBI捜査官のアンダーヒルが殺害される。彼は引退後も未解決事件を捜査しており、12年前に誘拐・監禁されていたミナ・ダヴェンポートの事件の真相に迫っていたらしい。ミナは10歳で誘拐されたが20歳でようやく逃げ出し、両親の元へ帰ってきていた。だが犯人は捕まっておらず、その犯人がアンダーヒルを殺したのかも知れなかった。

ゲスト:キャスリン・アーブ、ラファエル・スバージ、ジョン・ハード
脚本:タマラ・ジャロン
監督:ガイ・ファーランド

第8話「罪人の子」/A Burden of Blood

エレン・ジェイコブスという女性が、車の中でビニール袋を被せられ窒息死していた。犯人は後部座席に潜んでいたらしい。エレンは殺される時、自宅の電話に帰宅する旨のメッセージを吹き込んでいた最中で、襲われた瞬間の声が録音されていた。音声を何度も聞いたホームズは、最初の一瞬に被害者が安堵したような調子を聞き取る。

ゲスト:マイケル・オキーフ『フィクサー』、ノア・ビーン「NIKITA/ニキータ」
脚本:ニック・ティール
監督:クリスティーン・ムーア

第9話「操られた暴走車」/Murder Ex Machina

「オリガルヒ」と呼ばれるロシアの新興財閥マキシム・ゾロトフが、ストリップクラブの外で銃撃され殺害された。銃撃犯は車で逃走したが事故を起こし死亡。ホームズが調べたところ、車のコンピューターがハッキングされた形跡が。殺害の証拠隠滅のため殺されたらしい。暗殺を指示した黒幕がいるのだ。

脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ガイ・ファーランド

第10話「学資ローンの罠」/Alma Matters

モーランドの暗殺未遂事件の話を聞き、ホームズは父を問いただしに行くが、彼はもう片が付いていると嘘をつく。そのためホームズは自分で調べる事に。そんな時、社会復帰施設から依頼が来る。デニス・ヒックスという男の殺人事件を調べて欲しいというのだ。警察では強盗事件として扱われているが、施設長は違うと見ていた。

ゲスト:テイト・ドノヴァン「The OC」、タマラ・チュニー「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」
脚本:ボブ・グッドマン
監督:ラリー・テン

第11話「行先は死体安置所」/Down Where the Dead Delight

死体安置所で、オマル・ベレスの死体に仕込まれた爆弾が爆発、ホーズの同僚ニコールが犠牲になる。メキシコの麻薬カルテル、ソンブラ・ロハが、数日前に運ばれたホンジュラス人ギャングたちの死体を損壊させ、自分たちの犯行を示す証拠の隠滅を図ったのだろう、とホーズは証言する。しかし……。

ゲスト:ケイト・バートン「グレイズ・アナトミー」、ジョン・フィン「コールドケース」
脚本:ジェフリー・ポール・キング
監督:ジェリー・レヴィン

第12話「悪魔の要塞」/A View With a Room

麻薬課のロンバルディ警部のチームが、暴走族のアジトからあるものを盗む手助けをすることになったホームズ。麻薬課が送り込んだ潜入捜査官、ダニング刑事は1年以上かけてアジト内部の様子などの情報を集めていた。ロンバルディは、ダニングがオフィスに入りパソコン内の情報をコピーして持ち出す作戦をホームズに考案させようとしたのだ。

脚本:リチャード・C・オーキー
監督:ジョン・ポルソン

第13話「死の幻覚キノコ」/A Study in Charlotte

マジックマッシュルーム・パーティを開いていた植物学教授ジョセフ・バランタインが、一緒に参加していた5人の学生と共に死亡する。教授のマッシュルームに毒が盛られていたのだ。ホームズはバランタインと共著を出していたアルストン・ハーパーの仕業ではないかと推測する。彼らは共著を出した後、関係が決裂していたのだ。

ゲスト:リチャード・カインド「スピン・シティ」、ジョセフ・マッゼロ「ジュラシック・パーク」
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ガイ・ファーランド

第14話「チャイナタウンの戦場」/Who Is That Masked Man?

中国マフィア「スネークアイ」のメンバーが3人殺された。新興勢力の「ゴーストマウンテン」の仕業かと思われ、組織間の抗争になるのではと危惧されたが、ホームズが現場を調べると、逆にスネークアイの仲間の裏切りではと思われる痕跡が。ホームズは直接ゴーストマウンテンの首領に会いに行くが……。

ゲスト:ツィ・マー『メッセージ』「24」
脚本:ジェイソン・トレイシー
監督:ラリー・テン

第15話「大いなる遺産」/Up to Heaven and Down to Hell

ある建物の10階のバルコニーから女性が転落し、歩道にいた男性に激突、2人とも死亡した。落ちたのはロザリン・グレアム、76歳。認知症の兆候があり、事故か自殺とみられた。バルコニーの写真では手すり付近に足載せ台があったが、死体を調べたホームズはロザリンが関節炎だったことを見抜き、足載せ台は動かせなかったはずと考える。

ゲスト:ヴァージニア・マドセン『サイドウェイ』、スキップ・サダス「サード・ウォッチ」
脚本:タマラ・ジャロン
監督:ジョン・ポルソン

第16話「キラー・ドッグ」/Hounded

チャールズ・バスカヴィルという資産家の男が交通事故で死んだが、事故ではないと思った弟のヘンリーがホームズに捜査を依頼する。チャールズはジョギング中、何者かに追いかけられて逃げ、擁壁から足を踏み外し道路に落ちたようだった。事件の目撃者を見つけ話を聞くと、光る大きな動物がチャールズを追っていたと証言する。

ゲスト:トム・エヴェレット・スコット『すべてをあなたに 』
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ロン・フォーチュナト

第17話「NYのヒーロー」/You've Got Me, Who's Got You?

ある朝、路上でミッドナイト・レンジャーというスーパーヒーローの衣装を着た男の死体が見つかった。ミッドナイト・レンジャーはある出版社が著作権を持つマンガのヒーロー。編集部のアイコーンとバクスターによれば、レンジャーには映画化の話があり、この生身のヒーローの活動は会社にとって頭痛の種だったと言う。

ゲスト:マイケル・モーズリー「PAN AM/パンナム」
脚本:ポール・コーネル
監督:シース・マン

第18話「備えあれば患いあり」/Ready or Not

痛みの専門医ヴィンス・ベイダーが行方不明になりホームズが調査を始める。ベイダーの妻に話を聞きに行くが、彼女は夫が浮気相手と逃げたと思っていた。女性と食事しているところを妻の友人が見ていたのだ。その女は製薬会社の営業ジュリーと分かるが、彼女は弁護士を伴い署へやってきた。

ゲスト:セス・ギリアム「ウォーキング・デッド」
脚本:ボブ・グッドマン
監督:クリスティーン・ムーア

第19話「標的のポーカー」/All In

リン・ウェンという女性が腕に銃創を負いホームズの家に駆けこんできた。帰宅すると家に多額の現金が置いてあり、何者かに発砲されたため逃げて来たと言う。彼女は不動産仲介の仕事の傍ら違法なポーカーを主催しており、トラブルに巻き込まれたらしい。リンは、ホームズのことをマイクロフトから聞いたと話し、ワトソンの心はざわめく。

ゲスト:ティム・ギニー「グッド・ワイフ」
脚本:ケリー・ウィーラー
監督:アーロン・リップスタッド

第20話「DNAの迷宮」/Art Imitates Art

相乗りアプリを使っていたフィービー・エリオットという女性が、迎えの車と間違えて乗り込もうとした車で撃たれて死んだ。兄キースが容疑者となり、ホームズはベルらと話を聞きに行くがキースは否定、犯人はストーカーかも知れないと言う。最近、フィービーの自撮り写真がある芸術家の展覧会に使われ話題になっていたのだ。

ゲスト:ローレン・ヴェレス「デクスター」
脚本:アリカ・リサンヌ・ミットマン
監督:ロン・フォーチュナト

第21話「裏切りは誰の手に」/Ain't Nothing Like the Real Thing

自動車強盗と車の運転手が撃ち合い、両者が死んだかに見える二重殺人事件が発生。だが、死体に不自然な点が多く、ホームズらは同一犯が2人を殺し現場を偽装したと考える。付近のゴミ箱から、車外で死んでいたブッチ・カラハンのカメラが見つかり、中には車内で死んだジャレッド・タルトの死体の写真が残っていた。だが写っていた死体の姿勢は、実際のタルトの死体とは違う。

脚本:ニック・ティール、ジェフリー・ポール・キング
監督:ジェレミー・ウェッブ

第22話「逆転の推理」/Turn It Upside Down

ダイナーに強盗が入り3人の客が射殺された。客の1人はエミール・クルツ。現場に駆けつけたホームズとワトソンだったが、ワトソンはクルツを見て驚愕する。その姿を見たホームズに何かおかしいと気づかれ、ワトソンはクルツがモーランドの部下であること、彼をスパイにしてモーランドの情報を得ていたことを打ち明ける。ホームズは激怒するが……。

脚本:ボブ・グッドマン
監督:ルーシー・リュー(ジョーン・ワトソン役)

第23話「見えざる手」/The Invisible Hand

ある夜、モーランドのオフィスが爆破される。オフィスには社員2人の死体があったが、爆発前に射殺されていた。防犯カメラにも映っておらず犯人の手掛かりがない。爆破事件を受け、モーランドは警備の者たちと共にNYの秘密のマンションに身を隠していたが、ホームズは父を見つけ出し……。

ゲスト:トニー・カラン『アンダーワールド:エボリューション』
脚本:ロバート・ドハティ、ジェイソン・トレイシー
監督:ガイ・ファーランド

第24話「最後の死闘」/A Difference in Kind

ホームズの家にもモーランドのオフィスで見つかったものと同じ爆弾が仕掛けられていた。向かいの留守宅から見張っていた形跡があったため調べに行くと、既にもぬけのカラ。だが煙草のニオイがすることから確かに誰かがいたらしい。爆弾はヴィクナーが仕掛けさせたのと同じ種類だったが、ホームズはヴィクナーではないと見る。

ゲスト:トニー・カラン『アンダーワールド:エボリューション』、ジェレミー・ボブ「The Knick/ザ・ニック」
脚本:ロバート・ドハティ、ジェイソン・トレイシー
監督:ジョン・ポルソン

放送時間

    キャスト

    シャーロック・ホームズ/Sherlock Holmes (声:三木眞一郎)

    鋭い観察眼と抜群の記憶力を駆使した推理で、警察の手に負えない難事件を解決する名探偵。ロンドン警視庁の顧問を務めていたが、薬物依存症のリハビリのためにニューヨークに移住。ロンドンで働いていた際に知り合ったグレッグソン警部のツテでニューヨーク市警の顧問になる。天才レベルの知能を持つ一方、他人に対する配慮に欠けるところがあるゆえ、無神経な発言や無遠慮な行動が多く、ヒンシュクをかうこともしばしば。良好な人間関係を築くのが非常に苦手である。MI6のエージェントであるマイクロフトという兄がいる。薬物依存症だった頃に知り合ったヘロイン依存症の男と再会したことをきっかけに、再び薬物に手を出してしまうが、すぐに立ち直る。わだかまりを持つ複雑な親子関係にある父モーランドが突然、訪ねてきて大いに戸惑うが……。

    ジョニー・リー・ミラー Jonny Lee Miller

    1972年11月15日、英ロンドン生まれ。両親は共に舞台俳優で、母方の祖父は007シリーズで初代の“M”を演じたバーナード・リーという俳優一家の出身。1982年に人気TVシリーズ「ドクター・フー」でデビューし、子役/ティーン俳優としてイギリスのTVドラマを中心に活躍。最初の妻アンジェリーナ・ジョリーと共演した『サイバーネット』で映画初出演を果たし、『トレインスポッティング』のシック・ボーイ役で注目される。以来、イギリスとアメリカの両国で、TV、映画、舞台と多面的に活躍。主な出演作は「弁護士イーライのふしぎな日常」、『ダーク・シャドウ』など。モデル/女優である妻のミシェル・ヒックスとの間に2008年生まれの息子がいる。21年ぶりに製作された『トレインスポッティング』の続編『T2 トレインスポッティング』で再びシック・ボーイを演じて話題を呼んだ。

    ジョーン・ワトソン/Joan Watson (声:田中敦子)

    優秀な外科医だったが、手術に失敗して患者を死なせてしまったことに悩み医者を辞職。薬物依存症だったホームズのリハビリをサポートする付添人として、ホームズの父親に雇われる。最初はエキセントリックなホームズの突飛な行動に振り回されるが、次第にホームズを理解するにつれ彼のもとを去りがたくなり、リハビリ付添人としての契約が終了した後もホームズのもとに留まる。ワトソンの豊富な医学知識と知性を高く評価しているホームズから探偵見習いの仕事をオファーされ、一度は断ったものの考え直してホームズのもとで正式に探偵修業を始める。シャーロックの兄マイクロフトと親しくなるも、ある事件がきっかけで、マイクロフトは去ってしまう。ワトソンはホームズの家を出て、独立を決心するが、恋人アンドリューが殺された事件をきっかけに再びホームズの家に戻って来る。

    ルーシー・リュー Lucy Liu

    1968年12月2日、米ニューヨーク州ニューヨークで台湾からの移民だった両親の間に生まれる。1991年にプロの女優デビューを果たした「ビバリーヒルズ高校白書」を皮切りに、TVドラマのゲスト出演や映画の端役出演をこなしていくが、1998年、「アリー・myラブ」のリン役でブレイク。その後は、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『シカゴ』、『キル・ビル』など、映画でも印象的な役を演じ、ハリウッドで成功を収めた数少ないアジア系女優の1人となった。2011年に映画『Meena(原題)』を共同監督して監督デビュー。2014年には「エレメンタリー」シーズン2第22話「48時間」の監督を手がけ、以来、毎シーズン1話を監督している。アーティストとしても才能を発揮し、これまでアメリカやヨーロッパで展示会を開催。2015年8月、代理出産によって長男ロックウェル・ロイドが誕生したことを発表した。中国語に堪能。

    トーマス・グレッグソン/Thomas Gregson (声:堀内賢雄)

    ニューヨーク市警の警部。ロンドン警視庁のテロ対策部に出向した際にホームズと知り合い、彼の活躍に大いに感心した経験を持つ。それゆえ、ニューヨークに移住してきたホームズの助力を受け入れるが、ホームズの能力を高く評価する一方で、彼の反社会的な言動にハラハラさせられることも多い。ホームズとは捜査方法などの点で衝突することもあるが、お互いにプロとしての相手の能力に敬意を持ち合う関係を保っている。妻とは別居生活を経て離婚。ニューヨーク市警の警官として活躍中の娘ハナが同職のパートナーに虐待されていたことを知った際には、思わず相手を殴ってしまう熱い面も。

    エイダン・クイン Aidan Quinn

    1959年3月8日、米イリノイ州シカゴ生まれ。両親はアイルランドからの移民で、シカゴとアイルランドの間を行き来しながら育つ。兄は『リービング・ラスベガス』や『レイチェルの結婚』などを手がけた撮影監督のデクラン・クィン。1984年、青春映画『俺たちの明日』で主役の高校生を演じて俳優デビュー。舞台、映画を中心に活躍し、『マドンナのスーザンを探して』、『マイケル・コリンズ』、『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』などで広く知られる。1985年のTV映画「サイレント・ローズ/真実への序曲」と2007年のTV映画「Bury My Heart at Wounded Knee(原題)」ではエミー賞にノミネートされた。妻は女優のエリザベス・ブラッコ(ロレイン・ブラッコの妹)で、2女の父親である。

    マーカス・ベル/Marcus Bell (声:あべそういち)

    グレッグソン警部の部下でニューヨーク市警の刑事。警察のマニュアルに沿って真面目にキチンとした仕事をする性格ゆえ、初めはホームズの型破りな捜査方法を懐疑的な眼で見ていたこともあるが、すぐにホームズの推理力が本物であることがわかり、ホームズに敬意を払い、彼のアドバイスを受け入れるようになる。刑務所から出所して間もないアンドレという兄がいる。ホームズに恨みを持った容疑者をホームズが挑発して撃たれそうになったのをかばって重傷を負い、それが原因で異動になったことも。だが傲慢な態度とは裏腹にホームズが本心では後悔していることを知り、和解。グレッグソンの部下として、ジョーンと協力して事件捜査に奔走。女性刑事と交際していたが、相手が内務調査部と関わりがあることを知ると、「同輩を密告するような人間は信用できない」として別れてしまう。

    ジョン・マイケル・ヒル Jon Michael Hill

    1985年7月28日、米イリノイ州生まれ。イリノイ大学在学中から、「リア王」や「六次の隔たり」などの舞台劇を演じる。2010年、「八月の家族たち」の脚本家トレイシー・レッツが戯曲を書いた舞台劇「Superior Donuts」でトニー賞助演男優賞にノミネートされた。同年、「デトロイト 1-8-7」の刑事役でTVデビューを果たす。TVドラマ出演作には他に「パーソン・オブ・インタレスト」や「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」などがある。

    モーランド・ホームズ/Morland Holmes (声:菅生隆之)

    シャーロック・ホームズの父親。国際的に活躍しているビジネス・コンサルタントで、その影響力は多岐に渡る。シャーロックが薬物依存症から立ち直る際にリハビリをサポートする付添人としてジョーン・ワトソンを雇い、ニューヨーク市内に所有する5つの不動産物件の1つにシャーロックを住まわせている。息子シャーロックのことは常に気にかけているが、シャーロックには8歳の時に寄宿舎学校に送られた記憶などから養育を放棄した父親だと思われており、父子関係はギクシャクしている。長年会っていなかったシャーロックを訪ね、そのままニューヨークに滞在することを決め、シャーロックに疎まれるが……。

    ジョン・ノーブル John Noble

    1948年8月20日、オーストラリア生まれ。演劇界で俳優・演出家として長年活躍した後、1988年、オーストラリア映画『ザ・ドリーミング』で映画俳優デビュー。以来、オーストラリアの映画やテレビへの出演を続けるが、2003年、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で国際的に知られるようになる。2008年から2013年にかけて出演した「FRINGE/フリンジ」でのDr. ウォルター・ビショップ役では、SF・ファンタジー・ホラー作品に授与されるサターン賞テレビ部門の助演男優賞を受賞した。テレビ出演作には他に「グッド・ワイフ」、「スリーピー・ホロウ」などがある。私生活では妻ペニーとの間に3人の子供がおり、長女のサマンサは女優になって「FRINGE/フリンジ」にもゲスト出演を果たしている。

    © 2020 Lux Vide S.p.A. All Rights Reserved. ©2023 Youku information technology (Beijing) co., LTD, All Rights Reserved. © Twofour Broadcast Limited (2022) © CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © Warner Bros. Entertainment Inc. ©MBC  © Incorporated Television Company Ltd 1972 All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd. © 2022, 2023 Sony Pictures Television, Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved. © 2023 Paramount+, Inc. © Warner Bros. Entertainment Inc. © 2008 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. ©2023 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. © Paramount+, Inc. All Rights Reserved. © 2019 Designated I Financing, LLC and Netflix Studios. All rights Reserved. ©Showtime Networks, Inc. All Rights Reserved. © CBS Broadcasting Inc. © 2023 The CW Network, LLC. All Rights Reserved. © CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © Wall to Wall Media Limited © 2021 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. © 2009 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. ©CBS Interactive. All Rights Reserved. ©2014 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. © 2021 CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © Copyright ITV America Inc. 2019 © 2022 Universal Television LLC. All Rights Reserved. ©CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © 2023 CBS Interactive. ©CBS Television Studios and Scott Free Productions. ©2022 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. © MMXX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. ©MMXIX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. / ©MMXIX CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © 2020 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. © 2021 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED. ©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. © 2010 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. © MMXXI Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved. © Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. © 2022 CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © 2023 CBS Broadcasting Inc. © 2011 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. ©2020 Fremantle. All Rights Reserved.Henrik Ohsten: ©Henrik Ohsten and Miso Film Per Arnesen: ©Per Arnesen and Miso Film ©MMXIX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. ©2024 CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © MCMLXX by UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. All Rights Reserved. © MCMLXX by UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. All Rights Reserved © 2021, 2022 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.