
「S.W.A.T.」「クリミナル・マインド」など、数々の人気シリーズへの出演で知られるシェマー・ムーア。全8シーズンで終了した「S.W.A.T.」の新スピンオフ「S.W.A.T. Exiles(原題)」が現在待機中、売れっ子スターはいつだって忙しい。
「僕のキャリア33年のうち、仕事がなかったのは4カ月だけ」と恵まれた芸能生活を享受するシェマー。とはいえ、ファンに愛され、そしてハリウッドからも長年愛されているスターは、決して傲慢ではない。
「仕事がもらえることを決して当たり前とは思っていません。僕は、マイケル・ジャクソンやブラッド・ピットのようなスーパースターじゃない。むしろそうじゃなくて良かったと思うくらいです」(シェマー)
着実にキャリアを積み上げてゆくのが好き。だから映画より、TVでの活動を大事にしている。
「皆さんのお茶の間で僕を知ってもらい、愛されてきた。そう思えることが僕にとって何より嬉しいのです」(シェマー)
あえて"TVスター"と呼ぶべきか、シェマーには決して断ることのない仕事があるという。米CBSで1973年から超ロングラン放送を続けている昼のソープオペラ「The Young and the Restless(原題)」だ。
シェマーは、同ソープオペラに1994年から2001年までマルコム・ウィンタース役で出演、一躍人気者に。シェマーに熱烈な女性ファンが多いのも、このソープオペラの功績が大きいはずだ。以降もゲストとしてたびたび再登場している。
「『The Young and the Restless(原題)』に戻ると、実家に帰った気がします。だから、『ちょっと戻ってきて、顔を見せてよ』と言われると決してノーとは言えないのです」(シェマー)
スターになった今も「The Young and the Restless(原題)」に対する感謝の気持は1ミリだって欠けることはない。
「自分の俳優人生を学校に例えると、『The Young and the Restless(原題)』は高校時代です。そして『クリミナル・マインド』が大学時代、『S.W.A.T.』が大学院ですね」とシェマー。俳優として駆け出したばかり、青春真っ盛りの時を「The Young and the Restless(原題)」で過ごしたのだ。
振り返って、演技のイロハを学んだ高校時代がなければ、俳優としての33年間はなかったと本気で思う。シェマーにとって、いつだって「The Young and the Restless(原題)」は初心に戻ることの出来る場所なのだろう。
<「eonline.com」 4月10日>