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海外ドラマ最新レポート Vol.803  お見合い結婚のようなものだった? 「BONES ―骨は語る―」クリエーターが明かす

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BONES ―骨は語る―」が米FOXで放送スタートしたのは2005年のこと。当時はまだネットフリックスやHULUもほとんどオリジナル制作を行っておらず、ドラマやシットコムといえば、FOXやNBC、CBSなど地上波ネットワークが主流だった。
「BONES ―骨は語る―」クリエーターのハート・ハンソンが、同シリーズを手がけることになったきっかけを、米エンタメサイトで語っている。
「私が(FOXに)雇われたのは、地上波ネットワーク用にロングラン放送になりうる番組を製作するためでした。今や時代は変わってしまいましたが、2005年頃というのは、他の局に再放送権を販売できるよう、まず100エピソードを達成することが目標だったんです」


ハンソンは、それまでに「Judging Amy(原題)」や「Snoops(原題)」など数々のドラマシリーズに脚本家やプロデューサーとして参加。特に女性を主人公としたドラマで手腕をふるっていた。
「最初はある意味、強制的にFOXから命令された気分でした。パイロット版を製作せよと。FOXから『(プロデューサーの)バリー・ジョセフソンと一緒に一話完結型のドラマシリーズを作るのはどうか?』と持ちかけられたのです」
ハンソンは、ジョセフソンの名前を聞いて、最初は気乗りしなかったとか。それでもクリエーターの好奇心から一度会ってみることに。
「顔を合わせたら最後、彼に口説かれてしまいました」
ジョセフソンは映画『ワイルド・ワイルド・ウエスト』など映画やTVシリーズを手がける売れっ子プロデューサー。FOXが企んだハンソンとジョセフソンの掛け合わせは、見事に功を奏した。二人が手を組んだ「BONES ―骨は語る―」はその後、12シーズンも続くのだから。


また題材の素晴らしさを抜きに、ハンソンたちの成功を語ることはできない。「BONES ―骨は語る―」の主人公を生み出したのは、人類学者で作家のキャシー・ライクス博士だ。ライクス博士の小説の主人公こそがテンペランス・ブレナンなのだ。
「ライクス博士はこの世でもっとも興味深い人物の一人でしょう。ブレナンは私の想像力から生まれた人物ではありません。私はライクス博士の世界をドラマシリーズにアレンジするうちに、『BONES ―骨は語る―』に引き込まれてしまったのです」
ハンソンは「BONES ―骨は語る―」を自身の代表作と認めている。何より愛してやまないシリーズになった。
「初めはお見合い結婚だったのに、一生涯の恋に落ちてしまったようなものです。寄せ集めみたいな『BONES ―骨は語る―』が、まさかここまで上手くゆくとは。だけど人生ってそんなものなのかもしれませんね、予想なんて当てにならないものです」


いろいろな偶然が積み重なって生まれた奇跡。「BONES ―骨は語る―」は、ハンソンだけではない、世界中のファンから今も愛されている。



<「tvinsider.com」 2017年3月27日>