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海外ドラマ最新レポート Vol.587  SAG賞授賞式開催

2月24日(米時間)、第30回SAG賞授賞式がLAの劇場シュライン・オーディトリアムにて開催された。
 
TVカテゴリーでは、作品賞にあたるアンサンブル賞で「メディア王 ~華麗なる一族~」(ドラマ)、「一流シェフのファミリーレストラン」(コメディ)が受賞。両シリーズ共にエミー賞、ゴールデングローブ賞に続く主要な賞レースを制した。
唯一の番狂わせは、男優賞(ドラマ)を受賞したペドロ・パスカル(「THE LAST OF US」)。最有力と見られていたキーラン・カルキン(「メディア王 ~華麗なる一族~」)を破っての初受賞に、ペドロは「何かの間違い」と謙遜しつつも興奮を抑えられないスピーチとなった。
アンサンブル賞(ドラマ)のプレゼンターとして登場したのは傑作シリーズ「ブレイキング・バッド」の面々。賞レースの常連だった「ブレイキング・バッド」が最後のSAG賞を受賞したのが、2014年。それから10年後、今やTVや映画界のスターに成長したブライアン・クランストン、スピンオフ「ベター・コール・ソウル」にも主演しているボブ・オデンカーク、その他アーロン・ポールやアンナ・ガン、ディーン・ノリスら当時の出演者が一堂に揃い、会場を盛り上げた。
SAG賞は全米映画俳優組合(Screen Actors Guild)の主催。メジャーな映画やTVに出演する全米映画俳優組合(SAG)の組合員である俳優が、その演技のみを審査対象として投票・決定する賞。
第30回SAG賞TVカテゴリーの受賞者は以下の通り。
 
 
■アンサンブル賞(ドラマ)
★「メディア王 ~華麗なる一族~」
「ザ・クラウン」
「ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-」
「THE LAST OF US」
「ザ・モーニングショー」
 
■アンサンブル賞(コメディ)
★「一流シェフのファミリーレストラン」
「アボット エレメンタリー」
「バリー」
「マーダーズ・イン・ビルディング」
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
 
■男優賞(ドラマ)
★ペドロ・パスカル 「THE LAST OF US」
ブライアン・コックス 「メディア王 ~華麗なる一族~」
ビリー・クラダップ 「ザ・モーニングショー」
キーラン・カルキン 「メディア王 ~華麗なる一族~」
マシュー・マクファディン 「メディア王 ~華麗なる一族~」
 
■女優賞(ドラマ)
★エリザベス・デビッキ 「ザ・クラウン」
ジェニファー・アニストン 「ザ・モーニングショー」
ベラ・ラムジー 「THE LAST OF US」
ケリー・ラッセル 「ザ・ディプロマット」
サラ・スヌーク 「メディア王 ~華麗なる一族~」
 
■男優賞(コメディ)
★ジェレミー・アレン・ホワイト 「一流シェフのファミリーレストラン」
ブレット・ゴールドスタイン 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ビル・ヘイダー 「バリー」
エボン・モス=バックラック 「一流シェフのファミリーレストラン」
ジェイソン・サデイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
 
■女優賞(コメディ)
★イオウ・エディバリー 「一流シェフのファミリーレストラン」
アレックス・ボースタイン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
クインタ・ブランソン 「アボット エレメンタリー」
ハンナ・エインビンデル 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
 
■男優賞(TV映画・ミニシリーズ)
★スティーヴン・ユァン 「BEEF/ビーフ」
マット・ボマー 「Fellow Travelers(原題)」
ジョン・ハム 「FARGO/ファーゴ」
デヴィッド・オイェロウォ 「Lawmen:Bass Reeves(原題)」
トニー・シャルーブ 「MR. MONK’S LAST CASE: A MONK MOVIE(原題)」
 
■女優賞(TV映画・ミニシリーズ)
★アリ・ウォン 「BEEF/ビーフ」
ウゾ・アドゥーバ 「ペイン・キラー 死に至る薬」
キャスリン・ハーン 「ちょっとステキな物語」
ブリー・ラーソン 「レッスン in ケミストリー」
ベル・パウリー 「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」
 
■スタント・アンサンブル賞
★「THE LAST OF US」
「アソーカ」
「バリー」
「ロキ」
「マンダロリアン」
 
 
<「sagawards.org」 2月24日>