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海外ドラマ最新レポート Vol.256  個性派イケメン俳優ピーター・ヴァック、「LOVE LIFE」を語る

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ブラックリスト」などで知られる個性派イケメン俳優のピーター・ヴァックが、出演する「LOVE LIFE」について、米エンタメサイトのインタビューに答えた。
 
ジム役を演じるにあたり、必然的に自身の“LOVE LIFE”を投影することになったというピーター、思い出に残る一作となったようだ。「LOVE LIFE」のジムは、主人公ダービー(アナ・ケンドリック)の親友サラ(ゾーイ・チャオ)と長年の恋人関係にある。恋多きダービーにとって、ジムとサラは、ある意味、恋愛のお手本カップルだ。
 
ピーターがジム役を演じるにあたり、決め手となったのはクリエーター、サム・ボイドの存在。「(ボイドは)人間そして人間関係そのものに対し、考察が深い。それがとっても面白いから最高だ。ストーリーもとても魅力的に思えた。だから、僕に役が廻ってきたときは興奮したね、一も二もなく即決でやると答えたよ」
 
「LOVE LIFE」では、ダービーのティーンエイジャー期から現在までの恋愛模様を描く。「この作品の全てのキャラクター、全ての恋愛関係も各々ドラマになるくらいのクオリティだ。見る価値があると思えるところさ」
 
シーズン2の製作も決定した「LOVE LIFE」だが、連続シリーズ形式ではなくアンソロジー形式のため、シーズン1のメインキャストであるピーターが再登場する予定はない。それどころか、新シーズンは主役や設定も変更すると報じられている。「LOVE LIFE」シーズン1でダービーやサラ、ジムたちの世界になじんだファンにとっては、ちょっぴり寂しいが、ピーターはこうしたアンソロジーはドラマの新しい表現形式だという。
 
「僕らは、1シーズンで表現できる全てに成功したと思う。『LOVE LIFE』のファンは、シーズン毎に変わる主人公の恋愛模様にハマってほしい」つまりピーターいわく、「LOVE LIFE」の主役はアナ・ケンドリックでも、これから発表されるであろうシーズン2の主演女優でもない、主役は“恋愛”そのものなのだ。恋愛で結び付いた人間たちのドラマを見てほしい、それが「LOVE LIFE」の楽しみ方だというのだ。
 
「(俳優が)いろいろな愛ある関係を演じる時は、自分自身の経験や考えを投影することになる。そうなって当然だよね。そして視聴者も自分の経験とドラマを照らし合わしているはずだ。『あの時ああすれば良かった、こうすれば良かった』『自分にもこんなことがあったなあ』ってね。だから『LOVE LIFE』のような作品は、僕らに人生というものを深く考える機会を与えてくれるのだと思う」
 
ピーターだけでなく出演者それぞれが、自身の経験・恋愛観を出し合い、演技に臨んだ。それだけお互いの距離はぐっと縮まった。「僕らはまるで家族のような気持ちになれた。撮影も最後になると、お互いをさらけ出していたから別れるのが寂しかったよ。こんな気持ちになれる作品はめったにないね」
 
視聴者にも同じ気持ちを抱いてもらえたなら。「LOVE LIFE」を終えた、それがピーターの願いだろう。
 
 
<「meaww.com」  6月10日>