宇宙空母ギャラクティカHD版

<HD版 スパドラ初放送>
12/6(土)6:30スタート!
【字幕版】毎週土曜8:00ほか
※第1話のみ2時間30分枠での放送

ニュース

イントロダクション

エミー賞2部門受賞!
「ナイトライダー」のグレン・A・ラーソンと「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のドナルド・P・ベリサリオがタッグを組み、さらに「スター・ウォーズ」のジョン・ダイクストラが加わった、今なお高い人気を誇る米TVドラマ界屈指のスペース・オペラ!
半世紀近くたっても全く古びることのないメカデザインや、当時の最高峰である精緻な特撮技術は必見! HD版にてスパドラ初放送!!


注)初回放送当時の情報となります

作品解説

1977年にアメリカで公開されその後世界中で大ヒットした映画『スター・ウォーズ』。そこから巻き起こった世界的SFブームの影響下にあって、TV向けに製作された本格的なスペース・オペラである本作「宇宙空母ギャラクティカ」は、1978年よりアメリカABCテレビで放映された。製作総指揮と脚本にTV「ナイトライダー」のグレン・A・ラーソン、プロデューサーに「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のドナルド・P・ベリサリオという米TVドラマ界の2大巨頭が名を連ね、TVドラマとしては破格の巨費を投じられた超大作で、今なお多くのファンから支持されている。ラーソンは本作に関し「人類のこの宇宙大脱出<エクソダス>は100万年先の話かもしれないし、あるいは初めてこの地球に住み着いた我々の祖先の冒険物語であるかもしれない。いや、もしかしたら今この瞬間、宇宙のどこかでこれと同じことが起こりつつあるかもしれないのだ」と言っている。
視覚効果を担当するのは、「スター・ウォーズ」』第1作を担当しアカデミー最優秀特殊効果賞を受賞したこの分野の第一人者ジョン・ダイクストラ(本作ではプロデューサーも務める)。全長2km近くもあるという設定の超巨大な宇宙空母ギャラクティカの威容や、そのカタパルトから射出されるヴァイパー戦闘機の発進シークエンスに代表される精緻なミニチュア特撮は、TVシリーズでありながら『スター・ウォーズ』にひけをとらない脅威の迫力で当時の視聴者を熱狂させた。



デザインワークも非常に秀逸で、特に光り輝く銀色の鎧に全身を包んだサイロン兵は、頭部の黒いスリットに赤く光る単眼(モノアイ)のデザインから、翌1979年より放送開始された日本のTVアニメ「機動戦士ガンダム」に影響を与えたのではないかとも言われる。音楽はスチュー・フィリップスが担当だが、壮大で印象的なタイトル曲のみ「ナイトライダー」同様製作総指揮のグレン・A・ラーソン自らが書き下ろした(スチュー・フィリップスと共同名義)。
出演は、本作が代表作となるリチャード・ハッチ、TV「特攻野郎Aチーム」フェイスマン役のダーク・ベネディクト、「ボナンザ」「ルーツ」のローン・グリーン、映画『ネバー・エンディング・ストーリー』のノア・ハサウェイ。またゲスト出演者も豪華で、映画『007/死ぬのは奴らだ』のボンドガール、ジェーン・シーモアや映画『真昼の決闘』のロイド・ブリッジス、TV「ナイトライダー」のエドワード・マルヘアー、そしてミュージカル映画の代表的俳優フレッド・アステアが出演する。
なお、本作はエミー賞において優秀個人業績賞(芸術技巧部門)と優秀衣装デザイン賞(シリーズ部門)の2部門を受賞している。



本作は、そのスケールの大きさ、精緻な特撮技術から、第1話を再編集した劇場版『宇宙空母ギャラクティカ』および、第10話・11話のペガサス登場編を中心に再編集された劇場版『宇宙空母ギャラクティカ サイロン・アタック』の、2作の劇場版が制作された。
1980年にはシリーズ続編となる「新宇宙空母ギャラクティカ」が制作、また、放送開始25周年にあたる2003年には、「バトルスター・ギャラクティカ」としてリ・イマジネーション(=再創造)され、批評家・視聴者ともに高い評価を受けて全4シーズン続く人気作となった。



ストーリー

「人類の起源は、はるか彼方の遠い宇宙で始まった――そう信じる者がいる。彼らこそエジプト人やトルテック族やマヤ族の先祖なのかもしれない。そして偉大なピラミッドやアトランティス文明を創造したとも考えられる。そして彼らは今でもはるか彼方の宇宙で生き残りをかけて戦っているのかもしれない」
はるか遠い銀河系で。12もの植民惑星で繁栄を謳歌していた人類は、機械人間サイロンとの長きに渡る戦争に終止符を打とうとしていた。サイロンという生物がはるか昔に作った機械人間は、産みの親であるサイロンが死滅した後も活動し、今ではその機械人間が「サイロン」と呼ばれているのだが、彼らサイロンの方から人類に対し休戦協定の申し出があったのだ。12惑星評議会の全代表、そして大統領を乗せた旗艦・宇宙空母“アトランティア”に率いられた艦隊は休戦会議場へ向かった。しかし、この休戦協定を仲介したバルターは、12惑星評議会のメンバーでありながら実は人類を支配しようという野心を持つ裏切り者であり、サイロンに味方し彼らの待ち伏せ計画を助けていたのだった。

サイロンの奇襲攻撃を受けた艦隊は、アダマ司令官率いる宇宙空母“ギャラクティカ”を除いて全滅、“アトランティア”も破壊され大統領が死亡してしまう。さらに12の植民惑星もサイロンの攻撃で壊滅的な打撃を受けた。かろうじて生き残った数少ない人類は、植民惑星を脱出し、ギャラクティカのもとでわずか220隻から成る艦隊を結成、サイロンの追撃を逃れる。
行くあてもなく憔悴する生存者達に、アダマ司令官がある秘密を明らかにする。古文書によると、正確な位置は分からないものの、はるか宇宙の彼方に「13番目の植民惑星」が存在するというのだ。その名は「地球」。彼らの生き残るための唯一の望みがこの星なのだ。かくして人類は、伝説の惑星「地球」を目指すこととなった。

しかしサイロンと裏切り者バルターが、人類を殲滅すべく様々な罠を仕掛け、追っ手を放ってくる。アダマの息子でパイロットのアポロ大尉は、無鉄砲で女たらしだがパイロットとしての腕前は抜群という同僚のスターバック中尉とともに、サイロンの攻撃から艦隊を、生き残った人類を守るべく、今日も戦闘機“ヴァイパー”で出撃するのだ!

各話あらすじ

放送時間

キャスト

アポロ大尉/Captain Apollo

ギャラクティカに搭載されているヴァイパー戦闘機のエースパイロット。ギャラクティカを指揮するアダマ艦長の息子でもある。

リチャード・ハッチ Richard Hatch

1945年5月21日カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。本作のアポロ役が代表作。2003年に放送された本作のリブート「バトルスター・ギャラクティカ」にもトム・ザレック役で出演、「宇宙空母ギャラクティカ」と「バトルスター・ギャラクティカ」両作に出演した唯一の俳優となったが、「新宇宙空母ギャラクティカ」には出演していない。その他TV「ハワイ5-O」「ダイナスティ」「ベイウォッチ」などにゲスト出演。2017年2月7日逝去。

スターバック中尉/Lieutenant Starbuck

アポロと並び腕の立つヴァイパー戦闘機のパイロット。アポロとは親友。

ダーク・ベネディクト Dirk Benedict

1945年3月1日モンタナ州生まれ。本作のスターバック役で好評を博した後、TV「特攻野郎Aチーム」フェイスマン役で人気を不動のものにする。『怪奇!吸血人間スネーク』『ブルー・トルネード』等、映画にも多数出演。本作の続編「新宇宙空母ギャラクティカ」にも同じスターバック役でゲスト出演した。

アダマ司令官/Adama

ギャラクティカ艦長にしてアポロ大尉の父。

ローン・グリーン Lorne Greene

1915年2月12日カナダ・オンタリオ州オタワ生まれ。TV「ボナンザ」にて主人公ベン・カートライト役を14年間にわたって演じ、人気を博する。本作の続編「新宇宙空母ギャラクティカ」にも同じアダマ司令官役でレギュラー出演。その他の出演作に、映画『大地震』TV「ルーツ」等。1987年9月11日逝去。

バルター/Count Baltar

人間でありながら、自らが支配者となるべくサイロンに人類を売り渡した裏切り者。

ジョン・コリコス John Colicos

1928年12月10日カナダ・オンタリオ州トロント生まれ。映画『チェンジリング』『郵便配達は二度ベルを鳴らす』などで有名。2000年3月6日逝去。

作品基本情報

原題:Battlestar Galactica
データ:1978~1979年/アメリカ/字幕/60分(第1話のみ150分)/全21話/HD作品
製作総指揮・脚本:グレン・A・ラーソン
プロデューサー/特殊視覚効果:ジョン・ダイクストラ
出演:リチャード・ハッチ、ダーク・ベネディクト、ローン・グリーン、ハーバート・ジェファーソン・Jr、マレン・ジェンセン、ジョン・コリコス、ノア・ハサウェイ、テリー・カーター