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海外ドラマ最新レポート Vol.765  「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」のダニエラ・ルーア、相棒エリック・クリスチャン・オルセンに感謝

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NCIS: LA 極秘潜入捜査班」のNCIS捜査官ケンジー・ブライを演じているダニエラ・ルーア。そのケンジーの相棒マーティ・ディークスは、エリック・クリスチャン・オルセンが演じている。ドラマ内では息の合った演技を見せるダニエラとエリック、実は役柄以上の関係であることは知られている。
というのも、ダニエラの夫デヴィッド・ポール・オルセンは、そのファミリーネームの通り、エリックの実兄。デヴィッドは、「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」でエリックのスタントダブルを務めた他、映画『ツイスターズ』や『ワン・バトル・アフター・アナザー』などにもスタントパフォーマーとして参加している。
ダニエラにとって、エリックは最も共演時間の長い出演者であり、義理の弟にもあたる存在。しかも、両オルセン家の子供たちも仲良しで、仕事を離れてもしょっちゅう顔を合わせる仲だとか。


さらに、ダニエラはエリックに対し、女優としても深い感謝の念を抱いているらしい。演技について、エリックからたくさんのことを教わったという。
「エリックからは、コメディのタイミングというものを教わりました。たとえば自分が何か表現したい感情があるとする。その表情にカメラがついてくるかが大事なのだと。自分からカメラの方向を向いて演技をするわけじゃないのです」(ダニエラ)
俳優がカメラを意識しながら演技をすれば、なんだかしらけてしまう。カメラマンもプロ。俳優がタイミングを合わせ、表情を作れば、そこにカメラはついてくるはず。タイミングが悪ければ、カメラはついてこない、せっかくの表情も台無しだ。
「エリックのような、自分よりずっと経験のある俳優の仕事を観察することは、演技の勉強になります。共演時間が長いため、彼からたくさん大切なことを学びました」
そもそもエリックと相性が悪ければ、その兄のデヴィッドとダニエラが交際、ましてや結婚をすることもなかっただろう。


最近は「NCIS ネイビー犯罪捜査班」「NCIS: ハワイ」などの「NCIS」シリーズ、「イコライザー」など数々のTVシリーズのエピソード監督も務めるダニエラ。尊敬するエリックから学んだタイミングなどの演技術は監督業にも生かされていることだろう。オルセン一族の絆は、一層深くなりそうだ。



<「hellomagazine.com」 2023年5月16日>