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海外ドラマ最新レポート Vol.727  「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」のルーシー・リュ―、続編の可能性は?

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シャーロック・ホームズ(ジョニー・リー・ミラー)が現代のNYに現れた。名探偵の相棒ワトソンを演じるのは女優のルーシー・リュー。そんな大胆なアレンジで話題となった米CBSの「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は、米で7シーズン続いた人気シリーズだ。
米エンタメサイトに取材を受けたルーシーが同シリーズの続編について語っている。
「あまり考えていません。ストーリーは完結したと考えているからです」
答えはきっぱり、クールなルーシーらしいといえば、ルーシーらしい。7シーズンを完全燃焼したから、思い残すことはない。
「『「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY』全7シーズンを見てくださったファンの方々には感謝しています。だけど、当時の記憶は少しぼんやりしています。TVというのは一度始めるとランニングマシンに乗っているようなもので、時間に追われていたのです」

余計な思い出を掘り返して、ファンの心をかき乱すつもりはない。けれどクリエーターのロバート・ドハティには今も感謝している。
「ドハティと一緒に仕事ができて嬉しかったです。彼は、私たちが演じたユニークなキャラクターを創り上げ、成長させ、時に変化も経験させてくれました」
ドハティが脚本家デビューした「スタートレック/ヴォイジャー」では、初めて女性艦長が登場した。女性人気キャラクター、セブン・オブ・ナインが生まれたのもこのシリーズ。以降も「ダーク・エンジェル」や「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」など、ドハティが手がけたシリーズには女性の活躍が目立つ。「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」でもその経験を生かし、ルーシーが演じたジョーン・ワトソンを主役のシャーロック・ホームズに負けない個性の強いキャラクターへと育て上げたのだろう。

そんなクリエーターへの敬意もあって、ルーシーはスピンオフの可能性もゼロではないと考えている。
「実現するかは分かりませんが、『ホームズ』のスピンオフの可能性が少しでもあれば嬉しいですね。(原作者)アーサー・コナン・ドイル卿のキャラクターたちは素晴らしくて、これからも彼の作品は生き続けるでしょう」
今後もホームズとワトソンは、さまざまな俳優たちに演じられることだろう。それでもなお「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は、ホームズ物の密かな名作シリーズとしてファンの心に残り続けるに違いない。


<「screenrant.com」 2月23日>