米ドラマシリーズ「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」「レバレッジ 詐欺師たちの償い」のクリスチャン・ケインが米誌のインタビューに答え、2008年から5シーズン続いた米のドラマシリーズ「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」、そして2021年からスタートした続編「レバレッジ 詐欺師たちの償い」についての思いを語っている。
長髪にマッチョ体型、個性派ぞろいのレバレッジ軍団の中でもひときわ目立つクリスチャン。演じるエリオットは、レバレッジ軍団の戦闘派だ。銃よりも肉弾戦を好む、エリオットの格闘シーンは「レバレッジ」シリーズの見どころの一つなのだ。
1972年生まれ、今年53歳のクリスチャン、アクションシーンは全て自分で演じている。
「誰も僕のために闘ってくれた人はいない。アクションシーンで代役を頼んだことは一度もないんだ」
さらに大半のスタントシーンは自ら振付ける。リアリティを大切に、かつ生身のアクションの危険を最小限にするため、絶対に譲れない決まりがある。
「撮影はいっぺんに終わらせる。時間は15分以内で」
テイクを重ねれば、怪我の可能性も増す。だらだらと冗長なアクションで視聴者を飽きさせるなんてもってのほか。長年のキャリアはダテじゃない。
「レバレッジ」シリーズのジーナ・ベルマン、ベス・リースグラフら共演者とは長い付き合いになった。
全ての始まり、「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」のパイロット版を見返して気付いたことがあるという。
「すごく不思議な気持ちになった。あの頃は誰もお互いを信じてなかった。ところが今、僕らの間には信頼しかない。そうじゃなかったら、こんなに続いてないだろう」
最初は敵にさえ思た共演者も、長い年月でお互いの存在を認められるようになった。「ここが僕らの生きる場所」とクリスチャンは「レバレッジ」に居心地の良ささえ感じている。
米では「レバレッジ 詐欺師たちの償い」シーズン3のスタートしたばかり。クリスチャンの居場所はまだしばらく変わることはないだろう。
<「slugmag.com」 4月18日>