「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」「レバレッジ 詐欺師たちの償い」のジーナ・ベルマンはニュージーランド生まれ、英国育ちの女優だ。英のシットコム「Coupling(原題)」で人気者となり、2008年から5シーズン続いた米のドラマシリーズ「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」で世界的なTVスターとなった。
2021年から始まっている「レバレッジ 詐欺師たちの償い」は、前作「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」の続編。前作終了から10年近くが経過してもなお、"詐欺師のソフィー"の魅力は変わらず、以前からのファンを喜ばせた。
そんなジーナのファンを驚かせるような告白が、SNSを通して行われた。自身の乳がんを明かしたのだ。
それは、ある人物の勇気ある発言に触発されたものだった。英キャサリン妃(ケイト・ミドルトン)のがん告白だ。2024年3月、キャサリン妃は、がんの治療中であるとビデオ映像で全世界に発表したのだ。
この一報にジーナは即反応。自身のSNSに「キャサリン妃は胸が苦しくなるような状況において、落ち着きと優雅さをもって発表されました。妃の治療が成功されますよう、そしてさらなる寛大な世界が広がることを願います」と投稿した。
英国で女優としての最初のキャリアを築いただけに、同国のキャサリン妃への親愛あふれるメッセージと思われた。しかし実はジーナも同じような経験をしていたことが続いて投稿されたメッセージで明らかになった。
「私自身、昨年の夏より乳がんの治療を受けています。今の今まで、私は皆さんに公表する勇気がありませんでした。8か月が過ぎた今、私はピンヒールを履いて、一日14時間の撮影に挑んでいます。治療は現在も続いていますが、トンネルの先には光が見えています」
突然の告白にファンは驚きつつも、温かいメッセージを送った。「あなたに一杯の愛を送ります」「がんに負けるな」という励ましや、「私もがんサバイバーです」などの共感の声も。
多くの反応にジーナは「皆さん、ありがとう。『レバレッジ』ワールドは優しさを包んだ小さな繭のようです」と、ファンに感謝の言葉。「レバレッジ 詐欺師たちの償い」で再びつながったファンとの交流に感激もひとしおだ。
キャサリン妃の告白は、ジーナを始め、多くの人々に対し勇気と励ましを与えたようだ。
<「tmz.com」 2024年3月24日>