「S.W.A.T.」でホンドー(シェマー・ムーア)の良き仲間ヴィクター・タンを演じているデヴィッド・リム。
カリフォルニア大学サンディエゴ校では電気工学を専攻していたという理系男子のデヴィッドが、妻のマルケタさんと一緒にビジネスを始めたと米エンタメサイトで明かしている。
そのビジネスとは、ジュエリー製作・販売を手がける会社Maya David(マヤ・デヴィッド)。取り扱うジュエリーは、全てデヴィッドとマルケタさんがデザインを手がけたオリジナルだという。
ではかつての理系男子で、今や「S.W.A.T.」のアクションスターがなぜ、ジュエリーに興味を持つようになったのだろうか?
「実は、1年半ほど前、自宅に空き巣が入ったのです。僕らが大切にしていたジュエリーが盗まれました。結婚指輪もですよ。今着けている指輪は、妻と結婚した時に着けていた指輪じゃないんです。たくさんの品々が盗まれ、僕らにとって心が張り裂けるような経験でした」
マルケタさんはモデル。美を引き立てるジュエリーを大切にしていたことだろう。デヴィッドとの思い出の品々も多く含まれていたはずだ。
しかし、不幸を嘆くばかりでいないのが、デヴィッドのたくましさ。
「マルケタと僕は、代わりのジュエリーを探すのではなく、自分たちでデザインして創り出すことに決めたのです。誰からも教わっていません。全部自己流です」
当時は俳優組合(SAG)のストライキの最中、撮影が止まり、時間にも余裕があった。ストライキが解消された今は、時間のやりくりが難しいものの「ジュエリー作りが大好きになった」とデヴィッド。マルケタさんと一緒に一年の勉強と準備期間を経て、Maya Davidのオンラインショップを開いたのだという。
「まだ立ち上げたばかりですが、ものすごく誇りに思っています。このビジネスがどう成長してゆくのか楽しみなんです。ジュエリーのほとんどは僕らの生き方を反映しています。たくさんの人たちに僕らの創造品を身に着けていただけることを願っています」
ジュエリーといえども、価格帯は100ドル後半から300ドル台がほとんど。日常使いできそうななお手頃価格だ。デヴィッドとマルケタさんの夢がつまったジュエリーの数々、一度オンラインショップ(https://shopmayadavid.com/)を覗いてみてはいかがだろう。
<「parade.com」 2024年12月6日>