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海外ドラマ最新レポート Vol.454  デヴィッド・ドゥカヴニー監督エピソード 「BONES ―骨は語る―」シーズン2第11話を見逃さないで!

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海外ドラマでは、しばしば有名なTVスターがエピソードの監督を務めることがある。 中でもよくあるのが、自身が出演するTVシリーズのエピソードを手がけること。「スーパーナチュラル」のジェンセン・アクレスや、「S.W.A.T.」のリナ・エスコ、アレックス・ラッセルらがその一例。「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」では主演の二人、ジョニー・リー・ミラーとルーシー・リューがそれぞれエピソードのメガホンをとっている。 気心の知れた自身の出演作から一歩飛び出して、他のTVシリーズのエピソードを手がける俳優も少なからずいる。
 
「X-ファイル」のデヴィッド・ドゥカヴニーは同シリーズを数エピソード監督し、当時の妻ティア・レオーニと共演した映画『最高のともだち』では、主演と監督を兼ねている。 TVシリーズ、映画と経験を積んだデヴィッドが次に手がけたのが、「BONES ―骨は語る―」シーズン2の第11話「過去からの告発」なのだ。 デヴィッドの監督ぶりについて、「BONES ―骨は語る―」で天才的な頭脳の持ち主ザック・アディー役を演じるエリック・ミレガンが、米エンタメサイトの取材に答えている。
 
「(デヴィッドは)僕にコミカルなことを要求しました。彼に『やってみろ』と言われて、僕がためらっていると『絶対おもしろくなるから、大丈夫』なんて励ましてくれるのです」 デヴィッドが「X-ファイル」で演じていたモルダーといえば、時折おとぼけジョークを飛ばし、生真面目なスカリー(ジリアン・アンダーソン)をあきれさせていた。デヴィッドとユーモアは切っても切り離せない関係。「BONES ―骨は語る―」では、その大切な“おとぼけ”をエリックに任せたというわけだ。
 
そして、エリックが忘れられないのは、チューバッカの鳴き真似をしたシーンだとか。エリックに目をつけていたデヴィッドは、どこからか情報を入手していたらしい。 「スタジオの中で、僕はチューバッカの物真似ができることで有名でした。(デヴィッドは)それを知っていたのでしょうね、シーン終わりにその鳴き声を入れてみろと言い出したのです」 チューバッカは、『スターウォーズ』シリーズの人気キャラクター。熊のように毛むくじゃらで獣のような低い鳴き声が特徴だ。
 
しかし、エリックの答えは「ノー」。あくまでも仲間内の軽いノリの物真似だ。TVカメラの前で披露するなんて恥ずかしい。それでもデヴィッド監督は粘り強かった。エリックの“おとぼけ”な性格を見抜き、恥ずかしさもどこかへ取り去ってしまったのだ。 「シーンの終わりにチューバッカの声を加えました。でもオンエアで採用されたかは分かりません」とエリック。 チューバッカの声が聞こえるかは、エピソードを見てのお楽しみ。聞こえなかったとしても、(ここがそのシーンかな?)そんな想像を巡らせてみてはいかが?
 
 
<「looper.com」  6月25日>