バトルスター・ギャラクティカ: インタビュー

人類の存亡をかけたエクソダス=大脱出が今始まる!
壮大なスケールと最新VFXでおくる大人気サバイバル・アクション

インタビュー

シャロン役 グレイス・パーク

Q 日本に来るのは今回が初めて?

グレイス:日本へ来るのは今回が2度目。1度目は2年前で、韓国旅行の帰りに来たの。でも日本をちゃんと観光するのはこれが初めて。

Q 日本で行ってみたいところは?

グレイス:京都に行きたいわ。原宿の方にも行ってみたい。あとは、渋谷で買い物ね。それに相撲も見てみたい。それが日本でしたいことね。

Q 日本の印象は?

グレイス:今のところ、空港からここの場所までしか見てないんだけど…とてもキレイだと思うわ。何もかもキレイ。(撮影をしている)バンクーバーも比較的キレイだけど、日本は屋外が屋内ぐらいキレイ。

Q ギャラクティカに出演してから何か変わりましたか?

グレイス:そうね、「バトルスター」のおかげで色々変わったわね。いろんなテレビの仕事の機会をもらえるようになったし。このドラマに出てここ数年ですごく成長したわ。キャラクターや、共演者たちを通して成長できたの。それに、この業界の華やかな部分も経験したけど、まだ分からない事もたくさんある。だから自分自身でも色々経験する必要があるって学んだ。すごく素晴らしい仕事だし、さまざまな演技の技術を学んだり、それに私自身のことももっと知ることができた。すごくいい経験だと思うわ。

Q 道を歩いていて人に気付かれたりしますか?

グレイス:そうね、今年になって気付かれることが増えたわ。前はそうでもなかったけどね―数回かな、1年で1、2回くらい。それが突然1週間に1回になったの。すごく増えたわ。

Q ドラマが世界中で人気が出た理由は何だと思いますか?

グレイス:「バトルスター・ギャラクティカ」はたくさんの、世界中の誰にでも共通する人間のテーマが込められているからだと思う。人間がもがいたり、衝突したりっていう。それに愛や、絶望、希望を持ち戦うことを表現してる。それに何かを探しているの。帰る場所を探すとか、そういう外見的なこともそうだし、もちろん心の中でも何かを探してる。それに映像もすごく美しくて、激しいところも、アクションも、それにストーリー、演技や脚本、様々なものが素晴らしい。それに全員が一生懸命にベストを尽くしてるわ。それが伝わると思う。

Q 人間そっくりのサイロンの役を演じていらっしゃいますよね。外見だけだと人間との違いが分からないですが、演じる上でその違いは意識されましたか?

グレイス:シャロンを演じ始めたばかりの頃は、ミニシリーズの監督マイケル・ライマーからすごく熱心に指導されたわ。「演じてるのは人間だから」って。彼女がロボットだということはまだ誰も知らないわけだから、ロボットみたいに動いたり話したりはできないでしょ。だから監督もそこを明確にしたかったんだと思う。でもストーリーが進むにつれて、ちょっと混乱するようになった。「ロボットだから疲れることはないよ」って言われれば、気をつけようって思う。でも別の時に「人間よりもっと人間らしく」って言われたりするの。人間なんだけど、ちょっと範囲が広くて、ロボット的で人間らしくない部分がある。でももう一方では、すごく感情的で繊細な所もある。いわゆる人間、という枠より広くなってるの。何ていうか、みんな試行錯誤よ。ライターさんたちも監督もね。

Q 劇中では複数のシャロン役で登場していますが、演じ分けることは難しかったですか?混乱してしまうことはありましたか?

グレイス:最初の頃はそれほど混乱することはなかった。片方はいつももう片方のシャロンになろうと、振りをしてた。いつでも頭で理解してやってたからあまり難しくはなかった。ただ彼女は周りの人をだましてただけ。でもそのあとの話で、2人の登場シーンが同時進行するようになってから・・・そこら辺から少し混乱するようになった。一番混乱したのは、シャロンがギャラクティカに来た時ね。1人がギャラクティカにいて、1人が惑星にいて、っていうのはすごく簡単だった。でももう1人も乗っちゃったら、たとえもう1人が死んでたとしても、みんな全員頭がこんがらがってしまった。今演じてる役が今まで会ったことがない役だ、ってことを忘れちゃうの。人との結びつきがたくさん描かれていて、日々の交流がシーンを作り上げてた。だからみんな、私が演じてる役が、新しい役なんだっていうことを認識できなくて。すごく混乱したわ。

Q 他の出演者も混乱しませんでしたか?

グレイス:ええ。全員混乱してたわ。だからそれぞれのストーリーを書き出して、頭を整理したりした。

Q アクションや銃撃シーンを演じるためにブートキャンプに参加したそうですが、いかがでしたか?

グレイス:シリーズが始まる前にブートキャンプに参加したの。すごく楽しかった。新しいドラマが始まるってワクワクした俳優が集って、その時はまだ「序章」しかできてなかったから。それで皆でスクールバスに乗っていったの。バッグを持って降りると、黒ずくめで真剣な顔をした人が3人いて立ってるの。それまで俳優さん皆笑ったり冗談言ったりしてたのに、急に静かになったわ。みんなちょっとだけ、動揺した。不安に感じた人もいたと思う。縦一列で歩かされて、すごく変な気分だった。さっきまで皆で冗談を言い合ってたのに、自動的に役に入り込んだ感じだった。服の着方を教わって、軍隊用みたいな食事が用意されてたわ。それで様々なエクササイズを森のなかでやったの。別称(名前)で呼び合ったりしたわ。すごくいい経験をしたわ。ケイティ・サッコフと同じ部屋だったんだけど、ベッドが2つあったのね。小さいのと大きいの。私が大きいほうのベッドに飛び乗ったら、私の方が年下なんだからだめって言われて。だから彼女が大きいベッドになった、年上だからね。すごくいい経験だった。短時間で自分たちのキャラクターについてもたくさん、知ることができたし。

Q そのブートキャンプの期間はどのくらいだったんですか?

グレイス:2,3日ね。もっと長く感じたけど。

Q シーズン1、シーズン2の中の自分が出演したシーンの中で、一番印象にのこっているシーンやエピソードはありますか?

グレイス:いくつか印象に残ってるシーンはあるけど、これっていう1つを選ぶなら、ブーマーがアダマ艦長を撃つシーンかな。撃ったのは私だけど、テレビで見ててカウチから落っこちたもの。すごく上手に編集されてたから。それともう1つ選ぶなら、ペガサスが見つかった時、シャロンが拷問されるちょっと重いシーンね。私達は「拷問シーン」って呼んでる。ペガサスっていう別の空母も生き残っていたことが分かるの。でもそれだけじゃなくて、エピソードが進むにつれ、ペガサスがギャラクティカとは違うことが分かってくる。彼らには彼らのルールがあって、違うやり方があるの。キャラクターたちに起きる出来事が、見る人には怖いと感じるかもしれない。

Q シーズン3の見どころは?

グレイス:シーズン2のラストでは、ニューカプリカにいた。でもその時点で、サイロンが向かってきていた。シーズン3では、人間とサイロンがどのようにしてニューカプリカでやっていくのかが描かれえる。上手くいくのか?上手くいかないとしたら、誰が生き残るのか?これからもずっと惑星にいるのか?とか、そういうことが分かる。それに、それぞれのキャラクターに何が起こるのか、惑星の生活でお互いの関係において変化があるかも見どころね。

Q 最新作の「バトルスター・ギャラクティカ THE PLAN」について教えてください。

グレイス:「バトルスター・ギャラクティカ THE PLAN」は数ヶ月前、最後に撮影した作品で、エドワード・オルモスが監督をつとめたの。多分2,3ヶ月後にアメリカで公開になると思う。このTVムービーはドラマの続きになっているわけじゃなくて、「バトルスター・ギャラクティカ」の世界の中で起こっている出来事をまた別の観点から見ることができるようになってるわ。
「PLAN」って言うくらいだから、視聴者の人たちも理解してると思うけど、「They have a plan」っていうのがあるの。だから、このタイトルを見たときに、これが、あの「PLAN」ね!?って思ったわ。ずっと話に出てきてたものね、って感じだった。だからやっとプランの意味が分かるわ。

Q 好きな食べ物は?

グレイス:カルビね。韓国の焼肉の。もし1つだけって言われたらね。あ、あとフォアグラも好き。

Q 嫌いな食べ物は?

グレイス:うーん、コリアンダーが苦手。サルサとか、メキシコ料理によく入ってるハーブ。あとは何に入ってるかな?とにかく、食べると気持ち悪くなるの。

Q 休日の過ごし方は?

グレイス:そうね、寝るわ。もっとちゃんとした生活をしようって想像するのは好きなんだけど、実行できないの。

Q 知っている日本語はある?

グレイス:えっと、ちょっとだけなら。「ありがとうございます」とか。今のでいいのかしら?「The Cleaner」(日本未公開)っていうドラマの撮影でいくつか覚えたんだけど、もう忘れちゃったみたい。あとは「もしもし」とか。そのぐらいかな。

Q 女優以外の仕事につくとしたら?

グレイス:デザインの仕事をしていたかもしれない。インテリアデザインとか建築士とか。それか、料理学校に通っていたかも。それかジプシーになってたかしら。多分それね。

Q 最も大切にしているものは何ですか?

グレイス:まだ小さかった頃、大切にしてたものがあるわ、父親からもらったぬいぐるみとか。私が本当にこのくらいの背だったころにね。そういうものってずっと覚えてるものよね。あと、両親と、人との繋がりね。

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