ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.810  「フェリシティの青春」のケリー・ラッセルは心配性で恥ずかしがり屋

FEL_Y1_GAL-1C_L_fc671cf5869b540c936956c8d048d6d0056eecee.jpg
フェリシティの青春」「ジ・アメリカンズ」「ザ・ディプロマット」と、3本の人気TV(配信)シリーズの主演女優ケリー・ラッセルは、意外にも心配性で恥ずかしがり屋なのだという。米誌のインタビューに答え、「フェリシティの青春」時代の思い出についても語っている。


「人に見られるのが嫌いなの」とケリー。"人に見られる仕事=女優"でありながら、性格はその職業とはかけ離れているらしい。
「一週間で2つの写真撮影があったのだけど、最悪な気分だったわ。やってられなくて、ビールを飲みながら臨んだくらい。なんていうか、(皆が私を見ている、悪夢だわ)って思っちゃうの」
撮影の度にお酒を飲むなんて、ケリーはなんらかの病気なのではないかと心配してしまうが、「フェリシティの青春」では、案外気楽にカメラの前に立つことができたという。
「私のような緊張しやすい演者にとって、『フェリシティの青春』は贈り物のような作品だったわ」
「フェリシティの青春」は、ごく普通の大学生フェリシティ・ポーターとその仲間たちの青春ストーリー。舞台こそ大都会のNYだが、登場する誰もが等身大。それが「フェリシティの青春」なるTVシリーズの魅力であり、新しさでもあった。
「(フェリシティ役は)大きめのゆったりしたセーターを着て、メイクもほとんど無しで良かったの。だから時々ゲスト出演でやって来る女の子たちが、綺麗なドレスを着ていたりすると、それだけで彼女たちの緊張が伝わった。美しくしているって大変なのよ。だらっとしたスウェットスーツでスニーカーでいる方がずっと気持ちが楽だもの」
もちろん、ケリーが日曜のお父さんのような普段着ばかり好むというわけではない。
「私だって女性らしく綺麗でいたいのよ。着飾るのは大好きだし、必要ならば、化粧だって嫌じゃない」


とはいえ、フェリシティ・ポーターを演じる上で、もし着飾ることを要求される役だったらかなりの重荷となっていたのかもしれない。
「外見だけで判断してほしくなかった。その深みに陥っている女の子たちがいるのも知っていたから。大きめのセーターを着た女の子を演じられたのはラッキーだった、知性や個性で(視聴者に)フェリシティという女の子を知ってもらえたもの。それに着飾らなかった分、ストレスも少なかったのよ」
実は「フェリシティの青春」のクリエーターの一人、J・J・エイブラムスは、フェリシティ役のキャスティングに当たり、オーディションにやって来たケリーを見て驚いたという。エイブラムスら製作陣がイメージしていた"フェリシティ"は地味でおとなしい女の子。一方のケリーは、あまりにも美しくキラキラ輝いていたからだ。ケリーが、大人たちの第一印象を良い意味で裏切り、フェリシティ役を勝ち取ったのは実力の他ならない。


心配性だって、恥ずかしがり屋だって、ひとたびカメラの前に立てば、オンオフ・スイッチを自在に操れるのがケリーの強み。「フェリシティの青春」から24年。ケリーは今の米TV界で間違いなくトップクラスのスター女優と言えるだろう。



<「variety.com」 2024年10月16日>