「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」「LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班」でNY市警のエリオット・ステイブラー刑事を演じているクリストファー・メローニ。筋トレ好きで知られるクリストファー、体はゴリゴリのマッチョに鍛えられても子を思う親心は鍛えられないという話。

 

米NBC朝のTV情報番組に出演したクリストファーは、息子のダンテ君(19歳)が大学進学のため家を出たと明かした。娘のソフィアさん(22歳)はすでに独立。家にはクリストファーと妻のシャーマン・ウィリアムズさんのみの生活が再び始まったという。

シーンとした家の中。我が子の存在感はこんなに大きかったのか。子が進学や就職などで家を出た親が経験する空の巣症候群だ。

「いつかは経験することだとは分かっている。いいことなんだ。だけど家に帰るとね、なんだか廊下にぴゅっと風が吹き抜けるような気がするんだ」と苦笑い。

西部劇で広い大通りを丸まった枯れ草が風に吹かれて転がるーそんな空虚な光景が頭に浮かぶらしい。

想像力強すぎ? いや、これでも控えめな表現だ。「心の中が空っぽになっちゃったんだ。辛いよ。今、それに打ち勝とうと頑張っている。現実は厳しいね」とクリストファーは子供たちの巣立った寂しさと必死に戦っているのだ。

 

それでも悪いことばかりではない。妻との仲が再び接近しているのだ。

「内緒だけどね、ある意味、毎晩がデートの夜になりうるんだ。僕らはちょっとずつ近くなってる。ちょっとずつそばを歩くようになったり、ゆっくり歩くようになったり」

そのシャーマンさんとは結婚28年目。ベテラン夫婦がかすがいとなっていた子供の独立で再び距離を近づけている。

「結婚生活が長くなればなるほど、どの夫婦も経験することを全部くぐり抜けるだろう。結婚生活を続けたいのであれば、なぜ自分が相手を愛したのか、なぜ惹かれたのか、そこを再確認しないと。もしそれが出来れば、夫婦の仲はより強くなるものさ」

 

両親の愛を深める姿に、ソフィアさん、ダンテ君も喜んでいるはず。そして家族の絆もより強くなっているに違いない。

 

 

＜「today.com」　9月6日＞