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海外ドラマ最新レポート Vol.247  第二のクリス・タッカー?! 「MACGYVER/マクガイバー」のジャスティン・ハイアーズに注目

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MACGYVER/マクガイバー」のムードメーカーといえば、陽気なキャラのボーザー。早口でジョークを飛ばすボーザー役のジャスティン・ハイアーズについては、海外ドラマファンの中にはなじみがないという人も少なくないかもしれない。
 
実はこのジャスティン、俳優、コメディアン、Youtuberとマルチな顔を持つ有望株なのだ。フロリダ州生まれのジャスティンは大学を卒業後、俳優を目指し、ハリウッドへ。スタンダップコメディアンとして舞台に立ちながら、Youtuberとして活動。200万再生を超える動画も生み出した。
 
下積み時代についてジャスティンは「本当は俳優になりたかったんだ。だからロサンゼルスにやって来たわけだし。だけど、僕の尊敬するコメディ俳優は皆スタンダップコメディアンとしてキャリアを始めていたから、僕もその通りやってみた。エディ・マーフィーやマーティン・ローレンスに憧れているんだよ」
 
マルチな才能はやがて業界の知るところとなる。コメディ番組へのゲスト出演を経て、いきなり手にしたTVシリーズへのレギュラー出演が「ラッシュアワー」。映画『ラッシュアワー』のTV版リメイクで、ジャスティンはジェームズ・カーター刑事役を手に入れた。映画でクリス・タッカーが演じた主役である。
 
「ラッシュアワー」は惜しくも1シーズンで打ち切りとなってしまったが、休む暇なく「MACGYVER/マクガイバー」出演が決まった。「ラッシュアワー」ではTVスターとしての仕事の仕方を学んだという。
 
「『ラッシュアワー』では一日13~15時間働いた。そこで俳優として成長させてもらったよ。現場で気が付いたのだけど、大げさに演技をする必要はないんだね。もう少しニュアンスを持って演じるべきなんだと。現場にいるだけで成長できたし、周りで何が起こっているか目を向けることも大切だと知ったよ」
 
Youtubeでのジャスティンは、仲間内でジョークを飛ばしたり、ラップを披露したりとコメディアン・モード全開。けれど俳優になりたいというだけあって、演技に対してはいたって真面目。まだまだ学びの時であると自覚しているのだ。そんな俳優ジャスティンが、これから演技の道を目指す若者にアドバイスを与えている。
 
「僕なら演技のクラスで勉強しておくだろう。君に本気で仕事を頼みたいという人がいるならば、きっと(SNSで)どれだけ反響を得ているかチェックするはずだからね」
 
Youtuberとして活躍し、SNSの大切さを知るジャスティンならではのアドバイス。しっかりとした演技力をつけておけば、チョイ役だとしてもSNSでの反響を得ることができるかもしれないというのだ。時代を、周囲を読む力を身に着けたジャスティン。変化に敏感にハリウッドを生き抜くつもりだ。
 
 
<「rollingout.com」   3月22日>