ファイナル・シーズンでは、新しく3人のキャスト(アンナ、アニー、ニコ)が、20分隊の新しい仲間として加わった。彼らのおかげでチームに若いエネルギーが注がれたんだ。シェマーと僕でよく「2017年や2018年(作品がスタートした時)の自分たちもあんな感じだったな」と話していたけど、彼らはとにかく情熱的で、毎日撮影現場に来るのを楽しんでいるね。
「S.W.A.T.」の撮影は体力的にも精神的にもハードですが、彼らは自分たちのシーンが終わった後も現場に残っていて、「なんでまだいるの?」と聞くと「ただ居たいから」と笑って答えるんだ。そういう人柄も素晴らしいし、キャラクターとしてもシリーズに新しい方向性をもたらしてくれた。まさにファイナル・シーズンを象徴する存在だと思うよ。
この作品のアクションスタントに向けた体力作りは、本当にどれだけやっても足りないくらい。例えば、この前もハムストリング(太ももの裏の筋肉)を痛めてしまったんだ。
年齢や作品の性質もあるけれど、これまでにも何度も様々な戦闘シーンをこなしてきたね。今シーズンも大きな戦闘シーンがあって、スタントの二人と一緒に練習したよ。戦いの動きを見ながら学んで、自分の体でそれを再現していく感じだね。そのシーンはシーズン中盤のエピソードで、とても楽しかった。かなり激しい戦いだったので、一瞬「もうダメかも」と思うこともあったけれども、なんとか乗り切ったよ。
この作品の思い出は、本当に数え切れないくらいあるけれど、パイロット版の撮影のときに「これは長く続くかもしれないな」と思った瞬間は、決して忘れられないね。それから数年後、シェマーと過酷な撮影について話していたときのことも印象的だった。ちょっと愚痴を言い合ったりしていたんだけど、その時に「子どもの頃、裏庭や森で友達と一緒に遊んでいたあの感覚を、僕たちは今、仕事としてやってるんだな」と思ったんだ。シェマーもにっこり笑って、「そうだな」と言ってくれた。ああ、まさにその通りだ、と。そういう瞬間の思い出が、頭に浮かんでくるね。終わりに近づく今でもふと蘇るんだ。本当にたくさんの思い出があるけれど、その瞬間は特に心に残っているよ。
これまでに「S.W.A.T.」で3話を監督する機会をもらったんだ。最初にそのチャンスを与えてくれたことには、心から感謝しているよ。でも、一方で自分の力を証明しなければならなくて、もしうまくいっていなかったら、現場へ戻るのも気まずかっただろうね(笑)。でも幸いすべてうまくいき、本当に楽しい経験になったよ。だから、最初にチャンスをくれたことには本当に感謝しているね。
僕らは初日からすごく意気投合して、すぐに仲良くなったんだ。最初の訓練を一緒に受けたときも、もうすぐに息が合って。撮影時は隣同士のトレーラーで何年も過ごしていて、朝は一緒にコーヒーを飲んだり、朝食を取ったりしながら仕事を始めていたんだ。
何年もの間に、ディーコンとホンドーが二人だけで動く小さなエピソードもいくつかあったよ。ファイナル・シーズンでも1つあったんだ。それはファイナル・シーズンの終盤のエピソードだったので、帰宅する途中「これが最後のホンドーとディーコンのストーリーラインかもしれないな」と彼にメッセージを送ったんだ。シーズン1でも同じようなシーンがあって、僕ら二人だけで森の中に閉じ込められ、傭兵に追いかけられるという状況を4〜5日間乗り切ったことがあった。その後、チームが助けに来てくれたんだけど、そのときも「みんなが来てくれた!」って感じだったよ。
二人だけでシーンを作り上げて、ショットを工夫していろんな角度から撮影したりしてベストな演出を探すのが本当に楽しかったんだ。まさに僕たちのバディコップ的な友情だね。長い間続いているし、これからもずっと残る関係だと思うよ。こういう経験を一緒にできたことは、本当に特別だったね。
シェマーについてはみんなよく知っていると思うけど、彼は僕がこれまで出会った中で最も寛大な人の一人。本当にそうなんだ。時には少しやりすぎなくらいで、「大丈夫、みんなを助ける必要はないよ」と本人が言うこともあるんだけど、とにかく本当に心の広い人だよ。
少し前に、NBAのレジェンド、ラリー・バードとマジック・ジョンソンが共に成長していく過程や、互いへの尊敬が描かれているドキュメンタリーを見たんだ。バードの視点から見ると二人はお互いにぶつかることも多かったんだけど、最終的には互いに深いリスペクトを持ち合っていた。他の人は彼のことを"マジック"と呼んでいるにも関わらず、バードは本名の"アーヴィン"と呼んでいたんだ。
それを見ながら僕は、自分とシェマーとの関係はそれに少し似ているなと思ったよ。周りから見れば彼はシェマーだけど、僕にとってはただのシェマーではなく、とても特別な存在。本当に長い間、素晴らしい時間を一緒に過ごしてきましたし、この関係はこれからもずっと続くと思っているよ。
本当に「S.W.A.T.」のファンのみなさんには感謝しかないよ。僕はこれまで他の作品にも出演してきたけれど、こんな経験は初めてで、本当に驚かされたね。みなさんの熱意や、応援してくれる気持ちには心から感動しているよ。 僕たちはいつも、みなさんの声を聞いているんだ。応援してくれる声も、時には意見やアドバイスも、全部見ている。良いことも悪いことも、こうしたらもっと良くなるという提案も含めて、すべてね。それだけ時間を割いて僕たちの作品を見てくれることが、どれほどありがたいか。本当に、僕たちはみなさんのためにやっているんだ。だから心から感謝しているよ。
8シーズンも続けられたのは、みなさんのおかげ。長年支えてくれたのは間違いなくみなさんです。改めて、ありがとう。心から感謝しているよ。