アガサ・クリスティーの代表作である「名探偵ポワロ」シリーズ、アガサ・クリスティー社公認の39年ぶり新作を執筆したことでも注目された英国のミステリー作家で、詩人としても活躍しているソフィー・ハンナの人気ミステリー小説を、あの「ダウントン・アビー」などを手がける英地上波放送局ITVが完全映像化。英国の郊外で発見された母娘の遺体を巡り、捜査にあたる地元警察の女性巡査部長チャーリーと、巡査サイモンが互いに衝突しながらも、複雑に歪んだ事件の真相を突き詰めていくミステリードラマ。
女性巡査部長役には、数々の映画への出演歴を誇るイギリス人女優で、映画『シックス・センス』、「ドールハウス」などアメリカ作品への出演も多いオリヴィア・ウィリアムズ。巡査のサイモン役には、映画『四角い恋愛関係』『ワールズ・エンド　酔っぱらいが世界を救う！』ほか、英国ドラマ「パパはスパイ」シリーズでのティム役として知られるダーレン・ボイドが扮している。

本作は、2011年に製作された「ケース・センシティブ 静かなる殺人： 歪んだ愛（前後編）」と、2012年製作の「ケース・センシティブ 静かなる殺人： 不協和音(前後編）」から成る全4話のミステリー・シリーズだ。
「歪んだ愛」には「SHERLOCK／シャーロック」レストレード警部役でおなじみルパート・グレイヴス、「セルフリッジ 英国百貨店」のトム・グッドマン＝ヒルとエイミー・ベス・ヘイズらが出演。続く「不協和音」には「ダウントン・アビー」や『ダイバージェント』で一躍人気俳優となったテオ・ジェームズ、「ストライクバック：極秘ミッション」のエヴァ・バーシッスルなど、イギリスで活躍する人気俳優が出演している。
チャーリーとサイモンが属する警察はロンドンから離れた郊外にある設定で、町並みや小学校、家の中の様子など、派手さはないものの、非常にリアルに表現されている。また「不協和音」での捜査はロンドンまで及び、ちょっとした観光スポットも楽しむことができ、イギリスらしさを堪能できる作品となっている。