
2017年から米CBSで8シーズン続いた人気シリーズ「S.W.A.T.」は、今年5月をもって米国での放送を終了した。「S.W.A.T.」のスピリッツは、新スピンオフシリーズ「S.W.A.T. Exiles」に引き継がれることになる。
待望のスピンオフが一歩前進だ。「S.W.A.T.」から主演をそのまま引き継ぐダニエル・"ホンドー"・ハレルソン役のシェマー・ムーア以外、出演者が決まっていなかったスピンオフのレギュラー陣がついに発表されたのだ。
新たにスピンオフに名を連ねるのは、ルーシー・バレット(「チャームド」)、アダン・ブラッドレイ(映画『タロット 死を告げるカード』)、ザイラ・グレツキ(「ラ・ブレア」)、フレディ・ミジャレス(「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」)、そしてローネン・ルビンスタイン(「9-1-1: LONE STAR(原題)」)といった、いずれもハリウッド期待の若手俳優たち。
「S.W.A.T. Exiles」では、S.W.A.T.第一線を退いたホンドーが、経験の浅い新人候補生で構成するS.W.A.T.実験部隊の指揮を任される。世代間の溝、個性のぶつかり合いなどの試練を乗り越え、ホンドーは彼らを一人前のS.W.A.T.へと成長させることができるのか。スピンオフは、ホンド―の元、若い候補生たちの成長物語ともいえる。
若手たちとの共演に、シェマーは自身のSNSで「(彼らと)一緒に仕事するのが待ちきれない。(視聴者たちを)再創造された『S.W.A.T.』の世界に連れて行くよ!」と大興奮のコメント、新しい仲間たちをもろ手を挙げて歓迎した。
ホンド―がS.W.A.T.本隊を離れたことから、「S.W.A.T.」のオリジナルメンバーたちのレギュラー入りは難しくなったものの、「S.W.A.T. Exiles」第一話には懐かしい名前も。頼りになるS.W.A.T.隊員デヴィッド・"ディーコン"・ケイを演じたジェイ・ハリントン、そしてホンド―らの上官、ロバート・ヒックス役のパトリック・セント・エスプリが共にゲスト出演するという。展開次第では、今後、他のオリジナルメンバーのゲスト出演も十分考えられそうだ。
「S.W.A.T. Exiles」は全10話製作で、早ければ9月下旬にも撮影がスタートする。ブリトニー・スピアーズや「glee/グリー」のコンサート映画『glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー』など音楽関係の映像でも有名なケヴィン・タンチャローエンが第一話の監督を務めるという。
<「variety.com」 9月9日>