ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.711  元IT企業副社長が「NCIS ネイビー犯罪捜査班」にコネ出演!?

NCIS s1 logo positive (1).jpg
米TVドラマシリーズの中でもトップクラスの視聴者数を誇る「NCIS ネイビー犯罪捜査班」は、有名になりたい若手俳優にとって憧れの番組の一つ。どんな端役とて、オーディションとなれば、大勢の俳優が集まるに違いない。そんな中、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」にゲスト出演したある女優は、見事にコネで(?)そのチャンスをつかんだという。



その女優とはガブリエラ・ピアッツァ。まだ目立った活躍はないものの、これまで「ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~」「ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ」など人気シリーズにも出演、地道にキャリアを積んでいる。
しかし、ガブリエラは普通の女優ではなかった。実は、本格的に女優の道に入る以前は、ITスタートアップ企業の副社長を務めていたのだ。
その道を突き進めば、豊かな生活が待っていたかもしれない。しかし、ガブリエラは内からこみあげてくる情熱を抑えることができなかった。
「映画やTVで演技する上で私が愛してやまないのは、自分の力を最大限に使えば、私の声が届けられること、そして皆さんの感情を揺り動かせることです」(ガブリエラ)
ビジネスでもまれたおかげで人生経験は豊富。だからガブリエラは演技のさらなる可能性を信じている。
「ストーリーを通し、いろいろな人たちを救えるかもしれません。助けを必要としている誰かを描く、そんなストーリーを綴りたい」(ガブリエラ)



世界のどこかには助けが必要なのに、声を上げることさえ出来ない人たちがいる。彼らの声をストーリーで伝えたい。その思いがガブリエラを女優の道へ進ませたという。
夢をまい進するガブリエラには、ラッキーな出会いがあった。「NCIS ネイビー犯罪捜査班」製作総指揮の一人、スコット・ウィリアムズと知己を得たのだ。
ガブリエラとウィリアムズは共に、ニューヨーク州立大学コートランド校出身。卒業の年はずいぶんと離れているものの、大学や業界の話で意気投合したのだとか。
ガブリエラの情熱はウィリアムズを動かした。脚本家でもあるウィリアムズが「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のエピソードを書いているうちに、そのキャラクターの一人がガブリエラにぴったりだと思うようになったという。



ウィリアムズは、ガブリエラをオーディションに呼んだ。いくら製作総指揮だとはいえ、一人でキャスティングを決めるわけにはいかないのだ。
「オーディションはZoomで行い、彼女にはNYから台詞を読んでもらいました。一堂驚きましたね」(ウィリアムズ)
ガブリエラのオーディションは、監督、その他プロデューサー6人をうならせるに十分だったとか。ウィリアムズの読み通り、ガブリエラが役を手にした。
ガブリエラが演じたのは、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」シーズン21第10話に登場するモリー・マッキン役。製作総指揮者(ウィリアムズ)の友人というコネは強力かもしれないが、TVカメラの前で騙しは効かない。チャンスをつかんだ元副社長女優ガブリエラ・ピアッツァ、その演技をぜひ「NCIS ネイビー犯罪捜査班」で確認したいものだ。




<「www2.cortland.edu」 2024年5月2日>