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海外ドラマ最新レポート Vol.333 「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル」のシモーヌ・ミシック、自身の成功は最愛の夫のおかげ

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米CBS、話題の法廷ドラマシリーズ「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル 」に主演する女優のシモーヌ・ミシックが米誌のインタビューに答え、最愛の夫へ感謝の言葉を語っている。
 
シモーヌと夫ドリアン・ミシックが結婚したのは2012年。まだシモーヌが何者でもない時だ。「私が彼に出会った頃、私はもうLAに5年も住んでいたわ」 「LAに住む」=ハリウッドで本格的に女優を目指すという意味。シモーヌは大学卒業後、英国に渡り、ブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーで演技を学んだ。地元ミシガンに戻ってからも舞台経験を積み、満を持してLAにやってきた。しかし、立派な経歴だけで役が取れるほどハリウッドは甘くない。
 
「その5年もの間、私はウエイトレスをして働いていたの。コマーシャルにちょこっと出たり、オーディションを受けたり。だけどなんにもならなかった」
 
強い信念を持って、LAに出てきたものの、日々はつらかった。そんな時、ついつい出る愚痴を受け止めてくれたのがドリアンだったのだ。「彼はいつもこう言ってくれた、オーディションでは『いつも僕らがリビングルームで練習している通りにやればいいんだ』と。とにかく一つの仕事をつかめば、そこから上手くいくはずだって励ましてくれていたの」
 
リビングルームでの特訓の成果は最高の形で現われた。ネットフリックスのマーベル・シリーズ「ルーク・ケイジ」で女性スーパーヒーロー、ミスティ・ナイト役に選ばれたのだ。スーパーヒーローを好演したシモーヌは一躍スターの仲間入り。「Marvel ザ・ディフェンダーズ」「アイアン・フィスト」でも同役を演じている。何よりドリアンの「一つの仕事をつかめば」というアドバイスは当たっていた。続く「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル 」でついに主演の座をつかんだからだ。
 
シモーヌは「彼だけが私の支えでした」と何度も折れそうになった自分を励ましてくれたドリアンに感謝。女優としての成功を夫のおかげだと語っている。「何が素晴らしいかって、彼が私と同じ仕事についていること。私がどんな気持ちでいるか、手に取るように分かってくれるんですから」
 
俳優としてはずっと長いキャリアと実績を持つドリアン。だからこそ、シモーヌの才能も見抜いていただろうし、あとちょっとの運で成功できると分かっていたのだろう。ドリアンは「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル 」にも2度にわたりゲスト出演している。夫婦でつかんだ成功。これから何度の共演を果たすのだろうか。
 
 
<「nypost.com」   2019年10月5日>