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海外ドラマ最新レポート Vol.312  「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のメイエム・ビアリック、「私とジムがうまくやれた理由」

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全12シーズンの放送をもって終了した「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」。スタジオに観客を招き、複数のカメラで撮影が行われるマルチ・カメラ方式では歴代最長の記録を持つロングラン・シットコムだ。しかも「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は12シーズンの間、メインキャストのうち一人も降板者を出していない。画面のムード同様、キャストたちの関係も良好だったことが伺える。
 
それぞれのキャストが活発に新しい仕事に取り組む現在、エイミー役のメイエム・ビアリックは、自身が主演するシットコム「Call Me Kat」で、ジム・パーソンズと再びタッグを組んでいる。「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」では恋人役でもあった“シェルドン”は、「Call Me Kat」の製作総指揮の一人なのだ。メイエムが「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」シーズン3にゲスト出演してから、すでに10年以上が経つから、ジムとは長い付き合いだ。二人の関係について、メイエムが米エンタメ誌の取材に答えている。
 
「ジムと私は撮影でたくさんの素敵なシーンを共有したわ。私たちがうまくやれたのは、俳優としてだけでなく、おそらく一緒に番組を作り上げているという気持ちが強かったからなのよ。仕事仲間として過度に感情的にならないようにしていたの、それが良かったんだと思う」
 
良く言えばプロフェッショナル、悪く言えばドライ。しかし、その割り切りは長年プロの俳優として活躍してきた二人なりの、番組を長続きさせるための思いやりでもあったのだ。「私たちが演じる上でもそれが正解だったろうし、おかげでこの役に10年間も付き合うことができたのよ」
 
プロとして接していた二人だが、それでも最終回の撮影では感情的になったとか。「私たちは決して過度に感情をあらわにするカップルじゃなかったけれど、最後のシーンの撮影は気持ちがこみ上げたわ。とてもとても感情的になって、これが最後の撮影なんだと視聴者にも感じてもらうには、どんなふうに演じたらいいのか考えていた」
 
超人気シットコムの終了はジムの辞意が左右したと言われるが、メイエムの考えは少し違っている。「私たち(キャスト)皆の心の中に、そろそろ次の仕事を考える時期に来たという気持ちがあったのよ」冷静に状況を見極めるその姿勢、役を離れてもメイエムとジムは気の合う仲間同士のようだ。
 
 
<「usmagazine.com」   4月28日>