NUMBERS 天才数学者の事件ファイルシーズン1

<スパドラ! イッキ見>
【二カ国語版】
第1話~4話:5/18(土)15:00
第5話~13話:5/25(土)10:00
【字幕版】
第1話~4話:5/18(土)25:00
第5話~13話:5/25(土)20:00
 
 

 

ニュース

イントロダクション

リドリー・スコット&トニー・スコット兄弟が手がける、兄弟のストーリー!
数学という新しい切り口で挑む犯罪捜査の数々。
「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」がスーパー!ドラマTVに初登場!

シーズン1 見どころ

リドリー・スコット&トニー・スコット兄弟が手がける、兄弟のストーリー!

本作の製作総指揮を務めるのはリドリー・スコット&トニー・スコット兄弟。犯罪捜査と数学というテーマをベースに、兄弟のストーリーというサブテーマも持ち合わせている本作を、スコット兄弟が作り上げたというのは面白いアプローチだ。スコット兄弟は長年パートナーとして一緒に仕事をしてきた間柄で、リドリー・スコット曰く、兄弟というものは喧嘩をするのが普通なのに、仕事のパートナーとして長年居続けられたことは素晴らしいことだと語っている。彼自身もなぜだか分からないが、2人が争うことはあまりなかったのだと言う。
2003年にイギリス女王からナイト爵に叙せられたリドリー・スコット卿。世にその名を知らしめている、もっとも影響力ある映画監督の1人だ。そして、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」はそんな彼が初めて本格的に進出したテレビシリーズである。BBCでセット・デザイナーとしてキャリアをスタートさせたリドリー・スコット。優秀だった彼は1年も経たないうちに監督チームに昇進。BBCを退社後、1968年に弟トニー・スコットとともにCM製作会社RSAを設立し、2,000本以上のCMを監督した。その後、1977年に『デュエリスト/決闘者』で映画監督デビューを果たし、2作目の『エイリアン』が世界的大ヒットを記録。『ブレードランナー』、『テルマ & ルイーズ』と快進撃が続き、『テルマ & ルイーズ』ではアカデミー賞監督賞にノミネートされた。1995年には弟トニー・スコットとともに映画・テレビ製作会社Scott Freeを設立。これまでに実に多くの作品を手がけ、『グラディエーター』、『ブラックホーク・ダウン』では再度アカデミー賞監督賞にノミネート、『オデッセイ』ではアカデミー賞作品賞にノミネートされている。テレビシリーズを手がけるのは本作が初めてのリドリー・スコットだが、ある意味原点回帰であると語っている。なぜなら、彼のキャリアはBBCで始まったからだ。2時間前後の映画に対し、何時間、何十時間も続くテレビシリーズは、キャラクターやストーリーを真の意味で発展させることができるという点で魅力的だとも語るリドリー・スコット。本作の後も、「グッド・ワイフ」、「高い城の男」、「The Good Fight/ザ・グッド・ファイト」、「TABOO」など多くのテレビシリーズを手がけている。
一方のトニー・スコットは、兄リドリー・スコットとともに設立したCM製作会社RSAと映画・テレビ製作会社Scott Freeでのキャリアは上述の通りだが、映画監督デビューは1983年の『ハンガー』。その後、1986年の『トップガン』が大ヒットし、人気監督の仲間入りを果たした。『トゥルー・ロマンス』、『ザ・ファン』、『ドミノ』、『アンストッパブル』など監督作品多数、また、本作と「グッド・ワイフ」などテレビシリーズも手がけたが、2012年に飛び降り自殺を図り、帰らぬ人となってしまった。

数学という新しい切り口が特徴のクライムシリーズ!

本作で企画・製作総指揮を務めるのはニコラス・ファラッチ&シェリル・ヒュートン夫妻。脚本執筆パートナーでもある2人が初めて手がけたテレビシリーズが、「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」だ。数学という斬新な切り口が視聴者の興味をそそると同時に、数学は難しいというイメージも付き纏いがちだ。彼らはいかにして、数学という難しいテーマにも関わらず視聴者を繋ぎ止めることができたのか? ニコラス・ファラッチは、視聴者がペンとノートを片手にテレビ画面の前でロジックを理解しようと必死になるだろうとは、そもそも考えていなかったと言う。数学者たちの魅力は、彼らが数学を通して世界を見て、数学を通して世界の動きを解明していることにあり、数学者たちの周りで世界がどのように動いているかを知ることに、人々は興味と関心を持つと考えたそうだ。よって、数学がどのように関わっているかを、もっともベーシックな形で表現するように努力したと語る。シェリル・ヒュートンも、物事の見方には常に簡単な方法が存在すると同意する。アインシュタインとファインマンの「自分自身が仕組みを理解できていれば、道で出くわした最初の人にだってそれを説明することが可能だ」という言葉が役に立ったそうだ。
それでは、実際に犯罪捜査で数学が用いられることがあるのだろうか? ニコラス・ファラッチとシェリル・ヒュートンは、もちろんと回答する。プロファイリングはすべてが数学だし、予測解析もすべてが数学だそうだ。数学は現代の犯罪捜査において最先端と位置付けられており、ニューヨークやボストンで用いられている犯罪統計方法論も参考にしているそうだ。本作で参考にした事件の多くが実際に数学者たちの力を借りており、本作のために話を聞いた数学者たちの多くが自身を刑事として捉えていたと言う。彼らは物事のベーシックを突きつめ、科学的方法論とロジックを用いるシャーロック・ホームズのごとく問題を解決していくのだ。
そして、本作のタイトルで気になるのが、NUMB3RSのEが3に置き換わっていること。なんとも編集者泣かせのタイトルだが、これは数学者たちやコンピューター・ガイたちが使う“1337 Speak”(=リート語)から来ているとのこと。母音を文字や数字に置き換える方法で、ハッカーたちが内密に会話するのにも使われているそうだ。本作を通して、数学を人々に分かりやすく伝えたニコラス・ファラッチとシェリル・ヒュートン。2006年、2人は「公共の科学理解のためのカール・セーガン賞」を受賞した。

ストーリー

「数学、それは日常の中にある。天気予報。時間を決める。お金のやり取り。数学は単なる方程式ではない。ロジックであり理性的な思考。数学を使えばどんな謎も解決できる」――オープニング・ナレーションより

「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」は、FBI特別捜査官である兄が天才数学者の弟をリクルートし、ロサンゼルスで起こる数々の厄介な犯罪を共に解決していく、新しい切り口のドラマ。実際に起きた出来事からインスパイアを受け、犯罪捜査と数学の交流が、犯罪がもたらす複雑な疑問にいかにして予想外の新事実と答えを提供することができるかを描いたシリーズだ。

ロサンゼルスで起こった連続レイプ殺人事件を捜査するFBI特別捜査官のドン・エプス。相棒の女性FBI捜査官テリー・レイクや新人FBI捜査官デビッド・シンクレアと共に犯人逮捕を目指すものの、捜査は行き詰まってしまう。そんな中、新たな被害者が現れ、犯人逮捕は一刻を争っていた。帰宅したドンに、天才数学者である弟のチャーリー・エプスが、これまでの犯行現場の履歴に数学的方程式を適用することによって犯人の活動拠点を突き止めることができると提案する。そして、ドンはチャーリーの助けを借りることに……。

そんなドンとチャーリーの姿を見た父のアラン・エプスは、2人の協力関係を嬉しく思いながらも、彼らが持ち合わせるライバル心がいつかトラブルを引き起こすのではないかと心配する。また、チャーリーの大学の同僚である物理学者のラリー・フラインハートも、事件に執着するチャーリーに洞察を提供しながらも、FBIビジネスに現を抜かしていないで研究に専念するよう助言。一方、チャーリーの教え子であるアミタ・ラマヌジャンは、助手としてチャーリーの捜査をサポートする。

熱心なFBI特別捜査官のドンと、幼い頃から兄を感心させたいと必死の天才数学者の弟チャーリー。2人の兄弟は、難解な刑事事件に独特の視点で挑む。経験豊かな捜査官ドンが動かぬ事実と証拠にフォーカスするのに対し、南カリフォルニア工科大学の数学の教授チャーリーは数学的確率と方程式の世界で考える。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ドン・エプス/Don Eppes (声:内田直哉)

経験豊富で熱心なFBI特別捜査官。局が抱える難解な事件の解決を手助けしてもらうため、天才数学者の弟チャーリーをリクルートする。私生活を犠牲にするほど任務に完全に没頭している。

ロブ・モロー Rob Morrow

1962年9月21日、米ニューヨーク州生まれ。ロシア系ユダヤ人の祖先を持つ。1990年代のヒットテレビシリーズ「たどりつけばアラスカ」で、アラスカにやってきたNY出身の青年医師ジョエル・フライシュマンを好演し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞に3度、エミー賞主演男優賞に2度ノミネートされる。その他のテレビ出演は、米ケーブル局TNTのテレビ映画「リンカーン暗殺の日」での主演や、CBS Hallmarkミニシリーズ「ERICH SEGAL'S ONLY LOVE エリック・シーガルズ・オンリー・ラブ」でのマリサ・トメイとの共演など多数。映画では、ロバート・レッドフォード監督のアカデミー賞ノミネート映画『クイズ・ショウ』での主演が有名。監督業もこなしており、「OZ/オズ」や「NCIS:ニューオーリンズ」などのテレビシリーズだけでなく、インディー映画『Maze(原題)』では監督・製作・脚本・主演を務め、各地の映画祭で受賞を果たした。

チャーリー・エプス/Charlie Eppes (声:咲野俊介)

若くして南カリフォルニア工科大学の数学の教授を務める、天才数学者。FBI特別捜査官の兄ドンが厄介な犯罪を解決するのを、数学の力を用いて手助けする。幼い頃から兄を感心させたいと必死。人間に対しては警戒しているが、物には夢中。

デビッド・クラムホルツ David Krumholtz

1978年5月15日、米ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ生まれ。ポーランド系ユダヤ人とハンガリー系ユダヤ人の祖先を持つ。映画の出演歴は、盲目レイ・チャールズの波乱の生涯を綴ったアカデミー賞受賞映画『Ray/レイ』や、アンソニー・ホプキンスとデミ・ムーア主演のロバート・F・ケネディ暗殺を振り返った映画『ボビー』など。テレビでは、「ER 緊急救命室」、「DEUCE/ポルノストリート in NY」、「プロット・アゲンスト・アメリカ」などへのゲスト出演多数。また、テレビ映画「ビッグ・ショット」での演技は批評家たちからの称賛を多く受けた。

アラン・エプス/Alan Eppes (声:長克巳)

息子ドンとチャーリーを誇りに思っている父。競い合ってきた2人の息子が協力しているのを見て、嬉しく思っている。アラン自身は引退しているが、息子たちの私生活やキャリアに口を出すのに忙しくしている。

ジャド・ハーシュ Judd Hirsch

1935年3月15日、米ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス生まれ。ドイツ系ユダヤ人、オランダ系ユダヤ人、ロシア系ユダヤ人の祖先を持つ。大学で工学と建築を学んだ後、アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツやHBスタジオで演技を学んだ。数々の出演歴の中で一番有名なのは、評価の高いクラシックテレビコメディーシリーズ「Taxi(原題)」でのAlex Rieger役だろう。エミー賞主演男優賞を2度受賞、3度ノミネート、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞に5度ノミネートされる快挙を成し遂げた。その他にも、ヒットコメディーシリーズ「Dear John(原題)」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を1度受賞、1度ノミネートされた。映画でも、ロバート・レッドフォード監督デビュー映画『普通の人々』でバーガー医師を演じ、アカデミー賞助演男優賞とゴールデン・グローブ賞助演男優賞にそれぞれノミネートされ、さらには、舞台でもトニー賞主演男優賞を複数回にわたって受賞、ノミネートされるなど、華々しい経歴の持ち主。

デビッド・シンクレア/David Sinclair (声:竹田雅則)

ドンの元にやってきた新人FBI捜査官。FBIが抱える手強くて危険な事件の数々に放り込まれ、現場で素早く学んでいる。ブロンクス育ちで、素晴らしい視点とサバイバルスキルの持ち主。

アリミ・バラード Alimi Ballard

1977年10月17日、米ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス生まれ。テレビシリーズデビューは、デイタイムドラマ「Loving(原題)」でのFrankie Hubbard役。その後、長寿コメディーシリーズ「サブリナ」でクイズマスターを、カルトヒットシリーズ「ダーク・エンジェル」でハーバル・ソートを演じ、ゲスト出演も「NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署」、「CSI 科学捜査班」、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」など多数。映画では、『ディープ・インパクト』、『ザ・ダイバー』、『ワイルド・スピード MEGA MAX』などに出演している。

アミタ・ラマヌジャン/Amita Ramanjuan (声:大坂史子)

チャーリーの教え子である元大学院生。助手としてチャーリーの捜査をサポートし、事件を新しい観点から見る手助けをすることも多々。チャーリーとはお互いに好意を抱いているが、なかなか発展しない。

ナヴィ・ラワット Navi Rawat

1977年6月5日、米カリフォルニア州マリブ生まれ。ドイツ系と東インド系の祖先を持つ。著名人を多く輩出するニューヨーク大学芸術学部(Tisch School of the Arts)卒業。ジェニファー・コネリーとベン・キングズレー主演の批評家称賛のヒューマンドラマ映画『砂と霧の家』でベン・キングズレーの娘役を演じ、また、ベン・アフレックとマット・デイモン主催の新人発掘脚本コンテスト“プロジェクト・グリーンライト”から誕生したホラー映画『The FEAST/ザ・フィースト』でヒロインを演じた経歴を持つ。テレビでは、「The OC」のテレサ・ディアス役が有名。

ラリー・フラインハート/Larry Fleinhardt (声:石丸博也)

チャーリーの友人であり、大学の同僚でもある物理学者。FBIビジネスに現を抜かしていないで研究に専念するよう、チャーリーに助言している。物理学者としては優秀だが、人付き合いは苦手。

ピーター・マクニコル Peter MacNicol

1954年4月10日、米テキサス州ダラス生まれ。ミネソタ大学卒業。アクション・アドベンチャー・ファンタジー映画『ドラゴンスレイヤー』の主役でスクリーンデビューを果たす。その後、高評価を受けた『ソフィーの選択』でメリル・ストリープやケヴィン・クラインと共演し、『ゴーストバスターズ2』、『ハウスシッター/結婚願望』、『レスリー・ニールセンの ドラキュラ』、『ビーン』などで印象的な演技を披露してきた。テレビでは、ノーマン・リアのポリティカル・シットコム「The Powers That Be(原題)」や、メディカルドラマ「シカゴホープ」でのアラン・バーチ役を経て、スマッシュヒットシリーズ「アリー・myラブ」で変わり者の弁護士ジョン・ケイジを好演。エミー賞助演男優賞を1度受賞し、2度ノミネートされた。また、いくつかのエピソードで監督と脚本も務めた。最近では、「Veep/ヴィープ」に出演し、エミー賞ゲスト男優賞にノミネートされている。その他「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル」にも出演。

テリー・レイク/Terry Lake (声:勝生真沙子)

ドンの相棒を務める、美人でクールなFBI捜査官。ドンの新たな一面に気づき始めているが、自身の中で膨らみつつあるドンへの魅力は隠している。

サブリナ・ロイド Sabrina Lloyd

1970年11月20日、米ヴァージニア州生まれ。映画『からみつく愛欲の罠』でスクリーンデビューを果たし、『パパと呼ばれて大迷惑!?』ではパトリック・スウェイジやハル・ベリーと共演。その後、ヒットSFテレビシリーズ「タイム・スライダーズ」に3シーズンにわたって出演し、アーロン・ソーキンによる批評家称賛のテレビシリーズ「Sports Night(原題)」での演技は広く知られている。本作に出演後、コロンビア大学に通うため、しばらく演技の仕事からは遠ざかっていた。

作品基本情報

原題:NUMB3RS Season 1
データ:今回シーズン1・2005年/アメリカ/二カ国語/60分/今回シーズン1全13話/HD作品
製作総指揮:リドリー・スコット、トニー・スコット、ニコラス・ファラッチ、シェリル・ヒュートン
出演:ロブ・モロー、デヴィッド・クラムホルツ、ジャド・ハーシュ、アリミ・バラード、 ナヴィ・ラワット
日本語吹き替え:内田直哉、咲野俊介、長克己、勝生真沙子、竹田雅則、大坂史子、石丸博也