ストーリー


アメリカ合衆国大統領の一般教書演説を控えた1月20日、住宅都市開発長官のトム・カークマンは、国際民間航空機関大使に任命され、事実上、内閣での職を解雇されたうえ、有事に備えて一般教書演説に欠席する指定生存者に選出される。その夜、カークマンは指定生存者用の内密にされた場所で妻のアレックスと共に一般教書演説の中継放送を見るが、突然、その映像が絶たれてしまう。ただならぬ事態を察したカークマンが窓から外を見ると、演説会場だった議事堂が大きな炎に包まれていた。
何者かが議事堂に爆弾を仕掛け、合衆国のトップリーダーたちのほとんどが犠牲者となった結果、カークマンは急遽、大統領に任命される。大統領の首席補佐官代理、アーロン・ショアにエスコートされて危機管理センターに移動したカークマンは、そこで自身の首席補佐官エミリー・ローズとも落ち合うが、急展開する事態に圧倒されてトイレで吐いてしまう。その場に居あわせたスピーチライターのセス・ライトは、相手が本人とは知らずにカークマンの悪口を言うが、カークマンはそれに構わず彼に演説の執筆を依頼する。司令室に戻ったカークマンは、イランが挑発的な軍事行為を見せ始めたというニュースを聴き、それに応戦すべきだと促す将軍に向かって、外交手段で解決すべきだと主張して将軍と対立する。
その頃、FBIエージェントのハンナ・ウェルズは、愛人関係にあった上院議員がテロ事件に巻き込まれたことを知り、議事堂の現場を訪れる。ジハード狂信者の仕業のように見せかけた犯行だと見抜いたウェルズは、同僚の捜査担当者に捜査に参加させて欲しいと頼み込む……。