LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班シーズン8

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イントロダクション

犯罪捜査ドラマの最高峰「LAW & ORDER」のスピンオフ第2弾!
逮捕と自白に焦点を当て、巧みな心理戦によって難事件を次々と解決する頭脳派ドラマ! ジェフ・ゴールドブラム演じる刑事ニコルズが新たに捜査班に加わる、人気シリーズのシーズン8をチャンネル初放送!!

作品解説

米NBCネットワークで、1990年から全20シーズンにわたって放送されたクライム・サスペンスの金字塔「LAW & ORDER」。米国内だけで4つのスピンオフ番組を生んだ気鋭のクリエーター、ディック・ウルフが手がけるフランチャイズにおいて、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」に続き、2001年に誕生した2つ目のスピンオフが「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」だ。ニューヨーク市警(NYPD)本部の重要事件捜査班(MCS)に配属となった天才刑事ロバート・ゴーレンを中心に、相棒アレクサンドラ・エイムズ刑事らの活躍を描いた本格派の犯罪捜査ドラマである。

本作が本家「LAW & ORDER」やその他のスピンオフ・シリーズと大きく異なるのは、類まれなる知性と鋭い洞察力、巧みな話術を駆使して、容疑者の逮捕から動機の解明にも重きを置く心理戦に優れたゴーレン刑事の捜査にフォーカスしている点だ。極めて個性的ながら地に足のついた“リアルな天才刑事”を体現するのは、映画『メン・イン・ブラック』ほか映画や舞台、TVと幅広く活躍する演技派ヴィンセント・ドノフリオ。アメリカでは放送開始直後から、ドノフリオの出色の役作りが高く評価され、視聴者は瞬く間にゴーレンに夢中になると同時に、舞台で確固たるキャリアを誇るキャスリン・アーブ演じる相棒の女性刑事エイムズとのコンビネーションも魅力的で、すぐに本家をしのぐほどの視聴者数を誇る人気シリーズへと成長。番組はメインキャストを追加、交代しながら2011年のシーズン10まで放送されるロングランを記録した(シーズン7からはUSAネットワークで放送)。シーズン5からは、本家「LAW & ORDER」でクリス・ノースが演じたマイク・ローガン刑事が本格的に登場するほか、今作からは映画『ジュラシック・パーク』のジェフ・ゴールドブラムがメインキャストとなるなど、ビッグネームのレギュラー&ゲスト出演も見逃せない。

他のシリーズとは一味違う「犯罪心理捜査班」の特徴
「ニューヨークには、凶悪犯罪と心理戦で闘う刑事たちがいる」というナレーションから始まる「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」は、本家「LAW & ORDER」とテーマ曲など共通点は多く他のシリーズと世界観を共有しているが、シリーズの中では異なる点が目立つ。例えば、ニューヨーク市警察(NYPD)の27分署を舞台にしている本家「LAW & ORDER」は、刑事たちが聞き込みや地道な捜査の積み重ねで犯人にたどり着くという王道の刑事ドラマであるのに対し、本作はNYPD本部に凶悪な事件を担当するべく組織された重要事件捜査班(Major Case Squad=通称MCS)の物語。つまり、ゴーレンほかの刑事たちは選ばれたエリートなのだ。

「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」もスペシャルチームの活躍を描いているが、こちらは扱う事件の性質上、同じ刑事仲間から異質な目で見られるなど差別されている部分があるのに対して、ゴーレンらはスマートな印象。扱う事件も本家のようにストリートに根付いた地域密着型というよりは、マンハッタンの権力者や富裕層など特権階級が絡んだものが多く、そうした人々のエゴや虚栄心、またはその周囲にむらがる人々が抱く劣等意識や逆恨みなど、動機や真相は往々にして人間の複雑な深層心理が絡んでくる。そのため、事件解決のためには関係者の心理を読み、外堀からじわじわと固めていって、最終的には容疑者から自白を引き出すというのが本作の基本的なフォーマットで、ゴーレンが持つ犯罪プロファイリングの卓越した能力が発揮される展開となっている。しばしばエピソードの最初の方で犯人の目星はつくが、自白または真犯人に至るまでの過程と、犯人の真の動機を解明するところまできっちりと描かれるため、ラストまで視聴者を引きつける本格ミステリーの要素は他のシリーズより強いとも言える。

注)初回放送当時の情報となります

シーズン8 見どころ

ジェフ・ゴールドブラム演じる新キャラクター、ザック・ニコルズ登場!捜査班に新たなメンバーが加わり、2組の刑事コンビが難事件を解決!

シーズン8では、辞職したマイク・ローガン刑事(クリス・ノース)に代わり、ザック・ニコルズ刑事(ジェフ・ゴールドブラム)が、新たに重要事件捜査班(Major Case Squad)に加わる。『ジュラシック・パーク』『インデペンデンス・デイ』のジェフ・ゴールドブラムが演じるザック・ニコルズは、ダニー・ロス警部の元相棒という過去を持つ、洞察力が鋭く非常に優秀な刑事。ゴーレンとは対照的にフレンドリーでユーモア溢れるキャラクター性も垣間見え、文字通り、重要事件捜査班に新風を吹き込むキャラクターで瞬く間にファンの人気を獲得したという。前シーズン同様、ゴーレンとエイムズ、ニコルズとメーガン・ウィーラー刑事(ジュリアンヌ・ニコルソン)、この2組の刑事コンビが、1話おきに登場し、難事件の解決をしていく。

シーズン8も豪華ゲストが続々登場!

シーズン8にも様々なエピソードで見応えある俳優たちが登場する。後に「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」でバーバ検事補を演じることになるラウル・エスパーザ(第10話)をはじめ、「ブラッドライン」などTVシリーズでも知られるノーバート・レオ・バッツ(第4話)、「SMASH/スマッシュ」のウィル・チェイス(第11話)など、今でこそテレビ・映画に多く出演するようになった、ニューヨーク・ブロードウェイで活躍する著名な舞台俳優が続々登場。そのほか英米両国で活躍する名女優リン・レッドグレーヴ(第7話)、「THE KILLING ~闇に眠る美少女」のミレイユ・イーノス(第3話)、「コバート・アフェア」のパイパー・ペラーボ(第7話)、「ザ・ホワイトハウス」ドナ役でおなじみジャネル・モロニー(第5話)、「ER 緊急救命室」ドゥベンコ役や「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー シーズン3」出演のリーランド・オーサー(同じく第5話)、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「ニュースルーム」のデヴィッド・ハーバー(第8話)など、味のある役者が続々登場する。

ストーリー

「ニューヨークには、凶悪犯罪者と心理戦で闘う刑事たちがいる。犯罪心理捜査班だ」――オープニングナレーションより。

ニューヨーク市警(NYPD)本部の重要事件捜査班(Major Case Squad=通称MCS)、そこに所属する天才刑事ロバート・ゴーレンを中心に、相棒アレクサンドラ・“アレックス”・エイムズ刑事、洞察力が鋭く非常に優秀な捜査官であるザック・ニコルズ刑事、彼らを率いるダニー・ロス警部らの活躍を描いた本格派の犯罪捜査ドラマが、「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」である。

収賄疑惑で世間を騒がせていた市会議員のニール・ヘイズ=フィッツジェラルド。スキャンダルネタでニールを揺すり大金を手にしていたのは、ニールの継娘ステイシーの恋人リック・シーバートだった。ある日、リックとステイシーのところに訪ねてきた何者かがリックを射殺、ステイシーも被弾するが、リックの死体の下に隠れていたため助かった。

リックのパソコンにニールのメールが保存されていたことから、リックはハッキングして盗んだメールをネタに大金を搾り取っていたことが判明。さらに、ワインの銘柄について書かれただけのメールを、リックがわざわざファイルに隠していたことから、彼がニールに関するもっと重大な秘密を握っていると推測されるが……。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ロバート・ゴーレン/Robert Goren

陸軍犯罪捜査局を除隊後、ニューヨーク市警察(NYPD)の麻薬課に4年間勤務。その後、NYPD本部の重要事件捜査班(MCS)に配属となる。相棒エイムズとの信頼関係は厚い。類稀なる知性と経験、鋭い洞察力を持つ天才肌で、犯罪者の心理を読み解く犯罪プロファイリングの能力に長けている。容疑者を確保した後、そこからどう自白させるか、真犯人にたどり着くか、本当の動機を導き出すかといった心理戦、巧みな話術で真相を引き出していく。淡々とした態度で捜査を行うが、犯人に同情することもあれば、身勝手な犯人の言い分に怒りの感情をあらわにすることも。

ヴィンセント・ドノフリオ Vincent D'Onofrio

1959年6月30日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。NYのアクターズ・スタジオ出身の演技力抜群の個性派俳優で、「ザ・シークレット・ハンター」にゲスト出演、『ベビーシッター・アドベンチャー』などに出演。その後、スタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』に出演し注目を浴びる。その後、『大脱出』『スティーラーズ』『ジャッジ 裁かれる判事』『ジュラシック・ワールド』のほか、「オズの魔法使い」を題材にした米NBCのドラマ「Emerald City(原題)」ではオズ役で、Netflixでドラマ化されたマーベルコミックス「デアデビル」では、悪役キングピン役で出演している。2017年全米公開予定のリメイク版『荒野の七人』にも出演。

アレクサンドラ・“アレックス”・エイムズ/Alexandra Eames

ゴーレンの良き理解者であり、頼れる相棒。ニューヨーク市警察(NYPD)の風紀取締特別班に4年間勤務した後、NYPD本部の重要事件捜査班に配属された。非常に優秀で芯が強い女性。しばしば常人離れしたひらめきや捜査法をとるゴーレンに驚くこともあるが、お互いに強い信頼関係にある。とりわけ実務能力に長け効率的に捜査を進める役割を果たすと同時に、ゴーレンの推理を実証するべく一芝居打つことも。 捜査には冷静な態度で臨み、情に流されそうになるゴーレンに歯止めをかけることもある。

キャスリン・アーブ Kathryn Erbe

1965年7月5日、米マサチューセッツ州ニュートン生まれ。ニューヨーク大学在学中に「Chicken Soup(原題)」にレギュラー出演後は、「OZ/オズ」でシャーリー・ベリンジャーを演じたり、『エコーズ』でケヴィン・ベーコンと共演したりとキャリアを積む。「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班 シーズン14」では、同作のアレクサンドラ・エイムズ刑事役としてゲスト出演している。現在、2児の母である。

ザック・ニコルズ/Zach Nichols

洞察力が鋭く非常に優秀な刑事。ロス警部の元相棒だったが、アメリカ同時多発テロ事件をきっかけに2001年より休職。7年間の休職を経て刑事に復帰し、ウィーラーのパートナーとなる。ともに精神科医である両親からの強い希望に反抗して医大を中退、警官の道に進んだという。

ジェフ・ゴールドブラム Jeff Goldblum

1952年10月22日、米ペンシルヴェニア州生まれ。17歳でニューヨークへ移り、舞台役者としてキャリアをスタート。『狼よさらば』でスクリーンデビューを果たし、その後、『ザ・フライ』、『ジュラシック・パーク』、『インデペンデンス・デイ』、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』などの映画に多数出演。ジャズバンド“The Mildred Snitzer Orchestra”を結成し、ピーター・ウェラーと共に演奏活動をしている。

メーガン・ウィーラー/Megan Wheeler

NYPDで3年間の特別潜入捜査を経て、恩師であるダニー・ロスと共に重要事件捜査班に配属される。相棒ローガンとは捜査の方法も性格も異なるが、クセの強いローガンの扱いも上手く、良好な関係を築く。しかし、相棒ローガンと検事総長候補テリ・ドライバー の対立の巻き添えになる形で、婚約者レジャーの不正資金洗浄が発覚。レジャーは逮捕され、ウィーラーは内部監査の捜査対象になってしまう。レジャーとの関係は終わっているのだが……。

ジュリアンヌ・ニコルソン Julianne Nicholson

1971年7月1日、米マサチューセッツ州生まれ。映画『ラブレター/誰かが私に恋してる?』で注目されて以来、映画、TV、舞台で活躍するベテラン女優。主な出演作は『愛についてのキンゼイ・レポート』、『8月の家族たち』、『ブラック・スキャンダル』。そのほか、テレビシリーズでは個性的なキャラクターを演じることが多く、「マスターズ・オブ・セックス」、「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」、「アリーmyラブ」など人気作に出演している。

ダニー・ロス/Danny Ross

国際的なマネーロンダリングの合同捜査を成功させ、ディーキンスの後を引き継ぎ、重要事件捜査班を指揮することに。現場主義で、自ら捜査現場にも向かい、時には尋問に参加することも。規則厳守が基本方針であることから、ゴーレンの型破りな手法に手を焼く。新メンバーとして捜査に加わるニコルズとは元相棒。

エリック・ボゴシアン Eric Bogosian

1953年4月24日、米マサチューセッツ州生まれ。1980年代よりニューヨークのオフブロードウェイで一人芝居の上演を開始。自ら書き下ろして主演した『トーク・レディオ』は後に映画化され、ベルリン国際映画祭の独創性貢献賞を受賞。ウディ・アレン、ロバート・アルトマン、アトム・エゴヤンなど有名監督の映画作品に多数出演しているほか、『沈黙シリーズ第3弾/暴走特急』の悪役で一躍注目を浴びる。これまでに3冊の小説を執筆・出版しているマルチタレント。