犯罪捜査官ネイビーファイル: インタビュー

JAG(アメリカ軍犯罪捜査本部)の捜査官ハーモン・ラブが軍内部の難事件に立ち向かう!
全米でロングラン・ヒットを記録した大人気シリーズ!

インタビュー

デヴィット・ジェームス・エリオット

『犯罪捜査官ネイビーファイル』は日本でもファンが多い人気作品ですが、このドラマが全米だけでなく、世界規模でファンに愛され、大ヒットした理由は何だと思いますか?

このドラマは米軍を描いた設定だけど、世界中を舞台としているから、そういった点で多くの人に語りかけているんじゃないかな。アメリカ人の見解で描かれているけど、アメリカだけに限らず、世界中の事件を取り扱っているからかな。

犯人捜しや謎解き、裁判のプロセスも魅力ですよね?

謎とか裁判を扱ったり、ぼくら登場人物と一緒に事件を解決する過程を追ったりするのは良いね。最後にはどうなるんだろうって予想したりして、常に目が離せないんだ。ミステリー要素もあるこういったドラマは面白いからね。

本作では戦闘機や戦車が登場するシーンなど、迫力ある映像も魅力的ですが、撮影に際して米軍は協力的だったのでしょうか?

この作品が大作映画のような仕上がりになっているのは、アメリカ軍が撮影に協力的だったからなんだ。作品を気に入ってくれて、戦車、航空機や空母などを貸してくれるし、いつも基地で撮影を行っている。お金にはかえることができない価値だよね。そんな作品に僕も出演できて光栄だし、間違いなくこれもファンがドラマを好きでいてくれる理由だろうね。

ハーモン・ラブ中佐というキャラクターの人物像とは?

正しい行いをしようとする男だね。ハーモンにとって、彼の父親がヒーローだった。だから彼自身も父親のような男になろうと努力しているんだ。ハーモンが幼い頃にベトナム戦争で行方不明になった父親は、ハーモンの中ではとても大きくて、伝説的父親像になっている。だからハーモンは英雄的で常に正しい事をしようとしているし、命をかけたり、仕事をやり遂げるためには組織の一員として振る舞うことを恐れない。それに、彼にはまだ家族も子供もいないから、ためらわせるものがない。だから彼は、職務中に体を張ることを躊躇したりしない。それがハーモンを、素晴らしい行動的なキャラクターにしているんだね。

ハーモンとご自身との相違点とは?

いつもながら難しい質問だね。二人とも道徳的な人間であろうと努めていると思う。しかし、ぼくは結婚しているし、二人の子供がいる。これが大きな違いだね。以前、イラク駐在のアメリカ兵たちの支援にイラクに招かれたことが一度ある。ぼくはどうしても行きたかったんだけど、家族がすごく心配して、結局、断らなくちゃいけなかった。イラクにはどうしても行きたかったが、ぼくには二人の子供を守る責任がある。一方、ハーモンには、そういった気持ちを押しとどめるものが何もないんだ。

役を演じる時はどんなことに気をつけていますか?

出来るだけ、その瞬間に忠実であるように気をつけているよ。同じ作品を10年も続けるとなると、新鮮さを保つのは難しい。けれど、そうであろうと努力している。だから毎シーズン、一皮むいて自分のキャラクラーの新しい面を出そうと努めているんだ。全10シーズンをこなしてすべてを出し切ったよ。

本作への出演で、米軍や現在の世界情勢について以前より気にかけるようになりましたか?

そうだね。それに、奇妙なこともある。何年もぼくらがドラマでやってきたことが、実際に起きたりするんだ。脚本家が政治的な出来事に十分注意して書いているから(リアルなストーリーができるんだけれど)、ぼくらがドラマでやったようなことが実際に起きるんだ。ちょっと気味が悪いけどね。

ハーモン役を演じたことによって何かご自身の考え方が変わったことは?

最初にドラマが始まった時はまだクリントン政権の頃で、アメリカは軍縮する一方だった。ところが、あの9月11日のテロ事件の後、そういった苦しい時期に国民は自分たちの国を守るために軍が必要だって思い始めたんだ。軍隊はまた台頭し、ぼくたちの作品は関心の的になった。ドラマに新しい命を吹き込まれたような感じだったね。
でも、ぼくがハーモンで演じたかったのは、彼の人間的側面なんだ。それはこのドラマの中では、とても難しいことだったんだ。彼ら軍人たちの生きている環境は規則だらけで融通が利かない。すべてに規則があるんだ、例えば、将校や上官の家に夕飯を食べに行くとする、そこにも規則があるんだ。彼らは、上官に求められない限り、コーヒーを出されたら15分以内に帰らなければならない。そんな融通の利かない環境では、自分で意思決定する事はほとんどなくて、だから彼らはステレオタイプ的な存在だと思われがちだ。僕はそんな環境における人間性を出したくてね。彼らは人間なんだって。自分より階級が下の人とデートする事も出来ない、そんな規則がある環境なんだ。僕を含め視聴者は、このルールを伴った融通の利かない環境に存在している人間関係を探求しているんだ。

『犯罪捜査官ネイビーファイル』の撮影中、危険なことはありましたか?

危険はいっぱいだよ。何でも起こり得るからね。アクション・シーンを撮影している時には、しょっちゅう事故が起きていたよ。だから、一緒に働いている仲間を信頼しないといけなかった。『ネイビーファイル』には、ダイヤモンド・ファーンズワースっていう、『ランボー』のスタントをこなした様なすごく優秀なスタント・コーディネーターがいたんだ。彼はスタントについて熟知していて、ぼくも彼を信頼していた。でも、ある程度のケガは避けられないんだ。有り難い事に、それほど深刻なものではなかったけどね。たくさん青アザができたけど、どこも折っていないし。脚本を読んだ時に、アクション・シーンがあると、「ああ!また痛いのがあるんだ!」って思ったけど。

撮影中、一番驚いたことは何ですか?

個人的な意見だけど、空母に住みたいとは思わないよ。とても狭苦しくて、驚くほど快適なことが少ない場所なんだ。若くてタフでないと耐えられないね。特に男性の下士官兵は、30人部屋で、とても暑い2段ベッドを交互で使う。つまり、誰かが起きたら、別のヤツがその場所でしばらく寝て、起きたら12時間働いて、また寝床へ戻る。その繰り返しさ。本当に大変な仕事だよ。彼らに感謝しなくちゃね。

監督・プロデューサー・脚本を務めたドナルド・ベリサリオも、昔、兵役に就いていたそうですが、何かアドバイスはありましたか?

彼はまさに軍をドラマに引き込んだんだよ。軍は、元海兵隊員がドラマを作るってことを気に入ったんだ。それに、ドナルドはマット・シグロクっていう海兵隊に22年もいたベテランをテクニカル・アドバイザーというポジションに据えた。ぼくらは毎日マットを頼りにしたし、ハーモンは海軍に属しているけど、海兵隊にいたような設定になっているんだ。実は軍内部でも、さまざまな対抗意識があって、それは海兵隊と海軍の間にもあるんだよ。だからハーモンが海兵隊にいたことは隠してあったんだ。 このドラマを称賛してくれる言葉の中に、元軍人たちからのこんな言葉があった。「軍を題材にしたテレビや映画の中でも『犯罪捜査官ネイビーファイル』は一番現実に近い」ってね。ぼくらは視聴者を楽しませるという一番重要な目的を保ちながら、作品を出来る限り現実に近くなるようにしたんだ。

共演者であるキャサリン・ベル(マック役)はどんな方でしたか?

彼女は海兵隊員のマックを演じたんだけど、この二人の相性は、お互い惹かれ合ってて、一緒に居たいと思ってる。でも、日本ではまだシーズン8までだし、現時点ではぼくはまだ何も言えないな。これからもっといろんな事が明らかになっていくからね。
また、ぼくとキャサリンが共演中に取り組んだことの一つに、「良い敬礼をする」というのがあった。軍人なら習慣となっているような細かいことが自然にできるようになるまで取り組む事を大切にしたんだ。だから、ドラマが終わった時、実際に軍に10年もいたかのように感じた。ぼくはそれぞれの状況でどうしたらいいか分かるようになっていたし、キャサリンもそうだったはずさ。

ハーモンとマックがなかなか結ばれないのは何故?

そういったチャンスがある度に、何かがそれを台無しにするんだよ。でも、皆が考えているより早く彼らは結婚するかもしれないから、ちゃんと観ててくれないとね。

「二人の関係」について共演者のキャサリンや製作スタッフ陣と何かアイデアを出し合ったことは?

キャサリンはシーズン2からの出演だった。パイロット版とシーズン1ではハーモンには別のパートナーがいたが、シーズン2から新しいパートナーに変わることになってキャサリンが加わったんだ。そこで、僕らはまだ何も書かれていない二人の関係についてのアイデアを話しあい、脚本家がそれをまとめていったんだ。それが物語が進むにつれ、みんなが「一緒になって欲しい」って思うような“関係”ができあがったんだ。(二人は仲がいいのに)それでも、理由が何であれ、彼らは一緒になれない。いつも邪魔が入って、ヤキモキするんだ。そこにみんなが夢中になったので、脚本家はストーリーの背景に常に、ふたりのことをほのめかす感じにしたんだ。それこそが、観客を魅了する部分だよね。自分がドラマに夢中になるときも、その中で描かれている人間関係なんだ、どの作品でも。だから、黒澤監督の作品がみんなに語りかけるのはそういった理由だと思うし、普遍的な人間関係を描いているからこそ、時代が変わってもシェイクスピアを楽しむことがきるんだ。

キャサリンとは撮影現場以外ではどうでしたか?

ぼくらはプロだから、お互いのプライバシーを尊重したよ。でもかなり仲が良いって思うね。それにこのドラマで知り合って、ぼくが未だに親しく付き合っている友達も何人かいる。「ぼくらは、高校で出会った生涯の友よりも多くの時間を一緒に過ごしている」ってよく言ったものさ。高校の2倍の長さを一緒に過ごしているからね。とても強い絆で結ばれているような関係を築けたんだ。

日本が舞台となった第64話「横須賀の悪夢」(シーズン4)というエピソードを覚えていますか?

確か第二次世界大戦後に起こった犯罪だったと思う。当時そこに基地があって、過去の事件がフラッシュバックで描かれていくエピソードだ。ぼくらは何回か、日本が舞台のエピソードをやったよ。残念ながら、実際に日本に撮影には行っていないんだけどね。代わりに、確かサンペドロ(ロサンゼルス郊外の港街)で、日本に見立てて撮影したんだ。

このようなエピソードの撮影のために、日本について何か調べたりしましたか?

もちろん。実は義理の父はビジネスマンで、日本でもよく仕事をしていて、日本と日本の文化が大好きなんだ。ぼくらの育って来た文化とは全く違うものだし、全く違う歴史があるからね。ぼくらにはない、すごく興味深い場所だって思うよ。本当に、いつか日本には行ってみたいな。

日本ではこれからシーズン8が始まりますが、シーズン8の見どころを教えてください。

実は、シーズン6、7、8は、ぼくのお気に入りのシーズンなんだ。本当にこのドラマにすごい愛着を感じたんだよ。最高の脚本と思ったものがいくつかこれらのシーズンにあるんだよ。ドラマはフレッシュで、エキサイティングだった。それに、シーズン7からシーズン9までの間、いくつものエピソードを監督したんだ。シーズン8では1話監督したよ。

お気に入りのエピソードを教えてください。

"Take it Like a Man"(シーズン9 第199話)はお気に入りのエピソードの一つだよ。もうすぐ放送されるんだね。いいね! このエピソードを気に入ってるのは、ぼくが監督したし、ほんとに制作に関わったって実感したからなんだ。編集もしたんだよ。俳優として演じるときは、巨大なパズルのピースの一つなんだけど、それとは違うんだ。俳優は、一つのエピソードを大体8日間で撮り終えたら、次のエピソードに行くだけだ。でも、監督は音楽を決めたり、編集をしたりして、みんなが観るまでにいろいろな作業があって、テレビで放送されるまで大体1ヶ月くらいかかるんだ。ぼくの監督したそのエピソードは、大きな戦闘、雨、泥ありの素晴らしいアクション・シーンがあったんだ。とにかく楽しかった。それにぼくの娘はそのエピソードでカメオ出演したんだよ。娘の出ているのは講堂のシーンで、とても面白くて、娘も楽しんでいたよ。セリフはなかったけど。あの子にズームインするから分かると思うよ。

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